日程 | 2017年8月20日(日曜日) |
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開催 | 札幌競馬場 11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | 定量 |
出走数 | 13頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
札幌記念2017
サマー2000シリーズ第四戦「 札幌記念2017 」です。例年、サマー2000チャンピオンを目指す馬のほか、秋のG1戦線を目指す馬が集い、例年レベルの高い一戦になります。
昨年は、札幌記念1着ネオリアリズムがマイルチャンピオンシップ2016 3着、2着モーリスが天皇賞秋2016&香港カップ2016優勝、3着レインボーラインが菊花賞2016 2着と、その後の秋G1で好成績を残しています。
コース形態
過去10年の札幌記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あり、ともに人気馬が崩れ波乱決着でした。ただ他の年は、3連単1~3万円台の決着が殆どで、大きくは荒れない傾向にあります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 1,330円 | 3,380円 | 22,060円 |
2015 | 14,080円 | 33,670円 | 233,540円 |
2014 | 400円 | 5,310円 | 19,780円 |
2013 | 4,230円 | 20,460円 | 71,870円 |
2012 | 960円 | 1,250円 | 10,590円 |
2011 | 1,580円 | 3,590円 | 18,510円 |
2010 | 1,610円 | 9,560円 | 39,100円 |
2009 | 1,600円 | 4,050円 | 37,460円 |
2008 | 1,520円 | 2,110円 | 18,640円 |
2007 | 20,390円 | 49,530円 | 332,290円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2013年は、函館で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2016稍重 | 1 | 13 | 牡5 | ネオリアリズム | 5 | 函館記念(G3) 6着(0.9) |
2 | 15 | 牡5 | モーリス | 1 | 安田記念(G1) 2着(0.2) | |
3 | 2 | 牡3 | レインボーライン | 4 | 日本ダービー(G1) 8着(0.7) | |
2015良 | 1 | 11 | 牡6 | ディサイファ | 5 | エプソムカップ(G3) 3着(0.1) |
2 | 5 | 牡7 | ヒットザターゲット | 8 | 目黒記念(G2) 1着(-0.2) | |
3 | 4 | 牡5 | ダービーフィズ | 4 | 函館記念(G3) 1着(-0.0) | |
2014良 | 1 | 8 | 牝3 | ハープスター | 2 | オークス(G1) 2着(0.0) |
2 | 5 | 牡5 | ゴールドシップ | 1 | 宝塚記念(G1) 1着(-0.5) | |
3 | 10 | 牝6 | ホエールキャプチャ | 7 | 安田記念(G1) 15着(1.9) | |
2013重函館 | 1 | 14 | 牡4 | トウケイヘイロー | 2 | 函館記念(G3) 1着(-0.3) |
2 | 13 | 牡6 | アスカクリチャン | 8 | 函館記念(G3) 3着(0.3) | |
3 | 8 | 牡4 | アンコイルド | 14 | 函館記念(G3) 2着(0.3) | |
2012良 | 1 | 5 | 牝6 | フミノイマージン | 4 | クイーンステークス(G3) 8着(0.5) |
2 | 4 | 牡5 | ダークシャドウ | 1 | Dubai Duty Free(G1) 9着 | |
3 | 3 | 牡5 | ヒルノダムール | 2 | 天皇賞春(G1) 11着(1.8) | |
2011良 | 1 | 13 | 牡5 | トーセンジョーダン | 1 | 宝塚記念(G1) 9着(1.1) |
2 | 2 | 牡8 | アクシオン | 5 | 函館記念(G3) 3着(0.3) | |
3 | 8 | 牝5 | レッドディザイア | 2 | 有馬記念(G1) 14着(1.4) | |
2010良 | 1 | 6 | 牡5 | アーネストリー | 1 | 宝塚記念(G1) 3着(0.2) |
2 | 10 | 牡4 | ロジユニヴァース | 5 | 宝塚記念(G1) 13着(1.2) | |
3 | 5 | 牡7 | アクシオン | 7 | 宝塚記念(G1) 15着(1.5) | |
2009良 | 1 | 3 | 牡4 | ヤマニンキングリー | 7 | 中京記念(G3) 2着(0.1) |
2 | 11 | 牝3 | ブエナビスタ | 1 | オークス(G1) 1着(-0.0) | |
3 | 4 | 牡7 | サクラオリオン | 4 | 函館記念(G3) 1着(-0.1) | |
