サウジアラビアロイヤルカップ2020過去データと予想

サウジアラビアロイヤルカップ2020

2歳重賞サウジアラビアロイヤルカップ2020です。いちょうステークス（2012年～2013年は芝1800m戦）として行われてたレースが2014年に重賞化され、2015年にサウジアラビアロイヤルカップへ改称されました。大出世レースという印象はありませんが、サウジアラビアロイヤルカップとなった2014年以降の上位馬には、3歳クラシックで活躍するケースが増えています。昨年優勝馬サリオスは、皐月賞とダービーで2着に好走しています。

配当

過去10年のサウジアラビアロイヤルカップの配当を見ると、大きな波乱がありません。特に、サウジアラビアロイヤルカップに改称された2015年以降は、順当な決着が続いています。

では過去10年のサウジアラビアロイヤルカップで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1～3着馬の前走データ

過去10年のサウジアラビアロイヤルカップ3着以内30頭中27頭を占めます。大穴の好走が極端に少なく、中穴程度までの馬で決着する傾向にあります。

直近5年のサウジアラビアロイヤルカップ3着以内15頭中15頭を占めます。そのうち13頭が前走2着馬に0.2秒以上の着差をつけて完勝していました。そのほか15頭中14頭が前走1～3番人気の支持を集めていました。前走人気に応えて優勝していた馬が狙い目といえそうです。

直近10年のサウジアラビアロイヤルカップ3着以内30頭中7頭を占めます。前走二桁着順や1秒以上離されて負けていた馬はいませんでした。前走大きく崩れていた馬は買い難い傾向にありそうです。

予想

今年のサウジアラビアロイヤルカップ2020は、例年よりも前走新馬戦、未勝利戦の素質馬が少ない印象を受けます。前走オープン好走馬も何頭かいるので、例年に以上に取捨が難しいレースになるかもしれません。週末の大雨予報も、予想を難解にする要素になりそう…。

以下、簡単な考察と予想です。外枠の穴馬を中心に狙いました。

不良馬場で行われた前走新馬戦を1番人気に応えて楽勝。土曜の雨予報を考えると、タフな馬場を経験しているのはプラスと考えて良いと思います。ここは深く考えず本命です。

前走新潟2歳ステークスは、外からの差し追い込み決着となりましたが、伸び切れず6着というレースでした。キレッキレの脚を使うタイプでは無さそうなので、渋って時計のかかる馬場になるのは良いかもしれません。

前走野路菊ステークスは、楽な逃げとなった優勝馬を捕まえきれず2着。力負けという印象はありませんでした。仮に前走を楽に勝ち切っていたなら、2連勝となるここでは、人気を集めることになっていたと思います。伏兵扱いなら押さえておいても…。

泥が舞う重馬場となった2走前新馬戦を完勝。捲って行くかたちで、直線は楽に伸びていました。前走を見ると、重賞戦線では厳しい感じもしますが、タフな馬場なら見せ場があっても良いかもしれません。

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、8着、10着でした。本命◎インフィナイトは、2着でした。

ステラヴェローチェが道中後方から大外一気で楽勝となりました。雨と不良馬場の影響もあって、内を通ってきた本インフィナイトは、伸びを欠いてしまった感じでしょうか。3着には、対抗のセイウンダイモス。全く人気していない馬でしたが、外からの追い込みが上手くハマったという印象でした。