日程 | 2020年4月5日(日曜) |
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開催 | 阪神競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G1 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | 定量(牡57kg,牝2kg減) |
出走数 | 12頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
大阪杯2020
春の中距離G1大阪杯2020です。2017年にG1に昇格した一戦。G2時代から毎年国内トップクラスの馬が揃うレースでした。今年もハイレベルな戦いを期待できそうです。
配当
過去10年の大阪杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは、2010年の1回のみです。長く大きな波乱がありませんが、毎年のように穴馬が馬券圏内に好走し、好配当を演出しています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 3,680円 | 10,740円 | 93,560円 |
2018 | 2,930円 | 2,780円 | 17,450円 |
2017 | 2,320円 | 4,830円 | 23,910円 |
2016 | 1,470円 | 2,540円 | 12,810円 |
2015 | 840円 | 1,980円 | 16,620円 |
2014 | 7,020円 | 1,620円 | 20,050円 |
2013 | 360円 | 770円 | 1,670円 |
2012 | 990円 | 1,740円 | 11,540円 |
2011 | 6,910円 | 10,390円 | 74,720円 |
2010 | 25,640円 | 5,060円 | 103,370円 |
では過去10年の大阪杯で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 3 | 牡5 | アルアイン | 9 | 金鯱賞(G2) 5着(0.9) | 3 |
2 | 6 | 牡5 | キセキ | 2 | 有馬記念(G1) 5着(0.6) | 2 | |
3 | 2 | 牡4 | ワグネリアン | 4 | 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.1) | 2 | |
2018良 | 1 | 15 | 牡4 | スワーヴリチャード | 1 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 5 | 牡4 | ペルシアンナイト | 6 | 中山記念(G2) 5着(0.3) | 1 | |
3 | 8 | 牡4 | アルアイン | 2 | 京都記念(G2) 2着(0.2) | 3 | |
2017良 | 1 | 5 | 牡5 | キタサンブラック | 1 | 有馬記念(G1) 2着(0.0) | 2 |
2 | 4 | 牡6 | ステファノス | 7 | 金鯱賞(G2) 6着(0.3) | 3 | |
3 | 13 | 牡5 | ヤマカツエース | 4 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.2) | 1 | |
2016良 | 1 | 9 | 牡4 | アンビシャス | 2 | 中山記念(G2) 2着(0.0) | 4 |
2 | 7 | 牡4 | キタサンブラック | 5 | 有馬記念(G1) 3着(0.1) | 4 | |
3 | 8 | 牝5 | ショウナンパンドラ | 4 | ジャパンカップ(G1) 1着(-0.0) | 4 | |
2015不良 | 1 | 3 | 牝5 | ラキシス | 4 | 有馬記念(G1) 6着(0.2) | 11 |
2 | 7 | 牡5 | キズナ | 1 | 京都記念(G2) 3着(0.0) | 2 | |
3 | 4 | 牡6 | エアソミュール | 6 | アメリカジョッキークラブカップ(G2) 3着(0.3) | 2 | |
2014良 | 1 | 7 | 牡4 | キズナ | 2 | 凱旋門賞(G1) 4着 | |
2 | 3 | 牡7 | トウカイパラダイス | 6 | 中日新聞杯(G3) 5着(0.1) | 12 | |
3 | 4 | 牡4 | エピファネイア | 1 | 菊花賞(G1) 1着(-0.8) | 1 | |
2013良 | 1 | 5 | 牡5 | オルフェーヴル | 1 | ジャパンカップ(G1) 2着(0.0) | 1 |
2 | 3 | 牡5 | ショウナンマイティ | 2 | 京都記念(G2) 3着(0.3) | 2 | |
3 | 7 | 牡6 | エイシンフラッシュ | 5 | 有馬記念(G1) 4着(0.5) | 3 | |
2012稍重 | 1 | 11 | 牡4 | ショウナンマイティ | 6 | 大阪城ステークス(OP) 2着(0.0) | 1 |
