日程 | 2019年11月3日(日曜) |
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開催 | 京都競馬場11R |
距離 | ダート1800m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 曇時々晴(ヤフー天気) |
みやこステークス2019
ダート重賞、みやこステークス2019です。G1チャンピオンズカップの前哨戦として、2010年に新設されました。みやこステークス組がチャンピオンズカップで好走する例は多いものの、実績馬が同時期のJBCクラシックに集まるため、手薄なメンバー構成になる傾向にあります。なお、昨年のみやこステークは、JBCが京都開催となったため、開催休止になっています。
配当
過去9年(昨年は休止)のみやこステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは1回のみです。波乱となった2015年は不良馬場で行われており、比較的順当な決着が多いレースといえるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 休止 | ||
2017 | 1,840円 | 3,020円 | 12,060円 |
2016 | 1,770円 | 8,370円 | 42,390円 |
2015 | 12,120円 | 19,410円 | 180,390円 |
2014 | 4,480円 | 10,300円 | 54,980円 |
2013 | 3,200円 | 5,000円 | 28,290円 |
2012 | 680円 | 2,460円 | 6,610円 |
2011 | 980円 | 2,060円 | 6,870円 |
2010 | 470円 | 4,440円 | 15,410円 |
では過去9年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去9年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018 | 休止 | |||||||
2017良 | 1 | 16 | 牡5 | 56 | テイエムジンソク | 2 | エルムステークス(G3) 2着(0.1) | 1 |
2 | 10 | セ5 | 56 | ルールソヴァール | 9 | 夏至ステークス(1600万) 1着(-0.0) | 6 | |
3 | 12 | 牡6 | 57 | キングズガード | 3 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G3) 3着(0.6) | 5 | |
2016良 | 1 | 9 | 牡4 | 56 | アポロケンタッキー | 4 | ブラジルカップ(OP) 8着(1.4) | 1 |
2 | 6 | 牡3 | 55 | グレンツェント | 1 | レパードステークス(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 7 | 牡5 | 57 | ロワジャルダン | 7 | ラジオ日本賞(OP) 3着(0.6) | 2 | |
2015不良 | 1 | 2 | 牡4 | 56 | ロワジャルダン | 7 | ブラジルカップ(OP) 4着(0.6) | 1 |
2 | 4 | 牡4 | 58 | カゼノコ | 6 | ブラジルカップ(OP) 7着(0.7) | 4 | |
3 | 1 | 牡7 | 58 | ローマンレジェンド | 4 | 平安ステークス(G3) 3着(0.3) | 5 | |
2014良 | 1 | 14 | 牡4 | 56 | インカンテーション | 2 | ラジオ日本賞(OP) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 4 | 牡3 | 54 | ランウェイワルツ | 9 | ブラジルカップ(OP) 2着(0.2) | 2 | |
3 | 10 | 牡5 | 57 | ナムラビクター | 4 | シリウスステークス(G3) 2着(0.1) | 3 | |
2013良 | 1 | 3 | 牡4 | 56 | ブライトライン | 2 | エルムステークス(G3) 3着(0.3) | 1 |
2 | 11 | 牡3 | 55 | インカンテーション | 7 | ラジオ日本賞(OP) 6着(0.9) | 2 | |
3 | 6 | 牡5 | 59 | ローマンレジェンド | 1 | 帝王賞(G1) 6着(2.1) | 2 | |
2012良 | 1 | 2 | 牡4 | 57 | ローマンレジェンド | 1 | エルムステークス(G3) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 8 | 牡5 | 58 | ニホンピロアワーズ | 3 | 白山大賞典(G3) 1着(-0.9) | 1 | |
3 | 6 | 牡3 | 55 | ホッコータルマエ | 5 | レパードステークス(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
