日程 | 2020年1月5日(日曜) |
---|---|
開催 | 京都競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G3 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 18頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
京都金杯2020
明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
新年最初の重賞、京都金杯2020です。同日に中山競馬場で中山金杯も行われます。一年の計は金杯にありというので、的中して新しい年をスタートしたいところですね。
配当
過去10年の京都金杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。1万円台の決着は、2017年~2018年のみで、やや波乱含みという印象を受けます。過去、3連複万馬券の好配当決着も多いレースです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2019 | 2,060円 | 34,980円 | 98,580円 |
2018 | 2,000円 | 1,720円 | 11,480円 |
2017 | 1,120円 | 3,260円 | 11,040円 |
2016 | 15,400円 | 63,710円 | 347,310円 |
2015 | 2,390円 | 12,420円 | 69,520円 |
2014 | 2,470円 | 8,490円 | 55,260円 |
2013 | 2,150円 | 11,990円 | 62,550円 |
2012 | 1,330円 | 14,380円 | 68,090円 |
2011 | 4,470円 | 6,630円 | 51,840円 |
2010 | 1,380円 | 31,060円 | 193,260円 |
では過去10年の京都金杯で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019良 | 1 | 12 | 牡4 | 55 | パクスアメリカーナ | 1 | リゲルステークス(OP) 1着(-0.7) | 2 |
2 | 15 | 牡5 | 56 | マイスタイル | 5 | 中日新聞杯(G3) 8着(1.1) | 2 | |
3 | 7 | 牝6 | 54 | ミエノサクシード | 11 | ターコイズステークス(G3) 9着(0.4) | 12 | |
2018良 | 1 | 9 | 牡6 | 57 | ブラックムーン | 4 | リゲルステークス(OP) 5着(0.4) | 2 |
2 | 13 | 牡6 | 57.5 | クルーガー | 3 | マイルチャンピオンシップ(G1) 7着(0.3) | 8 | |
3 | 7 | 牡4 | 56 | レッドアンシェル | 1 | リゲルステークス(OP) 1着(-0.2) | 4 | |
2017良 | 1 | 6 | 牡4 | 56.5 | エアスピネル | 1 | 菊花賞(G1) 3着(0.4) | 6 |
2 | 1 | 牡4 | 55 | ブラックスピネル | 6 | チャレンジカップ(G3) 5着(0.1) | 2 | |
3 | 5 | 牡8 | 57.5 | フィエロ | 5 | 阪神カップ(G2) 3着(0.0) | 5 | |
2016良 | 1 | 7 | 牡6 | 53 | ウインプリメーラ | 3 | リゲルステークス(OP) 5着(0.4) | 5 |
2 | 14 | 牡7 | 57 | テイエムタイホー | 13 | 阪神カップ(G2) 16着(1.3) | 6 | |
3 | 6 | 牡5 | 54 | ミッキーラブソング | 7 | タンザナイトステークス(OP) 2着(0.2) | 3 | |
2015良 | 1 | 4 | 牡4 | 55 | ウインフルブルーム | 5 | チャレンジカップ(G3) 8着(0.9) | 4 |
2 | 1 | 牡6 | 57 | エキストラエンド | 4 | マイルチャンピオンシップ(G1) 5着(0.4) | 12 | |
3 | 2 | 牡4 | 54 | マイネルメリエンダ | 7 | キャピタルステークス(OP) 5着(0.2) | 8 | |
2014良 | 1 | 2 | 牡5 | 55 | エキストラエンド | 6 | 毎日王冠(G2) 9着(0.7) | 9 |
2 | 6 | 牡4 | 54 | オースミナイン | 1 | ゴールデンホイップT(1600万) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 10 | 牡7 | 58 | ガルボ | 5 | 阪神カップ(G2) 2着(0.0) | 10 | |
2013良 | 1 | 1 | 牡5 | 57 | ダノンシャーク | 1 | マイルチャンピオンシップ(G1) 6着(0.4) | 6 |
