日程 | 2017年11月11日(土曜日) |
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開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | ダート1600m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
武蔵野ステークス2017
ダート重賞「武蔵野ステークス2017」です。G1チャンピオンズカップの前哨戦として行われます。鉄板ローテというわけではありませんが、ノンコノユメ(2015年2着)やペルシャザール(2013年優勝)と、近年は暮のG1で武蔵野ステークス優勝馬が好走しています。
コース形態
過去10年の武蔵野ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは5回あり、波乱傾向のレースとなっています。人気サイドでの決着が無く、毎年穴馬の好走が見られます。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 4,490円 | 19,410円 | 157,320円 |
2015 | 3,280円 | 1,720円 | 13,660円 |
2014 | 1,950円 | 32,590円 | 167,440円 |
2013 | 1,010円 | 3,390円 | 14,010円 |
2012 | 1,400円 | 4,880円 | 18,240円 |
2011 | 1,020円 | 2,050円 | 17,150円 |
2010 | 5,820円 | 55,300円 | 402,630円 |
2009 | 15,370円 | 104,610円 | 648,270円 |
2008 | 3,970円 | 1,290円 | 20,890円 |
2007 | 3,990円 | 14,080円 | 134,410円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2016重 | 1 | 12 | セ6 | 56 | タガノトネール | 8 | サマーチャンピオン(G3) 3着(0.8) | 2 |
2 | 8 | 牡3 | 56 | ゴールドドリーム | 2 | ジャパンダートダービー(G1) 3着(1.2) | 1 | |
3 | 3 | 牡4 | 56 | カフジテイク | 6 | グリーンチャンネルカップ(OP) 1着(-0.2) | 6 | |
2015稍重 | 1 | 10 | 牡3 | 58 | ノンコノユメ | 2 | ジャパンダートダービー(G1) 1着(-0.5) | 2 |
2 | 13 | セ5 | 57 | タガノトネール | 5 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 2着(0.3) | 4 | |
3 | 5 | 牡3 | 55 | モーニン | 1 | 秋嶺ステークス(1600万) 1着(-0.4) | 1 | |
2014良 | 1 | 11 | 牡5 | 56 | ワイドバッハ | 7 | エルコンドルパサーメモリアル(OP) 1着(-0.3) | 3 |
2 | 1 | 牡5 | 56 | エアハリファ | 1 | アハルテケステークス(OP) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 3 | 牡6 | 58 | グレープブランデー | 11 | 日本テレビ盃(G2) 5着(1.8) | 2 | |
2013良 | 1 | 6 | 牡5 | 56 | ベルシャザール | 1 | ブラジルカップ(OP) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 3 | 牡6 | 57 | アドマイヤロイヤル | 3 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 5着(1.4) | 4 | |
3 | 13 | 牡3 | 56 | ベストウォーリア | 7 | ジャパンダートダービー(G1) 5着(2.0) | 3 | |
2012良 | 1 | 4 | 牡3 | 57 | イジゲン | 1 | 秋嶺ステークス(1600万) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 14 | 牡3 | 58 | ガンジス | 4 | ペルセウスステークス(OP) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 11 | 牡6 | 55 | ダノンカモン | 6 | 中京記念(G3) 15着(1.9) | 8 | |
2011稍重 | 1 | 16 | 牡5 | 56 | ナムラタイタン | 4 | ペルセウスステークス(OP) 4着(0.7) | 1 |
2 | 12 | 牡5 | 56 | ダノンカモン | 1 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 2着(0.0) | 3 | |
3 | 2 | 牡4 | 56 | アドマイヤロイヤル | 3 | 東京ゴールデンプレミアム(1600万) 1着(-0.0) | 1 | |
2010良 | 1 | 4 | 牡4 | 56 | グロリアスノア | 6 | プロキオンステークス(G3) 9着(1.6) | 3 |
2 | 15 | 牡4 | 57 | ダノンカモン | 4 | ペルセウスステークス(OP) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 7 | 牝5 | 56 | ブラボーデイジー | 9 | 府中牝馬ステークス(G3) 8着(0.5) | 9 | |
