プロキオンステークス2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

プロキオンステークス2017過去10年のデータと予想

日程 2017年7月9日(日曜日)
開催 中京競馬場 11R
距離 ダート1400m
格付け GⅢ
条件 サラ系3歳以上
斤量 別定
出走数 16頭
天気 曇り参考 中京競馬場 – ヤフー天気

夏のダート重賞「プロキオンステークス2017」です。阪神開催時代は「外枠を買っとけ」というレースでしたが、中京開催となってからは、そういうわけではなくなりました。

過去10年のプロキオンステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが2回あります。2011~2012年はともに人気薄の馬が優勝し、波乱を演出しています。その他の年は、比較的穏やかな配当が続いています。

年度 馬連 3連複 3連単
2016 870円 1,020円 4,510円
2015 1,700円 10,480円 55,100円
2014 550円 6,620円 18,430円
2013 2,380円 4,070円 26,140円
2012 34,920円 24,290円 302,950円
2011 12,450円 8,560円 117,300円
2010 1,960円 930円 8,930円
2009 640円 760円 3,960円
2008 1,530円 3,920円 31,470円
2007 620円 4,340円 10,630円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

プロキオンステークス2017
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走
2016稍重 1 14 牡4 57 ノボバカラ 1 北海道スプリントカップ(G3) 2着(0.0)
2 10 牡5 56 ニシケンモノノフ 3 天王山ステークス(OP) 1着(-0.0)
3 9 牡5 56 キングズガード 2 栗東ステークス(OP) 1着(-0.4)
2015 1 2 牡5 59 ベストウォーリア 4 かしわ記念(G1) 2着(0.2)
2 6 牝4 55 コーリンベリー 2 かきつばた記念(G3) 1着(-0.3)
3 1 牡7 56 キョウワダッフィー 8 天保山ステークス(OP) 4着(0.4)
2014稍重 1 6 牡4 56 ベストウォーリア 1 アハルテケステークス(OP) 2着(0.0)
2 3 牡6 56 キョウワダッフィー 2 栗東ステークス(OP) 1着(-0.1)
3 1 牡5 56 ガンジス 10 すばるステークス(OP) 10着(1.0)
2013 1 5 牡6 56 アドマイヤロイヤル 2 欅ステークス(OP) 1着(-0.1)
2 1 牡7 57 セイクリムズン 5 さきたま杯(G2) 2着(0.1)
3 14 牡7 56 ダノンカモン 1 アハルテケステークス(OP) 1着(-0.1)
2012 1 6 牝6 54 トシキャンディ 12 京葉ステークス(OP) 6着(0.5)
2 14 牡5 56 アドマイヤロイヤル 4 アハルテケステークス(OP) 3着(0.4)
3 9 牡7 56 ファリダット 1 天保山ステークス(OP) 1着(-0.2)
2011京都 1 6 牡5 56 シルクフォーチュン 9 天王山ステークス(OP) 6着(0.5)
2 13 牡5 56 ダノンカモン 3 フェブラリーステークス(G1) 4着(0.4)
3 2 牝5 55 ケイアイガーベラ 1 ポラリスステークス(OP) 3着(0.0)
2010稍重阪神 1 16 牝4 54 ケイアイガーベラ 4 マリーンカップ(G3) 4着(0.4)
2 8 牡5 56 サマーウインド 2 天王山ステークス(OP) 1着(-0.3)
3 1 牡4 56 ナムラタイタン 1 欅ステークス(OP) 1着(-0.2)
2009阪神 1 14 牡6 56 ランザローテ 3 オアシスステークス(OP) 5着(0.5)
2 15 牝4 54 トーホウドルチェ 1 安芸ステークス(1600万) 1着(-0.3)
3 12 牡6 59 バンブーエール 2 さきたま杯(G3) 2着(0.2)
2008阪神 1 11 牡6 56 ヴァンクルタテヤマ 7 欅ステークス(OP) 2着(0.0)
2 12 牡6 57 ワイルドワンダー 1 かしわ記念(G1) 3着(0.3)
3 7 牡6 58 サンライズバッカス 4 東海ステークス(G2) 11着(0.6)
2007阪神 1 14 牡5 57 ワイルドワンダー 1 アンタレスステークス(G3) 1着(-0.4)
2 15 牡8 58 リミットレスビッド 2 さきたま杯(G3) 5着(0.5)
3 1 牡5 57 ドンクール 9 川崎記念(G1) 3着(1.7)

内枠

中京開催となった2012年以の過去5年のプロキオンステークスでは、3着以内15頭中9頭が内枠(1~3枠)でした。

昨年は、人気を集めた外の馬だけで決着していますが、4~5着・7~8着には、人気薄の内枠(1~3枠)の馬が来ているため、内枠を意識したい傾向だと思います。

前走オープンクラス

過去10年のプロキオンステークス3着以内では、前走が条件戦だった馬は2009年2着トーホウドルチェ(1番人気)のみです。

前走オープン特別や重賞で好走していた馬が殆どで、前走二桁着順だった馬は、以下の2頭のみです。過去10年の3着以内30頭中28頭前走で6着以内に好走していました。

  • 2014年3着ガンジス(前走すばるステークス2014 10着)
  • 2008年3着サンライズバッカス(前走東海ステークス2008 14着)

