日程 | 2023年8月13日(日曜) |
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開催 | 小倉競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 16頭 |
クッション値 | 8.9(8月13日) |
小倉記念2023
サマー2000シリーズ第3戦、小倉記念2023です。難解なハンデ重賞です。人気馬が総崩れする年もあり、毎年のように穴馬の活躍が見られます。今年も波乱を想定しておいた方が良いかもしれません。
配当
過去10年の小倉記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。近年は高配当こそ減少傾向にありますが、穴馬の好走が多いため、好配当の馬連や3連複が続いています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2022 | 8,140円 | 6,690円 | 49,140円 |
2021 | 3,870円 | 15,470円 | 93,130円 |
2020 | 15,060円 | 253,190円 | 1,374,190円 |
2019 | 2,080円 | 8,030円 | 31,100円 |
2018 | 790円 | 2,880円 | 10,700円 |
2017 | 1,910円 | 6,820円 | 30,410円 |
2016 | 13,340円 | 30,720円 | 321,730円 |
2015 | 2,810円 | 6,870円 | 41,990円 |
2014 | 2,650円 | 4,650円 | 26,460円 |
2013 | 2,580円 | 4,180円 | 28,220円 |
では過去10年の小倉記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2022良 | 1 | 2 | 牝4 | 54 | マリアエレーナ | 2 | マーメイドステークス(G3) 2着(0.3) | 4 |
2 | 12 | セ6 | 56.5 | ヒンドゥタイムズ | 10 | 中日新聞杯(G3) 7着(0.5) | 11 | |
3 | 4 | 牝4 | 54 | ジェラルディーナ | 1 | 鳴尾記念(G3) 2着(0.1) | 4 | |
2021稍重 | 1 | 9 | 牡4 | 53 | モズナガレボシ | 6 | 佐渡ステークス(3勝クラス) 3着(0.5) | 10 |
2 | 7 | セ5 | 55 | ヒュミドール | 5 | エプソムカップ(G3) 6着(0.5) | 11 | |
3 | 10 | セ6 | 53 | スーパーフェザー | 8 | 不知火ステークス(3勝クラス) 3着(0.1) | 8 | |
2020良 | 1 | 3 | 牡5 | 53 | アールスター | 10 | 垂水ステークス(3勝クラス) 6着(0.8) | 5 |
2 | 5 | 牝5 | 55 | サトノガーネット | 6 | エプソムカップ(G3) 9着(1.3) | 15 | |
3 | 4 | 牡6 | 54 | アウトライアーズ | 13 | 七夕賞(G3) 14着(2.9) | 15 | |
2019良 | 1 | 8 | 牡4 | 57.5 | メールドグラース | 1 | 鳴尾記念(G3) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 9 | 牡5 | 56 | カデナ | 6 | 巴賞(OP) 3着(0.1) | 9 | |
3 | 6 | 牡6 | 56 | ノーブルマーズ | 5 | 宝塚記念(G1) 6着(1.6) | 10 | |
2018良 | 1 | 11 | セ4 | 57 | トリオンフ | 1 | 鳴尾記念(G3) 2着(0.1) | 1 |
2 | 10 | 牡4 | 57 | サトノクロニクル | 2 | 天皇賞(春)(G1) 12着(1.3) | 5 | |
3 | 7 | 牡5 | 54 | マウントゴールド | 5 | 下鴨ステークス(1600万) 1着(-0.0) | 2 | |
2017良 | 1 | 2 | 牡5 | 52 | タツゴウゲキ | 4 | 七夕賞(G3) 6着(0.4) | 6 |
2 | 8 | セ5 | 54 | サンマルティン | 2 | むらさき賞(1600万) 1着(-0.0) | 4 | |
3 | 5 | 牡6 | 55 | フェルメッツァ | 6 | 七夕賞(G3) 5着(0.4) | 8 | |
2016良 | 1 | 3 | 牡7 | 54 | クランモンタナ | 11 | 鳴尾記念(G3) 13着(0.9) | 10 |
2 | 5 | 牡4 | 56 | ベルーフ | 4 | 新潟大賞典(G3) 9着(1.0) | 6 | |
3 | 2 | 牡7 | 57 | エキストラエンド | 6 | エプソムカップ(G3) 10着(0.9) | 9 | |
