日程 | 2020年11月22日(日曜) |
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開催 | 阪神競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳56kg,4歳以上57kg,牝馬-2kg |
出走数 | 17頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.8(22日) |
マイルチャンピオンシップ2020
マイルG1、マイルチャンピオンシップ2020です。今年は、京都競馬場の整備工事の影響で阪神競馬場の芝1600mコースで開催されます。近年は長くトップホースが不在という印象のマイル戦線でしたが、今年はインディチャンプやグランアレグリアなど、強いマイルG1馬が集まりました。レベルの高いレースを期待できそうです。
配当
過去10年のマイルチャンピオンシップの配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。以前は波乱のG1というイメージのレースでしたが、近年は波乱が減少傾向にあります。ただ中穴の好走例は多く、馬連や3連複の好配当が続いています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 840円 | 3,200円 | 16,580円 |
2018 | 3,220円 | 5,480円 | 29,790円 |
2017 | 2,480円 | 9,300円 | 55,890円 |
2016 | 1,590円 | 8,360円 | 40,290円 |
2015 | 1,780円 | 2,000円 | 12,000円 |
2014 | 3,890円 | 25,760円 | 193,290円 |
2013 | 1,930円 | 2,090円 | 12,450円 |
2012 | 2,520円 | 9,230円 | 58,050円 |
2011 | 12,800円 | 38,920円 | 279,410円 |
2010 | 14,240円 | 53,970円 | 473,970円 |
では過去10年のマイルチャンピオンシップで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 5 | 牡4 | インディチャンプ | 3 | 毎日王冠(G2) 3着(0.4) | 3 |
2 | 14 | 牡4 | ダノンプレミアム | 1 | 天皇賞秋(G1) 2着(0.5) | 3 | |
3 | 7 | 牡5 | ペルシアンナイト | 6 | 毎日王冠(G2) 4着(0.5) | 4 | |
2018良 | 1 | 1 | 牡3 | ステルヴィオ | 5 | 毎日王冠(G2) 2着(0.2) | 3 |
2 | 2 | 牡4 | ペルシアンナイト | 3 | 富士ステークス(G3) 5着(0.5) | 4 | |
3 | 3 | 牡4 | アルアイン | 4 | 天皇賞(秋)(G1) 4着(0.4) | 5 | |
2017稍重 | 1 | 18 | 牡3 | ペルシアンナイト | 4 | 富士ステークス(G3) 5着(0.8) | 2 |
2 | 11 | 牡4 | エアスピネル | 2 | 富士ステークス(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 4 | 牡3 | サングレーザー | 7 | スワンステークス(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
2016良 | 1 | 16 | 牡5 | ミッキーアイル | 3 | スプリンターズステークス(G1) 2着(0.0) | 2 |
2 | 8 | 牡5 | イスラボニータ | 2 | 富士ステークス(G3) 2着(0.1) | 4 | |
3 | 15 | 牡5 | ネオリアリズム | 7 | 札幌記念(G2) 1着(-0.3) | 5 | |
2015良 | 1 | 16 | 牡4 | モーリス | 4 | 安田記念(G1) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 10 | 牡6 | フィエロ | 2 | スワンステークス(G2) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 5 | 牡4 | イスラボニータ | 1 | 天皇賞秋(G1) 3着(0.2) | 6 | |
2014良 | 1 | 12 | 牡6 | ダノンシャーク | 8 | 富士ステークス(G3) 7着(0.3) | 1 |
2 | 8 | 牡5 | フィエロ | 3 | スワンステークス(G2) 3着(0.1) | 2 | |
3 | 3 | 牡5 | グランデッツァ | 9 | 毎日王冠(G2) 5着(0.3) | 2 | |
2013良 | 1 | 5 | 牡5 | トーセンラー | 2 | 京都大賞典(G2) 3着(0.3) | 2 |
2 | 4 | 牡4 | ダイワマッジョーレ | 3 | スワンステークス(G2) 2着(0.3) | 4 | |
