オークス2017過去10年のデータと予想

日程 2017年5月21日(日曜日)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝2400m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳牝馬
斤量 定量(55kg)
出走数 18頭
天気 晴れ参考 東京競馬場 – ヤフー天気

3歳牝馬のトップを決めるG1「オークス2017」です。過去のオークス上位馬を見ると、古馬になってからもG1戦線で活躍する馬が多く、この先のG1戦線を占う上でも重要なレースになるでしょう。

過去10年のオークスの配当を見ると、10万馬券が3回あります。このうち2008年と2013年は、桜花賞も波乱決着となっており、3歳牝馬の傾向を見る上で、桜花賞の傾向が参考になるかもしれません。(※2010年は1着同着のため、3連単は2パターンあります。)

年度 馬連 3連複 3連単
2016 420円 2,070円 5,790円
2015 1,160円 4,140円 20,150円
2014 380円 1,530円 12,850円
2013 13,880円 15,610円 150,480円
2012 820円 6,640円 30,610円
2011 42,750円 45,120円 548,190円
2010 1,870円 10,180円 20,460円24,290円
2009 320円 1,250円 2,430円
2008 24,080円 61,600円 440,360円
2007 1,640円 10,450円 57,000円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

オークス2017
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走
2016 1 3 シンハライト 1 桜花賞(G1) 2着(0.0)
2 13 チェッキーノ 2 フローラステークス(G2) 1着(-0.5)
3 14 ビッシュ 5 フローラステークス(G2) 5着(0.8)
2015 1 10 ミッキークイーン 3 忘れな草賞(OP) 1着(-0.1)
2 14 ルージュバック 1 桜花賞(G1) 9着(1.0)
3 17 クルミナル 6 桜花賞(G1) 2着(0.7)
2014 1 9 ヌーヴォレコルト 2 桜花賞(G1) 3着(0.1)
2 10 ハープスター 1 桜花賞(G1) 1着(-0.0)
3 5 バウンスシャッセ 3 皐月賞(G1) 11着(0.7)
2013 1 3 メイショウマンボ 9 桜花賞(G1) 10着(0.9)
2 13 エバーブロッサム 5 フローラステークス(G2) 2着(0.1)
3 5 デニムアンドルビー 1 フローラステークス(G2) 1着(-0.1)
2012 1 14 ジェンティルドンナ 3 桜花賞(G1) 1着(-0.1)
2 9 ヴィルシーナ 2 桜花賞(G1) 2着(0.1)
3 3 アイスフォーリス 9 フローラステークス(G2) 2着(0.4)
2011 1 4 エリンコート 7 忘れな草賞(OP) 1着(-0.1)
2 18 ピュアブリーゼ 8 フローラステークス(G2) 3着(0.0)
3 12 ホエールキャプチャ 2 桜花賞(G1) 2着(0.1)
2010稍重 1 17 アパパネ 1 桜花賞(G1) 1着(-0.1)
1 18 サンテミリオン 5 フローラステークス(G2) 1着(-0.2)
3 2 アグネスワルツ 8 フローラステークス(G2) 2着(0.2)
2009 1 7 ブエナビスタ 1 桜花賞(G1) 1着(-0.1)
2 3 レッドディザイア 2 桜花賞(G1) 2着(0.1)
3 14 ジェルミナル 4 桜花賞(G1) 3着(0.3)
2008稍重 1 15 トールポピー 4 桜花賞(G1) 8着(0.4)
2 6 エフティマイア 13 桜花賞(G1) 2着(0.1)
3 10 レジネッタ 5 桜花賞(G1) 1着(-0.1)
2007 1 2 ローブデコルテ 5 桜花賞(G1) 4着(0.8)
2 7 ベッラレイア 1 フローラステークス(G2) 1着(-0.0)
3 12 ラブカーナ 8 スイートピーステークス(OP) 2着(0.0)
前走桜花賞

過去10年のオークス3着以内30頭中17頭を占めます。桜花賞組が馬券圏内に来なかった年はありません。

前走フローラステークス

過去10年のオークス3着以内30頭中9頭を占めます。フローラステークスで馬券圏外だった馬は、昨年3着のビッシュのみです。

その他のトライアル(連対馬)

過去10年のオークスでは、計3頭が馬券圏内に来ていますが、3頭とも前走で連対していました。

  • 2015年1着ミッキークイーン(前走忘れな草賞2015 1着)
  • 2011年1着エリンコート(前走忘れな草賞2011 1着)
  • 2007年3着ラブカーナ(前走スイートピーステークス2007 2着)
外枠

過去10年のオークスでは、外枠(二桁馬番)の好走例が多く、3着以内30頭中15頭が二桁馬番でした。

馬券予想

過去10年の傾向から「前走桜花賞」「前走フローラステークス3着以内」「前走忘れな草賞&スイートピーステークス連対馬」「外枠」に注目です。

オークス2017は、桜花賞2017で負けたソウルスターリングアドマイヤミヤビの巻き返し期待のほか、桜花賞2017連対馬レーヌミノルリスグラシューなど、桜花賞2017組だけでも豪華な一戦になりそうです。