2 | 6 | 牡5 | フェデラリスト | 1 | 中山記念(G2) 1着(-0.1) | 3 | |
3 | 2 | 牡6 | トーセンジョーダン | 2 | 有馬記念(G1) 5着(0.3) | 3 | |
2011良 | 1 | 8 | 牡4 | ヒルノダムール | 1 | 京都記念(G2) 3着(0.3) | 2 |
2 | 13 | 牡4 | ダークシャドウ | 8 | 調布特別(1000万) 1着(-0.5) | 1 | |
3 | 15 | 牡4 | エイシンフラッシュ | 3 | 有馬記念(G1) 7着(0.4) | 5 | |
2010良 | 1 | 11 | 牡6 | テイエムアンコール | 6 | 中山記念(G2) 2着(0.8) | 12 |
2 | 6 | 牡6 | ゴールデンダリア | 9 | アメリカジョッキークラブカップ(G2) 5着(0.9) | 6 | |
3 | 8 | 牡6 | ドリームジャーニー | 1 | 京都記念(G2) 3着(0.3) | 2 |
過去10年の大阪杯3着以内30頭中2頭を占めます。2頭はともに3着馬で、連対馬が1頭もいません。3枠から外の好走例が目立ちます。
過去10年の大阪杯3着以内30頭中15頭を占めます。例年、1頭以上の中穴(4~9番人気)が馬券圏内に好走して好配当を演出しています。
過去10年の大阪杯3着以内30頭中27頭を占めます。前走6着以下の3頭中2頭が前走有馬記念に出走していました。前走大きく崩れていた馬は、狙い難い傾向にありそうです。
過去10年の大阪杯3着以内30頭中22頭を占めます。波乱決着となった2010年を除く過去9回で優勝しています。特に近年は、4~5歳馬が馬券圏内を占めています。
過去10年の大阪杯3着以内30頭中27頭を占めます。G1レースに昇格した2017年以降では、3着以内9頭すべてが前走G1レースかG2レースに出走していました。特に金鯱賞組の好走例が目立ちます。
予想
今年の大阪杯2020は、ほぼ例年並みのメンバー構成でしょうか。好メンバーが揃ったと思います。G1実績馬のほか、2~3着ならありそうな実力馬も多く、かなり多くの馬が馬券候補になりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。ダノンキングリーやブラストワンピースが気になりつつスルーしました。
休養明け&馬体重プラス16kgを叩いた府中牝馬ステークスの後、エリザベス女王杯を完勝。G1を勝つためのローテという印象でした。今回も海外G1帰りの初戦&馬体重プラス11kgを叩いた中山記念で2着。前走一度使った上積みを期待できそうです。小回りコースや速い時計の決着になると、どうかな…という感じはありますが、このメンバーなら狙ってみても良いかもしれません。
前走ジャパンカップ3着。休養明けは気になるところでしょうか。ただ昨年の大阪杯も神戸新聞杯から半年以上の間隔をあけた出走で3着に好走していますし、あまり深く考えないで良いかもしれません。昨年のG1戦線ので安定感を考えれば、ここでも上位争いの候補だと思います。
休養明けの京都記念を完勝。タフな馬場や2着カレンブーケドールとの斤量差も関係なく、強さを感じる勝ちっぷりの良さで、休養を挟んでさらに強くなってる印象を受けました。あとはG1クラスの牡馬を相手にどこまで…という感じでしょうか。
近年好走例が多い金鯱賞組。サートゥルナーリアが楽勝した前走は、少し離された2着でした。接戦だったメンバーを見る限り、G1実績馬多数のここでは分が悪そうですが、全く人気しないと思うので、前走に続いて押さえようと思っています。強い差し馬が揃っているため、ある程度、前のポジションで粘り強さを出すことが出来れば…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、5着、10着でした。本命◎ラッキーライラックは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 5 | 牝5 | ラッキーライラック | 2 | 中山記念(G2) 2着(0.3) | 2 |
2 | 12 | 牝4 | クロノジェネシス | 4 | 京都記念(G2) 1着(-0.4) | 1 |
3 | 8 | 牡4 | ダノンキングリー | 1 | 中山記念(G2) 1着(-0.3) | 1 |
スルーしたダノンキングリーが3着。歯がゆい決着ですが、少点数だと仕方ないです…。
本命ラッキーライラックが優勝。ギリギリまで内で脚を溜めての差し切り勝ちでした。勝利ジョッキーインタビューを見ると、前走から状態がかなり良くなっていたようです。ここを勝ちに来たローテだったと言えそうです。
対抗ワグネリアンは5着。ある程度、前に行くと思っていたのですが、中団からの競馬…。戦績を見る限り、そこまで切れる脚を使うタイプじゃないので、不完全燃焼という印象も受けました。
押さえていたサトノソルタス。先行粘りこみを期待したものの、後方から外に出しての追い込み…。前走の内容からは、予想できない内容でした。強い差し追い込み馬が揃っていましたし、流石に後ろからではノーチャンスだったかもしれません。