菊花賞 2016 過去10年のデータと予想

日程 2016年10月23日(日曜日)
開催 京都競馬場
距離 芝3000m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳
斤量 馬齡(牡57kg、牝55kg)
出走数 18頭
天気 曇後雨参考 京都競馬場 – Yahoo!天気・災害

3歳クラシック最終戦「菊花賞2016」です。

過去10年の菊花賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回です。波乱決着は、全て2010年以前に集中しており、近年はあまり荒れていないレースとなっています。以前は、長距離血統がもっとも重要な要素でしたが、近年は長距離血統の馬の出走自体が少なくなってきたこともあり、「ロス無く、掛からず、上手く乗った馬」が上位に来る傾向があります。

  • 2015年 38,880円
  • 2014年 59,220円
  • 2013年 11,750円
  • 2012年 12,450円
  • 2011年 2,190円
  • 2010年 338,840円
  • 2009年 316,950円
  • 2008年 523,990円
  • 2007年 27,890円
  • 2006年 144,520円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考ください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

横にスクロールして下さい。
菊花賞2016
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走
2015 1 4 キタサンブラック 5 セントライト記念(G2) 1着(-0.1)
2 11 リアルスティール 2 神戸新聞杯(G2) 2着(0.3)
3 17 リアファル 1 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.3)
2014 1 2 トーホウジャッカル 3 神戸新聞杯(G2) 3着(0.0)
2 4 サウンズオブアース 4 神戸新聞杯(G2) 2着(0.0)
3 10 ゴールドアクター 7 支笏湖特別(1000万) 1着(-0.2)
2013不良 1 3 エピファネイア 1 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.4)
2 14 サトノノブレス 5 神戸新聞杯(G2) 3着(0.5)
3 10 バンデ 3 兵庫特別(1000万) 1着(-1.0)
2012 1 1 ゴールドシップ 1 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.4)
2 16 スカイディグニティ 5 セントライト記念(G2) 2着(0.2)
3 15 ユウキソルジャー 7 神戸新聞杯(G2) 4着(1.1)
2011 1 14 オルフェーヴル 1 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.4)
2 13 ウインバリアシオン 2 神戸新聞杯(G2) 2着(0.4)
3 1 トーセンラー 3 セントライト記念(G2) 2着(0.2)
2010 1 6 ビッグウィーク 7 神戸新聞杯(G2) 3着(0.5)
2 10 ローズキングダム 1 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.0)
3 12 ビートブラック 13 兵庫特別(1000万) 1着(-0.1)
2009 1 1 スリーロールス 8 野分特別(1000万) 1着(-0.7)
2 3 フォゲッタブル 7 セントライト記念(G2) 3着(0.1)
3 12 セイウンワンダー 6 神戸新聞杯(G2) 3着(0.4)
2008 1 14 オウケンブルースリ 1 神戸新聞杯(G2) 3着(0.1)
2 1 フローテーション 15 神戸新聞杯(G2) 12着(1.2)
3 5 ナムラクレセント 9 神戸新聞杯(G2) 6着(0.5)
2007 1 10 アサクサキングス 4 神戸新聞杯(G2) 2着(0.1)
2 12 アルナスライン 6 京都大賞典(G2) 3着(0.3)
3 4 ロックドゥカンブ 1 セントライト記念(G2) 1着(-0.2)
2006 1 18 ソングオブウインド 8 神戸新聞杯(G2) 3着(0.1)
2 13 ドリームパスポート 2 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.0)
3 5 アドマイヤメイン 3 神戸新聞杯(G2) 7着(0.3)
内枠

過去10年の菊花賞優勝馬10頭中6頭1~3枠でした。特に2009年以降はその傾向が顕著で、外枠からの優勝馬は2010年のオルフェーヴルのみです。

前走神戸新聞杯

2007年と2009年を除く過去8年の菊花賞では、前走神戸新聞杯組が毎年2~3頭馬券圏内に来ています。

前走3着以内

過去10年の菊花賞3着以内30頭中26頭を占めます。前走が馬券圏外だった4頭はすべて、前走神戸新聞杯組でした。

  • 2012年3着ユウキソルジャー(前走神戸新聞杯4着)
  • 2008年2着フローテーション(前走神戸新聞杯12着)
  • 2008年3着ナムラクレセント(前走神戸新聞杯6着)
  • 2006年3着アドマイヤメイン(前走神戸新聞杯7着)
前走1000万勝ち

過去10年の菊花賞3着以内30頭中4頭を占めます。をあけるケースも多く、これは2005年以前にも見られる傾向です。

  • 2014年3着ゴールドアクター(7番人気)
  • 2013年3着バンデ(3番人気)
  • 2010年3着ビートブラック(12番人気)
  • 2009年1着スリーロールス(9番人気)

馬券予想

予定通りの出走18頭に決まりました。過去データの傾向から「前走神戸新聞杯」や「前走1000万勝ち」「前走3着以内」に注目したいところですが、軽視していた馬が全て外枠に入り、人気の中心になりそうな馬が内枠に入りました。

