日程 | 2017年2月19日(日曜日) |
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開催 | 小倉競馬場 11R |
距離 | 芝1800m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系4歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ参考 小倉競馬場 – ヤフー天気 |
「小倉大賞典2017」です。この時期のハンデ重賞ということもあり、例年メンバー的には重賞で少し足りない馬が多くなっています。
ハンデ戦なので、傾向としては、上位人気だけで決まったことが無く、穴馬の好走が多々見られます。過去10年の小倉大賞典の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。
- 2016年 45,220円
- 2015年 93,800円
- 2014年 34,990円
- 2013年 52,270円
- 2012年 127,400円
- 2011年 179,710円
- 2010年 344,930円
- 2009年 35,500円
- 2008年 64,610円
- 2007年 68,950円
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2016良 | 1 | 2 | 牡4 | 55 | アルバートドック | 2 | リゲルステークス(OP) 3着(0.3) |
2 | 1 | 牡8 | 58 | ダコール | 6 | 日経新春杯(G2) 4着(0.4) | |
3 | 11 | 牡5 | 55 | ネオリアリズム | 5 | 中山金杯(G3) 7着(0.5) | |
2015重 | 1 | 6 | 牡6 | 58 | カレンブラックヒル | 3 | 金鯱賞(G2) 5着(0.5) |
2 | 2 | 牡7 | 56 | コスモソーンパーク | 6 | ニューイヤーステークス(OP) 1着(-0.0) | |
3 | 1 | 牡7 | 57 | ダコール | 11 | 日経新春杯(G2) 5着(0.5) | |
2014良 | 1 | 4 | 牡4 | 55 | ラストインパクト | 1 | 松籟ステークス(1600万) 1着(-0.2) |
2 | 1 | 牡6 | 57 | カフナ | 8 | 目黒記念(G2) 3着(0.3) | |
3 | 6 | 牡5 | 55 | ブレイズアトレイル | 4 | 京都金杯(G3) 4着(0.3) | |
2013良 | 1 | 5 | 牡5 | 57 | ヒットザターゲット | 6 | 中山金杯(G3) 10着(0.6) |
2 | 2 | 牡5 | 55 | ダコール | 2 | 日経新春杯(G2) 10着(0.7) | |
3 | 12 | 牡4 | 55 | ダローネガ | 5 | 京都金杯(G3) 13着(1.3) | |
2012良 | 1 | 7 | 牡7 | 56 | エーシンジーライン | 5 | 中山金杯(G3) 4着(0.5) |
2 | 3 | 牡7 | 56 | スマートギア | 10 | 日経新春杯(G2) 8着(1.2) | |
3 | 12 | 牡5 | 57.5 | コスモファントム | 1 | 中山金杯(G3) 3着(0.4) | |
2011良 | 1 | 10 | 牡7 | 55 | サンライズベガ | 6 | アメリカジョッキークラブカップ(G2) 11着(1.5) |
2 | 14 | 牡7 | 57 | バトルバニヤン | 9 | 京都金杯(G3) 10着(1.6) | |
3 | 3 | 牡4 | 56 | リルダヴァル | 1 | 2010ファイナルステークス(OP) 8着(0.8) | |
2010良(中京) | 1 | 16 | 牡5 | 54 | オースミスパーク | 7 | 新春ステークス(1600万) 1着(-0.2) |
2 | 14 | 牡4 | 54 | ナリタクリスタル | 2 | 逆瀬川ステークス(1600万) 1着(-0.0) | |
3 | 10 | 牡9 | 54 | マヤノライジン | 13 | 中山金杯(G3) 14着(1.0) | |
2009良 | 1 | 2 | 牡5 | 57 | サンライズマックス | 7 | 毎日王冠(G2) 14着(1.4) |
2 | 5 | 牡4 | 57 | ヤマニンキングリー | 1 | 中山金杯(G3) 2着(0.0) | |
3 | 7 | 牡6 | 55 | ミヤビランベリ | 5 | 中山金杯(G3) 3着(0.1) | |
2008良 | 1 | 15 | セ10 | 57.5 | アサカディフィート | 6 | 中山金杯(G3) 7着(0.5) |
2 | 4 | 牡5 | 57 | マルカシェンク | 1 | ニューイヤーステークス(OP) 1着(-0.1) | |
