日程 | 2021年5月23日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝2400m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳牝馬 |
斤量 | 定量(55kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.4(23日) |
オークス2021(優駿牝馬)
牝馬三冠レース、オークス2021(優駿牝馬)です。過去のオークス上位馬を見ると、後のG1戦線でも活躍する馬が名を連ねています。今後の日本競馬を占う上でも重要なレースといえそうです。
配当
過去10年のオークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。この3回を除くと、比較的順当な決着が多い傾向にあります。ただ直近2年連続で二桁人気馬が馬券に絡んで好配当を演出しているのは気になるところです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2020 | 1,800円 | 15,020円 | 42,410円 |
2019 | 25,140円 | 28,240円 | 179,960円 |
2018 | 1,190円 | 750円 | 3,360円 |
2017 | 2,290円 | 4,600円 | 20,130円 |
2016 | 420円 | 2,070円 | 5,790円 |
2015 | 1,160円 | 4,140円 | 20,150円 |
2014 | 380円 | 1,530円 | 12,850円 |
2013 | 13,880円 | 15,610円 | 150,480円 |
2012 | 820円 | 6,640円 | 30,610円 |
2011 | 42,750円 | 45,120円 | 548,190円 |
では過去10年のオークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2020良 | 1 | 4 | デアリングタクト | 1 | 桜花賞(G1) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 16 | ウインマリリン | 7 | フローラステークス(G2) 1着(-0.0) | 4 | |
3 | 7 | ウインマイティー | 13 | 忘れな草賞(LR) 1着(-0.2) | 3 | |
2019良 | 1 | 13 | ラヴズオンリーユー | 1 | 忘れな草賞(LR) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 10 | カレンブーケドール | 12 | スイートピーステークス(LR) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 2 | クロノジェネシス | 2 | 桜花賞(G1) 3着(0.4) | 3 | |
2018良 | 1 | 13 | アーモンドアイ | 1 | 桜花賞(G1) 1着(-0.3) | 2 |
2 | 1 | リリーノーブル | 4 | 桜花賞(G1) 3着(0.4) | 3 | |
3 | 2 | ラッキーライラック | 2 | 桜花賞(G1) 2着(0.3) | 1 | |
2017良 | 1 | 2 | ソウルスターリング | 1 | 桜花賞(G1) 3着(0.1) | 1 |
2 | 1 | モズカッチャン | 6 | フローラステークス(G2) 1着(-0.0) | 12 | |
3 | 16 | アドマイヤミヤビ | 2 | 桜花賞(G1) 12着(1.0) | 2 | |
2016良 | 1 | 3 | シンハライト | 1 | 桜花賞(G1) 2着(0.0) | 2 |
2 | 13 | チェッキーノ | 2 | フローラステークス(G2) 1着(-0.5) | 3 | |
3 | 14 | ビッシュ | 5 | フローラステークス(G2) 5着(0.8) | 1 | |
2015良 | 1 | 10 | ミッキークイーン | 3 | 忘れな草賞(OP) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 14 | ルージュバック | 1 | 桜花賞(G1) 9着(1.0) | 1 | |
3 | 17 | クルミナル | 6 | 桜花賞(G1) 2着(0.7) | 7 | |
2014良 | 1 | 9 | ヌーヴォレコルト | 2 | 桜花賞(G1) 3着(0.1) | 5 |
2 | 10 | ハープスター | 1 | 桜花賞(G1) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 5 | バウンスシャッセ | 3 | 皐月賞(G1) 11着(0.7) | 12 | |
2013良 | 1 | 3 | メイショウマンボ | 9 | 桜花賞(G1) 10着(0.9) | 4 |
