日程 | 2019年11月17日(日曜) |
---|---|
開催 | 京都競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳56kg,4歳以上57kg,牝馬-2kg |
出走数 | 17頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
マイルチャンピオンシップ2019
マイルG1、マイルチャンピオンシップ2019です。長くトップホースが不在という印象のマイツ戦線。マイルチャンピオンシップ、安田記念ともに、近年は穴馬が優勝しています。絶対王者が不在ですし、今年も新たなマイル王者が誕生するかもしれません。
配当
過去10年のマイルチャンピオンシップの配当を見ると、3連単10万馬券超えが4回あります。以前は波乱のG1というイメージでしたが、近年は大きな波乱が減少傾向にあります。ただ中穴の好走例は多いため、例年好配当が出ています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2018 | 3,220円 | 5,480円 | 29,790円 |
2017 | 2,480円 | 9,300円 | 55,890円 |
2016 | 1,590円 | 8,360円 | 40,290円 |
2015 | 1,780円 | 2,000円 | 12,000円 |
2014 | 3,890円 | 25,760円 | 193,290円 |
2013 | 1,930円 | 2,090円 | 12,450円 |
2012 | 2,520円 | 9,230円 | 58,050円 |
2011 | 12,800円 | 38,920円 | 279,410円 |
2010 | 14,240円 | 53,970円 | 473,970円 |
2009 | 6,690円 | 20,730円 | 106,680円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2018良 | 1 | 1 | 牡3 | ステルヴィオ | 5 | 毎日王冠(G2) 2着(0.2) | 3 |
2 | 2 | 牡4 | ペルシアンナイト | 3 | 富士ステークス(G3) 5着(0.5) | 4 | |
3 | 3 | 牡4 | アルアイン | 4 | 天皇賞(秋)(G1) 4着(0.4) | 5 | |
2017稍重 | 1 | 18 | 牡3 | ペルシアンナイト | 4 | 富士ステークス(G3) 5着(0.8) | 2 |
2 | 11 | 牡4 | エアスピネル | 2 | 富士ステークス(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 4 | 牡3 | サングレーザー | 7 | スワンステークス(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
2016良 | 1 | 16 | 牡5 | ミッキーアイル | 3 | スプリンターズステークス(G1) 2着(0.0) | 2 |
2 | 8 | 牡5 | イスラボニータ | 2 | 富士ステークス(G3) 2着(0.1) | 4 | |
3 | 15 | 牡5 | ネオリアリズム | 7 | 札幌記念(G2) 1着(-0.3) | 5 | |
2015良 | 1 | 16 | 牡4 | モーリス | 4 | 安田記念(G1) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 10 | 牡6 | フィエロ | 2 | スワンステークス(G2) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 5 | 牡4 | イスラボニータ | 1 | 天皇賞秋(G1) 3着(0.2) | 6 | |
2014良 | 1 | 12 | 牡6 | ダノンシャーク | 8 | 富士ステークス(G3) 7着(0.3) | 1 |
2 | 8 | 牡5 | フィエロ | 3 | スワンステークス(G2) 3着(0.1) | 2 | |
3 | 3 | 牡5 | グランデッツァ | 9 | 毎日王冠(G2) 5着(0.3) | 2 | |
2013良 | 1 | 5 | 牡5 | トーセンラー | 2 | 京都大賞典(G2) 3着(0.3) | 2 |
2 | 4 | 牡4 | ダイワマッジョーレ | 3 | スワンステークス(G2) 2着(0.3) | 4 | |
3 | 13 | 牡5 | ダノンシャーク | 1 | 富士ステークス(G3) 1着(-0.1) | 1 | |
2012稍重 | 1 | 1 | 牡4 | サダムパテック | 4 | 天皇賞秋(G1) 8着(0.6) | 10 |
2 | 7 | 牡4 | グランプリボス | 1 | スワンステークス(G2) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 17 | 牝4 | ドナウブルー | 5 | 府中牝馬ステークス(G3) 3着(0.2) | 1 | |