2011稍重 | 1 | 6 | 牡6 | 58 | エスポワールシチー | 1 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 4着(0.3) | 2 |
2 | 5 | 牡4 | 56 | トウショウフリーク | 4 | 京都クラウンプレミアム(1600万) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 4 | 牡4 | 56 | ニホンピロアワーズ | 5 | 白山大賞典(G3) 2着(0.5) | 1 | |
2010良 | 1 | 2 | 牡4 | 56 | トランセンド | 2 | 日本テレビ盃(G2) 2着(0.5) | 2 |
2 | 4 | 牡5 | 57 | キングスエンブレム | 1 | シリウスステークス(G3) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 14 | 牡5 | 56 | サクラロミオ | 9 | シリウスステークス(G3) 4着(0.3) | 10 |
過去9年のみやこステークス3着以内24頭中3頭を占めます。3頭ともにG1レースで3着以内に好走した経験がありました。5歳以下の馬が狙い目といえるかもしれません。
- 2017年3着キングズガード(マイルCS南部杯3着)
- 2015年3着ローマンレジェンド(東京大賞典優勝など)
- 2011年1着エスポワールシチー(フェブラリーステークス優勝など)
過去9年のみやこステークス3着以内24頭中10頭を占めます。伏兵の活躍も多く、近年はブラジルカップ組に好走例が目立ちます。
過去9年のみやこステークス3着以内24頭中18頭を占めます。前走下位人気といえるのは、2010年3着サクラロミオ(前走10番人気)のみです。前走の着順に関係なく、前走人気を集めていた馬が狙い目といえそうです。
予想
今年のみやこステークス2019は、インティの一強になるでしょうか。斤量59kgが気になる要素ですが、手薄なメンバー構成ですし、この後のG1戦線を考えれば3着を外したくないところだと思います。ただインティを除くと、何が来てもおかしくないメンバー。過去4~9番人気あたりの穴馬の好走例が目立ちますし、紐荒れの可能性はありそうです。
以下、簡単な考察と予想です。データ傾向から、4~5歳馬や前走1番人気馬などを中心に狙いました。
前走竹田城ステークス(3勝クラス)を楽勝。過去4勝すべてが着差をつけた完勝で、ハマれば強いという印象を受けます。ダート戦で崩れたのは、上手く先行できなかったレパードステークスのみです。今回も上手く先行できれば、このクラスでの好走があっても…。
2走前の東海ステークスは、全治6カ月の骨折明けの一戦ながら3着好走。流石にインティとチュウワウィザードの2頭が強すぎただけで、能力の高さを伺わせる3着だったと思います。前走名鉄杯は、直線余裕を感じさせる内容で優勝。2着馬とは力の差を感じさせるものでした。直近2戦を考えれば、ここで上位争いに加わっても良さそうです。
斤量59kg、休養明け、大外枠と買い難い要素が集まっていますが、実績面では勝ち負け候補になりそうです。逃げ馬が何頭かいるので、この枠からどういう位置取りになるのかも気になるところです。ここは一応の押さえ評価です。
近走の安定感は魅力です。力を付けてきているといっても良さそうです。特に直近2戦のメンバー構成を考えれば、ここでも上位争いの候補だと思います。休養明けになりますが、人気を落とすようなら押さえておいても…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、6着、9着、10着、15着でした。本命◎アドマイヤビクターは、10着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 1 | 牡6 | 56 | ヴェンジェンス | 7 | 太秦ステークス(OP) 2着(0.4) | 3 |
2 | 3 | 牡8 | 56 | キングズガード | 10 | シリウスステークス(G3) 5着(0.3) | 10 |
3 | 14 | セ7 | 56 | ウェスタールンド | 6 | アンタレスステークス(G3) 4着(0.5) | 1 |
晩に録画を見ました。アルゼンチン共和国と違って、こちらは内心当たるかも…と思っていたのですが、全くかすりもせず。1~5番人気が飛ぶ波乱決着となりました。
逃げ先行馬が揃っていたこともあり、最初の1000mが59.0秒のハイペース。芝レースのような速い流れでした。結果、勝ち負け争いを演じた3頭はともに後方勢という決着になりました。2~3着のキングズガードとウェスタールンドは、G1好走歴のある6歳以上の馬。データ傾向通りといえばそうなりますが、全く手が出せず…。展開が向いたとはいえ、やはりポテンシャルは高いです。
押さえていた1番人気インティは、4コーナーで進路がなくなり、無理矢理減速させて後退。その煽りを受けたメイショウウタゲの国分恭介ジョッキーが落馬。無事のようですが、不安が残るレースとなってしまいました。