2 | 3 | 牡7 | 58 | トライアンフマーチ | 6 | チャレンジカップ(G3) 11着(0.4) | 8 | |
3 | 8 | 牡7 | 53 | ヤマニンウイスカー | 7 | キャピタルステークス(OP) 1着(-0.2) | 18 | |
2012良 | 1 | 4 | 牡4 | 55 | マイネルラクリマ | 3 | キャピタルステークス(OP) 3着(0.1) | 5 |
2 | 7 | 牡4 | 54 | ダノンシャーク | 2 | 逆瀬川ステークス(1600万) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 16 | 牡5 | 53 | アスカトップレディ | 10 | 愛知杯(G3) 10着(1.0) | 4 | |
2011良 | 1 | 2 | 牡6 | 57 | シルポート | 7 | 2010ファイナルステークス(OP) 1着(-0.1) | 2 |
2 | 5 | 牡4 | 56 | ガルボ | 3 | 阪神カップ(G2) 4着(0.2) | 8 | |
3 | 4 | セ7 | 57.5 | ライブコンサート | 2 | マイルチャンピオンシップ(G1) 5着(0.2) | 12 | |
2010良 | 1 | 7 | セ6 | 57 | ライブコンサート | 5 | 鳴尾記念(G3) 12着(0.8) | 8 |
2 | 5 | 牡5 | 57 | スマートギア | 1 | 鳴尾記念(G3) 2着(0.2) | 4 | |
3 | 8 | 牡6 | 53 | レインダンス | 13 | 愛知杯(G3) 8着(0.6) | 16 |
過去10年の京都金杯3着以内30頭中22頭を占めます。例年、年明け後の京都芝は、道中内枠でロスなく進めた馬か、逃げ先行馬が圧倒的に優勢な傾向にあります。
過去10年の京都金杯3着以内30頭中26頭を占めます。時折、二桁人気馬の好走が見られますが、中穴(4~7番人気)までが馬券圏内の中心となっています。
過去10年の京都金杯3着以内30頭中3頭を占めます。前走好走馬が狙い目になりそうです。前走二桁着順だった馬も4頭のみです。そのほか前走オープン特別に出走していた馬は、全て前走5着以内に好走していました。
予想
今年の京都金杯2020は、やや混戦模様という印象を受けます。抜けた馬が不在故に如何にも難解なレースという感じがします。2019年の京都金杯は、内がごちゃついたため外からスムーズに運ぶことが出来た馬が上位争いを演じましたが、過去、逃げ先行馬や内枠の馬の好走が目立つレース。傾向通りなら、内枠の馬が狙い目になるでしょうか。
以下、簡単な考察と予想です。全く当たる気がしません。逃げ先行馬や内枠の馬を押さえましたが…。
過去10年では好走例が少ない前走3勝クラス(旧1600万)出走馬。データ傾向からは、やや買い難いところでしょうか。ただ今回、逃げそうな馬がモズダディーとマルターズアポジーの2頭のみ。勢いを考えれば、モズダディーの一発があっても良いかもしれません。例年通りの前残り馬場なら、粘りこみがあっても…。
3歳秋から1400m戦で結果を残しており、マイル戦はやや長い印象を受けます。ただ4枠の先行馬。過去データの傾向から一発あっても…。
前走リゲルステークス8着。内を周ってきたこともあり、何度か詰まって不完全燃焼という印象を受けました。伸びそうなところで詰まっていただけに、スムーズなら上位争いに加わっていたようにも見えます。この枠は、買い難いところですが、後ろ過ぎない位置で進めることが出来れば、見せ場があっても良いかもしれません。紐荒れ期待で押さえました。
内枠の先行馬は、狙い目になるでしょうか。4勝全てが京都コースですし、今回の舞台も良さそうです。ただ京都金杯は、牝馬の好走例が極端に少ない(過去10年で昨年3着ミエノサクシードのみ)レース。一応の押さえ評価です。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、7着、11着でした。本命◎モズダディーは、11着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 牝5 | 53 | サウンドキアラ | 3 | リゲルステークス(LR) 3着(0.0) | 1 |
2 | 6 | 牡5 | 57 | ダイアトニック | 2 | マイルチャンピオンシップ(G1) 10着(0.8) | 4 |
3 | 7 | 牡6 | 54 | ボンセルヴィーソ | 14 | 渡月橋ステークス(3勝クラス) 1着(-0.2) | 3 |
傾向通り、1~4枠(内枠)の3頭。前々で進めていたボンセルヴィーソ、内で脚を溜めていたサウンドキアラとダイアトニックによる決着でした。外枠勢や外をまわして来た馬には、厳しい流れと馬場だったかもしれません。
優勝したサウンドキアラ。過去の京都金杯は、人気の牝馬が崩れる傾向にあるので、ここで勝ち切ったのは、この先も期待がもてそうです。2着ダイアトニック。追い込み脚質を軽視して、スルーしてしまいました。スミヨン騎手が乗った直近2戦と比べると、少し前の位置取りで、馬場を意識した好騎乗だったと思います。