日程 | 2020年4月26日(日曜) |
---|---|
開催 | 京都競馬場11R |
距離 | 芝1600m(外回り) |
格付け | G2 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 15頭 |
天気 | 雨(ヤフー天気) |
マイラーズカップ2020
安田記念に向けた一戦、マイラーズカップ2020です。ただ過去10年では、マイラーズカップ優勝馬が安田記念で3着以内に1頭も来ていません。昨年は、2番人気ダノンプレミアムが16着に敗れています。さらにマイラーズカップ組の安田記念優勝自体が無く、マイラーズカップで負けていた馬が安田記念2~3着に好走する傾向にあります。ステップレースとしては、評価が難しいレースになるでしょうか。
配当
過去10年のマイラーズカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。以前はやや波乱傾向のレースでしたが、直近3年連続で順当な決着となっています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2019 | 1,090円 | 1,800円 | 4,680円 |
2018 | 1,270円 | 860円 | 7,060円 |
2017 | 570円 | 2,910円 | 12,430円 |
2016 | 6,640円 | 50,390円 | 281,010円 |
2015 | 15,340円 | 10,350円 | 98,650円 |
2014 | 860円 | 1,310円 | 7,930円 |
2013 | 12,880円 | 17,400円 | 137,990円 |
2012 | 3,560円 | 7,980円 | 36,870円 |
2011 | 70,440円 | 139,050円 | 1,234,360円 |
2010 | 3,700円 | 8,460円 | 46,440円 |
では過去10年のマイラーズカップで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2011年以前は、阪神競馬場で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019良 | 1 | 6 | 牡4 | 57 | ダノンプレミアム | 1 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 8 | 牡7 | 56 | グァンチャーレ | 5 | 洛陽ステークス(LS) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 2 | 牡4 | 56 | パクスアメリカーナ | 4 | 京都金杯(G3) 1着(-0.1) | 1 | |
2018良 | 1 | 5 | 牡4 | 57 | サングレーザー | 4 | 阪神カップ(G2) 3着(0.2) | 3 |
2 | 9 | 牡4 | 56 | モズアスコット | 2 | 阪急杯(G3) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 4 | 牡5 | 56 | エアスピネル | 1 | マイルチャンピオンシップ(G1) 2着(0.0) | 2 | |
2017良 | 1 | 11 | 牡6 | 57 | イスラボニータ | 2 | 阪神カップ(G2) 2着(0.0) | 2 |
2 | 4 | 牡4 | 56 | エアスピネル | 1 | 東京新聞杯(G3) 3着(0.1) | 1 | |
3 | 6 | 牡5 | 56 | ヤングマンパワー | 7 | 東京新聞杯(G3) 6着(0.4) | 2 | |
2016良 | 1 | 2 | 牡4 | 56 | クルーガー | 3 | 中日新聞杯(G3) 6着(0.3) | 2 |
2 | 1 | 牡8 | 57 | ダノンシャーク | 5 | 阪急杯(G3) 7着(0.3) | 7 | |
3 | 4 | 牡7 | 56 | クラレント | 11 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 14着(1.2) | 11 | |
2015良 | 1 | 15 | 牡5 | 56 | レッドアリオン | 8 | 洛陽ステークス(OP) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 4 | 牡6 | 56 | サンライズメジャー | 5 | スワンステークス(G2) 2着(0.1) | 4 | |
3 | 7 | 牡6 | 56 | フィエロ | 1 | 香港マイル(G1) 9着 | ||
2014良 | 1 | 4 | 牡5 | 56 | ワールドエース | 3 | 白富士ステークス(OP) 5着(0.4) | 1 |
2 | 5 | 牡5 | 56 | フィエロ | 1 | 六甲ステークス(OP) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 12 | 牡5 | 56 | エキストラエンド | 2 | 東京新聞杯(G3) 2着(0.2) | 3 | |
