日程 | 2020年9月6日(日曜) |
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開催 | 新潟競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
新潟記念2020
サマー2000シリーズ第5戦、新潟記念2020です。例年、サマー2000シリーズのチャンピオンを目指す馬のほか、秋の重賞戦線に向けて出走する馬が集います。出世レースという印象は全くないものの、2018年の優勝馬ブラストワンピースが有馬記念優勝、昨年の優勝馬ユーキャンスマイルも後のG1戦線で活躍しています。
配当
過去10年の新潟記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えが7回あります。データ外になりますが、過去2009年19万馬券、2008年102万円、2007年27万円、2006年13万円と波乱決着が続いています。3連複も高配当が多く、過去10年で9回の万馬券が出ています。順当な決着の方が珍しいレースと言えるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 4,580円 | 21,230円 | 105,090円 |
2018 | 1,250円 | 25,300円 | 57,170円 |
2017 | 2,580円 | 27,670円 | 132,650円 |
2016 | 1,990円 | 12,810円 | 59,970円 |
2015 | 6,810円 | 81,140円 | 384,550円 |
2014 | 2,240円 | 6,340円 | 28,290円 |
2013 | 20,450円 | 58,340円 | 558,010円 |
2012 | 11,490円 | 49,950円 | 313,130円 |
2011 | 10,880円 | 13,790円 | 102,850円 |
2010 | 11,750円 | 24,040円 | 134,970円 |
では過去10年の新潟記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 7 | 牡4 | 57 | ユーキャンスマイル | 2 | 天皇賞春(G1) 5着(1.5) | 3 |
2 | 5 | 牡4 | 54 | ジナンボー | 6 | ジューンステークス(3勝クラス) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 6 | 牡5 | 57 | カデナ | 8 | 小倉記念(G3) 2着(0.0) | 6 | |
2018良 | 1 | 1 | 牡3 | 54 | ブラストワンピース | 1 | 日本ダービー(G1) 5着(0.2) | 2 |
2 | 5 | 牡5 | 57 | メートルダール | 6 | 大阪杯(G1) 10着(1.1) | 14 | |
3 | 4 | 牡7 | 53 | ショウナンバッハ | 13 | 福島テレビオープン(OP) 7着(0.6) | 6 | |
2017良 | 1 | 1 | 牡5 | 55 | タツゴウゲキ | 6 | 小倉記念(G3) 1着(-0.0) | 4 |
2 | 11 | 牡4 | 56.5 | アストラエンブレム | 1 | エプソムカップ(G3) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 7 | 牡4 | 55 | カフジプリンス | 12 | 小倉記念(G3) 5着(0.8) | 9 | |
2016良 | 1 | 17 | 牡5 | 55 | アデイインザライフ | 2 | 常総ステークス(1600万) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 14 | 牡4 | 58 | アルバートドック | 1 | 七夕賞(G3) 1着(-0.1) | 3 | |
3 | 12 | 牡7 | 53 | ロンギングダンサー | 9 | 新潟大賞典(G3) 6着(0.8) | 13 | |
2015稍重 | 1 | 3 | 牡7 | 56 | パッションダンス | 6 | 小倉記念(G3) 6着(0.4) | 4 |
2 | 6 | 牡5 | 56 | マイネルミラノ | 9 | 函館記念(G3) 8着(1.5) | 2 | |
3 | 4 | 牡6 | 54 | ファントムライト | 13 | モンゴル大統領賞(OP) 16着(1.3) | 8 | |
2014良 | 1 | 13 | 牡5 | 56 | マーティンボロ | 1 | 小倉記念(G3) 2着(0.3) | 6 |
2 | 16 | 牡5 | 54 | クランモンタナ | 5 | マレーシアカップ(1600万) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 15 | 牡4 | 57 | ラストインパクト | 3 | 小倉記念(G3) 6着(1.4) | 1 | |