波乱決着となったフローラステークス2017組は軽視していますが、オークス2017で波乱があるとすれば、好ローテのわりに人気薄となっている馬の取捨がポイントになるかもしれません。

以下、簡単な考察と予想です。

高いレベルの混戦ですね。内枠のハーツクライ産(ホウオウパフューム、ハローユニコーン)や桜花賞好走馬(レーヌミノル、ソウルスターリング)も気になります。キリが無いので、バッサリですが…(;´・ω・`A
◎⑭リスグラシュー

前走桜花賞2017 2着。好ローテの桜花賞好走馬。桜花賞組の中では、距離が長くなっても問題無さそうな1頭です。

桜花賞を優勝したレーヌミノルは、ダイワメジャー産です。ダイワメジャー産は、芝2000m以上の重賞での優勝がなく、産駒の多くが1200~1600m戦を得意としています。芝1800m戦の重賞で見ても、カレンブラックヒルの2勝(毎日王冠2012、小倉大賞典2015)のみとなっています。

リスグラシューは、直近3戦が勝ち切れないレースとなっていますが、データ的にも外枠は買い要素なので、大崩れは無いのではないかと思っています。

○③フローレスマジック

前走フローラステークス2017 3着。好走例の多いディープインパクト産。前走は、波乱決着となったフローラステークス2017ですが、その中で3着に好走した安定感は、買い要素かもしれません。

3走前のアルテミスステークス2016では、今回1~2番人気になるであろうリスグラシューと差のない2着。この舞台で頭から狙うのは、やや難がありますが、相手なりに好走し続けている馬なので、上位争いに加わっても不思議ではないと思っています。

▲⑩ブラックスビーチ

前走スイートピーステークス2017 1着。前走は、辛勝という印象のレースでしたが、並ばれてからが強かったです。差されそうなところをもう一度伸びで交わしていました。

決して鉄板ローテでは無いので、積極的には狙いにくい馬ではあります。ただ、父ディープインパクト、母父Kingmambo(キングカメハメハの父)という血統に加え、角居厩舎に生産者社台ファームと、いかにも一発ありそうな要素は揃っています。

穴馬として狙う分には、オッズ的にも魅力があるかもしれません。ちなみに近年のオークスは、ディープインパクト産の好走例が多く、過去5年の3着以内15頭中9頭ディープインパクト産でした。

△⑯アドマイヤミヤビ

前走桜花賞2017 12着。前走の大敗が気になるところです。後方にいた馬が最後伸びてきて上位争いに加わっている中で、アドマイヤミヤビの反応はイマイチ。デムーロ騎手も途中から追っていないように見えました。渋った稍重馬場が原因なのか、コンディション的な問題なのか分からないだけに、今回は押さえまでという感じです。

【追記】デムーロ騎手の話では、「桜花賞は馬場が合わなかった」とのことです。

2走前のクイーンカップ2017では、NHKマイルカップ2017を優勝したアエロリットに完勝。3走前の百日草特別2016では、カデナ(弥生賞2017、京都2歳ステークス2016)に完勝と、ポテンシャルは高い馬です。

もともとオークス2017が目標だったと思うので、桜花賞2017の凡走で少し人気を落とす今回がオッズ的な魅力はありそうです。

3連複 ◎○▲△ 4頭ボックス 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、3着、5着、6着、9着でした。本命◎リスグラシューは5着でした。

オークス2017
着順 馬番 馬名 人気 前走
1 2 ソウルスターリング 1 桜花賞(G1) 3着(0.1)
2 1 モズカッチャン 6 フローラステークス(G2) 1着(-0.0)
3 16 アドマイヤミヤビ 2 桜花賞(G1) 12着(1.0)

カスリもせずでした。(;´ω`)φ

スローペース。これは想定通りでしょうか。先週の真逆で、インコースの馬場状態が良く、外をまわすと届かない印象の馬場でした。残り200mあたりで前にいることができた馬がそのまま上位争いとなりました。

本命リスグラシューは、直線でスムーズさを欠いてしまいました。武豊騎手のインタビューによると、ぶつけられてしまったみたいですね。それでも5着というのは、世代上位の能力を示した格好だと思います。

結果は、ソウルスターリングの貫禄勝ち。今日の馬場で内枠というのは、2着モズカッチャンも含め、かなりのメリットになったと思います。

ただ解説の岡部元騎手の話では、「ソウルスターリングは、レース後なのに目が血走っていない。調教から帰ってきたかのよう。」ということを言っていました。並の馬ではないのは、確実のようですね…。

血統的には、出走馬2頭ともに穴馬ではありましたが、ディープインパクト産が不発1~2着ともに非サンデー系の馬で、新しい時代の幕開けを感じてしまいます。買い時が難しいと思っていたハービンジャー産もここに来て、重賞で活躍するようになってきました。

それにしても、来週の日本ダービー2017が悩ましいです…。外枠が良いのか、内枠が良いのか、サンデー系の馬が不発になるのか。当たる気がしないですね (;´・ω・`A “`

…と思いながら、”考えすぎてはいけない”ということを忘れていました。来週は、もっと軽く考えようと思います。

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