日程 | 2020年3月14日(土曜) |
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開催 | 中山競馬場11R |
距離 | 芝1800m |
格付け | G3 |
条件 | 4歳以上牝馬 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 16頭 |
天気 | 雨(ヤフー天気) |
中山牝馬ステークス2020
牝馬限定のハンデ戦、中山牝馬ステークス2020です。過去の上位馬を見る限り、出世レースという印象はないものの、例年、牝馬限定重賞で実績を残している実力馬が集います。
配当
過去10年の中山牝馬ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが5回あります。さらに3連複万馬券は7回もあり、波乱決着の多いレースといえそうです。阪神競馬場で開催された2011年は、1~3着まで二桁人気馬の大波乱(244万馬券)となりました。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 3,920円 | 30,730円 | 163,380円 |
2018 | 1,940円 | 11,120円 | 50,360円 |
2017 | 2,240円 | 6,300円 | 41,260円 |
2016 | 920円 | 38,270円 | 171,860円 |
2015 | 1,410円 | 4,410円 | 20,190円 |
2014 | 800円 | 12,480円 | 33,610円25,540円 |
2013 | 4,030円 | 6,500円 | 47,930円 |
2012 | 12,780円 | 89,530円 | 626,350円 |
2011 | 40,330円 | 285,120円 | 2,446,260円 |
2010 | 5,390円 | 22,320円 | 125,120円 |
では過去10年の中山牝馬ステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 7 | 牝6 | 54 | フロンテアクイーン | 5 | ターコイズステークス(G3) 4着(0.2) | 4 |
2 | 9 | 牝4 | 53 | ウラヌスチャーム | 3 | 愛知杯(G3) 4着(0.2) | 3 | |
3 | 4 | 牝6 | 51 | アッフィラート | 11 | 初富士ステークス(1600万) 2着(0.2) | 5 | |
2018稍重 | 1 | 14 | 牝4 | 53 | カワキタエンカ | 6 | 洛陽ステークス(OP) 10着(1.1) | 2 |
2 | 6 | 牝5 | 54 | フロンテアクイーン | 2 | ターコイズステークス(G3) 2着(0.0) | 3 | |
3 | 10 | 牝5 | 52 | レイホーロマンス | 9 | 愛知杯(G3) 2着(0.1) | 11 | |
2017良 | 1 | 4 | 牝5 | 53 | トーセンビクトリー | 5 | アンドロメダステークス(OP) 8着(0.4) | 1 |
2 | 13 | 牝6 | 56 | マジックタイム | 1 | ターコイズステークス(G) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 1 | 牝5 | 52 | クインズミラーグロ | 7 | 愛知杯(G3) 3着(0.4) | 6 | |
2016良 | 1 | 16 | 牝5 | 54 | シュンドルボン | 4 | 愛知杯(G3) 8着(0.6) | 1 |
2 | 15 | 牝4 | 56 | ルージュバック | 1 | 有馬記念(G1) 10着(0.5) | 6 | |
3 | 6 | 牝7 | 55 | メイショウスザンナ | 15 | 愛知杯(G3) 12着(1.1) | 18 | |
2015良 | 1 | 3 | 牝4 | 54 | バウンスシャッセ | 3 | 愛知杯(G3) 8着(0.6) | 6 |
2 | 8 | 牝6 | 54 | アイスフォーリス | 4 | 中山金杯(G3) 5着(0.6) | 11 | |
3 | 15 | 牝7 | 53 | パワースポット | 5 | 京都牝馬ステークス(G3) 3着(0.1) | 8 | |
2014良 | 1 | 6 | 牝5 | 53 | フーラブライド | 1 | 日経新春杯(G2) 3着(0.2) | 4 |
2 | 13 | 牝5 | 53 | ケイアイエレガント | 10 | 節分ステークス(1600万) 1着(-0.5) | 10 | |
2 | 14 | 牝5 | 52 | キャトルフィーユ | 4 | 愛知杯(G3) 2着(0.1) | 14 | |
2013良 | 1 | 11 | 牝5 | 56 | マイネイサベル | 6 | エリザベス女王杯(G1) 7着(0.6) | 10 |
2 | 8 | 牝6 | 54 | スマートシルエット | 2 | 東京新聞杯(G3) 6着(0.7) | 10 | |
3 | 16 | 牝5 | 56 | オールザットジャズ | 1 | 日経新春杯(G2) 12着(1.0) | 7 | |