上位人気だけで決まりそうな香りがしますが、出来ればもう少し外枠に人気馬が入って欲しかったです…。枠で軽視出来ない分、かなり取捨に困ってしまいます。

以下、簡単な考察と予想です。

①カフジプリンス

「前走神戸新聞杯2016」「長距離も問題無さそうなハーツクライ産」「内枠の岩田」揃いすぎてて、地雷っぽく思えてしまいます。

夏の北海道シリーズの長距離戦は、あまり評価されない傾向にありますが、3走前の阿寒湖特別2016(1000万)はかなり強かったです。2014年3着ゴールドアクターも札幌芝2600m(1000万)を勝ってから菊花賞2014に進み3着に好走していますし、実績的にはカフジプリンスが穴をあけても全く不思議ではないと思います。

②ジョルジュサンク

母父ラムタラといえば、天皇賞春2011優勝馬ヒルノダムールを思い出します。スタミナの裏付けになりそうな血統ですが、成績的にここでは厳しそうな気がします。

すみれステークス勝ち馬といえば、2012年のベールドインパクトを思い出します。ゴールドシップ軸からベールドインパクトとスカイディグニティ(ブライアンズタイム産)の3連単と3連複を持っていました。ベールドインパクトがアタマ差4着に敗れて、かなり悔しかった記憶があります。

ただ今回は好枠を引いたので、すみれステークス2016のように先行して押し切る、若しくは前残り期待で狙っても面白そうです。

③サトノダイヤモンド

ここは勝ち負け争いの候補でしょう。好枠を引いたので、あとは長距離適性の有無だと思いますが、やはり距離は不安要素です。ディープインパクト産は、一度も3000m超のレースで勝てていません。昨年の菊花賞2015は、マイル前後が良さそうなリアルスティールが差のない2着に好走しているので、そろそろ勝ってもおかしくないと思いますが…。

サトノダイヤモンドの母父Orpenは、キャリア6戦でスプリントG1を1勝していますが、キャリア6戦とも1600m以下のレースを使っていた馬でした。

④シュペルミエール

週初めに取り上げた馬ですが、好枠に入りました。

前走兵庫特別2016(1000万)は、好きなローテです。同ローテの2010年3着ビートブラックを獲ったので良いイメージが残っています。ビートブラックは、前走1000万勝ちの馬&6枠12番&穴馬を買い材料に押さえました。6枠12番は、セイウンワンダー(2009年)、アルナスライン(2007年)と穴をあけていた馬番だったので、狙ったのを覚えています。

その後、バンデ(2013年)も前走兵庫特別2013から好走しているように、兵庫特別組は押さえなら面白いローテだと思います。

シュペルミエールは、ステイゴールド産でスタミナも十分ありそうです。2走前は、福島の2600m(500万)を完勝していますし、菊花賞での距離不安は殆ど無いでしょう。

⑥ディーマジェスティ

ディーマジェスティも週初めに取り上げた馬ですが、好枠に入りました。

菊花賞2016で狙えるディープインパクト産は、ディーマジェスティではないかと思っています。もちろん順当に決まるなら、サトノダイヤモンドが勝ち負けの中心だとは思いますが…。

ディーマジェスティは、母父ブライアンズタイムで、如何にも京都の長距離戦は合いそうです。人気薄からの激走が多いですが、長距離実績のある血統となると、ここは押さえておきたいです。

  • ビートブラック(2010菊花賞3着、2012年天皇賞春1着)
  • スリーロールス(2009菊花賞1着)
  • マカニビスティー(2011年天皇賞春4着)

騎乗予定の蛯名ジョッキーも頼もしいです。過去10年の京都の長距離戦では、驚異的な上手さを誇っています。特に近年は際立っています。血統&ジョッキーともに良い条件が揃っているので、ここは期待したいですね。

蛯名ジョッキーの菊花賞の成績(過去10年)

年度 着順 馬名 人気
2015 4 タンタアレグリア 6
2014 2 サウンズオブアース 4
2013 17 ヒラボクディープ 17
2011 3 トーセンラー 3
2009 12 ナカヤマフェスタ 4

蛯名ジョッキーの天皇賞春の成績(過去10年)

年度 着順 馬名 人気
2016 4 タンタアレグリア 10
2015 3 カレンミロティック 10
2014 1 フェノーメノ 4
2013 1 フェノーメノ 2
2012 5 ギュスターヴクライ 4
2009 2 アルナスライン 4
⑦レッドエルディスト、⑧ミッキーロケット

神戸新聞杯2016 2~3着馬ですが、嫌な枠に入ってしまいました。ジンクス的なことですが、過去10年では、4枠の馬が1頭も来ていません。遡れば、問題なく来ているので、無視して良いジンクスではありますが…。

