日程 | 2022年8月14日(日曜) |
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開催 | 小倉競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 16頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.7(8月14日) |
血統データも公開しています。
小倉記念2022
サマー2000シリーズ第3戦、小倉記念2022です。難解な夏のハンデ重賞です。過去、人気馬が総崩れする年もあり、毎年のように穴馬の活躍が見られます。今年も波乱を想定しておいた方が良いかもしれません。
配当
過去10年の小倉記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。近年は高配当こそ減少傾向にありますが、穴馬の好走が多いため、好配当の馬連や3連複が続いています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2021 | 3,870円 | 15,470円 | 93,130円 |
2020 | 15,060円 | 253,190円 | 1,374,190円 |
2019 | 2,080円 | 8,030円 | 31,100円 |
2018 | 790円 | 2,880円 | 10,700円 |
2017 | 1,910円 | 6,820円 | 30,410円 |
2016 | 13,340円 | 30,720円 | 321,730円 |
2015 | 2,810円 | 6,870円 | 41,990円 |
2014 | 2,650円 | 4,650円 | 26,460円 |
2013 | 2,580円 | 4,180円 | 28,220円 |
2012 | 1,440円 | 12,030円 | 66,670円 |
では過去10年の小倉記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2021稍重 | 1 | 9 | 牡4 | 53 | モズナガレボシ | 6 | 佐渡ステークス(3勝クラス) 3着(0.5) | 10 |
2 | 7 | セ5 | 55 | ヒュミドール | 5 | エプソムカップ(G3) 6着(0.5) | 11 | |
3 | 10 | セ6 | 53 | スーパーフェザー | 8 | 不知火ステークス(3勝クラス) 3着(0.1) | 8 | |
2020良 | 1 | 3 | 牡5 | 53 | アールスター | 10 | 垂水ステークス(3勝クラス) 6着(0.8) | 5 |
2 | 5 | 牝5 | 55 | サトノガーネット | 6 | エプソムカップ(G3) 9着(1.3) | 15 | |
3 | 4 | 牡6 | 54 | アウトライアーズ | 13 | 七夕賞(G3) 14着(2.9) | 15 | |
2019良 | 1 | 8 | 牡4 | 57.5 | メールドグラース | 1 | 鳴尾記念(G3) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 9 | 牡5 | 56 | カデナ | 6 | 巴賞(OP) 3着(0.1) | 9 | |
3 | 6 | 牡6 | 56 | ノーブルマーズ | 5 | 宝塚記念(G1) 6着(1.6) | 10 | |
2018良 | 1 | 11 | セ4 | 57 | トリオンフ | 1 | 鳴尾記念(G3) 2着(0.1) | 1 |
2 | 10 | 牡4 | 57 | サトノクロニクル | 2 | 天皇賞(春)(G1) 12着(1.3) | 5 | |
3 | 7 | 牡5 | 54 | マウントゴールド | 5 | 下鴨ステークス(1600万) 1着(-0.0) | 2 | |
2017良 | 1 | 2 | 牡5 | 52 | タツゴウゲキ | 4 | 七夕賞(G3) 6着(0.4) | 6 |
2 | 8 | セ5 | 54 | サンマルティン | 2 | むらさき賞(1600万) 1着(-0.0) | 4 | |
3 | 5 | 牡6 | 55 | フェルメッツァ | 6 | 七夕賞(G3) 5着(0.4) | 8 | |
2016良 | 1 | 3 | 牡7 | 54 | クランモンタナ | 11 | 鳴尾記念(G3) 13着(0.9) | 10 |
2 | 5 | 牡4 | 56 | ベルーフ | 4 | 新潟大賞典(G3) 9着(1.0) | 6 | |
3 | 2 | 牡7 | 57 | エキストラエンド | 6 | エプソムカップ(G3) 10着(0.9) | 9 | |
2015良 | 1 | 15 | 牡4 | 56 | アズマシャトル | 6 | マレーシアカップ(1600万) 4着(0.5) | 1 |
2 | 5 | 牡3 | 54 | ベルーフ | 2 | 皐月賞(G1) 12着(1.6) | 7 | |
3 | 3 | 牝5 | 53 | ウインプリメーラ | 3 | マーメイドステークス(G3) 4着(0.2) | 6 | |
