日程 | 2020年5月31日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝2500m |
格付け | G2 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 18頭 |
天気 | 曇のち晴(ヤフー天気) |
目黒記念2020
日本ダービー開催日の最終レースに行われる伝統のハンデ重賞、目黒記念2020です。例年、重賞戦線では少し足りない印象の馬が出走するレースということもあり、予想的中ともに難解な一戦となっています。
配当
過去10年の目黒記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えが5回あります。3連複では万馬券が8回。波乱傾向のレースです。荒れるレースだけに、日本ダービーの損を取り戻そうとして、目黒記念も外してしまうというのが悲しきパターンです…。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 4,490円 | 18,420円 | 90,500円 |
2018 | 19,220円 | 23,330円 | 197,190円 |
2017 | 3,450円 | 41,190円 | 316,940円 |
2016 | 1,200円 | 9,530円 | 47,830円 |
2015 | 14,460円 | 16,680円 | 105,200円 |
2014 | 21,380円 | 55,000円 | 427,240円 |
2013 | 2,780円 | 7,590円 | 48,790円 |
2012 | 3,640円 | 13,640円 | 70,220円 |
2011 | 3,000円 | 10,550円 | 76,530円 |
2010 | 19,290円 | 41,110円 | 244,680円 |
では過去10年の目黒記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 10 | 牡6 | 55 | ルックトゥワイス | 3 | 新潟大賞典(G3) 4着(0.2) | 2 |
2 | 5 | 牡4 | 54 | アイスバブル | 5 | 早春ステークス(1600万) 1着(-0.1) | 2 | |
3 | 3 | 牡7 | 54 | ソールインパクト | 9 | 阪神大賞典(G2) 4着(1.4) | 9 | |
2018良 | 1 | 3 | 牡5 | 54 | ウインテンダネス | 9 | 緑風ステークス(1600万) 1着(-0.3) | 4 |
2 | 4 | 牡5 | 55 | ノーブルマーズ | 10 | メトロポリタンステークス(OP) 2着(0.1) | 7 | |
3 | 8 | 牡6 | 56 | パフォーマプロミス | 1 | 日経新春杯(G2) 1着(-0.0) | 1 | |
2017良 | 1 | 12 | セ7 | 58 | フェイムゲーム | 8 | ダイヤモンドステークス(G3) 6着(0.7) | 3 |
2 | 2 | 牡6 | 56.5 | ヴォルシェーブ | 1 | メトロポリタンステークス(OP) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 9 | 牡7 | 54 | ハッピーモーメント | 13 | メトロポリタンステークス(OP) 6着(0.5) | 4 | |
2016良 | 1 | 15 | 牡4 | 54 | クリプトグラム | 3 | 大阪-ハンブルクカップ(OP) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 6 | 牝5 | 56 | マリアライト | 1 | 日経賞(G2) 3着(0.3) | 4 | |
3 | 10 | 牡8 | 58 | ヒットザターゲット | 8 | 有馬記念(G1) 13着(0.7) | 13 | |
2015良 | 1 | 1 | 牡7 | 57 | ヒットザターゲット | 11 | 新潟大賞典(G3) 11着(0.6) | 9 |
2 | 2 | 牡5 | 55 | レコンダイト | 4 | 大阪-ハンブルクカップ(OP) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 3 | セ5 | 56 | ファタモルガーナ | 1 | ダイヤモンドステークス(G3) 2着(0.3) | 2 | |
2014良 | 1 | 14 | 牡6 | 54 | マイネルメダリスト | 8 | 大阪-ハンブルクカップ(OP) 4着(0.0) | 6 |
2 | 9 | 牡5 | 56 | ラブイズブーシェ | 12 | 福島民報杯(OP) 5着(0.6) | 3 | |
3 | 1 | 牡4 | 54 | プロモントーリオ | 4 | メトロポリタンステークス(OP) 2着(0.3) | 5 | |
2013良 | 1 | 4 | 牡5 | 56 | ムスカテール | 4 | 天皇賞春(G1) 16着(5.1) | 7 |
2 | 16 | 牡5 | 57 | ルルーシュ | 2 | アメリカジョッキークラブカップ(G2) 7着(1.0) | 1 | |
3 | 11 | 牡5 | 56.5 | カフナ | 3 | メトロポリタンステークス(OP) 1着(-0.1) | 2 | |
