日程 | 2017年10月22日(日曜日) |
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開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | 芝3000m |
格付け | GⅠ |
条件 | サラ系3歳 |
斤量 | 馬齢 |
出走数 | 18頭 |
天気 | 雨(ヤフー天気) |
菊花賞2017
3歳クラシック最終戦「菊花賞2017」です。過去の上位馬は、後に国内G1戦線で活躍した馬が名を連ねており、今後の日本競馬を占う一戦でもあります。以前は長距離血統が重要な要素でしたが、近年は長距離血統の馬の出走自体が少なくなってきたこともあり、「ロス無く、掛からず、上手く乗った馬」が上位に来る傾向にあります。
コース形態
過去10年の菊花賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。波乱決着は全て2010年以前に集中しており、近年は波乱傾向がなくなってきています。とはいえ、直近3年は、馬連や3連複も高配当となっているので、穴馬の好走には注意したいレースだと思います。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 3,510円 | 17,550円 | 69,380円 |
2015 | 3,870円 | 4,640円 | 38,880円 |
2014 | 2,640円 | 13,340円 | 59,220円 |
2013 | 950円 | 3,910円 | 11,750円 |
2012 | 960円 | 4,830円 | 12,450円 |
2011 | 330円 | 1,050円 | 2,190円 |
2010 | 2,170円 | 46,410円 | 338,840円 |
2009 | 9,410円 | 46,070円 | 316,950円 |
2008 | 17,820円 | 92,720円 | 523,990円 |
2007 | 2,930円 | 3,630円 | 27,890円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2016良 | 1 | 3 | サトノダイヤモンド | 1 | 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 11 | レインボーライン | 9 | 札幌記念(G2) 3着(-0.0) | 4 | |
3 | 13 | エアスピネル | 6 | 神戸新聞杯(G2) 5着(0.7) | 2 | |
2015良 | 1 | 4 | キタサンブラック | 5 | セントライト記念(G2) 1着(-0.1) | 6 |
2 | 11 | リアルスティール | 2 | 神戸新聞杯(G2) 2着(0.3) | 1 | |
3 | 17 | リアファル | 1 | 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.3) | 3 | |
2014良 | 1 | 2 | トーホウジャッカル | 3 | 神戸新聞杯(G2) 3着(0.0) | 9 |
2 | 4 | サウンズオブアース | 4 | 神戸新聞杯(G2) 2着(0.0) | 8 | |
3 | 10 | ゴールドアクター | 7 | 支笏湖特別(1000万) 1着(-0.2) | 1 | |
2013不良 | 1 | 3 | エピファネイア | 1 | 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 14 | サトノノブレス | 5 | 神戸新聞杯(G2) 3着(0.5) | 2 | |
3 | 10 | バンデ | 3 | 兵庫特別(1000万) 1着(-1.0) | 1 | |
2012良 | 1 | 1 | ゴールドシップ | 1 | 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 16 | スカイディグニティ | 5 | セントライト記念(G2) 2着(0.2) | 14 | |
3 | 15 | ユウキソルジャー | 7 | 神戸新聞杯(G2) 4着(1.1) | 9 | |
2011良 | 1 | 14 | オルフェーヴル | 1 | 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 13 | ウインバリアシオン | 2 | 神戸新聞杯(G2) 2着(0.4) | 2 | |
3 | 1 | トーセンラー | 3 | セントライト記念(G2) 2着(0.2) | 3 | |
2010良 | 1 | 6 | ビッグウィーク | 7 | 神戸新聞杯(G2) 3着(0.5) | 5 |
2 | 10 | ローズキングダム | 1 | 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 12 | ビートブラック | 13 | 兵庫特別(1000万) 1着(-0.1) | 5 | |
2009良 | 1 | 1 | スリーロールス | 8 | 野分特別(1000万) 1着(-0.7) | 3 |
2 | 3 | フォゲッタブル | 7 | セントライト記念(G2) 3着(0.1) | 7 | |
3 | 12 | セイウンワンダー | 6 | 神戸新聞杯(G2) 3着(0.4) | 5 | |
2008良 | 1 | 14 | オウケンブルースリ | 1 | 神戸新聞杯(G2) 3着(0.1) | 2 |
2 | 1 | フローテーション | 15 | 神戸新聞杯(G2) 12着(1.2) | 14 | |
3 | 5 | ナムラクレセント | 9 | 神戸新聞杯(G2) 6着(0.5) | 7 | |
2007良 | 1 | 10 | アサクサキングス | 4 | 神戸新聞杯(G2) 2着(0.1) | 5 |
2 | 12 | アルナスライン | 6 | 京都大賞典(G2) 3着(0.3) | 6 | |
3 | 4 | ロックドゥカンブ | 1 | セントライト記念(G2) 1着(-0.2) | 1 |
枠
