桜花賞2020過去データと予想

日程 2020年4月12日(日曜)
開催 阪神競馬場11R
距離 芝1600m
格付け G1
条件 3歳牝馬
斤量 定量(55kg)
出走数 18頭
天気 雨(ヤフー天気)

桜花賞2020

3歳牝馬クラシック、桜花賞2020です。近年の上位馬には、クロノジェネシス(2019年)、アーモンドアイ(2018年)、リスグラシュー(2017年)など、後のG1戦線で活躍している馬が名を連ねています。今後の牝馬戦線を占う上でも注目のレースと言えそうです。

阪神競馬場の芝1600mコース

配当

過去10年の桜花賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えが2回あります。近年は、穴馬の好走で好配当が出ているものの、大きな波乱がありません。ただデータ外になりますが、2008年の3連単700万馬券を考えると、そろそろ高配当決着があっても…という感じがあります。

年度 馬連 3連複 3連単
2019 4,410円 5,990円 31,810円
2018 480円 830円 3,780円
2017 17,000円 5,020円 94,890円
2016 960円 5,650円 20,330円
2015 7,860円 34,480円 233,390円
2014 370円 1,310円 2,540円
2013 3,300円 102,860円 679,300円
2012 1,850円 5,110円 24,020円
2011 620円 1,480円 5,880円
2010 1,440円 8,500円 38,520円

では過去10年の桜花賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

桜花賞2020過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
2019 1 8 グランアレグリア 2 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 3着(0.4) 1
2 16 シゲルピンクダイヤ 7 チューリップ賞(G2) 2着(0.2) 4
3 4 クロノジェネシス 3 クイーンカップ(G3) 1着(-0.0) 1
2018 1 13 アーモンドアイ 2 シンザン記念(G3) 1着(-0.3) 1
2 1 ラッキーライラック 1 チューリップ賞(G2) 1着(-0.3) 1
3 9 リリーノーブル 3 チューリップ賞(G2) 3着(0.4) 2
2017稍重 1 10 レーヌミノル 8 フィリーズレビュー(G2) 2着(0.1) 1
2 6 リスグラシュー 3 チューリップ賞(G3) 3着(0.4) 2
3 14 ソウルスターリング 1 チューリップ賞(G3) 1着(-0.3) 1
2016 1 13 ジュエラー 3 チューリップ賞(G3) 2着(0.0) 1
2 12 シンハライト 2 チューリップ賞(G3) 1着(-0.0) 2
3 10 アットザシーサイド 6 フィリーズレビュー(G2) 2着(0.2) 1
2015 1 6 レッツゴードンキ 5 チューリップ賞(G3) 3着(0.3) 2
2 7 クルミナル 7 チューリップ賞(G3) 11着(1.3) 1
3 1 コンテッサトゥーレ 8 チューリップ賞(G3) 6着(0.9) 4
2014 1 18 ハープスター 1 チューリップ賞(G3) 1着(-0.4) 1
2 12 レッドリヴェール 2 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.0) 5
3 10 ヌーヴォレコルト 5 チューリップ賞(G3) 2着(0.4) 4
2013 1 7 アユサン 7 チューリップ賞(G3) 3着(0.7) 5
2 14 レッドオーヴァル 2 チューリップ賞(G3) 7着(0.8) 1
3 9 プリンセスジャック 14 チューリップ賞(G3) 8着(1.0) 8
2012 1 10 ジェンティルドンナ 2 チューリップ賞(G3) 4着(0.6) 2
2 15 ヴィルシーナ 4 クイーンカップ(G3) 1着(-0.2) 2
3 11 アイムユアーズ 3 フィリーズレビュー(G2) 1着(-0.2) 1
2011 1 8 マルセリーナ 2 エルフィンステークス(OP) 1着(-0.2) 2
2 16 ホエールキャプチャ 1 クイーンカップ(G3) 1着(-0.1) 2
3 17 トレンドハンター 4 フラワーカップ(G3) 1着(-0.2) 5
2010 1 9 アパパネ 1 チューリップ賞(G3) 2着(0.1) 1
2 8 オウケンサクラ 3 フラワーカップ(G3) 1着(-0.2) 3
3 11 エーシンリターンズ 11 チューリップ賞(G3) 3着(0.1) 8
前走チューリップ賞

過去10年の桜花賞3着以内30頭中18頭を占めます。2013年以降、好走例が増加傾向にあり、上位争いの中心と言えそうです、

前走1着馬

過去10年の桜花賞3着以内では、チューリップ賞組とフィリーズレビュー組を除く9頭中8頭が前走のレースで優勝していました。残る1頭が昨年の優勝馬グランアレグリア(前走朝日杯FS3着)だったことを考えると、主要ローテのチューリップ賞組とフィリーズレビュー組以外は、前走1着馬が狙い目と言えそうです。

