クイーンステークス2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

クイーンステークス2017過去10年のデータと予想

日程 2017年7月30日(日曜日)
開催 札幌競馬場 11R
距離 芝1800m
格付け GⅢ
条件 サラ系3歳以上牝馬
斤量 別定
出走数 13頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

牝馬限定戦「クイーンステークス2017」です。過去の上位馬を振り返ると、出世レースという印象は全くありませんが、ローカル重賞を中心に活躍する骨っぽい馬が集まるレースだと思います。(´・ω・`)

過去10年のクイーンステークスの配当を見ると、下位人気馬が馬券圏内に食い込み、馬連が高配当になるケースが多いです。小波乱の多いレースだと思います。

年度 馬連 3連複 3連単
2016 4,120円 60,230円 397,120円
2015 2,600円 3,860円 43,820円
2014 2,040円 2,880円 17,590円
2013 6,370円 6,110円 43,870円
2012 5,070円 13,000円 77,140円
2011 6,590円 9,500円 53,990円
2010 1,410円 6,890円 30,380円
2009 11,240円 19,930円 176,620円
2008 730円 7,630円 33,640円
2007 1,980円 4,350円 20,600円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

クイーンステークス2017
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走
2016 1 2 牝6 55 マコトブリジャール 9 福島牝馬ステークス(G3) 1着(-0.2)
2 11 牝4 55 シャルール 1 ヴィクトリアマイル(G1) 18着(3.3)
3 1 牝5 55 ダンツキャンサー 11 安土城ステークス(OP) 2着(0.2)
2015 1 10 牝6 55 メイショウスザンナ 7 マーメイドステークス(G3) 10着(0.6)
2 2 牝4 55 レッドリヴェール 1 ヴィクトリアマイル(G1) 4着(0.5)
3 6 牝5 55 イリュミナンス 4 マーメイドステークス(G3) 6着(0.3)
2014 1 2 牝5 55 キャトルフィーユ 2 ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.1)
2 8 牝5 55 アロマティコ 6 巴賞(OP) 1着(-0.0)
3 6 牝4 55 スマートレイアー 1 ヴィクトリアマイル(G1) 8着(0.4)
2013函館 1 5 牝4 55 アイムユアーズ 1 ヴィクトリアマイル(G1) 8着(0.4)
2 6 牝5 55 スピードリッパー 8 夏至ステークス(1600万) 13着(1.5)
3 1 牝5 55 オールザットジャズ 3 ヴィクトリアマイル(G1) 13着(0.6)
2012 1 8 牝3 52 アイムユアーズ 1 オークス(G1) 4着(0.9)
2 14 牝5 55 ラブフール 10 五稜郭ステークス(1600万) 8着(0.5)
3 10 牝3 51 ミッドサマーフェア 4 オークス(G1) 13着(2.0)
2011 1 9 牝3 52 アヴェンチュラ 1 漁火ステークス(1600万) 1着(-0.4)
2 14 牝4 55 コスモネモシン 10 ヴィクトリアマイル(G1) 11着(1.3)
3 4 牝4 55 アニメイトバイオ 3 七夕賞(G3) 3着(0.3)
2010 1 12 牝3 52 アプリコットフィズ 2 オークス(G1) 6着(0.6)
2 2 牝5 55 プロヴィナージュ 3 ヴィクトリアマイル(G1) 9着(0.2)
3 8 牝4 55 カウアイレーン 6 東京スマイルプレミアム(1600万) 1着(-0.1)
2009 1 3 牝5 55 ピエナビーナス 11 パールステークス(1600万) 6着(0.4)
2 6 牝5 55 ザレマ 1 マーメイドステークス(G3) 10着(0.8)
3 8 牝5 55 アメジストリング 6 垂水ステークス(1600万) 2着(0.3)
2008 1 4 牝6 55 ヤマニンメルベイユ 2 ヴィクトリアマイル(G1) 4着(0.7)
2 8 牝3 53 レジネッタ 1 オークス(G1) 3着(0.2)
3 6 牝5 55 フミノサチヒメ 12 パールステークス(1600万) 11着(1.2)
2007 1 1 牝4 55 アサヒライジング 2 ヴィクトリアマイル(G1) 2着(0.1)
2 2 牝3 52 イクスキューズ 6 ラジオNIKKEI賞(G3) 3着(0.3)
3 11 牝6 55 ディアチャンス 5 マーメイドステークス(G3) 1着(-0.2)

前走ヴィクトリアマイル

過去10年のクイーンステークス3着以内30頭中10頭を占めます。そのうち9頭が1~3番人気の支持を集めた馬で、人気を集めて人気に応える傾向があります。

前走マーメイドステークス

過去10年のクイーンステークス3着以内30頭中4頭を占めます。そのうち3頭が4~7番人気の伏兵馬でした。

3歳馬

過去10年のクイーンステークス3着以内30頭中6頭を占めます。そのうち4頭前走オークスに出走、残る2頭前走のレースで好走していました。

  • 2007年2着イクスキューズ(前走ラジオNIKEI賞2007 3着)
  • 2011年1着アヴェンチュラ(前走漁火ステークス2011 1着、1600万)