人気

過去10年のプロキオンステークス3着以内では、人気を集めた馬の好走例が多いです。

  • 1番人気(3-2-4-1)複勝率90%
  • 2番人気(1-4-2-3)複勝率70%

馬券予想

過去10年の傾向から「内枠」「前走オープンクラス(6着以内)」「1~2番人気」に注目です。

プロキオンステークス2017は、カフジテイクやエイシンバッケン等、重賞好走例のある馬がいますが、3着以内は混戦という感じがします。

先週の中京ダートは、雨の影響で脚抜きの良い馬場となり、前が止まらない結果が多かったようです。1週経って馬場傾向などはガラッと変わる可能性もありますが、引き続き前残りの馬場であれば、追い込み馬のカフジテイクやエイシンバッケンには厳しいシチュエーションになると思います。

以下、簡単な考察と予想です。

【追記】先週に続いて、土曜の馬場が前残りの傾向だった為、少し印を変更しました。
◎①メイショウウタゲ

前走アハルテケステークス2017 1着。追い込み脚質でしたが、前走は好位からの競馬での優勝。最後の直線で進路が塞がれた中、残り250mあたりから外に出して、まとめて差し切りました。アハルテケステークス組の中では、強い内容だったと思います。

4走前には東海ステークス2017で3着に入るなど、重賞でも好走歴があり、人気薄(想定)のわりに、実績面では無視できない1頭でしょうか。

今回は、強い追い込み馬が揃っているので、前走のように少し前目(好位置)で競馬ができるようなら…。

○②ベストマッチョ

前走麦秋ステークス2017 1着。前走条件戦組は劣勢な傾向ですが、内枠の先行馬となると無視もできないところでしょうか。このクラスでは少し足りない気もしますが、前走は余力を感じさせる勝ち方で、4歳馬の成長と勢いに期待したいです。

(追加)▲⑥チャーリーブレイヴ

前走アハルテケステークス2017 3着。先行馬の④アキトクレッセントと迷い、人気薄のこちらを押さえました。ムラのあるタイプでいまいち信用できないですが、前走のように前々で粘る形になれば…。

△⑧カフジテイク

前走ゴドルフィンマイル2017 5着。言わずもがな、実績では勝ち負け必死でしょう。昨年のプロキオンステークス2016は7着に敗れていますが、その後、国内の重賞(武蔵野ステークス2016 3着、チャンピオンズカップ2016 4着、根岸ステークス2017 1着、フェブラリーステークス2017 3着)で強い相手に好走し続けています。メキメキと力を付けてきている感じがします。

不安点は、先週の帝王賞2017のようにドバイ帰り初戦のコンディションでしょうか。帝王賞2017では、有力馬が敗れる結果となっただけに、やはり海外帰り初戦は心配ですね。

それと前が止まらない馬場になってしまうと、届かず…なんてこともありそうです。

(無印に変更)⑫キングズガード

前走天保山ステークス2017 2着。前走は58kg背負っての2着。前にいた馬を捉えきれませんでしたが、1頭だけクラスが違うような追い込み劇でした。

今回も恐らく、後方から大外をぶん回して届くかどうかという競馬でしょうか。カフジテイクと同様、馬場と流れ次第になると思いますが、昨年(プロキオンステークス2016)3着に好走した舞台です。昨年以上の成績を期待したいですね。

3連複◎-○▲△-○▲△ 合計3点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、5着、8着でした。本命◎メイショウウタゲは5着でした。

プロキオンステークス2017
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走
1 12 牡6 キングズガード 5 天保山ステークス(OP) 2着(0.2)
2 8 牡5 カフジテイク 1 ゴドルフィンマイル(G2) 5着
3 14 牡8 ブライトライン 6 アハルテケステークス(OP) 10着(0.7)

追い込み馬を軽視したときに限って、追い込み馬決着…。逃げ先行馬は、総崩れに近い結果でした。もう馬場傾向読めません。(´;ω;`) どちらにしろ馬券は外れていますが、レース前夜に予想を変更しない方が良いかもしれないですね…。

本命メイショウウタゲは、出負けしてしまい、追っても先行集団に加われなかった感じがしました。さらに最後の直線では、無理やり外に出して降着を疑ってしまうような競馬。(;´・ω・A “ それでも5着まで詰めてきていたので、スタートからスムーズなら3着はあったんじゃないかと思ってしまいます。

優勝したキングズガードは、藤岡兄ジョッキーの好騎乗でした。強かったです。道中は、カフジテイクの少し前。大外をぶん回すと予想していましたが、真逆の騎乗でした。最後の直線途中まで、いつの間にか外枠から内に入れて脚を溜めて、何とか上手く出してからの末脚炸裂でした。カフジテイクに勝つにはこれしかないという騎乗でした。

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