日程 | 2023年4月16日(日曜) |
---|---|
開催 | 中山競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳 |
斤量 | 定量(牡57kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 8.0(4月16日) |
皐月賞2023
3歳クラシック1冠目、皐月賞2023です。過去の上位馬には、後のG1戦線でも活躍している馬が名を連ねています。例年、皐月賞好走馬がそのまま日本ダービーでも好走しているので、今年の3歳クラシックを考える上でも重要な一戦だと思います。
配当
過去10年の皐月賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。以前は順当な傾向のレースでしたが、近年は波乱含みの印象を受けます。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2022 | 3,570円 | 4,190円 | 32,840円 |
2021 | 4,300円 | 20,000円 | 82,320円 |
2020 | 660円 | 9,150円 | 26,310円 |
2019 | 950円 | 1,480円 | 4,390円 |
2018 | 12,880円 | 53,410円 | 372,080円 |
2017 | 8,710円 | 176,030円 | 1,064,360円 |
2016 | 6,220円 | 6,000円 | 70,390円 |
2015 | 790円 | 3,110円 | 12,360円 |
2014 | 920円 | 7,690円 | 33,490円 |
2013 | 840円 | 1,210円 | 5,920円 |
では過去10年の皐月賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
2022良 | 1 | 14 | ジオグリフ | 5 | 共同通信杯(G3) 2着(0.2) | 1 |
2 | 18 | イクイノックス | 3 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.4) | 1 | |
3 | 12 | ドウデュース | 1 | 弥生賞ディープインパクト記念(G2) 2着(0.0) | 1 | |
2021稍重 | 1 | 7 | エフフォーリア | 2 | 共同通信杯(G3) 1着(-0.4) | 4 |
2 | 13 | タイトルホルダー | 8 | 弥生賞ディープインパクト記念(G2) 1着(-0.2) | 4 | |
3 | 3 | ステラヴェローチェ | 6 | 共同通信杯(G3) 5着(0.5) | 1 | |
2020稍重 | 1 | 1 | コントレイル | 1 | ホープフルステークス(G1) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 7 | サリオス | 3 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 1着(-0.4) | 1 | |
3 | 16 | ガロアクリーク | 8 | スプリングステークス(G2) 1着(-0.2) | 6 | |
2019良 | 1 | 12 | サートゥルナーリア | 1 | ホープフルステークス(G1) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 7 | ヴェロックス | 4 | 若葉ステークス(OP) 1着(-0.5) | 1 | |
3 | 4 | ダノンキングリー | 3 | 共同通信杯(G3) 1着(-0.2) | 3 | |
2018稍重 | 1 | 7 | エポカドーロ | 7 | スプリングステークス(G2) 2着(0.0) | 3 |
2 | 14 | サンリヴァル | 9 | 弥生賞(G2) 4着(0.3) | 5 | |
3 | 10 | ジェネラーレウーノ | 8 | 京成杯(G3) 1着(-0.1) | 1 | |
2017良 | 1 | 11 | アルアイン | 9 | 毎日杯(G3) 1着(-0.1) | 2 |
2 | 7 | ペルシアンナイト | 4 | アーリントンカップ(G3) 1着(-0.5) | 1 | |
3 | 10 | ダンビュライト | 12 | 弥生賞(G2) 3着(0.3) | 5 | |
2016良 | 1 | 18 | ディーマジェスティ | 8 | 共同通信杯(G3) 1着(-0.2) | 6 |
2 | 3 | マカヒキ | 3 | 弥生賞(G2) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 11 | サトノダイヤモンド | 1 | きさらぎ賞(G3) 1着(-0.6) | 1 | |
2015良 | 1 | 2 | ドゥラメンテ | 3 | 共同通信杯(G3) 2着(0.1) | 1 |
