日程 | 2020年2月2日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | ダート1400m |
格付け | G3 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
根岸ステークス2020
ダート重賞、根岸ステークス2020です。G1フェブラリーステークスの前哨戦として行われます。過去10年のフェブラリーステークスでは、根岸ステークス組の好走例が多く、優勝馬ではノンコノユメ(2018年)、モーニン(2016年)、テスタマッタ(2012年)の3頭。2~3着に好走する馬も多く、本番に向けて、重要な一戦といえそうです。
配当
過去10年の根岸ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回あります。3連複では、2009年~2016年まで8年連続で万馬券が出ており、やや波乱傾向のレースという印象を受けます。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 1,250円 | 5,220円 | 18,930円 |
2018 | 2,010円 | 2,540円 | 20,200円 |
2017 | 860円 | 2,390円 | 9,330円 |
2016 | 1,330円 | 11,480円 | 34,400円 |
2015 | 710円 | 13,290円 | 48,330円 |
2014 | 6,380円 | 29,140円 | 158,760円 |
2013 | 1,380円 | 15,560円 | 103,090円 |
2012 | 15,660円 | 58,390円 | 379,550円 |
2011 | 640円 | 12,110円 | 45,080円 |
2010 | 5,960円 | 16,330円 | 156,290円 |
では過去10年の根岸ステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 11 | セ4 | 56 | コパノキッキング | 2 | カペラステークス(G3) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 2 | 牡5 | 56 | ユラノト | 3 | ギャラクシーステークス(OP) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 1 | 牡6 | 56 | クインズサターン | 5 | 師走ステークス(OP) 3着(0.4) | 4 | |
2018重 | 1 | 14 | セ6 | 58 | ノンコノユメ | 6 | チャンピオンズカップ(G1) 9着(0.6) | 6 |
2 | 8 | 牡4 | 56 | サンライズノヴァ | 1 | 師走ステークス(OP) 2着(0.7) | 2 | |
3 | 6 | 牡6 | 57 | カフジテイク | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 7着(0.5) | 5 | |
2017良 | 1 | 3 | 牡5 | 56 | カフジテイク | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 4着(0.2) | 11 |
2 | 5 | 牡7 | 58 | ベストウォーリア | 3 | JBCスプリント(G1) 2着(0.6) | 1 | |
3 | 13 | 牡5 | 56 | エイシンバッケン | 4 | 2016ファイナルステークス(OP) 2着(0.0) | 1 | |
2016稍重 | 1 | 15 | 牡4 | 55 | モーニン | 1 | 武蔵野ステークス(G3) 3着(0.3) | 1 |
2 | 8 | 牡8 | 56 | タールタン | 6 | 2015ファイナルステークス(OP) 1着(-0.0) | 7 | |
3 | 2 | 牡8 | 58 | グレープブランデー | 10 | チャンピオンズカップ(G1) 8着(0.9) | 10 | |
2015重 | 1 | 6 | 牡6 | 56 | エアハリファ | 1 | 武蔵野ステークス(G3) 2着(0.1) | 1 |
2 | 13 | 牡6 | 57 | ワイドバッハ | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 6着(0.5) | 10 | |
3 | 14 | 牡8 | 56 | アドマイヤロイヤル | 15 | 武蔵野ステークス(G3) 14着(2.1) | 9 | |
2014良 | 1 | 6 | 牡7 | 56 | ゴールスキー | 4 | 武蔵野ステークス(G3) 4着(0.3) | 2 |
2 | 9 | 牡6 | 57 | ノーザンリバー | 8 | カペラステークス(G3) 1着(-0.0) | 6 | |
3 | 14 | 牡8 | 56 | シルクフォーチュン | 5 | カペラステークス(G3) 3着(0.1) | 2 | |
2013良 | 1 | 7 | 牡5 | 56 | メイショウマシュウ | 5 | ギャラクシーステークス(OP) 3着(0.1) | 2 |