2013稍重 | 1 | 4 | 牝6 | 52 | コスモネモシン | 10 | クイーンステークス(G3) 7着(1.2) | 7 |
2 | 9 | 牡6 | 57 | エクスペディション | 8 | 小倉記念(G3) 6着(0.8) | 2 | |
3 | 8 | セ5 | 55 | ファタモルガーナ | 7 | 七夕賞(G3) 6着(0.7) | 11 | |
2012良 | 1 | 1 | セ7 | 56 | トランスワープ | 7 | 函館記念(G3) 1着(-0.2) | 4 |
2 | 7 | 牡6 | 56 | タッチミーノット | 9 | 七夕賞(G3) 12着(0.9) | 2 | |
3 | 9 | 牡5 | 57 | アスカクリチャン | 8 | 小倉記念(G3) 6着(0.8) | 7 | |
2011良 | 1 | 5 | 牡5 | 57.5 | ナリタクリスタル | 5 | 小倉記念(G3) 6着(0.5) | 1 |
2 | 9 | 牡7 | 56 | サンライズベガ | 9 | 小倉記念(G3) 15着(1.8) | 7 | |
3 | 3 | 牡5 | 57 | セイクリッドバレー | 3 | 関屋記念(G3) 5着(0.3) | 1 | |
2010良 | 1 | 8 | 牡4 | 55 | ナリタクリスタル | 5 | 小倉記念(G3) 4着(0.3) | 2 |
2 | 6 | 牡7 | 56 | トウショウシロッコ | 10 | 七夕賞(G3) 5着(0.1) | 4 | |
3 | 5 | 牡6 | 55 | サンライズベガ | 4 | 小倉記念(G3) 7着(0.5) | 3 |
過去10年の新潟記念3着以内では、3歳馬がブラストワンピース(2018年優勝)のみです。ブラストワンピースが実力的に抜けた馬だったと考えれば、3歳馬が劣勢傾向にありそうです。一方、7歳以上の馬は計6頭が3着以内に好走しています。6頭は、ともに斤量57kg未満の穴馬でした。
過去10年の新潟記念3着以内30頭中18頭を占めます。そのうち15頭が穴馬(4番人気以下)でした。人気を集めていた3頭は、ともに追い込んだ7枠の馬でした。
過去10年の新潟記念3着以内では、不振傾向にあります。人気サイドの決着が殆ど無いレースといっても良さそうです。
- 1番人気(2-2-0-6)複勝率40%
- 2番人気(2-0-0-8)複勝率20%
- 3番人気(0-0-2-8)複勝率20%
- 4番人気(0-0-1-9)複勝率10%
- 5番人気(2-1-0-7)複勝率30%
予想
今年の新潟記念2020は、例年通り難解なレースになりそうです。ハンデ戦ですし、殆ど全頭が馬券候補という感じがします。過去の傾向から前走サマー2000シリーズ好走馬が中心になると思いますが、近年は前走のレースで連対していた馬の好走も目立つので、前走連対馬に注目しても良いかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。3~4枠の好走例が多いレースですが、外枠の差し追い込み馬を中心に狙いました。
好走例が多い前走サマー2000シリーズ出走馬。波乱決着となった2走前新潟大賞典では小差の4着。前に行った穴馬2頭を捕まえきれず…という内容でした。直近2戦を見る限り、何か決めてに欠けるように見えますが、サマー2000シリーズで安定した成績を残していることに期待して本命評価にしました。
小倉大賞典優勝後の大阪杯では、前々で進めた人気馬が上位争いをする中、インコースを突いた追い込みで小差の4着に好走しています。見せ場はあったと思います。今回も末脚が活きるレースになれば、上位争いに加わっても良さそう…。昨年の新潟記念3着の実績にも期待して…。
前走目黒記念5着。過去好走例が無いローテというのは買い難いところですが、堅実な末脚を使う馬ですし、展開がハマれば突っ込んできそうなタイプだと思います。
良馬場の1800m~2000mでは安定した成績を残しています。良馬場で追い込みが決まる馬場なら…ということで適当に押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、6着、9着、12着でした。本命◎ブラヴァスは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 17 | 牡4 | 56 | ブラヴァス | 2 | 七夕賞(G3) 2着(0.2) | 7 |
2 | 5 | 牡5 | 56 | ジナンボー | 3 | 七夕賞(G3) 9着(0.9) | 1 |
3 | 16 | 牡5 | 54 | サンレイポケット | 5 | ジューンステークス(3勝クラス) 1着(-0.0) | 3 |
波乱どころか、上位人気馬による決着…。大穴で押さえていたゴールドギアやアイスストームは、見せ場らしい見せ場がなく、凡走に終わりました。
想定していた外差し馬場。殆どの馬が馬場の外に出しての直線勝負となりました。本命ブラヴァスが早めに抜け出したジナンボーを差し切って優勝。3着以下の上位陣も外を追い込んで来た馬の活躍が目立つレースとなりました。
勝利ジョッキーインタビューを見ると、ブラヴァスはまだ成長する余地がありそうな印象だったので、秋~来年以降に期待が持てそうです。