2014稍重 | 1 | 9 | 牡4 | 57 | サトノノブレス | 3 | 天皇賞春(G1) 8着(0.5) | 6 |
2 | 13 | 牡5 | 56 | マーティンボロ | 6 | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.0) | 10 | |
3 | 1 | セ6 | 57.5 | メイショウナルト | 2 | 七夕賞(G3) 1着(-0.3) | 5 | |
2013稍重 | 1 | 4 | セ5 | 53 | メイショウナルト | 3 | 関ケ原ステークス(1600万) 2着(0.1) | 2 |
2 | 6 | 牡3 | 53 | ラブリーデイ | 5 | 日本ダービー(G1) 7着(0.4) | 17 | |
3 | 14 | 牡5 | 58 | マイネルラクリマ | 1 | 七夕賞(G3) 1着(-0.4) | 1 | |
2012良 | 1 | 10 | 牡5 | 55 | エクスペディション | 3 | 七夕賞(G3) 8着(0.7) | 3 |
2 | 5 | 牡4 | 57 | トーセンラー | 1 | 七夕賞(G3) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 11 | 牡6 | 58 | ナリタクリスタル | 9 | 新潟大賞典(G3) 7着(0.4) | 8 |
過去10年の小倉記念3着以内30頭中7頭を占めます。そのうち2020年3着アウトライアーズを除く6頭が前走勝ち馬から0.7秒以内に好走していました。前走七夕賞好走馬が候補になりそうです。
過去10年の小倉記念3着以内では、Grey Sovereign、トニービン系の馬が穴をあける傾向にあります。遡ると、穴馬の多くが父か母父がNasrullah系の血統馬でした。データは過去10年で区切っていますが、2011年以前も好走例が多く見られます。
年度 | 着順 | 馬名 | 人気 | 血統 |
---|---|---|---|---|
2021 | 1 | モズナガレボシ | 6 | 父グランプリボス(Nasrullah系) |
2 | リクエストソング | 5 | 母父チチカステナンゴ(Nasrullah系) | |
2019 | 3 | ノーブルマーズ | 5 | 父ジャングルポケット(トニービン系) |
2018 | 3 | マウントゴールド | 5 | 母父Nasrullah系 |
2017 | 3 | フェルメッツァ | 6 | 母父トニービン |
2016 | 1 | クランモンタナ | 11 | 母父トニービン |
3 | エキストラエンド | 6 | 母父Never Bend系 | |
2014 | 1 | サトノノブレス | 3 | 母父トニービン |
過去10年の小倉記念3着以内30頭中13頭を占めます。二桁人気馬の好走は少ないものの、毎年のように中穴(5~9番人気前後)が馬券圏内に好走しています。
予想
小倉記念2022は、ほぼ例年並みのメンバーが集まりました。例年同様、抜けて強い馬はいないハンデ戦なので、殆どの馬にチャンスがあるレースだと思います。予想的中ともに難解なレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。スルーした上位人気馬2頭や大穴の昨年上位馬2頭も気になります。波乱傾向に加えて、候補が多すぎるため、全く当たる気がしません。
土曜10R2勝クラスの勝ち時計が1:58.5。そう考えると、馬場状態次第では57秒台の決着になるでしょうか。小倉コース実績と時計の実績から本命評価にしました。
前走中京記念(小倉開催)で2着。優勝馬を除く先行勢が崩れ、2着以下に追い込み馬が突っ込んで来るレースでした。展開面の後押しもあったかもしれません。速い時計も対応できそうですし、小倉コースも良さそうです。2000m戦をこなすことができれば…。
前走博多ステークスは、後方から大外一気で2着でした。一頭だけ際立って良い脚を使っていたので、格上挑戦になりますが、ハマれば見せ場があるかもしれません。速い時計の実績にも期待して押さえました。
前走七夕賞5着。好ローテと血統面に期待して押さえました。昨年の2着馬とはいえ、速い時計の馬場になると分が悪いでしょうか。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、4着、6着、9着でした。本命◎ジェラルディーナは、3着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 2 | 牝4 | 54 | マリアエレーナ | 2 | マーメイドステークス(G3) 2着(0.3) | 4 |
2 | 12 | セ6 | 56.5 | ヒンドゥタイムズ | 10 | 中日新聞杯(G3) 7着(0.5) | 11 |
3 | 4 | 牝4 | 54 | ジェラルディーナ | 1 | 鳴尾記念(G3) 2着(0.1) | 4 |
スルーしたマリアエレーナが楽勝。早めに動いて後続を突き放していました。上位3頭ともに、母父ディープインパクトでした。結果的に、速い時計の対応と決め手があるのかどうかがポイントのレースだったかもしれません。予想馬は最後の最後で伸びて来ているものの、直線だけの追い込みでは厳しい印象でした。