2009良 | 1 | 5 | 牡3 | 56 | ワンダーアキュート | 5 | シリウスステークス(G3) 1着(-0.5) | 3 |
2 | 2 | 牡6 | 56 | ダイショウジェット | 11 | 室町ステークス(OP) 9着(0.9) | 4 | |
3 | 6 | 牡7 | 56 | ワイルドワンダー | 8 | ジャパンカップダート(G1) 10着(1.0) | 10 | |
2008良 | 1 | 7 | 牡3 | 55 | キクノサリーレ | 5 | ながつきステークス(1600万) 1着(-0.2) | 4 |
2 | 13 | 牡6 | 58 | サンライズバッカス | 4 | 日本テレビ盃(G2) 3着(1.1) | 3 | |
3 | 11 | 牡3 | 56 | ユビキタス | 1 | ペルセウスステークス(OP) 2着(0.4) | 1 | |
2007不良 | 1 | 6 | 牡5 | 56 | エイシンロンバード | 9 | 阿蘇ステークス(OP) 5着(0.3) | 1 |
2 | 10 | 牡5 | 57 | ワイルドワンダー | 1 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 3 | 牡6 | 56 | トーセンブライト | 6 | ペルセウスステークス(OP) 1着(-0.2) | 7 |
年齡
過去10年の武蔵野ステークス3着以内30頭中9頭が3歳馬でした。特に近年は好走例が多くなってきています。一方、7歳以上の馬は劣勢の傾向があり、3着以内では、2009年3着ワイルドワンダーの1頭のみとなっています。
人気
過去10年の武蔵野ステークス3着以内では、2~3番人気が不振傾向にあります。
- 1番人気(2-3-2-3)複勝率70%
- 2番人気(1-1-0-8)複勝率20%
- 3番人気(0-1-1-8)複勝率20%
一方、二桁人気馬が穴を開けるケースも過去10年で2回のみで、4~9人気の中穴の好走例が目立っています。
馬券予想
過去10年の傾向から「3歳馬」「7歳以上を軽視」「2~3番人気軽視、二桁人気軽視」に注目です。
武蔵野ステークス2017は、かなりの混戦ムードです。抜けた馬が不在ですし、データ傾向から絞れる要素が殆どありません。その中で注目は、モーニンやカフジテイクでしょうか。ただやはり鉄板という感じは全く無いので、馬券的には難解なレースになると思います。
以下、簡単な考察と予想です。
前走日本テレビ盃2017 4着。アポロケンタッキー、サウンドトゥルー、ケイティブレイブとの見応えたっぷりの叩き合いでした。58kg背負った3頭に、最後差されてしまいましたが、復調を感じさせる一戦だったと思います。
昨年の武蔵野ステークス2016は7着に破れたものの、勝ち時計1:33.8という芝のマイル戦のような異例の時計に加えて、斤量59kgが響いたのかもしれません。今年のフェブラリーステークス2017は、中間にフレグモーネ発症とのことでした。最近、中央のダートでは結果を残せていませんが、東京のダートマイルは、昨年のフェブラリーステークス2016優勝の舞台。伏兵扱いになりそうですし、見直したいですね。
前走マイルチャンピオンシップ南部杯2017 4着。薄いメンバーながら4着に破れました。逃げたノボバカラが2着に残るなど、前に行った馬が残り、末脚勝負のカフジテイクには厳しいレースだったと思います。
今回は、成績の良い東京。条件的にはプラスに働きそうです。ただ、東京ダート1400mよりもダート1600mは、追い込みが決まりにくい印象があり、取りこぼすとすれば、前にいる馬を捕まえきれないパターンでしょうか。
前走グリーンチャンネルカップ2017 1着。出負けして後方からの競馬となりましたが、最後は前にいた馬が上位に残る中、全頭まとめて差し切る強い競馬でした。東京のダートマイルは、ユニコーンステークス2017を圧勝しており、舞台の相性も良さそうです。
フェブラリーステークス2017 8着。セン馬となってからの4戦は馬券圏外が続いているものの、全てG1レース。それでも大きく崩れていないので、能力の高さを感じます。一昨年の武蔵野ステークス2015は、3歳馬ながら58kgという斤量を背負い、まとめて差し切る強すぎる競馬を見せた舞台。久々ですが、一発あっても…という感じはします。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、4着、5着、9着、12着でした。本命◎モーニンは9着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 13 | 牡7 | インカンテーション | 6 | 白山大賞典(G3) 1着(-0.5) |
2 | 9 | 牡3 | サンライズソア | 8 | ブラジルカップ(OP) 3着(0.4) |
3 | 7 | 牡5 | アキトクレッセント | 15 | グリーンチャンネルカップ(OP) 4着(0.4) |
3連単178万馬券の大波乱となりました。当然、カスリもせずでした。(;´・ω・`A “`
最初の1000mが60.0秒のスロー。前に行った馬がそのまま残る決着でした。東京ダート1600mは、1400mよりも追い込みが決まりにくい印象の舞台ですが、さらにスローペースで流れたことで、後ろの馬には厳しい競馬だったと思います。例年、最初の1000mが58秒台というレースなので、今年はイレギュラーな決着でした。今年の武蔵野ステークス2017組は、本番(チャンピオンズカップ2017)では、狙い難い気がしてしまいますね。
狙っていた4頭は、全て後ろからの馬だったため、全く真逆の結果となりました。その中で、4着ノンコノユメや5着カフジテイクは、力のあることは十分に見せたといえるかもしれません。