日程 | 2019年9月8日(日曜) |
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開催 | 中山競馬場 11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 16頭 |
天気 | 曇のち雨(ヤフー天気) |
京成杯オータムハンデキャップ2019
サマースマイルシリーズ最終戦、京成杯オータムハンデキャップ2019です。例年、サマースマイルシリーズチャンピオンを狙う馬のほか、秋のG1マイルチャンピオンシップに向けて出走する馬が揃います。出世レースではありませんが、近年は骨っぽい馬が集まる印象のレースです。
配当
過去10年の京成杯オータムハンデキャップの配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。大きな波乱は少ないものの、例年人気薄の好走例が多く、馬連や3連複が好配当になる傾向があります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 1,180円 | 1,280円 | 5,960円 |
2017 | 4,050円 | 13,920円 | 68,880円 |
2016 | 2,280円 | 3,940円 | 19,430円 |
2015 | 62,380円 | 268,440円 | 2,227,820円 |
2014 | 4,600円 | 40,530円 | 153,480円 |
2013 | 1,500円 | 6,860円 | 28,410円 |
2012 | 4,960円 | 9,890円 | 59,410円 |
2011 | 3,450円 | 6,270円 | 35,040円 |
2010 | 3,650円 | 11,650円 | 66,000円 |
2009 | 35,760円 | 84,770円 | 677,660円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2014年は、新潟競馬場で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018良 | 1 | 10 | 牡5 | 55 | ミッキーグローリー | 1 | 阿武隈ステークス(1600万) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 14 | 牝5 | 53 | ワントゥワン | 3 | 関屋記念(G3) 2着(0.0) | 5 | |
3 | 2 | 牡5 | 56.5 | ロジクライ | 2 | 中京記念(G3) 2着(0.0) | 5 | |
2017良 | 1 | 6 | 牡5 | 56 | グランシルク | 1 | 中京記念(G3) 2着(0.4) | 2 |
2 | 3 | 牡6 | 57 | ガリバルディ | 11 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 9着(0.6) | 6 | |
3 | 13 | 牡5 | 56 | ダノンリバティ | 6 | 関屋記念(G3) 3着(0.2) | 5 | |
2016良 | 1 | 10 | 牡3 | 55 | ロードクエスト | 1 | 日本ダービー(G1) 11着(1.0) | 9 |
2 | 3 | 牝6 | 54 | カフェブリリアント | 6 | ヴィクトリアマイル(G1) 15着(2.7) | 14 | |
3 | 5 | 牡4 | 58 | ダノンプラチナ | 2 | 東京新聞杯(G3) 4着(0.5) | 2 | |
2015良 | 1 | 12 | 牡7 | 53 | フラアンジェリコ | 13 | 七夕賞(G3) 11着(0.8) | 7 |
2 | 8 | 牡6 | 57 | エキストラエンド | 11 | 関屋記念(G3) 9着(0.5) | 5 | |
3 | 13 | 牡3 | 54 | ヤングマンパワー | 7 | 関屋記念(G3) 3着(0.2) | 9 | |
2014良新潟 | 1 | 3 | 牡5 | 58 | クラレント | 2 | 関屋記念(G3) 1着(-0.1) | 4 |
2 | 6 | 牡5 | 55 | ブレイズアトレイル | 8 | 関屋記念(G3) 5着(0.4) | 10 | |
3 | 7 | セ6 | 56 | ミトラ | 9 | 関屋記念(G3) 10着(1.0) | 5 | |
2013良 | 1 | 7 | 牝4 | 52 | エクセラントカーヴ | 3 | 新潟日報賞(1600万) 1着(-0.1) | 2 |
2 | 8 | 牡5 | 58 | ダノンシャーク | 2 | 安田記念(G1) 3着(0.1) | 12 | |
3 | 9 | 牡3 | 53 | ゴットフリート | 7 | NHKマイルカップ(G1) 11着(0.8) | 5 | |