  • 2005年1着ディープインパクト(4枠7番)
  • 2003年1着ザッツザプレンティ(4枠8番)
  • 2002年2着ファストタテヤマ(4枠7番)

どちらか1頭を押さえるとすれば、キングカメハメハ産のミッキーロケットではなく、ゼンノロブロイ産のレッドエルディストでしょうか。ゼンノロブロイ産は京都芝3000mの相性(1-2-2-3)が良いです。複勝率では約63%を誇ります。

菊花賞は勝ててはいませんが、昨年は2頭が出走し2頭とも好走しています。

  • 2015年3着リアファル
  • 2015年4着タンタアレグリア
  • 2010年8着トレイルブレイザー

青葉賞2016(5番人気2着)では本命◎、神戸新聞杯2016(4番人気3着)では▲評価と、レッドエルディストを買った2戦とも馬券圏内に来ているほど、馬券的な相性が良い馬なので、押さえようと思っています。

⑩ウムブルフ

前走の札幌日刊ステークス2016は、強さが際立っていました。重馬場の洋芝2600m(1000万)を圧勝するぐらいなので、スタミナは凄くありそうです。

母父Monsunの産駒は、世界の主要なG1(2400m)を勝ちまくっています。中でも、Fiorente(2013年メルボルンカップ優勝、2012年メルボルンカップ2着)は、長距離G1のメルボルンカップで結果を残しているので、血統的にはサトノダイヤモンドよりも楽しみはありそうです。

タフな流れになれば、大物食いもあり得るかもしれません。

⑫コスモジャーベ

前走は九十九里特別2016(1000万)2着で、ここでは地味な成績に映りますが、血統的には魅力の1頭です。父は2006年菊花賞優勝のソングオブウインド、母母父はダンスインザダークです。昔から菊花賞といえば、ダンスインザダークの血というイメージがあります。

2009年は、2頭のダンスインザダーク産が穴をあけました。

  • 2009年1着スリーロールス(父ダンスインザダーク)
  • 2009年2着フォゲッタブル(父ダンスインザダーク)

さらにダンスインザダークの母ダンシングキイで見ると、トーセンダンス産のユウキソルジャーも穴をあけています。菊花賞においては、面白い血筋だと思います。

  • 2012年3着ユウキソルジャー(父母ダンシングキイ)

買い方

◎⑥ディーマジェスティ

○⑦レッドエルディスト

▲③サトノダイヤモンド

△⑫コスモジャーベ

不安要素としてディープインパクト産を挙げたましたが、結局ディーマジェスティとサトノダイヤモンドを選びました。◎○▲で決まった場合、「硬めの決着」「前走神戸新聞杯2016組2頭+別ローテ1頭」という過去データの傾向に合います。

穴馬として④シュペルミエールを考えていましたが、意外と人気しそうな感じだったので、大穴のコスモジャーベに変えました。下位人気になりそうな馬なので、オッズ的な楽しみを優先しました。

3連複 ◎ – ○▲△ – ○▲△ 計3点

3連単 ◎ → ○▲ → ○▲ 計2点

合計5点

結果

馬券的には、1着、4着、9着、16着でした。

本命◎ディーマジェスティは4着でした。

菊花賞2016
着順 馬番 馬名 人気 前走
1 3 サトノダイヤモンド 1 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.0)
2 11 レインボーライン 9 札幌記念(G2) 3着(-0.0)
3 13 エアスピネル 6 神戸新聞杯(G2) 5着(0.7)

サトノダイヤモンドは、気持ちのよい勝ちっぷりで、強さを改めて見せつけられました。

本命ディーマジェスティは、惜しくも4着。調教師のコメントが「完璧に乗ってるんだけどね。距離かな。」という旨だったので、距離的な要因もありそうです。サトノダイヤモンドが強すぎたことと外々をまわる位置取りもネガティブに働いたようにも思います。

レインボーラインは、札幌記念2016でモーリスとクビ差の馬でしたが、優勝馬がネオリアリズムだったので軽視してしまいました。ステイゴールド産で距離適性があったことも関係ありそうですが、馬券的にはここまで手が回らない馬でした。ちなみにシュペルミエールも6着に好走しているので、長距離のステイゴールド産は安定していると感じました。

エアスピネルは、テレビ番組上で豊マジックだと言っていましたが、「過去の掛かり癖」「外枠」「キングカメハメハ産」を考えると手が出せませんでした。神戸新聞杯2016はまさに脚を確かめるために使った試走という印象で、今日の菊花賞2016では抜群の位置取りで上位に残していました。

近年の菊花賞は、徐々に血統的背景が関係なくなってきているように思います。昨年は、個人的に長距離戦で推している渋いサンデー系のブラックタイド産キタサンブラックが勝ちましたが、以前ほど長距離血統が活躍するレースでは無さそうです。特に時計が早くなってきた2011年以降、顕著だと思います。ひょっとすると来年以降は、さらにディープインパクト産やキングカメハメハ産の好走劇が見られるかもしれません。

次走情報