日程 | 2017年10月9日(月曜日) |
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開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | 芝2400m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 15頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
京都大賞典2017
G2「 京都大賞典2017 」です。秋G1の前哨戦として、毎年実力馬が集います。近年は、キタサンブラック(2016年)やラブリーデイ&サウンズオブアース(2015年)、トーセンラー(2013年)と秋冬のG1で好走した馬を輩出しています。
コース形態
過去10年の京都大賞典の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回、そのうち1回は360万馬券という高配当が出ています。一方で、数千円という決着も多く、全く傾向が読めないレースといえそうです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 1,420円 | 1,520円 | 7,400円 |
2015 | 680円 | 1,510円 | 6,540円 |
2014 | 2,890円 | 2,540円 | 17,470円 |
2013 | 90,240円 | 161,330円 | 3,619,290円 |
2012 | 15,750円 | 11,380円 | 128,790円 |
2011 | 690円 | 1,140円 | 4,360円 |
2010 | 600円 | 870円 | 3,880円 |
2009 | 1,810円 | 8,780円 | 43,670円 |
2008 | 5,830円 | 16,340円 | 114,270円 |
2007 | 210円 | 1,070円 | 2,870円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2016良 | 1 | 1 | 牡4 | 58 | キタサンブラック | 1 | 宝塚記念(G1) 3着(0.0) | 2 |
2 | 3 | 牡5 | 56 | アドマイヤデウス | 6 | 天皇賞春(G1) 9着(0.6) | 11 | |
3 | 10 | 牡6 | 58 | ラブリーデイ | 2 | 宝塚記念(G1) 4着(0.2) | 4 | |
2015良 | 1 | 1 | 牡5 | 58 | ラブリーデイ | 1 | 宝塚記念(G1) 1着(-0.0) | 6 |
2 | 10 | 牡4 | 56 | サウンズオブアース | 2 | 天皇賞春(G1) 9着(0.7) | 4 | |
3 | 7 | セ7 | 56 | カレンミロティック | 5 | 宝塚記念(G1) 13着(1.0) | 5 | |
2014良 | 1 | 7 | 牡4 | 56 | ラストインパクト | 3 | 新潟記念(G3) 3着(0.0) | 3 |
2 | 10 | 牡4 | 56 | タマモベストプレイ | 6 | 丹頂ステークス(OP) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 2 | 牡6 | 58 | トーセンラー | 1 | 安田記念(G1) 14着(1.9) | 8 | |
2013良 | 1 | 2 | 牡5 | 56 | ヒットザターゲット | 11 | 宝塚記念(G1) 11着(2.4) | 9 |
2 | 1 | 牡4 | 56 | アンコイルド | 7 | 札幌記念(G2) 3着(1.7) | 14 | |
3 | 11 | 牡5 | 57 | トーセンラー | 2 | 宝塚記念(G1) 5着(1.0) | 4 | |
2012良 | 1 | 14 | 牡5 | 56 | メイショウカンパク | 5 | オールカマー(G2) 6着(0.8) | 10 |
2 | 9 | 牡7 | 57 | オウケンブルースリ | 7 | 阪神大賞典(G2) 8着(2.6) | 7 | |
3 | 6 | 牡4 | 57 | ギュスターヴクライ | 2 | 天皇賞春(G1) 5着(1.3) | 4 | |
2011良 | 1 | 7 | 牡4 | 59 | ローズキングダム | 1 | 宝塚記念(G1) 4着(0.3) | 5 |
2 | 8 | 牡4 | 57 | ビートブラック | 4 | 宝塚記念(G1) 11着(1.5) | 12 | |
3 | 4 | 牡6 | 58 | オウケンブルースリ | 3 | 天皇賞春(G1) 10着(1.3) | 12 | |
2010良 | 1 | 2 | 牝5 | 56 | メイショウベルーガ | 2 | 新潟記念(G3) 4着(0.1) | 2 |
2 | 9 | 牡5 | 58 | オウケンブルースリ | 1 | ジャパンカップ2009(G1) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 6 | 牝5 | 55 | プロヴィナージュ | 4 | チャレンジカップ(G3) 2着(0.3) | 3 | |
2009良 | 1 | 2 | 牡4 | 59 | オウケンブルースリ | 3 | 阪神大賞典(G2) 7着(1.2) | 1 |