2012良 | 1 | 3 | 牡3 | 54 | レオアクティブ | 2 | 朱鷺ステークス(OP) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 1 | 牡7 | 57.5 | スマイルジャック | 6 | 関屋記念(G3) 6着(0.5) | 7 | |
3 | 11 | セ7 | 55 | スピリタス | 4 | 関屋記念(G3) 3着(0.3) | 8 | |
2011良 | 1 | 8 | 牡5 | 57 | フィフスペトル | 2 | 夏至ステークス(OP) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 14 | 牝4 | 54 | アプリコットフィズ | 7 | クイーンステークス(G3) 12着(1.5) | 8 | |
3 | 7 | 牡6 | 57.5 | レインボーペガサス | 3 | 関屋記念(G3) 1着(-0.1) | 4 | |
2010良 | 1 | 7 | 牡4 | 55 | ファイアーフロート | 4 | 長岡ステークス(1600万) 1着(-0.0) | 8 |
2 | 9 | 牡5 | 54 | キョウエイストーム | 7 | 七夕賞(G3) 7着(0.4) | 12 | |
3 | 3 | 牡3 | 54 | キョウエイアシュラ | 5 | 函館スプリントステークス(G3) 4着(0.4) | 4 | |
2009良 | 1 | 3 | 牝5 | 54 | ザレマ | 2 | クイーンステークス(G3) 2着(0.2) | 1 |
2 | 7 | セ7 | 53 | アップドラフト | 14 | 小倉日経オープン(OP) 7着(0.7) | 5 | |
3 | 14 | 牡6 | 56 | マイネルスケルツィ | 3 | 関屋記念(G3) 3着(0.5) | 13 |
過去10年の京成杯オータムハンデキャップ3着以内30頭中13頭を占めます。特に関屋記念組の穴馬の好走が目立ちます。
過去10年の京成杯オータムハンデキャップ3着以内30頭中24頭を占めます。前走が重賞レース以外だった6頭中5頭が前走1着馬でした。
予想
今年の京成杯オータムハンデキャップ2019は、ほぼ例年並みのメンバー構成だと思います。抜けた馬は不在ですが、前走サマーマイルシリーズ組を中心に、重賞好走歴のある馬が揃いました。昨年は1~3番人気決着となったものの、例年、穴馬の好走が多い一戦。予想的中ともに難解なレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。前走サマーマイルシリーズ組を中心に狙いましたが、当たる気がしません。
前走中京記念の本命馬。斤量52kgの3歳馬がワンツーフィニッシュというレースだっただけに、斤量55kgがひとつのポイントになりそうです。深く考えず、前走に引き続き本命です。
前走中京記念は、朝日杯FSのインを突くイメージで押さえていたのですが、最後の直線は外差しで突っ込んで来ての2着でした。あと少しでグルーヴィットを交わせるかどうかという内容だったので、グルーヴィットと大きな能力差は無いかもしれません。今回はグルーヴィットより1kg軽い54kgに加えて、戸崎ジョッキーに乗り替わり。上位争いを期待したい1頭だと思います。
前走関屋記念は、外からの追い込みで4着。あっさり前の馬を交わした優勝馬ミッキーグローリーが強すぎただけで、最後は良い脚で伸びて来ていました。前走の上位3頭ミッキーグローリー、ミエノサクシード、ソーグリッタリングというメンバーを考えれば、ここで上位争いがあっても良さそうです。
近年、追い込み決着が多い京成杯オータムハンデキャップ。最後の末脚に期待と考えれば、無くはない1頭でしょうか。3歳時のニュージーランドトロフィーでは大外から凄い脚で突っ込んで来ていましたし、馬場と展開次第では穴をあけるシーンがあるかもしれません。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、6着、7着、11着でした。本命◎グルーヴィットは、11着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 10 | 牝4 | 52 | トロワゼトワル | 4 | 豊明ステークス(3勝クラス) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 11 | 牝5 | 53 | ディメンシオン | 5 | 関屋記念(G3) 4着(0.1) | 8 |
3 | 2 | 牡4 | 55 | ジャンダルム | 10 | 中京記念(G3) 6着(0.5) | 11 |
3連単180,560円の波乱決着。かすりもせずでした。
セントウルステークスに続いて、京成杯オータムハンデキャップもレコード決着。この馬場の感じだと、秋競馬で他にもレコードが出るかもしれませんね。
トロワゼトワルの楽逃げからの押し切り勝ちでした。速い流れ(最初の1000mが55.4秒)だったこともあり、だれも捕まえに行かず…。2~3着のディメンシオンとジャンダルムも内の好位を通ってきた馬でしたし、とにかく前が止まらない印象の馬場でした。差し追い込み馬には厳しかったかもしれません。