2011稍重 | 1 | 5 | 牡4 | エイシンアポロン | 5 | 富士ステークス(G3) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 1 | 牡5 | フィフスペトル | 11 | スプリンターズステークス(G1) 6着(0.5) | 6 | |
3 | 13 | 牝6 | サプレザ | 4 | Sun Chariot Stakes(G1) 1着 | ||
2010良 | 1 | 13 | 牡5 | エーシンフォワード | 13 | スワンステークス(G2) 8着(0.6) | 1 |
2 | 8 | 牡4 | ダノンヨーヨー | 1 | 富士ステークス(G3) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 15 | 牡3 | ゴールスキー | 6 | 清水ステークス(1600万) 1着(-0.2) | 1 | |
2009良 | 1 | 4 | 牡8 | カンパニー | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.3) | 5 |
2 | 13 | 牡4 | マイネルファルケ | 14 | 富士ステークス(G3) 9着(0.3) | 5 | |
3 | 15 | 牝4 | サプレザ | 2 | Sun Chariot Stakes(G1) 1着 |
過去10年のマイルチャンピオンシップ3着以内30頭中21頭を占めます。大敗からの巻き返しが少なく、前走二桁着順の馬や前走勝ち馬から1秒以上離されて負けていた馬がいません。
過去10年のマイルチャンピオンシップ3着以内30頭中6頭を占めます。差し追い込み馬の好走例が目立ちます。
過去10年のマイルチャンピオンシップ3着以内30頭中9頭を占めます。前走の着順に関係なく好走例が目立ちますが、3着以内の9頭はともに前走1~5番人気の支持を集めていました。前走ある程度人気を集めていた実力馬が狙い目といえるかもしれません。
過去10年のマイルチャンピオンシップ3着以内30頭中26頭を占めます。6歳以上の4頭のうち、カンパニー(2009年)を除く3頭が過去にマイルチャンピオンシップで3着以内に好走したことがあるリピーターでした。
予想
好メンバーが揃ったマイルチャンピオンシップ2019。G1好走歴のある馬を中心に、層の厚いメンバー構成だと思います。近年、穴をあける傾向にある富士ステークス組やスワンステークス組も上位争いの候補になるでしょうか。半数以上の馬にチャンスがありそうなほど、大混戦という印象です。
以下、簡単な考察と予想です。共同通信杯から買い続けてるダノンキングリーが気になりつつスルー。消したことに特に理由は無いので、あと1頭押さえるとすれば、ダノンキングリーです。しかし全く当たる気がしません。
前走天皇賞秋は、好位のインコースで進めた馬が上位を占めたレース。大外枠から外々を追走することになってしまい、枠に泣かされた印象でした。今回は外過ぎない枠に加え、昨年3着に好走しているレースです。条件的には、見直しても良さそうですが…。ここは名手ムーア騎手に期待して本命です。
前走天皇賞2着。優勝したアーモンドアイが強すぎました。負けたものの、ポテンシャルの高さを示したレースだったと思います。15着に崩れた安田記念は、不利があって最後は流していました。度外視して良いと思います。
稍重馬場で行われた前走府中牝馬ステークスで15着。データ傾向からは買い難いところでしょうか。前走の敗因も良く分からないですが、馬体重が過去最高の506kgだったことは敗因の一つかもしれません。先週のラッキーライラック同様、緩い仕上げの前走を一度使って、状態が上向いていれば一発あっても良さそうです。速い時計の決着が得意なタイプなので、良馬場なら押さえておいても…。
好走例の多いスワンステークス組。昨年のマイルチャンピオンシップは、コーナーで接触の不利がありました。その後、内に進路を見つけるも伸び切れずの大敗。度外視して良いレースだと思います。今回は、安田記念(0.3秒差の6着)から叩き3戦目。京都コースの相性も良いですし、人気が落ち着くようなら押さえておいても…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、11着、14着、16着でした。本命◎アルアインは、16着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 牡4 | インディチャンプ | 3 | 毎日王冠(G2) 3着(0.4) | 3 |
2 | 14 | 牡4 | ダノンプレミアム | 1 | 天皇賞秋(G1) 2着(0.5) | 3 |
3 | 7 | 牡5 | ペルシアンナイト | 6 | 毎日王冠(G2) 4着(0.5) | 4 |
晩に録画を見ましたが、かすりもせず…。
優勝馬インディチャンプのマイルG1春秋制覇。安田記念とマイルチャンピオンシップを揃って制覇する馬は極端に少なく、過去10年ではモーリスのみです。インディチャンプがモーリスクラスの馬なのか…と思って、完全にスルーしていました。やや時計のかかる今の京都も合ったかもしれません。
本命アルアインは、中団後ろからの競馬。今回は前を主張する馬が殆どいなかったので、先行策をとると思っていたものの、まさかの位置取り。ディープインパクト産ですがキレる脚は無いので、過去G1で好走した時のように前々でのレースを期待したんですが…。全く良さを感じないレースでした。仕方ないです。