日程 | 2020年6月6日(土曜) |
---|---|
開催 | 阪神競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
鳴尾記念2020
宝塚記念の前哨戦、鳴尾記念2020です。2012年から6月開催に変更となりました。近年は宝塚記念での好走がありませんが、以前は鳴尾記念好走馬がそのまま宝塚記念でも好成績を残していました。
- 2012年2着ショウナンマイティ→宝塚記念3着
- 2013年3着ダノンバラード→宝塚記念2着
- 2014年4着(3着とクビ差)カレンミロティック→宝塚記念2着
- 2015年1着ラブリーデイ→宝塚記念1着
配当
6月開催となった2012年以降、過去8年の鳴尾記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。やや波乱傾向という印象ですが、直近3年は順当な決着が続いています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2019 | 1,880円 | 2,380円 | 11,410円 |
2018 | 860円 | 890円 | 5,690円 |
2017 | 850円 | 2,570円 | 14,460円 |
2016 | 630円 | 33,750円 | 123,600円 |
2015 | 7,030円 | 14,120円 | 73,430円 |
2014 | 3,520円 | 28,180円 | 108,720円 |
2013 | 17,070円 | 21,780円 | 199,150円 |
2012 | 590円 | 1,650円 | 6,900円 |
では過去8年の鳴尾記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去8年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019良 | 1 | 7 | 牡4 | 56 | メールドグラース | 1 | 新潟大賞典(G3) 1着(-0.1) | 7 |
2 | 9 | 牡6 | 56 | ブラックスピネル | 5 | 新潟大賞典(G3) 5着(0.4) | 9 | |
3 | 6 | 牡4 | 56 | ステイフーリッシュ | 4 | 大阪杯(G1) 13着(1.4) | 12 | |
2018良 | 1 | 8 | 牡5 | 56 | ストロングタイタン | 4 | 都大路ステークス(OP) 9着(1.0) | 3 |
2 | 2 | セ4 | 56 | トリオンフ | 1 | 新潟大賞典(G3) 4着(0.2) | 1 | |
3 | 5 | 牡4 | 56 | トリコロールブルー | 2 | 大阪城ステークス(OP) 1着(-0.0) | 4 | |
2017良 | 1 | 9 | 牡6 | 56 | ステイインシアトル | 3 | 福島民報杯(OP) 6着(0.4) | 2 |
2 | 8 | 牝7 | 54 | スマートレイアー | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 4着(0.2) | 4 | |
3 | 3 | 牡6 | 56 | マイネルフロスト | 7 | 新潟大賞典(G3) 2着(0.0) | 11 | |
2016良 | 1 | 3 | 牡6 | 56 | サトノノブレス | 3 | 天皇賞春(G1) 11着(0.7) | 12 |
2 | 12 | 牡5 | 56 | ステファノス | 2 | Hong Kong Cup(G1) 10着 | ||
3 | 2 | 牡6 | 56 | プランスペスカ | 13 | 都大路ステークス(OP) 7着(0.6) | 11 | |
2015良 | 1 | 10 | 牡5 | 57 | ラブリーデイ | 2 | 天皇賞春(G1) 8着(0.5) | 8 |
2 | 6 | 牡5 | 56 | マジェスティハーツ | 8 | 都大路ステークス(OP) 4着(0.8) | 7 | |
3 | 4 | 牡4 | 56 | アズマシャトル | 4 | 新潟大賞典(G3) 12着(0.6) | 8 | |
2014良 | 1 | 11 | 牡5 | 56 | エアソミュール | 1 | 中山記念(G2) 10着(1.2) | 8 |
2 | 10 | 牡7 | 56 | アドマイヤタイシ | 9 | 新潟大賞典(G3) 13着(1.3) | 10 | |
3 | 2 | 牡7 | 56 | フラガラッハ | 10 | 大阪杯(G2) 6着(1.5) | 8 | |
2013良 | 1 | 10 | 牡4 | 56 | トウケイヘイロー | 6 | 京王杯スプリングカップ(G2) 8着(0.3) | 2 |
2 | 9 | 牡6 | 56 | エクスペディション | 7 | 小倉大賞典(G3) 16着(1.1) | 4 | |
3 | 7 | 牡5 | 57 | ダノンバラード | 3 | 日経賞(G2) 7着(0.9) | 6 | |