2012良 | 1 | 14 | 牡4 | 57 | スマートロビン | 1 | メトロポリタンステークス(OP) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 9 | 牡5 | 55 | トウカイパラダイス | 7 | 天皇賞春(G1) 10着(1.8) | 16 | |
3 | 12 | 牡4 | 55 | コスモロビン | 6 | 天皇賞春(G1) 14着(1.9) | 15 | |
2011稍重 | 1 | 8 | 牡8 | 51 | キングトップガン | 7 | メトロポリタンステークス(OP) 6着(0.2) | 11 |
2 | 17 | 牡4 | 56 | ハートビートソング | 1 | ウインズ八代開設記念(1600万) 1着(-0.3) | 2 | |
3 | 1 | 牡4 | 55 | ヤングアットハート | 6 | 新潟大賞典(G3) 4着(0.3) | 8 | |
2010良 | 1 | 12 | 牡5 | 54 | コパノジングー | 5 | 烏丸ステークス(1600万) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 8 | 牡5 | 51 | イケドラゴン | 9 | 府中ステークス(1600万) 12着(0.7) | 7 | |
3 | 4 | 牡6 | 53 | フェニコーン | 7 | 安房特別(1000万) 1着(-0.0) | 2 |
過去10年の目黒記念3着以内では、斤量54~56kgあたりの馬が中心となっています。重いハンデ(58kg)や軽ハンデ(53kg以下)が劣勢傾向にあります。
58kg | 2頭 | 57kg | 3頭 | 56.5kg | 2頭 |
56kg | 6頭 | 55kg | 6頭 | 54kg | 8頭 |
53kg | 1頭 | 51kg | 2頭 |
過去10年の目黒記念3着以内では、1番人気の好走例が多い一方で、2~3番人気が不振傾向となっています。
- 1番人気(1-3-2-4)複勝率60%
- 2番人気(0-1-0-9)複勝率10%
- 3番人気(2-0-1-7)複勝率30%
過去10年の目黒記念3着以内30頭中9頭を占めます。メトロポリタンステークス好走馬のほか、直近2年は1600万クラス(現3勝クラス)勝ち馬が馬券圏内に好走しています。
予想
今年の目黒記念2020は、ほぼ例年並みのメンバー構成になるでしょうか。飛び抜けた馬が不在のハンデ戦ということで、今年も波乱を予感させるメンバーだと思います。重賞好走歴のある馬が上位争いの中心になりそうですが、ざっと見た感じでは、かなり多くの馬が馬券候補になりそうです。難解です…。
以下、簡単な考察と予想です。前走東京芝2400m出走馬を中心に狙いましたが、全く当たる気がしません。
東京コースで馬券圏外となったのは、小差の5着に敗れた前走メトロポリタンステークスのみです。前走は、直線進路が無くなり、徐々に外に出してからの追い込みでした。そこから上がり最速の脚で詰めて来ていたので、負けて強しという内容だったと思います。外枠は気になるものの、前走のパフォーマンスとルメール騎手に期待しての本命です。
直近3戦は、G1クラスの相手と戦ってきています。斤量57.5kgが気になるところですが、相手が楽になるここで、変わり身があっても良いかもしれません。デビュー4戦目の京都新聞杯から勝ち切れないレースが続いているものの、相手なりに走って大崩れしていないのは強みだと思います。切れる脚はないので、前々で運ぶことが出来れば…。
直近2年連続で馬券圏内に好走している前走東京芝2400mの1600万クラス(現3勝クラス)優勝馬。前走緑風ステークスは、前に行った2頭が粘る中、直線馬場の広いところに出して、良い脚を使って伸びていました。東京の広いコース自体は、合いそうです。流石にここでは格下という印象を受けますが、下位人気になるようであれば、紐に押さえても良いかもしれません。
過去好走例が多いメトロポリタンステークス組。昨年の目黒記念2着も好走していますし、馬券候補の1頭だと思います。ただ大きく崩れているわけでは無いですが、1年近く馬券圏内の好走が無いのは気になるところ…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、5着、6着でした。本命◎オセアグレイトは、6着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 5 | 牡4 | 54 | キングオブコージ | 1 | 湾岸ステークス(3勝クラス) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 4 | 牡5 | 55 | アイスバブル | 6 | メトロポリタンステークス(LR) 6着(0.5) | 9 |
3 | 11 | 牡5 | 57.5 | ステイフーリッシュ | 7 | 大阪杯(G1) 9着(1.0) | 8 |
後方待機のキングオブコージが直線抜け出して優勝。実績のわりに人気しすぎていると思って嫌ったのですが、危なげなく完勝というレースでした。
2~3着には、好位~中団で脚を溜めていたアイスバブルとステイフーリッシュ。本命オセアグレイトは、直線失速して6着…。前が崩れるレースになったので、展開が向かなかったのかもしれません。
押さえていたゴールドギア。キングオブコージ同様、後方で脚を溜める位置取りでした。ゴールドギアとは異なり、最後はイン突きを狙うも、前が詰まり伸び切れず…。手応え抜群に見えたので、スムーズなら2~3着争いに加わった可能性もありそうでした。