2008良 | 1 | 5 | 牡4 | タスカータソルテ | 5 | 函館記念(G3) 7着(0.4) |
2 | 4 | 牡5 | マツリダゴッホ | 1 | Queen Elizabeth II Cup(G1) 6着 | |
3 | 3 | 牡5 | フィールドベアー | 3 | 函館記念(G3) 2着(0.0) | |
2007良 | 1 | 1 | 牝4 | フサイチパンドラ | 5 | クイーンステークス(G3) 5着(0.4) |
2 | 8 | 牡4 | アグネスアーク | 12 | 漁火ステークス(1600万) 3着(0.3) | |
3 | 9 | 牡4 | サクラメガワンダー | 3 | 函館記念(G3) 3着(0.2) |
前走G1
過去10年の札幌記念3着以内30頭中14頭を占めます。前走G1から優勝した馬は以下の4頭いますが、いずれも人気馬もしくは3歳馬でした。
- 2014年1着ハープスター(3歳馬、2番人気)
- 2011年1着トーセンジョーダン(1番人気)
- 2010年1着アーネストリー(1番人気)
- 2006年1着アドマイヤムーン(3歳馬、1番人気)
前走函館記念
過去10年の札幌記念3着以内30頭中10頭を占めます。そのうち8頭が函館記念で3着以内に好走していました。例外は以下2頭です。
- 2016年1着ネオリアリズム(前走函館記念2016 6着)
- 2008年1着タスカータソルテ(前走函館記念2008 7着)
前走重賞
過去10年の札幌記念3着以内30頭中29頭を占めます。例外は以下の1頭のみです。
- 2007年2着アグネスアーク(前走漁火ステークス2007 3着、1600万)
人気
過去10年の札幌記念3着以内では、1番人気馬の信頼は高いといえそうですが、3番人気馬が崩れるケースが多くなっています。
- 1番人気(2-5-0-3)複勝率70%
- 2番人気(2-0-2-6)複勝率40%
- 3番人気(0-0-2-8)複勝率20%
また二桁人気馬が3着以内に好走したのは、以下の2頭のみで、残る3着以内28頭は1~8番人気馬でした。
- 2013年3着アンコイルド(14番人気)
- 2007年2着アグネスアーク(12番人気)
馬券予想
過去10年の傾向から「前走重賞(特に前走G1と前走函館記念3着以内)」「1~8番人気」に注目です。
札幌記念2017 は、例年より少し混戦模様だと思います。過去、モーリスやゴールドシップなど、人気を集めるG1馬の出走がありましたが、今年は軸に出来そうな抜けた馬が不在です。
以下、簡単な考察と予想です。
前走大阪杯2017 3着。プラス20kgで出走した昨年の金鯱賞2016から馬が変わったかのような走りをするようになりました。流石に、このメンバー相手なら3着は外したくないところでしょうか。秋のG1戦線に向けて、格好はつけてほしいですね。
差し追い込み脚質なので、小回りコースで前残りの展開になってしまうと届かずなんてことも…。
前走函館記念2017 11着。データ的には狙い難いですね。前走の敗因がよく分からないところですが、レース後の丹内ジョッキーのコメントでは「馬場と58kgが厳しかった。」とのことです。今週は、恐らく良馬場で出来ることから、見直すなら定量戦のここかもしれません。
メンバー的に逃げそうなのは、ロードヴァンドールとマイネルミラノの2頭だけでしょうか。例年の札幌記念よりはレベルが低いメンバーになりそうなので、前残り期待でどちらかを押さえておいても面白そうです。3走前の福島民報杯2017が強い内容だっただけに、近走の成績で人気を落とすようなら…。
前走安田記念2017 5着。マイル路線を進むと思いきや、ここに来て再び2000m戦。鞍上も武豊騎手からルメール騎手に変わりました。
小回りコースでもルメール騎手は、後ろから外々をまわして行くイメージがあるので、少し嫌な予感がしますが、実績的にはここで勝ち負けがあっても不思議ではない1頭だと思います。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、5着、13着でした。本命◎ヤマカツエースは3着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 1 | 牡6 | サクラアンプルール | 6 | 函館記念(G3) 9着(0.8) |
2 | 2 | 牡8 | ナリタハリケーン | 12 | 函館記念(G3) 7着(0.4) |
3 | 3 | 牡5 | ヤマカツエース | 1 | 大阪杯(G1) 3着(0.2) |
3連単201,410円。北九州記念2017に続いて、こちらも波乱決着となりました。当然の如く、カスリもせず。(´;ω;`)
ほぼ想定通りのロードヴァンドールが逃げて、2番手マイネルミラノという流れ。向こう正面では、マイネルミラノが勝った福島民報杯2017を思わせる展開。…が、直線入ったところでズルズル失速し、手応えも全く無かったのか、そのまま流していました。
特に早いペースではありませんでしたが、先行勢が崩れ、外差しの人気薄サクラアンプルールとナリタハリケーンが勝ち負けという決着でした。
ナリタハリケーンは、函館記念2017の時に狙った馬でしたが、特に実績がある馬ではないので、メンバー強化のここでは完全スルーでした。これは軸ヤマカツエースから3連複全頭流しとかでないと、個人的には獲れないレースだったと思います。(;´・ω・`A “`