3 | 13 | 牡5 | ダノンシャーク | 1 | 富士ステークス(G3) 1着(-0.1) | 1 | |
2012稍重 | 1 | 1 | 牡4 | サダムパテック | 4 | 天皇賞秋(G1) 8着(0.6) | 10 |
2 | 7 | 牡4 | グランプリボス | 1 | スワンステークス(G2) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 17 | 牝4 | ドナウブルー | 5 | 府中牝馬ステークス(G3) 3着(0.2) | 1 | |
2011稍重 | 1 | 5 | 牡4 | エイシンアポロン | 5 | 富士ステークス(G3) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 1 | 牡5 | フィフスペトル | 11 | スプリンターズステークス(G1) 6着(0.5) | 6 | |
3 | 13 | 牝6 | サプレザ | 4 | Sun Chariot Stakes(G1) 1着 | ||
2010良 | 1 | 13 | 牡5 | エーシンフォワード | 13 | スワンステークス(G2) 8着(0.6) | 1 |
2 | 8 | 牡4 | ダノンヨーヨー | 1 | 富士ステークス(G3) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 15 | 牡3 | ゴールスキー | 6 | 清水ステークス(1600万) 1着(-0.2) | 1 |
過去10年のマイルチャンピオンシップ3着以内30頭中21頭を占めます。大敗からの巻き返しが少なく、前走二桁着順の馬や前走勝ち馬から1秒以上離されて負けていた馬はいません。
過去10年のマイルチャンピオンシップ3着以内30頭中6頭を占めます。スワンステークス組の差し追い込み馬の活躍が目立ちます。
過去10年のマイルチャンピオンシップ3着以内30頭中18頭を占めます。特に近年は、前走毎日王冠、天皇賞秋、富士ステークスで5着以内に好走していた馬の活躍が目立ちます。
過去10年のマイルチャンピオンシップ3着以内30頭中8頭を占めます。8頭はともに前走1~5番人気の支持を集めていました。前走ある程度人気を集めていた実力馬が狙い目といえるかもしれません。
過去10年のマイルチャンピオンシップ3着以内30頭中27頭を占めます。6歳以上の3頭は、過去にマイルチャンピオンシップで3着以内に好走したことがあるリピーターでした。
予想
今年のマイルチャンピオンシップ2020は、好メンバーが揃ったと思います。安田記念を楽勝したグランアレグリアと昨年の優勝馬インディチャンプを中心にレベルの高いレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。
2走前安田記念は、アーモンドアイを抑えての完勝。今回のメンバーが相手のマイル戦なら、勝ち負け候補だと思います。速い時計が出る馬場も良さそうなので、ここは深く考えず本命評価にしました。
昨年のマイル王者。前走安田記念はグランアレグリアに離されての3着ですが、マイル戦での安定感と考えれば、押さえておきたい馬だと思います。速い時計の決着の実績もありますし、今の阪神コースは合いそうです。
前走10着というのは買い難いところですが、過去好走例が多いスワンステークス組ということで押さえました。前走スワンステークスは、内の馬場が悪く、外を通ってきた馬が上位争いというレース。サウンドキアラは、直線で内を突くことになってしまい、最後は伸びを欠いたような印象を受けました。ここは紐荒れに期待して…。
層が薄いメンバーではありましたが、前走毎日王冠を楽勝。直近2年連続で毎日王冠組が優勝していますし、一発あっても良さそうです。速い時計の決着に対応できれば…。
3年連続でマイルチャンピオンシップで好走しているリピーター。富士ステークスで9番人気というのは、データ傾向から買い難いものの、紐荒れ狙いなら面白いタイプかもしれません。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、5着、10着でした。本命◎グランアレグリアは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 4 | 牝4 | グランアレグリア | 1 | スプリンターズステークス(G1) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 8 | 牡5 | インディチャンプ | 3 | 安田記念(G1) 3着(0.5) | 2 |
3 | 7 | 牡4 | アドマイヤマーズ | 5 | スワンステークス(G2) 3着(0.3) | 2 |
グランアレグリアが好位抜け出しで完勝。国内に敵なしと言っても良さそうなほどの強さでした。上位陣は、内目の好位で進めた馬が占めたので、後方勢には厳しいレースだったと思います。恐らくレシステンシアがもっと飛ばして行く展開なら、後方勢にもチャンスがあったかもしれません。
押さえていたサリオスとサウンドキアラは後方からの競馬。直線に入ったところで、この2頭が窮屈に並ぶかたちでした。最後の最後でサリオスは伸びて来てはいるものの、前が止まらないという印象を受けました。