前走4着以下

過去10年の桜花賞3着以内30頭中5頭を占めます。5頭すべてが前走チューリップ賞に出走していたことに加えて、オープンクラスのレースで優勝経験がありました。

  • 2015年2着クルミナル(エルフィンステークス1着)
  • 2015年3着コンテッサトゥーレ(紅梅ステークス1着)
  • 2013年2着レッドオーヴァル(紅梅ステークス1着)
  • 2013年3着プリンセスジャック(ききょうステークス1着)
  • 2012年1着ジェンティルドンナ(シンザン記念1着)
1~2枠

過去10年の桜花賞3着以内30頭中3頭を占めます。内枠が劣勢傾向と言えそうです。内枠決着となった2015年は、優勝馬レッツゴードンキがドスロー(最初の1000mが62.5秒)で逃げ切ったイレギュラーな年でした。

予想

今年の桜花賞2020は、飛び抜けた馬が不在ということもあり、例年以上に難解なレースという印象を受けます。過去傾向からは、チューリップ賞組が上位争いの中心になりそうですが、別ローテの馬も上位争いに加わりそうなほどの大混戦だと思います。過去の波乱決着も考えると、大穴の好走もあるかもしれません。

以下、簡単な考察と予想です。順当なら好走例が多いチューリップ賞上位3頭とサンクテュエール、デアリングタクトで良いと思いつつ、波乱に期待して別ローテの馬を狙いました。

◎4サンクテュエール

過去好走例が少ない内枠は気になる要素でしょうか。前走シンザン記念を優勝。過去シンザン記念で好走した牝馬は、後のG1戦線で活躍する傾向にあり、データ傾向からは狙い目になりそうです。出負けした前走は、そのまま内で脚を溜める競馬でした。落ち着いた流れの中、最後はきっちり差し切る強い内容。ここでも上位争いを期待したい馬だと思います。

〇14ミヤマザクラ

前走クイーンカップ優勝。前走は、桜花賞に向けて後ろからどのぐらい脚を使えるかを試したかったようですが、好位から押し切る内容になってしまったそうです。意図していない内容だったようで、その点は不安要素になるかもしれません。今回は、好走例が多い外枠に期待しての対抗評価にしました。

△18エーポス

前走フィリーズレビュー優勝。前走はかなり速い流れだったものの、差し追い込み勢が台頭することなく、内枠から前々で進めた馬が上位を占めるレースとなりました。前が止まらない決着と言って良いかもしれません。その中で、後方から内を突く追い込みで完勝。エーポスだけ展開を無視したような強さでした。下位人気になりそうなので、紐荒れ期待なら押さえても良いかもしれません。

△15ヤマカツマーメイド

前走フィリーズレビュー2着。前走は、好位の内枠で進めたことがハマったようなレースでした。さらに2走前の阪神JFを見る限り、マイル戦も少し長い印象なので、流石に買い難いところだと思います。あくまで紐荒れに期待して…。

(無印)9デアリングタクト

前走エルフィンステークスは、大外一気の追い込みで楽勝。勝ちっぷりが良すぎたので、今回いきなりの重賞でも一発ありそうな印象を受けました。好成績を残している5枠にも期待が持てそうです。

(無印)11クラヴァシュドール

過去、好走例が多いチューリップ賞組。2走前の阪神JFは、展開が向かない中、クラヴァシュドール1頭が大外から良い脚で伸びていました。上位陣の中では、見せ場のある内容だったと思います。前走は、劣勢傾向にある内枠(1枠1番)ながら、外から差してきたマルターズディオサにギリギリで交わされて2着。2戦ともにマルターズディオサに先着されていますが、ともに向かない要素があったと考えれば、強さは示したと思います。

(無印)13マジックキャッスル

テン乗りのフォーリー騎手が騎乗した前走クイーンカップは、後方から大外に出しての追い込みでした。上位争いした馬の位置取りを考えれば、負けて強しという内容だったと思います。ミヤマザクラを捕まえ切れませんでしたが、勝ちに等しい脚を使っていました。相手なりに走るタイプなら、紐荒れに期待して押さえても良いかもしれません。

3連複4頭ボックス◎〇△△合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、5着、6着、9着、18着でした。本命◎サンクテュエールは、6着でした。

桜花賞2020結果
着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
1 9 デアリングタクト 2 エルフィンステークス(LR) 1着(-0.7) 3
2 17 レシステンシア 1 チューリップ賞(G2) 3着(0.2) 1
3 3 スマイルカナ 9 チューリップ賞(G2) 7着(0.5) 5

波乱予想もカスりもせず…。

前に行った スマイルカナとレシステンシア。前が残る馬場だったと思います。このタフな重馬場としては、速い流れ(最初の1000mが58.0秒)でしたが、レシステンシアにとっては絶好の流れだったかもしれません。

その中、外から追い込んで来たデアリングタクトがまとめて交わして優勝。馬券で狙った差し追い込み馬が軒並み伸びを欠く中、1頭だけ凄い脚を使っていました。東京の長い直線も合いそうな印象を受けるので、オークスも期待できそうです。ただ多くのジョッキーが騎乗馬について「のめってた」と言っていたので、良馬場になれば、多くの有力馬が桜花賞から巻き返すことになるかもしれません。

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