2 | 5 | リアルスティール | 2 | スプリングステークス(G2) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 7 | キタサンブラック | 4 | スプリングステークス(G2) 1着(-0.0) | 5 | |
2014良 | 1 | 2 | イスラボニータ | 2 | 共同通信杯(G3) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 17 | トゥザワールド | 1 | 弥生賞(G2) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 18 | ウインフルブルーム | 8 | 若葉ステークス(OP) 2着(0.2) | 1 | |
2013良 | 1 | 7 | ロゴタイプ | 1 | スプリングステークス(G2) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 14 | エピファネイア | 2 | 弥生賞(G2) 4着(0.1) | 1 | |
3 | 12 | コディーノ | 3 | 弥生賞(G2) 3着(0.0) | 2 |
過去10年の皐月賞3着以内30頭中28頭を占めます。前走が重賞以外の2頭は、前走若葉ステークス連対馬(前走1番人気)でした。
過去10年の皐月賞3着以内30頭中27頭を占めます。前走が4着以下の3頭中2頭に重賞優勝経験がありました。残る1頭のサンリヴァルは、前年末に同コースで行われるG1ホープフルステークスで4着の実績がありました。
- 2021年3着ステラヴェローチェ(サウジアラビアロイヤルC1着、朝日杯FS2着)
- 2018年2着サンリヴァル(ホープフルS4着)
- 2013年2着エピファネイア(ラジオNIKKEI杯1着)
過去10年の皐月賞3着以内30頭中24頭を占めます。重賞優勝経験が無かった6頭中5頭は、前走若葉ステークス連対馬か重賞レースの連対経験がある馬でした。
- 2019年2着ヴェロックス(前走若葉ステークス1着)
- 2018年1着エポカドーロ(スプリングステークス2着)
- 2018年2着サンリヴァル(重賞連対経験なし)
- 2017年3着ダンビュライト(サウジアラビアロイヤルカップ2着)
- 2015年1着ドゥラメンテ(共同通信杯2着)
- 2014年3着ウインフルブルーム(前走若葉ステークス2着、シンザン記念2着)
過去10年の皐月賞3着以内30頭中14頭を占めます。前走共同通信杯やスプリングステークス出走馬の好走が目立ちます。
予想
皐月賞2023は、例年並みのメンバーが集まりました。レベルの高い混戦だと思います。過去データの傾向からは、各前哨戦の優勝馬が上位争いの候補になるでしょうか。ただ馬券圏内と考えると、何が来てもおかしくないメンバーなので、予想的中ともに難解なレースだと思います。
以下、簡単な考察と予想です。好ローテの馬を中心に選びましたが、混戦過ぎて当たる気がしません。
過去好走例が多い前走1800m戦の重賞レース連対馬。逃げ先行馬が揃っていますし、前走スプリングステークスのようなレース運びになれば、展開面の後押しはありそうです。好ローテに期待して本命評価にしました。
例年、前走弥生賞出走馬は2~3着争い候補という感じですが、深く考えず対抗評価にしました。前走の勝ちっぷりも出走メンバーの中では際立っていたので、ハマれば上位争いがあっても…。
前走京成杯優勝。同舞台の重賞ながら皐月賞には直結しない傾向にあるため、評価が難しいところかもしれません。ただ前走は、ソールオリエンスだけが抜けて強い印象のパフォーマンスでした。このメンバー相手にどこまで…という感じもありますが、一発を期待して押さえ評価にしました。
前走若駒ステークス優勝。過去データの傾向からは、買い難いローテでしょうか。前走は、最後方から直線大外一気で差し切る強い内容でした。一頭だけ際立っていたと思います。今のタフな馬場もこなせそうな血統ですし、末脚が活きるレースになれば、上位食い込みがあっても…と考えて押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、10着、14着でした。本命◎ベラジオオペラは、10着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ソールオリエンス | 2 | 京成杯(G3) 1着(-0.4) | 2 |
2 | 14 | タスティエーラ | 5 | 弥生賞ディープインパクト記念(G2) 1着(-0.2) | 3 |
3 | 7 | ファントムシーフ | 1 | 共同通信杯(G3) 1着(-0.2) | 3 |
逃げ先行馬が揃ったメンバーを考慮して差し追い込み勢を狙ったのですが、タフな馬場を考えれば、予想以上に速い流れだったと思います。想定していた良い末脚を持ってる馬が好走するレースになりました。
本命ベラジオオペラ。前走のようなレース運びを期待して本命にしたのですが、まさかの先行策…。前に行った馬が全滅するレースだっただけに、流石に厳しい位置取りでした。
押さえソールオリエンス。前走の勝ちっぷりは際立っていましたが、ここも後方大外一気で交わし切る強いレースでした。このローテで勝つのは、並の馬ではないと思います。