2015良 | 1 | 15 | 牡4 | 56 | アズマシャトル | 6 | マレーシアカップ(1600万) 4着(0.5) | 1 |
2 | 5 | 牡3 | 54 | ベルーフ | 2 | 皐月賞(G1) 12着(1.6) | 7 | |
3 | 3 | 牝5 | 53 | ウインプリメーラ | 3 | マーメイドステークス(G3) 4着(0.2) | 6 | |
2014稍重 | 1 | 9 | 牡4 | 57 | サトノノブレス | 3 | 天皇賞春(G1) 8着(0.5) | 6 |
2 | 13 | 牡5 | 56 | マーティンボロ | 6 | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.0) | 10 | |
3 | 1 | セ6 | 57.5 | メイショウナルト | 2 | 七夕賞(G3) 1着(-0.3) | 5 | |
2013稍重 | 1 | 4 | セ5 | 53 | メイショウナルト | 3 | 関ケ原ステークス(1600万) 2着(0.1) | 2 |
2 | 6 | 牡3 | 53 | ラブリーデイ | 5 | 日本ダービー(G1) 7着(0.4) | 17 | |
3 | 14 | 牡5 | 58 | マイネルラクリマ | 1 | 七夕賞(G3) 1着(-0.4) | 1 |
過去10年の小倉記念3着以内30頭中5頭を占めます。そのうち4頭が前走で勝ち馬から0.4秒以内に好走していました。
過去10年の小倉記念3着以内では、グレイソヴリン、トニービン系の馬が穴をあける傾向にあります。遡ると、穴馬の多くが父か母父がナスルーラ系の血統馬でした。データは過去10年で区切っていますが、2012年以前も好走例が多く見られます。
年度 | 着順 | 馬名 | 人気 | 血統 |
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2021 | 1 | モズナガレボシ | 6 | 父グランプリボス(ナスルーラ系) |
2 | リクエストソング | 5 | 母父チチカステナンゴ(ナスルーラ系) | |
2019 | 3 | ノーブルマーズ | 5 | 父ジャングルポケット(トニービン系) |
2018 | 3 | マウントゴールド | 5 | 母父ナスルーラ系 |
2017 | 3 | フェルメッツァ | 6 | 母父トニービン |
2016 | 1 | クランモンタナ | 11 | 母父トニービン |
3 | エキストラエンド | 6 | 母父ネヴァーベンド系 | |
2014 | 1 | サトノノブレス | 3 | 母父トニービン |
過去10年の小倉記念3着以内30頭中12頭を占めます。二桁人気馬の好走は少ないものの、毎年のように中穴(5~9番人気前後)が馬券圏内に好走しています。
予想
小倉記念2023は、ほぼ例年並みのメンバーが集まりました。抜けて強い馬がいないハンデ戦なので、何が来てもおかしくないレースだと思います。波乱含みのレースですし、予想的中ともに難解なレースだと思います。
以下、簡単な考察と予想です。上位人気馬から選びましたが、混戦過ぎて当たる気がしません。
昨年の小倉記念優勝馬。大阪杯5着馬と考えれば、ここでは勝ち負け候補の馬になるでしょうか。深く考えず本命評価にしました。
過去好走例が多い前走七夕賞出走馬。前走は、逃げ先行や内目を通って来た馬が上位を占めました。度外視して良いレースだったと思います。昨年以降、重賞戦線で安定した走りを見せている力に期待して対抗評価にしました。
過去好走例が多い前走七夕賞好走馬。前走は、内枠と位置取りがハマったような印象を受けました。ここで好走するようなら、力を付けて来たといえそうですが、どうでしょうか。一応の押さえ評価にしました。
11ワンダフルタウンと迷って、1カレンルシェルブルを押さえました。過去好走例が多い前走七夕賞出走馬。前走は、後方一気では厳しいレースだったと思います。過去、追い込み馬の好走が多いレースなので、堅実な末脚に期待して押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、5着、6着でした。本命◎マリアエレーナは、4着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 3 | 牡6 | 58 | エヒト | 3 | 七夕賞(G3) 8着(0.7) | 4 |
2 | 2 | 牡5 | 55 | テーオーシリウス | 5 | 函館記念(G3) 16着(4.2) | 14 |
3 | 7 | 牝4 | 51 | ゴールドエクリプス | 2 | マーメイドステークス(G3) 4着(0.6) | 5 |
優勝は対抗エヒト。好位の内でロスなく進めて、前走から一変したかのような勝ちっぷりでした。本命マリアエレーナは、4角の勢いを見て、馬券圏内を期待したのですが、伸びを欠いて4着となりました。
最後は追い込み馬ゴールドエクリプスや押さえカレンルシェルブルが脚を伸ばしていました。前残りだったことを考えると、見せ場十分の2頭だったとと思います。