日程 | 2020年1月12日(日曜) |
---|---|
開催 | 京都競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 10頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
シンザン記念2020
3歳マイル重賞シンザン記念2020です。過去の上位馬には、アーモンドアイ、ジェンティルドンナ、オルフェーヴルなど、後のG1馬が名を連ねる出世レース。特にシンザン記念で好走した牝馬は名牝が揃っており、G1戦線に向けて牝馬の結果にも注目したいです。
配当
過去10年のシンザン記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは6回あります。波乱傾向のレースという印象を受けます。3連複も好配当になる年が多く、人気薄の好走が目立つレースとなっています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2019 | 11,220円 | 16,270円 | 112,900円 |
2018 | 2,620円 | 6,980円 | 26,730円 |
2017 | 18,950円 | 9,940円 | 151,880円 |
2016 | 5,360円 | 95,730円 | 671,850円 |
2015 | 4,080円 | 8,220円 | 43,840円 |
2014 | 320円 | 970円 | 2,220円 |
2013 | 3,130円 | 4,760円 | 29,880円 |
2012 | 6,780円 | 53,960円 | 281,970円 |
2011 | 8,890円 | 35,480円 | 279,230円 |
2010 | 6,820円 | 40,480円 | 230,140円 |
では過去10年のシンザン記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2019良 | 1 | 2 | 56 | ヴァルディゼール | 4 | 新馬戦(京都芝1600m) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 1 | 56 | マイネルフラップ | 10 | 千両賞(500万) 1着(-0.2) | 11 | |
3 | 10 | 56 | ミッキーブリランテ | 2 | 未勝利戦(阪神芝1800m) 1着(-0.4) | 1 | |
2018稍重 | 1 | 3 | 54 | アーモンドアイ(牝) | 1 | 未勝利戦(東京芝1600m) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 7 | 54 | ツヅミモン(牝) | 7 | 新馬戦(中山芝1600m) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 11 | 57 | カシアス | 4 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 7着(0.8) | 10 | |
2017重 | 1 | 9 | 56 | キョウヘイ | 8 | 千両賞(500万) 2着(0.2) | 12 |
2 | 14 | 56 | タイセイスターリー | 4 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 8着(0.9) | 1 | |
3 | 5 | 56 | ペルシアンナイト | 1 | こうやまき賞(500万) 1着(-0.2) | 1 | |
2016良 | 1 | 6 | 56 | ロジクライ | 8 | 千両賞(500万) 4着(1.1) | 1 |
2 | 7 | 54 | ジュエラー(牝) | 2 | 新馬(京都芝1800m) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 14 | 56 | シゲルノコギリザメ | 11 | 500万(阪神芝1200m) 1着(-0.2) | 7 | |
2015良 | 1 | 9 | 56 | グァンチャーレ | 2 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 7着(0.3) | 7 |
2 | 11 | 56 | ロードフェリーチェ | 9 | 千両賞(500万) 5着(0.4) | 6 | |
3 | 12 | 56 | ナヴィオン | 3 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 11着(1.0) | 5 | |
2014良 | 1 | 12 | 56 | ミッキーアイル | 1 | ひいらぎ賞(500万) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 1 | 56 | ウインフルブルーム | 2 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 3着(0.2) | 5 | |
3 | 2 | 56 | タガノグランパ | 5 | ラジオNIKKEI杯(G3) 5着(0.3) | 10 | |
2013良 | 1 | 2 | 57 | エーシントップ | 1 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 8着(0.7) | 2 |