2012重 | 1 | 12 | 牝5 | 54 | レディアルバローザ | 8 | 京都牝馬ステークス(G3) 6着(0.7) | 7 |
2 | 7 | 牝4 | 53 | オールザットジャズ | 7 | 飛鳥ステークス(1600万) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 4 | 牝6 | 53 | エオリアンハープ | 11 | 白富士ステークス(OP) 6着(0.3) | 4 | |
2011阪神良 | 1 | 14 | 牝4 | 53 | レディアルバローザ | 10 | 初音ステークス(1600万) 5着(0.0) | 1 |
2 | 12 | 牝5 | 51 | フミノイマージン | 14 | 但馬ステークス(1600万) 6着(0.3) | 7 | |
3 | 4 | 牝4 | 55 | コスモネモシン | 13 | 京都牝馬ステークス(G3) 9着(0.7) | 8 | |
2010良 | 1 | 3 | 牝6 | 53 | ニシノブルームーン | 4 | 愛知杯(G3) 5着(0.4) | 5 |
2 | 10 | 牝6 | 54 | ウェディングフジコ | 8 | エンプレス杯(G2) 5着(0.7) | 2 | |
3 | 1 | 牝5 | 54 | チェレブリタ | 9 | 京都牝馬ステークス(G3) 5着(0.3) | 6 |
過去10年の中山牝馬ステークス3着以内の馬を斤量別に分けると、以下のようになります。斤量54kg以下が3着以内30頭中24頭を占めます。軽ハンデ馬の活躍が目立つレースといえそうです。
56kg | 4頭 | 55kg | 2頭 | 54kg | 9頭 |
53kg | 10頭 | 52kg | 3頭 | 51kg | 2頭 |
過去10年の中山牝馬ステークス3着以内30頭中8頭を占めます。特に近年は好走例が多く、6年連続で馬券圏内に好走しています。
過去10年の中山牝馬ステークス3着以内30頭中3頭を占めます。直近3年連続でターコイズステークス好走馬が馬券圏内に好走しています。
過去10年の中山牝馬ステークス3着以内30頭中20頭を占めます。大敗からの巻き返しも目立ちます。前走の着順などは、そこまで気にしないでも良さそうです。
予想
今年の中山牝馬ステークス2020は、例年よりも層が厚いメンバーだと思います。近年好走例が多い愛知杯組やターコイズステークス組を中心に多くの馬が上位争いの候補に見えます。ハンデ次第では、人気薄の好走もあるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。前々で進めそうな3頭を狙いました。追い込み決着になれば、真逆の結果になりそうですが…。
好走例が多い愛知杯組。前走から斤量が1kg減るのも魅力です。過去、わりと差し追い込み馬と活躍が見られるレースですし、馬場と展開次第では浮上するかもしれません。昨年の紫苑ステークスでは、三浦騎手の好騎乗もあって2着に好走。僅差の接戦を演じたのがカレンブーケドールとパッシングスルーの2頭と考えれば、ここでも通用しそうな印象を受けます。
馬券圏外はG1秋華賞のみ。デムーロ騎手が騎乗して馬券圏内を外していないのは、買い要素になりそうです。初のマイル戦だった前走ターコイズステークスは、楽逃げとなったコントラチェックを捕まえ切れず2着。今回の1800m戦は合いそうですし、コントラチェックとの斤量差2kgもプラスに働けば、逆転があっても良さそうです。
近年、好走例が多いターコイズステークス組。同コースのフラワーカップを含め、中山コースで連対を外していないのも魅力です。勝ち切った4レースは逃げたときだけなので、スムーズが逃げが出来るかがポイントになりそうです。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、16着でした。本命◎フェアリーポルカは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 3 | 牝4 | 52 | フェアリーポルカ | 3 | 愛知杯(G3) 4着(0.2) | 6 |
2 | 15 | 牝5 | 50 | リュヌルージュ | 14 | 稲荷特別(2勝クラス) 1着(-0.0) | 5 |
3 | 9 | 牝4 | 53 | エスポワール | 1 | ターコイズステークス(G3) 2着(0.3) | 2 |
夜中に録画を見ました。
押さえていた人気馬コントラチェックは、逃げることが出来ず…。取りこぼすならこのパターンかな…と思って評価を下げたのですが、取りこぼすどころかまさかの最下位16着でした。タフな馬場も合わなかった可能性がありそうですが、とにかく楽に逃げないと好成績を残している中山でさえ厳しいのかもしれません。
優勝は本命フェアリーポルカ。道中、インコース中団で脚を溜める競馬。紫苑ステークスでカレンブーケドールと小差のレースを見せた力は、本物という印象でした。前走から距離短縮も良かったかもしれません。
2着リュヌルージュ。流石に手が出せない馬でしょうか。前走2勝クラス辛勝。こればかりはハンデ戦(斤量50kg)故の好走という感じですね…。