菊花賞2024過去データと予想 | 深く考えない競馬

菊花賞2024過去データと予想

日程 2024年10月20日(日曜)
開催 京都競馬場11R
距離 芝3000m
格付け G1
条件 3歳
斤量 馬齢
出走数 18頭
クッション値 9.9(10月20日)

菊花賞2024

3歳クラシック最終戦、菊花賞2024です。過去の上位馬には、後の国内G1戦線の活躍馬が名を連ねる伝統の一戦です。今後の日本競馬を占うレースといって良いと思います。以前は、長距離血統が重要な要素のレースでしたが、近年は長距離血統馬の出走自体が少なくなってきたこともあり、ロス無く、掛からず、上手く乗った馬が上位に来る傾向があります。

京都競馬場の芝3000mコース

京都競馬場の芝3000mコース

配当

過去10年の菊花賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。2017~2018年を除くと大きな波乱はありませんが、穴馬の好走が多いため、好配当の馬連と3連複が続いています。波乱含みのレースといえるかもしれません。

年度 馬連 3連複 3連単
2023 1,980円 1,570円 12,380円
2022 2,030円 6,440円 30,010円
2021 2,420円 14,610円 79,560円
2020 910円 3,810円 8,740円
2019 1,260円 1,070円 6,080円
2018 2,380円 16,710円 100,590円
2017 10,660円 136,350円 559,700円
2016 3,510円 17,550円 69,380円
2015 3,870円 4,640円 38,880円
2014 2,640円 13,340円 59,220円

では過去10年の菊花賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。なお2021年~2022年は、阪神競馬場で開催されています。

過去10年の1~3着馬の前走データ

菊花賞2024過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
2023 1 17 ドゥレッツァ 4 日本海ステークス(3勝クラス) 1着(-0.1) 1
2 7 タスティエーラ 2 日本ダービー(G1) 1着(-0.0) 4
3 14 ソールオリエンス 1 セントライト記念(G2) 2着(0.3) 1
2022阪神 1 14 アスクビクターモア 2 セントライト記念(G2) 2着(0.0) 1
2 4 ボルドグフーシュ 7 神戸新聞杯(G2) 3着(0.7) 4
3 17 ジャスティンパレス 4 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.6) 5
2021阪神 1 3 タイトルホルダー 4 セントライト記念(G2) 13着(1.3) 1
2 18 オーソクレース 3 セントライト記念(G2) 3着(0.4) 5
3 11 ディヴァインラヴ(牝) 6 木曽川特別(2勝クラス) 1着(-0.1) 1
2020 1 3 コントレイル 1 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.3) 1
2 9 アリストテレス 4 小牧特別(2勝クラス) 1着(-0.1) 2
3 10 サトノフラッグ 5 セントライト記念(G2) 2着(0.3) 1
2019 1 5 ワールドプレミア 3 神戸新聞杯(G2) 3着(0.7) 3
2 14 サトノルークス 8 セントライト記念(G2) 2着(0.3) 8
3 13 ヴェロックス 1 神戸新聞杯(G2) 2着(0.5) 2
2018 1 12 フィエールマン 7 ラジオNIKKEI賞(G3) 2着(0.1) 1
2 9 エタリオウ 2 神戸新聞杯(G2) 2着(0.1) 3
3 7 ユーキャンスマイル 10 阿賀野川特別(1000万) 1着(-0.1) 2
2017不良 1 13 キセキ 1 神戸新聞杯(G2) 2着(0.3) 2
2 4 クリンチャー 10 セントライト記念(G2) 9着(1.1) 4
3 14 ポポカテペトル 13 阿賀野川特別(1000万) 1着(-0.2) 2
2016 1 3 サトノダイヤモンド 1 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.0) 1
2 11 レインボーライン 9 札幌記念(G2) 3着(-0.0) 4
3 13 エアスピネル 6 神戸新聞杯(G2) 5着(0.7) 2
2015 1 4 キタサンブラック 5 セントライト記念(G2) 1着(-0.1) 6
2 11 リアルスティール 2 神戸新聞杯(G2) 2着(0.3) 1
3 17 リアファル 1 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.3) 3
2014 1 2 トーホウジャッカル 3 神戸新聞杯(G2) 3着(0.0) 9
2 4 サウンズオブアース 4 神戸新聞杯(G2) 2着(0.0) 8
3 10 ゴールドアクター 7 支笏湖特別(1000万) 1着(-0.2) 1
1~3枠

過去10年の菊花賞3着以内30頭中9頭を占めます。優勝馬では6頭を占めます。一方、二桁馬番や外枠の好走も多く、30頭中17頭が二桁馬番でした。

前走神戸新聞杯

過去10年の菊花賞3着以内30頭中13頭を占めます。そのうち12頭が前走3着以内に好走していました。2021年と2023年を除く過去8回で連対馬を出しています。好成績を残しているローテです。

