日程 | 2020年10月11日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝1800m |
格付け | G2 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 11頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
クッション値 | 7.8(11日) |
毎日王冠2020
秋G1戦線に向けた一戦、毎日王冠2020です。例年、天皇賞秋やマイルチャンピオンシップの前哨戦として実力馬が集い、ハイレベルなレースが繰り広げられます。特に天皇賞秋とは好相性で、毎年のように毎日王冠組が天皇賞秋で好走しています。秋G1を占う上でも重要なレースといえそうです。
配当
過去10年の毎日王冠の配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。直近3年は順当な決着が続いているものの、3連複万馬券が4回、馬連万馬券が2回出ており、やや波乱含みという印象を受けます。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 300円 | 360円 | 1,000円 |
2018 | 670円 | 3,250円 | 10,170円 |
2017 | 2,340円 | 4,670円 | 27,280円 |
2016 | 800円 | 18,540円 | 61,710円 |
2015 | 1,880円 | 6,720円 | 28,200円 |
2014 | 27,780円 | 49,720円 | 388,350円 |
2013 | 3,730円 | 8,930円 | 55,690円 |
2012 | 12,640円 | 71,770円 | 328,820円 |
2011 | 800円 | 1,680円 | 5,660円 |
2010 | 7,680円 | 40,990円 | 315,200円 |
では過去10年の毎日王冠で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 9 | 牡3 | 54 | ダノンキングリー | 1 | 日本ダービー(G1) 2着(0.0) | 3 |
2 | 3 | 牝5 | 55 | アエロリット | 2 | 安田記念(G1) 2着(0.0) | 3 | |
3 | 4 | 牡4 | 58 | インディチャンプ | 3 | 安田記念(G1) 1着(-0.0) | 4 | |
2018良 | 1 | 9 | 牝4 | 55 | アエロリット | 1 | 安田記念(G1) 2着(0.0) | 5 |
2 | 5 | 牡3 | 55 | ステルヴィオ | 3 | 日本ダービー(G1) 8着(0.4) | 6 | |
3 | 1 | 牡4 | 58 | キセキ | 6 | 宝塚記念(G1) 8着(0.9) | 2 | |
2017良 | 1 | 8 | 牡5 | 57 | リアルスティール | 3 | 中山記念(G2) 8着(0.7) | 2 |
2 | 12 | 牡6 | 58 | サトノアラジン | 5 | 安田記念(G1) 1着(-0.0) | 7 | |
3 | 7 | 牡5 | 56 | グレーターロンドン | 4 | 安田記念(G1) 4着(-0.1) | 6 | |
2016稍重 | 1 | 10 | 牝4 | 54 | ルージュバック | 1 | エプソムカップ(G3) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 7 | 牡4 | 57 | アンビシャス | 3 | 宝塚記念(G1) 16着(2.1) | 3 | |
3 | 1 | 牡7 | 56 | ヒストリカル | 11 | エプソムカップ(G3) 6着(0.6) | 8 | |
2015良 | 1 | 13 | 牡4 | 56 | エイシンヒカリ | 1 | エプソムカップ(G3) 1着(-0.0) | 2 |
2 | 4 | 牡6 | 57 | ディサイファ | 4 | 札幌記念(G2) 1着(-0.0) | 5 | |
3 | 6 | 牡4 | 57 | イスラボニータ | 7 | 中山記念(G2) 5着(0.4) | 1 | |
2014良 | 1 | 2 | 牡5 | 56 | エアソミュール | 8 | 札幌記念(G2) 5着(1.0) | 5 |
2 | 6 | 牡5 | 56 | サンレイレーザー | 11 | 関屋記念(G3) 7着(0.6) | 11 | |
3 | 8 | 牡5 | 56 | スピルバーグ | 5 | メイステークス(OP) 1着(-0.1) | 5 | |
2013良 | 1 | 6 | 牡6 | 58 | エイシンフラッシュ | 4 | Queen Elizabeth II Cup(G1) 3着 | |
2 | 10 | 牡4 | 56 | ジャスタウェイ | 6 | 関屋記念(G3) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 7 | 牡4 | 56 | クラレント | 5 | エプソムカップ(G3) 1着(-0.0) | 4 | |