人気

過去10年のクイーンステークス3着以内では、1番人気の好走例が多い一方、2~3番人気は凡走が多いです。ただし、2番人気馬4勝しており、勝率は1番人気馬より高くなっています。

  • 1番人気(3-4-1-2)複勝率80%
  • 2番人気(4-0-0-6)複勝率40%
  • 3番人気(0-1-1-8)複勝率20%

人気薄(6番人気以下)は、計12頭が馬券圏内に入っており、毎年1頭以上の穴馬の好走が見られます。二桁人気馬や下位人気馬の激走も目立ちます。

馬券予想

過去10年の傾向から「前走ヴィクトリアマイル(特に人気を集めた馬)」「前走マーメイドステークス(特に伏兵扱いの馬)」「3歳馬(前走オークスや前走好走馬)」「1番人気」に注目です。

クイーンステークス2017は、前走G1優勝馬のアエロリット(NHKマイルカップ2017)とアドマイヤリード(ヴィクトリアマイル2017)が出走を予定しており、例年よりもレベルが高いと感じます。

以下、簡単な考察と予想です。

例年人気薄が食い込むレースですが、結局、人気馬中心の馬券にしました。しかし2~3着と考えると、かなり多くの馬にチャンスがありそうですね。難しすぎます…。(´・ω・`)
◎②アエロリット

前走NHKマイルカップ2017 1着。レベルが高いと言われている今年の3歳牝馬世代。血統的には洋芝もこなせそうな気がするので、あとは初の1800m戦(1ハロン延長)への対応だけだと思います。

○⑫アドマイヤリード

前走ヴィクトリアマイル2017 1着。前走は、馬場状態&通ったコースが全てハマったような印象でした。同じ競馬ができるかどうかと考えると、分からないような気がしてしまいます。

ただ、ヴィクトリアマイル2017で解説をしていた武幸四郎元騎手の評価やけに高かったので、プロの感覚からは、やはり抜けた馬なのかもしれません。確かに、倒した相手が国内トップクラスの牝馬なので、アエロリットよりも力は上という感じがしますが…。

▲⑥マキシマムドパリ

前走マーメイドステークス2017 1着。2走前の大阪城ステークスで足を痛め、休養明けとなった前走は、しっかり立て直してきたという印象の完勝劇でした。差されそうで差されない粘り強い脚だったと思います。前走後は、ここ(クイーンステークス2017)が目標ということでした。

状態面では、「フレグモーネがあった」とクラブ発表があったようですが、その後すぐに治まり、普通に調教を行えたとのことです。ただネガティブな要素にはなると思うので、押さえまでという扱いで考えようと思っています。

△④クインズミラーグロ

前走マーメイドステークス2017 2着。なかなか勝ち切るイメージまではわかない馬ですが、4戦連続で牝馬限定重賞3着以内に好走。近走の安定感は魅力です。

(無印)①トーセンビクトリー

前走マーメイドステークス2017 9着。ムラがあり、走るときが全く分からないですね。ただ、3走前の中山牝馬ステークス2017では、マジックタイム・クインズミラーグロ・パールコード・ウキヨノカゼなど、結構骨っぽい相手に勝ち切っています。ポテンシャルだけで言えば、今回のメンバー相手でも十分に戦えそうな気がします。

今回、ミスプロ系の血(キングカメハメハ産)や前走マーメイドステークスの伏兵馬など、データ的には狙えそうな要素もあります。

3連複◎○▲△4頭ボックス 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、6着、7着でした。本命◎アエロリットは1着でした。

クイーンステークス2017
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走
1 2 牝3 アエロリット 2 NHKマイルカップ(G1) 1着(-0.2)
2 1 牝5 トーセンビクトリー 6 マーメイドステークス(G3) 9着(0.7)
3 4 牝5 クインズミラーグロ 8 マーメイドステークス(G3) 2着(0.1)

晩に録画を見たんですが、ここは獲りたかった…。(´;ω;`)

勝利ジョッキーインタビューで横山騎手も言っていましたが、アエロリットは楽に気分良く、という印象の競馬で、他馬との力差を感じるものでした。さらに成長を感じさせる+18kgですから、秋華賞2017に出走するようであれば、かなり楽しみな1頭になるかと思います。

他の上位陣は、インコースで脚を溜めた馬が来ていました。外をまわすと用無しという感じで、アドマイヤリードやマキシマムドパリには厳しい結果でした。そのまま録画していた最終レース(道新スポーツ賞)も流し見しましたが、テラノヴァ(ルメール騎手)は、またしても大外ぶんまわし…。素人ながら、札幌開幕週はインコースを通らないと、勝負にならないなと思っていました。

2着トーセンビクトリーは、週初めに取り上げた馬でした。自分の中で4頭までと決めているので、無印扱いとなった馬でした。来週からは、また当たる気がしない夏のハンデ重賞が始まることを考えると、本当に別定戦のここは獲りたかった…。(´;ω;`)

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