2 | 3 | 牡4 | 57 | スマートギア | 4 | 西宮ステークス(1600万) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 1 | 牡5 | 57 | トーセンキャプテン | 7 | オールカマー(G2) 7着(0.8) | 6 | |
2008良 | 1 | 5 | 牡5 | 57 | トーホウアラン | 4 | チャレンジカップ(G3) 2着(0.1) | 4 |
2 | 9 | 牡7 | 58 | アドマイヤモナーク | 6 | 天皇賞春(G1) 6着(0.9) | 7 | |
3 | 3 | 牡8 | 57 | アイポッパー | 7 | 目黒記念(G2) 5着(0.6) | 4 | |
2007良 | 1 | 6 | 牡5 | 57 | インティライミ | 2 | チャレンジカップ(G3) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 3 | 牡6 | 58 | ポップロック | 1 | 宝塚記念(G1) 3着(0.4) | 4 | |
3 | 5 | 牡3 | 54 | アルナスライン | 6 | すみれステークス(OP) 1着(-0.0) | 6 |
前走G1
過去10年の京都大賞典3着以内30頭中16頭を占めます。そのうち9頭が前走宝塚記念に出走していました。
- 前走宝塚記念9頭
- 前走天皇賞春5頭
- 前走安田記念1頭
- 前走ジャパンカップ1頭
年齢
過去10年の京都大賞典3着以内30頭中22頭が4~5歳馬でした。その他、優勝馬10頭全てが4~5歳馬でした。
人気
過去10年の京都大賞典3着以内では、二桁人気馬が1頭のみ、残る30頭中29頭が1~7番人気馬でした。
前走着順
過去10年の京都大賞典3着以内では、前走二桁着順だった馬が5頭いますが、ともに前走G1レースに出走していました。
馬券予想
過去10年の傾向から「前走G1」「4~5歳馬」「1~7番人気馬」「前走二桁着順軽視(前走G1を除く)」に注目です。
今年の 京都大賞典2017 は、何頭かG1で好走歴のある馬がいますが、上位争いは混戦という感じがします。その中で、 京都大賞典2017 の注目は、前走宝塚記念2017組のシュヴァルグランやミッキーロケットでしょうか。ともに人気を集めそうな4~5歳馬で、データ傾向からも上位争いを期待できそうな2頭です。
以下、簡単な考察と予想です。
前走宝塚記念2017 6着。近年、好走例の多い宝塚記念組。データ傾向からは押さえておきたい1頭だと思います。京都芝2400mは、今年の日経新春杯2017優勝の舞台。コース相性も問題無さそうです。深く考えず、ここは本命で。
前走鳴尾記念2017 2着。緩いペースで逃げた優勝馬ステイインシアトルを差し切れずの2着。決して力負けという印象ではありませんでした。
直近2年以上に渡り、G1以外では全て馬券圏内という安定感のある走りを見せています。7歳牝馬になりましたが、昨年の香港ヴァーズ2016 5着以降、衰えを感じさせることのない結果を残しています。芝2400m戦が不安な点ですが、大崩れのない安定感に期待して…。
前走宝塚記念2017 8着。近年、好走例の多い宝塚記念組。一昨年の日経新春杯2016 2着、昨年のジャパンカップ2016 3着と芝2400m戦でも結果を残していますが、近走で使ってきたレースを見ると、やはりもう少し長い距離の方が合うのかもしれません。とは言いつつ、相手関係と鞍上デムーロ騎手から、ここは上位争い必死でしょうか。
前走クイーンステークス2017 7着。前走時は、中間にフレグモーネがありました。ただすぐ治まり、調教も普通に行えたということで、押さえていました。結果は7着。しかし上位陣は、中団より前でインコースをロス無く通った馬が占めるような馬場で、後方から外をブン回してという競馬だったマキシマムドパリの7着は仕方ない印象でした。
今回、このクラスの牡馬と対戦するるのは未知数な部分もありますが、4~5歳で重賞好走歴のある中穴の馬ということで、データ傾向からも無くはないかも…と思っています。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、4着、9着でした。本命◎ミッキーロケットは8着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 4 | 牝7 | スマートレイアー | 4 | 鳴尾記念(G3) 2着(0.0) |
2 | 8 | 牡5 | トーセンバジル | 6 | 新潟記念(G3) 7着(0.2) |
3 | 3 | 牡5 | シュヴァルグラン | 1 | 宝塚記念(G1) 8着(1.2) |
晩に録画を見ましたが、残念な結果でした。トーセンバジルが想像以上に前で粘っていた為、シュヴァルグランやミッキーロケットは差しきれずという内容でした。それにしても、ミッキーロケットはこのメンバーで馬券圏内外すとは…。秋G1に向かうとすれば、厳しい気がしますね。
トーセンバジルは、後方からの大外ブン回しだった前走新潟記念2017から一転、先行して前目でで脚を溜める競馬。陣営の意向なのか、岩田騎手の判断なのか分かりませんが、これは全く読めませんでした…。
優勝したスマートレイアーは7歳牝馬。データ傾向外の優勝という感じですが、やはりまだまだ衰えを感じさせない末脚でした。次は、エリザベス女王杯2017だと思いますが、G1で馬券圏内に来れるかどうか注目ですね。