日程 | 2021年4月11日(日曜) |
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開催 | 阪神競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳牝馬 |
斤量 | 定量(55kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.9(11日) |
桜花賞2021
3歳牝馬クラシック、桜花賞2021です。近年の上位馬には、後のG1戦線でも活躍している馬が多数名を連ねています。今後の日本競馬を占う上でも注目のレースです。
配当
過去10年の桜花賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。近年は、馬連や3連複で好配当が出ているものの、大きな波乱はありません。ただデータ外になりますが、2008年の3連単700万馬券を考えると、そろそろ高配当決着があっても…という感じはあります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2020 | 1,110円 | 12,590円 | 47,760円 |
2019 | 4,410円 | 5,990円 | 31,810円 |
2018 | 480円 | 830円 | 3,780円 |
2017 | 17,000円 | 5,020円 | 94,890円 |
2016 | 960円 | 5,650円 | 20,330円 |
2015 | 7,860円 | 34,480円 | 233,390円 |
2014 | 370円 | 1,310円 | 2,540円 |
2013 | 3,300円 | 102,860円 | 679,300円 |
2012 | 1,850円 | 5,110円 | 24,020円 |
2011 | 620円 | 1,480円 | 5,880円 |
では過去10年の桜花賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2020重 | 1 | 9 | デアリングタクト | 2 | エルフィンステークス(LR) 1着(-0.7) | 3 |
2 | 17 | レシステンシア | 1 | チューリップ賞(G2) 3着(0.2) | 1 | |
3 | 3 | スマイルカナ | 9 | チューリップ賞(G2) 7着(0.5) | 5 | |
2019良 | 1 | 8 | グランアレグリア | 2 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 3着(0.4) | 1 |
2 | 16 | シゲルピンクダイヤ | 7 | チューリップ賞(G2) 2着(0.2) | 4 | |
3 | 4 | クロノジェネシス | 3 | クイーンカップ(G3) 1着(-0.0) | 1 | |
2018良 | 1 | 13 | アーモンドアイ | 2 | シンザン記念(G3) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 1 | ラッキーライラック | 1 | チューリップ賞(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 9 | リリーノーブル | 3 | チューリップ賞(G2) 3着(0.4) | 2 | |
2017稍重 | 1 | 10 | レーヌミノル | 8 | フィリーズレビュー(G2) 2着(0.1) | 1 |
2 | 6 | リスグラシュー | 3 | チューリップ賞(G3) 3着(0.4) | 2 | |
3 | 14 | ソウルスターリング | 1 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
2016良 | 1 | 13 | ジュエラー | 3 | チューリップ賞(G3) 2着(0.0) | 1 |
2 | 12 | シンハライト | 2 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 10 | アットザシーサイド | 6 | フィリーズレビュー(G2) 2着(0.2) | 1 | |
2015良 | 1 | 6 | レッツゴードンキ | 5 | チューリップ賞(G3) 3着(0.3) | 2 |
2 | 7 | クルミナル | 7 | チューリップ賞(G3) 11着(1.3) | 1 | |
3 | 1 | コンテッサトゥーレ | 8 | チューリップ賞(G3) 6着(0.9) | 4 | |
2014良 | 1 | 18 | ハープスター | 1 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 12 | レッドリヴェール | 2 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.0) | 5 | |
3 | 10 | ヌーヴォレコルト | 5 | チューリップ賞(G3) 2着(0.4) | 4 | |
2013良 | 1 | 7 | アユサン | 7 | チューリップ賞(G3) 3着(0.7) | 5 |
2 | 14 | レッドオーヴァル | 2 | チューリップ賞(G3) 7着(0.8) | 1 | |