3 | 13 | 牡6 | 56 | シルクネクサス | 7 | アメリカジョッキークラブカップ(G2) 8着(0.8) | |
2007良 | 1 | 4 | セ9 | 57.5 | アサカディフィート | 10 | 中山金杯(G3) 2着(1.2) |
2 | 5 | 牡5 | 56 | エイシンドーバー | 2 | 京都金杯(G3) 2着(0.2) | |
3 | 8 | 牡6 | 56 | マヤノライジン | 3 | 中山金杯(G3) 14着(1.0) |
過去10年の小倉大賞典3着以内30頭中28頭を占めます。過去、関東馬の好走例が無いレースでしたが、直近2年連続で関東馬が馬券圏内に来ています。
- 2016年3着ネオリアリズム
- 2015年2着コスモソーンパーク
過去10年の小倉大賞典では、内枠(1~4枠)が優勢です。特に近年はその傾向が顕著で、直近5年連続で外枠(7~8枠)の馬が馬券圏内に来ていません。
過去10年の小倉大賞典では、7歳以上の高齢馬の活躍が目立ちます。過去10年の3着以内30頭中10頭を占めます。
過去10年の小倉大賞典では、54kg未満の馬が1頭も馬券圏内に来ていません。
過去10年の小倉大賞典では、前走が1月の重賞(京都金杯、中山金杯、アメリカジョッキークラブカップ、日経新春杯)だった馬の好走が目立ちます。この4レースを合わせると、過去10年の3着以内30頭中20頭を占めます。
馬券予想
過去10年の傾向から「関西馬」「内枠」「斤量54kg以上」「前走が1月の重賞の馬」に注目です。
小倉大賞典2017は、波乱含みのレースになりそうです。抜けた馬が不在のハンデ戦です。3着以内では、多くの馬にチャンスがありそうです。
注目は、前走中山金杯2017のストロングタイタンやダノンメジャー、前走京都金杯2017のマイネルハニーなど、前走で1月の重賞レースを使った馬でしょうか。いずれも伏兵という印象の馬で、積極的には狙い難い感じもします。
以下、簡単な考察と予想です。時間的な都合で、買い目を中心に取り上げます(;´д`)
内枠&前走中山金杯2017はデータ的には「買い」です。小倉は3戦3勝と相性の良い舞台ですし、ハンデ戦なら一発あっても…と思います。
小倉大賞典は、例年差し追い込みの好走が多いレースです。今年は③ダノンメジャー、⑥マイネルハニー、⑦マルターズアポジー、⑯ロードヴァンドールと逃げ馬が揃っているので、流れが速くなるようであれば、差しが決まりやすいかもしれません。内で上手く脚を溜めることが出来れば…。
前走チャレンジカップ2016 2着馬。内枠の差し追い込み馬の実績馬と考えると、ベルーフも上位候補の1頭になるでしょう。
勝ち切れないレースが続いていますが、大崩れが無いのは魅力ですね。小倉の相性は良いので、好走を期待したいです。
前走チャレンジカップ2016 4着馬。前走は上位15頭が僅差で、もう一度レースをすれば着順がガラッと変わるようなレースでした。その中で57.5kg背負い4着に食い込んだのは、まさに能力の高さ故だと思います。
勝ち切れないレースが続いていますが、1800m戦の相性が良く未だ5着以下が無いので、ここは押さえておきたい1頭だと思います。
9歳馬になりますが、外枠でなければ押さえておきたい1頭でした。小倉大賞典の相性が良く、過去3回走って3回とも馬券圏内に来ています。過去、9歳~10歳で小倉大賞典を連覇したアサカディフィートに近いものを感じるので、押さえておいても良さそうですが…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、5着、6着、12着でした。
本命◎ストロングタイタンは5着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 7 | 牡5 | マルターズアポジー | 4 | 有馬記念(G1) 15着(2.4) |
2 | 14 | 牡8 | ヒストリカル | 8 | チャレンジカップ(G3) 6着(0.2) |
3 | 11 | 牡5 | クラリティスカイ | 5 | アメリカジョッキーカップ(G2) 10着(1.8) |
カスリもせず…(´・ω・`)
データ的には完全に真逆の結果となりました。過去、差し追い込み馬が好走しているレースですが、逃げ馬マルターズアポジーが優勝。2~3着には外枠の馬が来ました。1着と3着は関東馬でした。
しかしストロングタイタンは1番人気になっていたんですね…。買ったときは、たしか3~4番人気位だったので、押し出されるかたちで徐々に人気を集めたようです。上手く内で脚を溜めているように見えましたが、伸びてこなかったですね。仕方ないです。
フルーキーは太め残り。ベルーフは届くはずもない感じがしました。ベルーフはコース相性が良いはずなので、今週の馬場が合わなかったのか、逃げ馬が揃いすぎている流れが合わなかったのか…でしょうか。敗因が分からないと、次走の取捨が難しくなりそうです。