2012良 | 1 | 10 | 牡5 | 57 | トゥザグローリー | 2 | 中山記念(G2) 10着(1.5) | 1 |
2 | 8 | 牡4 | 57 | ショウナンマイティ | 1 | 大阪杯(G2) 1着(-0.2) | 6 | |
3 | 6 | 牡4 | 56 | トーセンラー | 5 | 新潟大賞典(G3) 11着(0.7) | 3 |
過去8年の鳴尾記念3着以内24頭中7頭を占めます。直近3年連続で馬券圏内に好走しています。
過去8年の鳴尾記念3着以内24頭中14頭を占めます。二桁馬番の好走例も目立ちます。一方、1枠の好走例が無く、人気を集めていた馬も馬券圏外に沈んでいます。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | 5 | 1 | 牡6 | 56 | グランデッツァ | 3 | 都大路ステークス(OP) 2着(0.2) | 2 |
2014 | 8 | 1 | 牡8 | 57 | トーセンジョーダン | 4 | 有馬記念(G1) 14着(3.5) | 5 |
2012 | 5 | 1 | 牡7 | 58 | アーネストリー | 3 | 大阪杯(G2) 6着(0.5) | 5 |
過去8年の鳴尾記念3着以内24頭中20頭を占めます。前走二桁着順や大敗していた馬の好走例も目立ちます。
過去8年の鳴尾記念3着以内では、前走1600m以下のレース出走馬は、以下の2頭のみです。前走1800m以上のレース出走していた馬が狙い目になりそうです。
- 2013年1着トウケイヘイロー(前走1400m戦)
- 2017年2着スマートレイアー(前走1600m戦)
予想
今年の鳴尾記念2020は、近年のメンバーと比べると、かなりの好メンバーが揃いました。ここで有力馬が結果を残して宝塚記念に向かうことになれば、本番でも期待できそうな印象を受けます。実績面では、ラヴズオンリーユーの一強。あとは長期休養明けとなる前走G1出走馬(サトノルークス、パフォーマプロミス)が上位争いの候補でしょうか。休養明け2頭の状態次第では、穴馬の波乱演出もあるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。スルーした有力馬が気になりつつ、3頭に絞りました。
3歳時のG1で好勝負を演じて来た相手にカレンブーケドール、クロノジェネシス、ラッキーライラックなど。ここは勝ち負けを期待したいレースになると思います。深く考えず本命です。
好走例が多い新潟大賞典組。5勝中4勝が阪神というコース巧者に期待して対抗評価にしました。ただ戦績を見る限り、やや距離が長いかもしれません。
前走新潟大賞典は、骨折で約7カ月の休養明けでした。前走一度使って状態が上向いていれば…。一昨年のチャレンジカップでは、2着以下を突き放す楽勝をしていますし、同コースのここなら一発あっても良さそうです。
何か足りない…というレースが続いています。ただ前走大阪杯で小差だった馬(ワグネリアン、ジナンボー、ブラストワンピース、ステイフーリッシュなど)を見れば、G3戦のここなら上位争いの候補という感じがします。出遅れが多いので、とにかく良いスタートをきって、後ろ過ぎない位置で進めることがで出来れば…。
本命にした昨年チャレンジカップで大敗、スルーした次走中山金杯で3着に好走。狙うタイミングが全く分かりません。今回は下位人気になりそうですし、近走崩れてるわけでは無いので、紐荒れがあれば、面白いタイプかもしれません。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、5着、10着でした。本命◎ラヴズオンリーユーは、2着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 牡8 | 56 | パフォーマプロミス | 10 | 天皇賞春2019(G1) 3着(1.0) | 8 |
2 | 7 | 牝4 | 54 | ラヴズオンリーユー | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 7着(1.2) | 3 |
3 | 8 | 牡4 | 56 | レッドジェニアル | 4 | 大阪杯(G1) 8着(0.7) | 12 |
約13カ月ぶりのレースとなったパフォーマプロミスが優勝。本命ラヴズオンリーユーとは、頭の上げ下げのタイミングで決したようなゴールでした。終わってみればG1戦線を戦ってきた3頭による決着ですが、パフォーマプロミスは、長期休養明けだったこともあり、手が出せない馬だったと思います。さらにデータ傾向では、近年外枠の活躍が多いレースですが、今年は内枠決着…。新潟大賞典組も来れなかったですし、デートと真逆に近いレースとなりました。
対抗レッドガランは、最後に垂れたところを見ると、やはり距離が少し長いのかもしれません。押さえていたエアウィンザーは、後方から馬群の中で脚を溜める位置取り。直線では進路が無く、出すタイミングが遅れたようにも見えました。