日程 | 2018年9月8日(土曜) |
---|---|
開催 | 中山競馬場 11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系3歳牝馬 |
斤量 | 馬齢(54kg) |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
紫苑ステークス2018
波乱の多い夏競馬が終わり、秋競馬が始まりました。秋華賞トライアル「紫苑ステークス2018」です。 長くオープン特別戦で行われていましたが、2016年から重賞化されました。2016年は、2着ヴィブロスが秋華賞優勝、5着パールコードも2着に好走しました。昨年は、1着ディアドラが秋華賞を優勝しており、G1秋華賞2018を占う意味でも、重要なトライアルレースといえそうです。
過去10年の紫苑ステークスの配当を見ると、小波乱が多い(紐荒れ)レースという印象です。ただ重賞化した2016年以降の2回は、3連単1万円台の硬めの決着となっており、この傾向が続くようなら、紫苑ステークス2018も上位人気馬が狙い目になるでしょうか。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2017 | 1,470円 | 3,110円 | 11,870円 |
2016 | 1,210円 | 3,840円 | 14,590円 |
2015 | 3,910円 | 15,970円 | 84,840円 |
2014 | 1,670円 | 9,550円 | 62,570円 |
2013 | 2,140円 | 7,980円 | 49,900円 |
2012 | 1,870円 | 10,690円 | 48,520円 |
2011 | 4,380円 | 83,310円 | 431,040円 |
2010 | 2,450円 | 2,420円 | 16,660円 |
2009 | 19,320円 | 62,190円 | 488,650円 |
2008 | 2,000円 | 890円 | 10,900円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2014年は、新潟競馬場で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
2017良 | 1 | 16 | ディアドラ | 1 | HTB賞(1000万) 1着(-0.0) | 2 |
2 | 11 | カリビアンゴールド | 6 | かもめ島特別(1000万) 2着(0.0) | 3 | |
3 | 7 | ポールヴァンドル | 4 | かもめ島特別(1000万) 1着(-0.0) | 1 | |
2016良 | 1 | 18 | ビッシュ | 1 | オークス(G1) 3着(0.1) | 5 |
2 | 9 | ヴィブロス | 3 | 500万(中京芝2000m) 1着(-0.7) | 3 | |
3 | 2 | フロンテアクイーン | 5 | オークス(G1) 6着(0.4) | 12 | |
2015良 | 1 | 10 | クインズミラーグロ | 8 | 村上特別(500万) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 13 | ホワイトエレガンス | 5 | 藻岩山特別(1000万) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 6 | エバーシャルマン | 6 | カーネーションカップ(500万) 4着(0.4) | 2 | |
2014不良新潟 | 1 | 4 | レーヴデトワール | 5 | 小豆島特別(1000万) 4着(0.4) | 3 |
2 | 7 | ショウナンパンドラ | 1 | 糸魚川特別(500万) 1着(-0.4) | 1 | |
3 | 1 | マイネグレヴィル | 4 | オークス(G1) 9着(1.1) | 16 | |
2013良 | 1 | 13 | セキショウ | 6 | 大倉山特別(1000万) 9着(0.9) | 4 |
2 | 5 | リボントリコロール | 2 | 出雲崎特別(500万) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 11 | モモトンボ | 7 | 浦佐特別(500万) 5着(0.7) | 5 | |
2012良 | 1 | 5 | パララサルー | 1 | 桜花賞(G1) 9着(0.6) | 7 |
2 | 1 | ブリッジクライム | 4 | 三面川特別(1000万) 2着(0.0) | 6 | |
3 | 11 | フレイムコード | 8 | 500万(福島芝1800m) 1着(-0.0) | 4 | |
2011良 | 1 | 6 | カルマート | 4 | 500万(新潟芝1800m) 1着(-0.0) | 3 |
2 | 9 | デルマドゥルガー | 6 | クイーンステークス(G3) 10着(1.4) | 13 | |