2 | 12 | 56 | ヘミングウェイ | 9 | 未勝利(阪神芝1600m) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 5 | 56 | タマモベストプレイ | 3 | 秋明菊賞(500万) 1着(-0.1) | 2 | |
2012良 | 1 | 7 | 54 | ジェンティルドンナ(牝) | 2 | 未勝利(阪神芝1600m) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 3 | 56 | マイネルアトラクト | 9 | 千両賞(500万) 4着(0.4) | 8 | |
3 | 6 | 56 | プレミアムブルー | 11 | 500万(阪神芝1600m) 6着(0.6) | 3 | |
2011良 | 1 | 8 | 56 | レッドデイヴィス(セ) | 7 | 500万(阪神芝1600m) 10着(降着)(-0.1) | 2 |
2 | 1 | 56 | オルフェーヴル | 3 | 京王杯2歳ステークス(G2) 10着(0.8) | 1 | |
3 | 4 | 54 | マルセリーナ(牝) | 6 | 新馬(阪神芝1600m) 1着(-0.2) | 1 | |
2010良 | 1 | 4 | 56 | ガルボ | 4 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 4着(0.6) | 12 |
2 | 7 | 56 | シャイン | 9 | 中京2歳ステークス(OP) 1着(-0.2) | 8 | |
3 | 1 | 56 | セレスロンディー | 10 | 500万下(阪神芝1600m) 4着(0.4) | 5 |
過去10年のシンザン記念3着以内30頭中8頭を占めます。前走のレースで人気を集めていた馬の好走が目立ちます。
過去10年のシンザン記念3着以内30頭中9頭を占めます。朝日杯フューチュリティステークス組を中心に、前走の着順に関係なく、好走が目立ちます。
過去10年のシンザン記念3着以内30頭中2頭を占めます。そのうち1頭が前走降着で10着だったレッドデイヴィス(2011年1着)。大敗からの巻き返しが少ないといえそうです。
予想
今年のシンザン記念2020は、好メンバーが揃いました。前走新馬戦を圧勝したルーツドールを中心に、2歳重賞好走馬が多数。層が厚いメンバー構成だと思います。中でも、アルテミスステークスでリアアメリアの2着に好走したサンクテュエールは、取捨に悩むことになるでしょうか。ここで好走する牝馬なら、将来も期待できそうですが…。
以下、簡単な考察と予想です。上位人気馬を牝馬が占める難解なレース。サンクテュエールが気になりつつ、ルーツドール以外の牝馬をスルーしました。
前走新馬戦(東京芝1600m)を楽勝。後続を楽に突き放していました。兄にフィエールマンという血統を考えれば、牡馬相手のここでも期待したいところですが…。
前走新馬戦(阪神芝1400m)1着。最後は、上位2頭(カバジェーロとダブルアンコール)が後続を突き放すレースでした。ダブルアンコールが3億9960万円で高額取引された馬だったと考えれば、カバジェーロのポテンシャルの高さ示す材料といえるかもしれません。キャリア1戦の馬なので、評価が難しいとも言えますが、伏兵扱いなら面白そうです。
牡馬を狙うと考えれば、朝日杯フューチュリティステークス組が候補になるでしょうか。前走は、直線外に出す追い込みで5着。切れる脚は無いような印象を受けましたが、最後の最後までジワジワ伸びていました。マイル戦も問題ないように見えました。もう1頭の朝日杯フューチュリティステークス組タガノビューティーがダート重賞での活躍が多いヘニーヒューズ産ですし、中穴ぐらいに落ち着きそうなプリンスリターンは、オッズ的な魅力もあるかもしれません。
前走朝日杯フューチュリティステークス4着。やはり血統面からは、芝ではなくダートで期待したい馬だと思います。とはいえ前走レースを見ると、スルーするわけにもいかず…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、6着、7着、9着でした。本命◎ルーツドールは、7着でした。
着順 | 馬番 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 54 | サンクテュエール(牝) | 2 | アルテミスステークス(G3) 2着(0.1) | 2 |
2 | 6 | 56 | プリンスリターン | 5 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 5着(0.8) | 15 |
3 | 3 | 56 | コルテジア | 9 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 8着(1.0) | 9 |
夜中に録画を見ました。圧倒的1番人気ルーツドールが7着に沈む波乱(3連単103,880円)決着でした。
出負けしたサンクテュエールがそのままインコースで脚を溜める展開。最後は、プリンスリターンを交わしての差し切り勝ちでした。落ち着いた流れの中、プリンスリターンの粘り強さが目立っていました。原田騎手も上手く乗っていたと思いますが、サンクテュエールが強すぎただけに、仕方ない敗戦という感じがします。
本命ルーツドールは、コーナーあたりで既に手応え怪しく、直線は不発の大敗でした。不可解な負け方ですし、良く分からない失速でした。