3 | 9 | プリンセスジャック | 14 | チューリップ賞(G3) 8着(1.0) | 8 | |
2012良 | 1 | 10 | ジェンティルドンナ | 2 | チューリップ賞(G3) 4着(0.6) | 2 |
2 | 15 | ヴィルシーナ | 4 | クイーンカップ(G3) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 11 | アイムユアーズ | 3 | フィリーズレビュー(G2) 1着(-0.2) | 1 | |
2011良 | 1 | 8 | マルセリーナ | 2 | エルフィンステークス(OP) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 16 | ホエールキャプチャ | 1 | クイーンカップ(G3) 1着(-0.1) | 2 | |
3 | 17 | トレンドハンター | 4 | フラワーカップ(G3) 1着(-0.2) | 5 |
過去10年の桜花賞3着以内30頭中18頭を占めます。2013年以降、好走例が増加傾向にあります。
過去10年の桜花賞3着以内では、チューリップ賞組とフィリーズレビュー組を除く9頭中8頭が前走のレースで優勝していました。残る1頭が2019年の優勝馬グランアレグリア(前走朝日杯FS3着)だったことを考えると、主要ローテのチューリップ賞組とフィリーズレビュー組以外は、前走1着馬が馬券候補と言えそうです。
過去10年の桜花賞3着以内30頭中6頭を占めます。6頭すべてが前走チューリップ賞に出走していたことに加えて、オープンクラスのレースで優勝経験がありました。
- 2020年3着スマイルカナ(フェアリーステークス1着)
- 2015年2着クルミナル(エルフィンステークス1着)
- 2015年3着コンテッサトゥーレ(紅梅ステークス1着)
- 2013年2着レッドオーヴァル(紅梅ステークス1着)
- 2013年3着プリンセスジャック(ききょうステークス1着)
- 2012年1着ジェンティルドンナ(シンザン記念1着)
過去10年の桜花賞3着以内30頭中4頭を占めます。内枠が劣勢傾向にあります。内枠決着となった2015年は、優勝馬レッツゴードンキがドスロー(最初の1000mが62.5秒)で逃げ切ったイレギュラーな年でした。
予想
桜花賞2021は、ほぼ例年並みのメンバーになるでしょうか。各ローテの上位馬のほか、阪神JF連対馬が揃いました。混戦模様だと思います。過去の傾向からは、前走チューリップ賞出走馬やソダシが上位争いの候補になるでしょうか。
以下、簡単な考察と予想です。メイケイエール、アカイトリノムスメ、ストゥーティあたりが気になりつつ、外枠の馬を中心に選びました。
過去好走例が多い前走チューリップ賞組。前走は、好位から直線抜け出しての優勝(同着)でした。道中折り合いを欠いていたメイケイエールと比べて、スムーズなレース運びをしていただけに、ポテンシャルではメイケイエールの方が上という感じかもしれません。今回は、好ローテと過去わりと好走が目立つ外枠に期待して、本命評価にしました。
前走阪神JFは、内を突く追い込みで2着でした。楽な感じでソダシを一度は交わしたものの、さらにソダシが伸びて差し返されてしまいました。実力ではソダシが一枚上かな…という感じはしますが、追い込みが決まるような流れになれば、逆転があっても全く不思議ではないと思います。
前走紅海ステークス優勝。過去の上位馬のローテと比べると、買い難いところでしょうか。ただ直近2戦の勝ちっぷりも良いですし、十分、穴馬候補になりそうです。
前走阪神JF優勝。前走直線でサトノレイナスを差し返し脚は、かなりの強さを感じるものでした。劣勢傾向の内枠ですし、そろそろ負けがあっても…と評価を下げましたが、勝ち負け候補だと思います。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、13着、15着でした。本命◎エリザベスタワーは、13着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 4 | ソダシ | 2 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 18 | サトノレイナス | 1 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 2着(0.0) | 2 |
3 | 2 | ファインルージュ | 8 | フェアリーステークス(G3) 1着(-0.4) | 3 |
勝ち時計1:31.1のレコード決着。この時計では、血統的に本命エリザベスタワーは厳しかったかもしれません。調子に乗って、今回久しぶり(2019年の日本ダービー以来)に頑張った額を買ってしまっていたが故に、滅茶苦茶損をしてしまいました…(´・ω・`) 来週からは、暫くずっと金額抑えます。
阪神JFと同じく、ソダシとサトノレイナスのワンツーフィニッシュ。ディープインパクト産のサトノレイナスは、オークスでも期待できそうです。
本命エリザベスタワーや押さえていたソングラインは、後方からのレースになりましたが、全く伸びず13着と15着。今年は、鉄板ローテのチューリップ賞組が全滅で、掲示板にすら一頭も来ませんでした。休み明けの阪神JF組、フェアリーステークス優勝馬とデータ傾向からは買えない組み合わせの決着だったと思います。もはや素質馬には前哨戦が不要なんじゃないかと思えてしまいます。