3 | 10 | コスモバタフライ | 12 | 500万(函館芝1800m) 1着(-0.0) | 2 | |
2010良 | 1 | 7 | ディアアレトゥーサ | 2 | 村上特別(500万) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 11 | クラックシード | 6 | スイートピーステークス(OP) 6着(0.5) | 2 | |
3 | 1 | コスモネモシン | 1 | オークス(G1) 15着(2.9) | 10 | |
2009良 | 1 | 12 | ダイアナバローズ | 11 | 関東オークス(G2) 9着(3.4) | 2 |
2 | 2 | ラインドリーム | 4 | インディアトロフィー(500万) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 13 | エオリアンハープ | 5 | 鳥屋野特別(500万) 1着(-0.0) | 3 | |
2008良 | 1 | 5 | モエレカトリーナ | 4 | 信濃川特別(1000万) 3着(0.5) | 6 |
2 | 10 | デヴェロッペ | 2 | クイーンステークス(G3) 11着(1.6) | 7 | |
3 | 3 | レッドアゲート | 1 | オークス(G1) 6着(0.4) | 2 |
過去10年の紫苑ステークス3着以内30頭中20頭を占めます。500万クラスから1000万クラスまで、前走優勝馬から馬券圏外の馬まで、幅広く馬券に絡んでいます。ただ近年は、前走500万クラス優勝馬、1000万クラスで上位争いした馬が来る傾向にあります。
過去10年の紫苑ステークス3着以内30頭中28頭が1~8番人気でした。大穴の激走が少なく、二桁人気は僅か2頭となっています。
過去10年の紫苑ステークス3着以内30頭中24頭を占めます。重賞化した2016年以降の2回では、3着以内に来た関西馬2頭がともに秋華賞を優勝しています。
過去10年の紫苑ステークス3着以内30頭中6頭を占めます。前走大きく負けていた馬の巻き返しも目立ちます。
予想
今年の紫苑ステークス2018は、実績面で抜けた馬が不在の為、重賞化した直近2回と比べると、やや混戦模様という感じがします。傾向から、1~8番人気あたりが狙い目になりそうですが、今年はどうなるでしょうか。休養明けの馬が多いのも取捨を難しくさせます…。
以下、簡単な考察と予想です。何が来てもおかしくないメンバーだけに、すごく難関なレースですね…。
例年好走例が多い5~6枠や10~12番あたりの馬番。今年は、人気薄が集まったため、やや買い難い印象ですが、その中では、カレンシリエージョが狙い目になるでしょうか。500万クラスの前走は、先行から楽な手応えで後続を突き放しての完勝でした。重賞でどこまで…という感じもしますが、穴をあけることに期待して…。
アーモンドアイ、ラッキーライラックなど、3歳牝馬クラシックで戦ってきた相手を考えれば、ここでは能力上位といえそう…。あとは夏に使ってきた馬との力関係やコンディション面がポイントになるでしょうか。
重馬場で行われた前走京橋特別2018(1000万)は、出負けして、よろけながらのスタート。そのまま最後方からの競馬になりました。それでも最後は、大外から上がり最速で2着に好走。古馬相手に見せ場を作ったように見えました。父オルフェーヴル&母父Tapitですし、力のいる馬場が合ったという感じもしますが、今回伏兵扱いになるようなら面白そうですね。
例年3着以内に突っ込んで来る外枠の差し追い込み馬。今年の外枠は、先行勢が揃ったため、差し追い込み勢では、レッドベルローズが候補になるでしょうか。中山コースの相性は良さそうなので、上位争いを期待したいですね。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、10着、13着、14着でした。本命◎カレンシリエージョは、10着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | ノームコア | 2 | フローラステークス(G2) 3着(0.1) | 5 |
2 | 1 | マウレア | 1 | オークス(G1) 5着(1.0) | 6 |
3 | 8 | ランドネ | 7 | オークス(G1) 11着(1.9) | 10 |
重賞化してからの傾向通り、3連単16,070円という順当な決着でした。
例年追い込み馬が上位を占めるのですが、例年と同じぐらいのペースながら、全く追い込みが決まらず…。後ろ過ぎた馬にはノーチャンスというレースでした。押さえていた馬の多くが後方からの競馬となったため、馬券は、カスリもせずでした。
ルメール騎手の勝利ジョッキーインタビューを見ると、「向こう正面の風が強く、前に行きたくなかった」というようなことも言っていました。後ろ過ぎず、前過ぎずが上位争いを演じたということでしょうか。
ただ中山最終レースの映像も見ましたが、例年よりもやや前残りの馬場という感じがします。そう考えると、明日の京成杯オータムハンデキャップ2018も中団グループよりも前で進めそうな馬が狙い目になるのでしょうか。難しいですね。