2 | 5 | 牡4 | 55 | ガンジス | 1 | ギャラクシーステークス(OP) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 2 | 牡7 | 58 | セイクリムズン | 10 | 兵庫ゴールドトロフィー(G3) 5着(1.1) | 1 | |
2012良 | 1 | 9 | 牡6 | 57 | シルクフォーチュン | 4 | ギャラクシーステークス(OP) 3着(0.4) | 2 |
2 | 4 | 牡5 | 56 | トウショウカズン | 9 | 大和ステークス(OP) 1着(-0.1) | 7 | |
3 | 11 | 牡6 | 58 | テスタマッタ | 5 | 東京大賞典(G1) 3着(0.4) | 4 | |
2011良 | 1 | 1 | 牡5 | 57 | セイクリムズン | 2 | カペラステークス(G3) 1着(-0.0) | 3 |
2 | 5 | 牡5 | 56 | ダノンカモン | 3 | 大和ステークス(OP) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 11 | 牡8 | 56 | ダイショウジェット | 10 | 師走ステークス(OP) 9着(1.6) | 8 | |
2010良 | 1 | 8 | 牡4 | 55 | グロリアスノア | 11 | エニフステークス(OP) 1着(-0.3) | 3 |
2 | 9 | 牡5 | 56 | サマーウインド | 1 | 初日の出ステークス(1600万) 1着(-0.8) | 1 | |
3 | 13 | 牡5 | 56 | オーロマイスター | 4 | 大和ステークス(OP) 1着(-0.0) | 2 |
過去10年の根岸ステークス3着以内30頭中12頭を占めます。大敗からの巻き返しが無く、セイクリムズン(2013年)を除く11頭が前走3着以内に好走していました。
過去10年の根岸ステークス3着以内30頭中5頭を占めます。5頭ともにダート1800m戦(チャンピオンズカップ)の実積馬ではなく、ダート1400~1600m戦の実績馬でした。
過去10年の根岸ステークス3着以内30頭中9頭を占めます。そのうち ダイショウジェット(2011年)を除く8頭が前走重賞レースに出走していました。
予想
今年の根岸ステークス2020は、ほぼ例年並みのメンバー構成になるでしょうか。ざっと見た感じでは、コパノキッキング一強というメンバーですが、コパノキッキングを除くと、何が来てもおかしくないほど混戦模様…。オープンクラスのレースでの好走歴がある馬も多く、取捨が難しいレースになると思います。
以下、簡単な考察と予想です。差し追い込み勢が揃ったメンバー。わりと追い込み馬の活躍が多いレースですが、傾向とは逆に前に行きそうな馬を狙いました。
楽勝してもおかしくないほどの実績馬。ただやはり昨年から斤量+2kgに加え、昨年のレース後に1400mがギリギリという旨の話をマーフィー騎手がしているだけに、少し不安は残ります。
好走例の多いチャンピオンズカップ組。ハイペースで追い込み決着となった2走前みやこステークスは、上位3頭から離された5着でした。とはいっても好位で進めた馬の中では、一番粘ったような印象を受けます。斤量58kgは気になるところですが、直近2戦からの距離短縮と東京コースが合えば…。
大外は買い難いところでしょうか。2走前の武蔵野ステークスは、先行勢が総崩れし、人気薄の追い込み勢が突っ込んで来るレースでした。展開が向かなかったレースだったと思います。データ傾向から前走4着は買い難いところですが、単騎逃げが出来そうな今回は面白いタイプになるかもしれません。全く人気しないと思うので、紐荒れ期待で押さえておいても…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、5着、14着でした。本命◎コパノキッキングは、2着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 11 | 牡6 | 58 | モズアスコット | 3 | マイルチャンピオンシップ(G1) 14着(1.2) | 7 |
2 | 5 | セ5 | 58 | コパノキッキング | 1 | カペラステークス(G3) 1着(-0.4) | 2 |
3 | 7 | 牡8 | 56 | スマートアヴァロン | 9 | すばるステークス(LR) 3着(0.3) | 5 |
晩に録画を見ました。
完全にスルーしていたモズアスコットの完勝。初ダートで重賞だったこともあり、考えることもなくスルーしていました。スタートが良くなかったことを考えると、これは強さを感じるレースでした。
本命コパノキッキングは、やはり1400m戦がギリギリでしょうか。勝ちにいったようなレース運びでしたが、モズアスコットの方が一枚上でした。押さえていたドリームキラリは、14着大敗。スタートで速い脚を使えないみたいで、出して行って何とかハナに立つ展開…。ヨシオとコパノキッキングもスタートが良かったこともあり、前半で脚を使ってしまったような印象を受けました。
対抗ワイドファラオ。2~3着あるかも…と思いながら、最後は追い込み勢に交わされて5着。卒なく周ってきた印象も、最後の失速は斤量58kgの影響もあるでしょうか。