2012良 | 1 | 4 | 牡3 | 56 | カレンブラックヒル | 1 | NHKマイルカップ(G1) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 7 | 牡3 | 54 | ジャスタウェイ | 12 | 日本ダービー(G1) 11着(1.0) | 15 | |
3 | 8 | 牡6 | 56 | タッチミーノット | 9 | 新潟記念(G3) 2着(0.0) | 9 | |
2011良 | 1 | 8 | 牡4 | 57 | ダークシャドウ | 1 | エプソムカップ(G3) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 7 | 牡3 | 57 | リアルインパクト | 2 | 安田記念(G1) 1着(-0.0) | 9 | |
3 | 10 | 牡4 | 57 | ミッキードリーム | 5 | チャレンジカップ(G3) 1着(-0.0) | 1 | |
2010稍重 | 1 | 4 | 牡3 | 56 | アリゼオ | 6 | 日本ダービー(G1) 13着(1.3) | 6 |
2 | 3 | 牡3 | 55 | エイシンアポロン | 8 | NHKマイルカップ(G1) 9着(1.6) | 4 | |
3 | 1 | 牡7 | 58 | ネヴァブション | 9 | 宝塚記念(G1) 5着(0.5) | 12 |
過去10年の毎日王冠3着以内30頭中16頭を占めます。特に近年は、安田記念組の好走例が目立ちます。
過去10年の毎日王冠3着以内30頭中3頭を占めます。3頭ともに前走G1レース(宝塚記念1頭、日本ダービー2頭)に出走していました。前走大きく崩れた馬の好走例が少ない傾向にありそうです。
過去10年の毎日王冠3着以内では、上位人気馬が不振傾向にあります。昨年こそ1~3番人気の順で決着しましたが、例年4~9番人気あたりの穴馬が好走して、好配当を演出しています。
- 1番人気(6-0-0-4)複勝率60%
- 2番人気(0-2-0-8)複勝率20%
- 3番人気(1-2-1-6)複勝率40%
予想
今年の毎日王冠2020は、例年より層が薄いメンバー構成だと思います。例年、安田記念組の活躍が目立つレースですが、今年は出走がありません。そうなると、今年はサリオス一強になるでしょうか。ただサリオスが勝ち切ったとしても、2~3着争いは混戦模様…。3歳馬サトノインプレッサのほか、骨っぽい古馬が多数。難解なレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。
追記修正:サンレイポケットを無印に変更、代わりにサトノインプレッサを押さえました。
皐月賞~日本ダービーでコントレイルの2着。今回のメンバーが相手なら、勝ち負け候補だと思います。仮に馬券圏外があるとすれば、道悪が要因になるでしょうか。
過去好走例が多いエプソムカップ優勝馬。有力馬の多くが後ろで脚を溜めるタイプと考えると、前々で粘れそうなダイワキャグニーは面白いタイプになるでしょうか。逃げるトーラスジェミニを見るかたちでロスなく進めることが出来れば、エプソムカップの再現があっても良さそうです。ただセン馬となってからの術後初戦というのは、買い難い要素になるかもしれません。
単騎逃げが出来そうなメンバー構成。エプソムカップのようなレースになれば、前で粘ることになっても良さそうです。紐荒れに期待して押さえました。
3着以下が混戦となった前走日本ダービーは、イン突きに拘った坂井ジョッキーの好騎乗に見えました。サリオスに逆転できるとも思えないので、あとは古馬との力関係だけになるでしょうか。
前に行きそうなダイワキャグニーとトーラスジェミニとは逆に、後方からの末脚が活きる展開になれば…というタイプ。不良馬場が大得意というわけでは無いと思いますが、不良馬場で行われた2走前ジューンステークス(3勝クラス)は、逃げた2着馬を差し切って優勝しています。穴馬扱いなら押さえておいても…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、6着、10着でした。本命◎サリオスは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 9 | 牡3 | 54 | サリオス | 1 | 日本ダービー(G1) 2着(0.5) | 2 |
2 | 5 | セ6 | 56 | ダイワキャグニー | 4 | エプソムカップ(G3) 1着(-0.2) | 9 |
3 | 7 | 牡5 | 56 | サンレイポケット | 5 | 新潟記念(G3) 3着(0.0) | 5 |
京都大賞典に続いて歯痒い決着…(´·ω·`)思っていたよりも馬場が回復していたので、昼に予想変更したのですが、まさかの変更前の予想が的中してました。
大逃げした2頭が飛ばしたこともあり、稍重馬場ながら最初の1000mが58.0秒という速い流れでした。最後は2頭が失速し、そのすぐ後ろを追走していたダイワキャグニーが抜け出して2着となりました。優勝したサリオスは、このメンバーでは抜けて強かったという印象で、比較するならコントレイルも楽しみが大きくなったと思います。
サンレイポケットから変更して押さえたサトノインプレッサは、出遅れて後方から。前走が上手くハマりすぎたこともあると思いますが、やや過剰人気だったかもしれません。