2013良 | 1 | 17 | 牡5 | 57 | グランプリボス | 5 | 香港マイル(G1) 12着 | |
2 | 14 | 牡4 | 56 | サンレイレーザー | 8 | 六甲ステークス(OP) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 12 | 牡5 | 56 | ダノンシャーク | 3 | 京都金杯(G3) 1着(-0.4) | 1 | |
2012稍重 | 1 | 17 | 牡7 | 56 | シルポート | 3 | 中山記念(G2) 2着(0.1) | 7 |
2 | 3 | 牡4 | 56 | ダノンシャーク | 6 | 東京新聞杯(G3) 5着(0.5) | 1 | |
3 | 6 | 牡5 | 56 | コスモセンサー | 7 | 東京新聞杯(G3) 2着(0.0) | 4 | |
2011良阪神 | 1 | 17 | 牡6 | 57 | シルポート | 7 | 大阪城ステークス(OP) 6着(0.4) | 1 |
2 | 7 | 牡5 | 57 | クレバートウショウ | 14 | 六甲ステークス(OP) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 11 | 牡5 | 57 | ダノンヨーヨー | 1 | 東京新聞杯(G3) 7着(0.3) | 1 | |
2010良阪神 | 1 | 18 | 牡4 | 57 | リーチザクラウン | 3 | フェブラリーステークス(G1) 10着(2.7) | 4 |
2 | 2 | 牡4 | 57 | トライアンフマーチ | 6 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 10着(0.8) | 1 | |
3 | 12 | 牡5 | 58 | キャプテントゥーレ | 5 | アメリカジョッキークラブカップ(G2) 11着(1.9) | 1 |
過去10年のマイラーズカップ3着以内30頭中12頭を占めます。順当な決着となった2014年と2018年を除く過去8回で、毎年1頭以上が好走しています。
過去10年のマイラーズカップ3着以内30頭中23頭を占めます。東京新聞杯組や1400m戦の重賞(阪神カップ、阪急杯)出走馬を中心に好走例が目立ちます。
順当な決着となった直近3年のマイラーズカップ3着以内9頭中8頭を占めます。前走人気を集めて好走していた馬が狙い目と言えるかもしれません。
予想
今年のマイラーズカップ2020は、やや混戦模様という感じでしょうか。実績では、インディチャンプの一強。インディチャンプを除くと、かなり多くの馬にチャンスがあると言っても良さそうです。直近3年は、大きく荒れていないレースですし、今年も順当な決着になるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。マイル王者インディチャンプとデータ傾向から前走1~2番人気の馬を狙いました。
昨年のマイル王者。このメンバーなら勝ち負け候補になりそうです。4着に敗れた昨年同様、G1に向けてのレースになると思うので、その点は不安要素になるでしょうか。
前走東京新聞杯は、出遅れて後方からの競馬でした。さらに直線で進路がなくなる残念な内容。外に出してからは上位陣に詰めて来ていたので、負けて強しというレースだったと思います。前走のような出遅れが無ければ、今回も上位争いの候補になりそうです。
約1年ぶりで馬体重+20kgで出走した3走前紅葉ステークスを完勝。かなり力を付けている印象を受けました。ただ前走東京新聞杯は、小差ながら9着。位置取りが後ろ過ぎたこともありますが、相性が良い東京マイルでの凡走だけに、その点は気になります…。今回は、大崩れしない安定感に期待して押さえています。
過去わりと好走例が多い前走1400m戦の重賞(阪神カップ、阪急杯)出走馬。前走2番人気というのも、過去データからは狙い目になるでしょうか。適当に押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、6着、除外でした。本命◎インディチャンプは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 牡5 | 58 | インディチャンプ | 1 | 中山記念(G2) 4着(0.4) | 4 |
2 | 5 | 牡8 | 56 | ベステンダンク | 7 | ディセンバーステークス(LR) 12着(1.2) | 5 |
3 | 7 | 牡4 | 56 | ヴァンドギャルド | 2 | 東京新聞杯(G3) 6着(0.2) | 2 |
インディチャンプの楽勝。昨年のマイル王者という勝ちっぷりでした。
対抗ヴァンドギャルドは、前走に続いて出遅れ…。後方から大外ぶん回しての追い込みで、流石に開幕週の京都では勝てない展開です。それでも3着まで来るぐらいなので、負けて強しと言って良いと思います。出遅れ癖があるうちは、勝ち切れないレースが続くかもしれません。
ある程度、前に行くんじゃないかと思っていたレッドヴェイロンは、後方からの競馬でした。先行した穴馬ベステンダンクが2着に粘るような馬場だけに、ノーチャンスの位置取りだったと思います。