過去10年の菊花賞優勝馬10頭中7頭が内枠(1~3枠)でした。直近5年連続で、1~2枠の馬が優勝しています。また内枠の優勝が多い一方で、毎年二桁馬番の馬も馬券圏内に好走しています。
前走神戸新聞杯
過去10年の菊花賞3着以内30頭中19頭を占めます。2007年と2009年を除く過去8回で、毎年2~3頭が馬券圏内に来ています。また神戸新聞杯組が馬券圏内に来なかった年はありません。
前走セントライト記念
過去10年の菊花賞3着以内30頭中5頭を占めます。5頭すべて前走3着以内に好走していました。
前走3着以内
過去10年の菊花賞3着以内30頭中26頭を占めます。前走4着以下だった4頭は、ともに前走神戸新聞杯組でした。
- 2012年3着ユウキソルジャー(前走神戸新聞杯4着)
- 2008年2着フローテーション(前走神戸新聞杯12着)
- 2008年3着ナムラクレセント(前走神戸新聞杯6着)
- 2006年3着アドマイヤメイン(前走神戸新聞杯7着)
その他、過去10年の菊花賞優勝馬10頭全てが前走3着以内に好走していました。
前走1000万勝ち
過去10年の菊花賞3着以内30頭中4頭を占めます。バンデ(2013年)を除くと、人気薄からの好走劇が目立ちます。
- 2014年3着ゴールドアクター(7番人気)
- 2013年3着バンデ(3番人気)
- 2010年3着ビートブラック(12番人気)
- 2009年1着スリーロールス(9番人気)
馬券予想
過去10年の傾向から「内枠(優勝馬候補)」「前走神戸新聞杯」「前走セントライト記念」「前走3着以内(神戸新聞杯除く)」「前走1000万勝ち(穴馬候補)」に注目です。
神戸新聞杯2017優勝のレイデオロがジャパンカップ2017に向い、ダービー馬不在の中で行われます。日本ダービー2017 2~3着馬も不在で、菊花賞2017の上位争いは大混戦になりそうです。メンバーの中では、アルアインが実績トップですが、ディープインパクト産というのは少し不安な要素になるでしょうか。過去、ディープインパクト産の長距離戦優勝馬は、サトノダイヤモンドのみとなっています。
以下、簡単な考察と予想です。【追記】馬券予想を若干変更しました。
前走九十九里特別2017 1着。内枠&前走3着以内ということで…、消去法で本命にしました。前走は1000万クラスのレース。今回のメンバーの中では格下という感じですが、九十九里特別からは、2004年にデルタブルースが出走し菊花賞を優勝しています。
父ステイゴールド、母父Lyphard系。タフな馬場になっても対応できそうな血統ではあります。あくまで消去法ですが、無くはないという感じでしょうか。(;´・ω・`A “`
前走神戸新聞杯2017 6着。特に理由はありませんが、青葉賞2017後に、菊花賞2017に出走するなら押さえておきたいと思っていました。前走は、優勝したレイデオロが強すぎただけで、2着以下は大きな力差を感じませんでした。神戸新聞杯組の相性良さから、深く考えずに期待。
前走セントライト記念2017 3着。不良馬場ということで、ミッキースワローからサトノクロニクルに変更しました。切れる脚は無さそうですが、こういう馬場なのでその方が良いかもしれません。京都コースは相性が良いですし、長距離戦に強い産駒の多いハーツクライ産に期待して…。
前走セントライト記念2017 9着。日本ダービー2017から狙っていた馬ですが、懲りずに押さえました。
テンが遅く、前走はスタートから押して押してやっと先行。さらにズブそうな印象で、変わり身があるとすれば、プラス18kgの前走を叩いた距離延長の今回でしょうか。母父ブライアンズタイム。スタミナが期待できそうな血統ですので、タフなレースになれば…。
前走セントライト記念2017 1着。アルアインやサトノクロニクルを抑えての差し切り勝ち。テレビ番組上で、ルメール騎手とデムーロ騎手が(菊花賞のライバルとして)ミッキースワローが強いということを言っていました。名手2人が名前を出すぐらいですから、当然に注目したい1頭です。
血統的には、父トーセンホマレボシ、母父ジャングルポケット。ジャングルポケットはスタミナを感じさせますが、トーセンホマレボシ産の傾向が分かりませんね。トーセンホマレボシは、京都新聞杯2012(勝ち時計2:10.0)で京都芝2200mコースのレコードを更新した馬で、速い時計の出る馬場の方が合いそうなタイプでした。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、4着、10着、13着でした。本命◎マイネルヴンシュは4着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 13 | キセキ | 1 | 神戸新聞杯(G2) 2着(0.3) |
2 | 4 | クリンチャー | 10 | セントライト記念(G2) 9着(1.1) |
3 | 14 | ポポカテペトル | 13 | 阿賀野川特別(1000万) 1着(-0.2) |
本命馬不在の不良馬場、想定通りの波乱決着(3連単559,700円)でした。当然のごとく、カスリもせずでした。(;´・ω・`p
血統で選んだ2頭(クリンチャー、マイネルヴンシュ)が2着と4着に好走しましたが、予想的には全くダメでした。勝ち時計は3:18.9、かなりタフなレースだったと思います。(タフなレースの後は、各馬コンディションが不安ですね…。)
クリンチャーは、前走のスタートから押して押してという競馬が合わない感じだったので、無理に前に行かないのも良かったです。長距離戦、ゆったり流れて時計のかかる馬場。この馬にとっては、ベストな条件だったと思います。ブライアンズタイムの血を感じさせるスタミナを見せたのは、流石でした。
直線で既にベストアプローチとサトノクロニクルはダメそうだったので、クリンチャーを応援。外からはマイネルヴンシュの猛追。個人的には、藤岡兄ジョッキーと四位ジョッキーが好きなので、「クリンチャー勝っちまえー!」と応援していました。(´・ω・`) 結果、キセキ&デムーロ騎手のコンビに差されてしまいましたが、見せ場たっぷり&力を出し切った2着だったと思います。マイネルヴンシュの猛追も凄いものがあったので、タフなレースになればなるほど血統が活きるみたいですね。
これほどのベスト条件は中々無いと思いますが、父サンデー系&母父ブライアンズタイムだったビートブラックのように、天皇賞春でクリンチャー&藤岡兄ジョッキーのコンビをまた見ていたいです。