2 | 13 | エバーブロッサム | 5 | フローラステークス(G2) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 5 | デニムアンドルビー | 1 | フローラステークス(G2) 1着(-0.1) | 1 | |
2012良 | 1 | 14 | ジェンティルドンナ | 3 | 桜花賞(G1) 1着(-0.1) | 2 |
2 | 9 | ヴィルシーナ | 2 | 桜花賞(G1) 2着(0.1) | 4 | |
3 | 3 | アイスフォーリス | 9 | フローラステークス(G2) 2着(0.4) | 2 | |
2011良 | 1 | 4 | エリンコート | 7 | 忘れな草賞(OP) 1着(-0.1) | 2 |
2 | 18 | ピュアブリーゼ | 8 | フローラステークス(G2) 3着(0.0) | 3 | |
3 | 12 | ホエールキャプチャ | 2 | 桜花賞(G1) 2着(0.1) | 1 |
過去10年のオークス3着以内30頭中16頭を占めます。毎年1頭以上が馬券圏内に好走しています。16頭のうち13頭が桜花賞で3着以内に好走していました。なお桜花賞で4着以下だった3頭は、桜花賞で人気を集めていた馬でした。
- 2017年3着アドマイヤミヤビ(桜花賞2番人気)
- 2015年2着ルージュバック(桜花賞1番人気)
- 2013年1着メイショウマンボ(桜花賞4番人気)
過去10年のオークス3着以内30頭中8頭を占めます。そのうちビッシュ(2016年3着)を除く7頭がフローラステークスで3着以内に好走していました。ただ過去10年では、前走フローラステークス出走馬の優勝が無く、好走しても2~3着までという印象が強いローテとなっています。
過去10年のオークス3着以内30頭中5頭を占めます。5頭ともに前走優勝馬でした。
過去10年のオークス3着以内30頭中11頭を占めます。意外と外枠の好走例が多い傾向にあります。
予想
オークス2021は、桜花賞上位馬のほか、各ステップレース出走馬が集まり、ほぼ例年通りのメンバー構成になりました。好メンバーだと思います。桜花賞2着馬サトノレイナスが日本ダービーに向かうようなので、今年はソダシ一強のメンバーといって良いかもしれません。あとは距離適性で他ローテの馬がどこまで迫れるか…という感じだと思います。
以下、簡単な考察と予想です。アカイトリノムスメとユーバーレーベンが気になりつつ、小波乱予想にしました。
近年好走例が多い前走忘れな草賞優勝馬。前走を見る限り、速い時計の決着にも対応できそうです。2走前のクイーンカップでは、アカイトリノムスメ、アールドヴィーヴル、ククナに負けてるだけに、あくまで穴馬という感じですが、好ローテに期待して本命評価にしました。波乱があれば…。
実績的には一強と言って良いと思います。前走桜花賞を見て、オークスならサトノレイナスの方が面白そうだと思っていたのですが、流石にサトノレイナス不在のメンバーなら買い目には入れておいた方が良いでしょうか。東京コースも速い時計の決着も問題無さそうなので、あとは距離さえこなすことが出来れば、勝ち負けがあっても良さそうです。
過去好走例が多い前走桜花賞出走馬。フェアリーステークスからの桜花賞好走は、データ傾向から買いえないローテでした。使ってきたレースを見ると、距離適性の面では分が悪そうですが、桜花賞好走した力に期待して押さえました。
過去好走例が多い前走フローラステークス出走馬。前走は、ユーバーレーベンの猛追を抑えての優勝でした。買い時が全く分からないタイプですが、前走ぐらい走れば穴馬候補にはなりそうです。ユーバーレーベンは、タフな馬場の方が合いそうな血統という印象を受けるので、今回は深く考えずクールキャットの方を押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、8着、11着、13着、14着でした。本命◎ステラリアは、13着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 9 | ユーバーレーベン | 3 | フローラステークス(G2) 3着(0.2) | 2 |
2 | 7 | アカイトリノムスメ | 2 | 桜花賞(G1) 4着(0.2) | 4 |
3 | 8 | ハギノピリナ | 16 | 矢車賞(1勝クラス) 1着(-0.1) | 3 |
かすりもせず…。気になってたユーバーレーベンとアカイトリノムスメのパターンか…と思いきや、3着に下位人気馬ハギノピリナの激走でした。どちらにしろデータ傾向からは、絶対に買えない組み合わせでした。
道中、後方でロスなく進めた馬が直線追い込んで来て、上位争いすることになりました。優勝したユーバーレーベンは、近年のオークスの中では、やや時計がかかる決着(勝ち時計2:24.5)も良かったかもしれません。フローラステークス組の優勝は、2010年のサンテミリオンまで遡ります。データ傾向から頭では買い難い馬だったと思います。
本命ステラリアや押さえていたクールキャットは、この追い込み決着では良いところを出せないまま終わった気がします。ソダシも道中かかる仕草を見せていたので、距離的な問題もありそうでした。