前走セントライト記念

過去10年の菊花賞3着以内30頭中8頭を占めます。そのうち6頭が前走3着以内に好走していました。穴馬の好走が多い傾向にあります。

前走3着以内

過去10年の菊花賞3着以内30頭中27頭を占めます。前走4着以下3頭のうち、1頭が前走神戸新聞杯5着馬、残る2頭がセントライト記念で大敗していました。

前走2勝クラス~3勝クラス(旧1000万クラス~旧1600万クラス)優勝馬

過去10年の菊花賞3着以内30頭中6頭を占めます。6頭は前走1~2番人気の支持を集め、着差を付けて優勝していました。

上位人気(1~4番人気)の関東馬

直近3年連続で優勝馬を含む好走馬を出していますが、以前は凡走傾向にありました。過去10年で区切っていますが、データ外の2013年以前は、人気を集めた関東馬の凡走が続いています。

菊花賞で人気を集めた関東馬(過去10年)
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
2023 1 17 ドゥレッツァ 4 日本海ステークス(3勝クラス) 1着(-0.1) 1
2 7 タスティエーラ 2 日本ダービー(G1) 1着(-0.0) 4
3 14 ソールオリエンス 1 セントライト記念(G2) 2着(0.3) 1
2022 1 14 アスクビクターモア 2 セントライト記念(G2) 2着(0.0) 1
4 11 ドゥラドーレス 3 藻岩山特別(2勝クラス) 1着(-0.4) 1
2021 1 3 タイトルホルダー 4 セントライト記念(G2) 13着(1.3) 1
2 18 オーソクレース 3 セントライト記念(G2) 3着(0.4) 5
2019 9 2 ニシノデイジー 2 セントライト記念(G2) 5着(0.6) 2
2018 4 3 ブラストワンピース 1 新潟記念(G3) 1着(-0.3) 1
9 4 ジェネラーレウーノ 4 セントライト記念(G2) 1着(-0.2) 4
2017 6 12 ミッキースワロー 3 セントライト記念(G2) 1着(-0.3) 2
2016 4 6 ディーマジェスティ 2 セントライト記念(G2) 1着(-0.0) 1

予想

菊花賞2024は、例年並みのメンバーが集まりました。過去データの傾向からは、前走神戸新聞杯やセントライト記念好走馬が上位争いの中心になるでしょうか。ただ今年は、夏の2勝クラス~3勝クラスを使ってきた実力馬も多いため、取捨選択が難しいレースだと思います。

以下、簡単な考察と予想です。内枠の連対が多い目立つレースですが、外枠の前哨戦好走馬を中心に選びました。

◎13アーバンシック

過去好走例が多い前走セントライト記念好走馬。前走は、最内枠から内をロスなく追走して、直線外に出しての快勝でした。外枠の今回は、前走のような運びが出来るのか分かりませんが、ルメール騎手に期待して本命評価にしました。

○15エコロヴァルツ

過去好走例が多い前走セントライト記念好走馬。直線脚を伸ばそうとしたところで、外にコスモキュランダが来たこともあって、きつい直線の攻防になってしまった印象を受けました。それでも最後まで粘るぐらいなので、力は示したレースだったと思います。好ローテにも期待して対抗評価にしました。

▲11ショウナンラプンタ

過去好走例が多い前走神戸新聞杯好走馬。前走は、逃げたメイショウタバルが快勝、2~3番手で進めたジューンテイクが2着という決着でした。後ろから進めた馬の中では、見せ場のあるレースだったと思います。距離が伸びても対応できそうな印象を受けたので押さえました。

△14メリオーレム

前走神戸新聞杯5着。馬場の外から良い脚を見せていたと思います。長距離戦は良さそうですし、紐荒れ期待で押さえました。

3連複4頭ボックス◎○▲△合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、9着、13着でした。本命◎アーバンシックは、1着でした。

菊花賞2024結果
着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
1 13 アーバンシック 2 セントライト記念(G2) 1着(-0.3) 2
2 16 ヘデントール 4 日本海ステークス(3勝クラス) 1着(-0.6) 1
3 17 アドマイヤテラ 6 茶臼山高原特別(2勝クラス) 1着(-0.3) 1

直線外枠&外差し勢の決着となりました。

本命アーバンシックの快勝。ルメール騎手は菊花賞で強いですね。危なげなく勝ち切った印象でした。2〜3着にはスルーした8枠2頭。上位3頭ともに前走ルメール騎手が騎乗して快勝していた馬でした。過去データの傾向(前哨戦好走馬が強い)からは、買いにくい2頭だったと思います。

押さえショウナンラプンタ。人気薄ながら惜しい僅差4着でした。前走神戸新聞杯組の中では一番の狙い目という印象もありましたが、G1のここでも上位に食い込んだところを見ると、次走以降も期待出来そうです。

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