シリウスステークス2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

シリウスステークス2017過去10年のデータと予想

日程 2017年9月30日(土曜日)
開催 阪神競馬場 11R
距離 ダート2000m
格付け GⅢ
条件 サラ系3歳以上
斤量 ハンデ
出走数 16頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

シリウスステークス2017

ハンデ戦のダート重賞「シリウスステークス2017」です。秋以降、交流G1のJBCクラシック2017やG1チャンピオンズカップ2017、交流G1の東京大賞典2017を控え、今後のダート重賞戦線を占う一戦となっています。

過去のシリウスステークスを遡ると、出世レースというわけではありませんが、昨年3着のアポロケンタッキーは東京大賞典2016を制し、2015年の優勝馬アウォーディーはJBCクラシック2016優勝、2014年2着ナムラビクターはチャンピオンズカップで2着に好走するなど、近年は、秋に向けて注目のレースといえます。

コース形態

阪神競馬場のダートコース

過去10年のシリウスステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは1回だけです。特に近年は、馬連800円前後という硬い決着が続いています。近年の傾向からは、上位人気馬を狙いたいところですが、果たして今年はどうなるでしょうか…。

年度 馬連 3連複 3連単
2016 800円 1,120円 5,380円
2015 850円 1,130円 6,810円
2014 840円 4,280円 15,330円
2013 3,100円 11,150円 77,120円
2012 2,590円 2,690円 18,030円
2011 4,910円 8,400円 62,530円
2010 1,480円 18,620円 70,450円
2009 6,590円 18,290円 109,230円
2008 2,010円 4,920円 41,320円
2007 800円 2,320円 6,840円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

シリウスステークス2017
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
2016稍重 1 1 牡5 56 マスクゾロ 1 ジュライステークス(OP) 1着(-1.0) 2
2 8 牡5 56 ピオネロ 2 BSN賞(OP) 1着(-0.3) 1
3 9 牡4 57.5 アポロケンタッキー 4 ブリリアントステークス(OP) 1着(-0.2) 1
2015稍重 1 2 牡5 55 アウォーディー 3 オークランドRCT(1600万) 1着(-0.1) 7
2 8 牡3 55 ダノンリバティ 1 BSN賞(OP) 1着(-0.2) 2
3 3 牡6 58 ナムラビクター 2 平安ステークス(G3) 4着(0.4) 2
2014 1 4 牡4 57.5 クリノスターオー 1 エルムステークス(G3) 2着(0.0) 5
2 10 牡5 58 ナムラビクター 3 平安ステークス(G3) 5着(0.3) 1
3 7 セ6 55 トウシンイーグル 7 阿蘇ステークス(OP) 9着(0.7) 1
2013 1 2 牡3 53 ケイアイレオーネ 5 レパードステークス(G3) 3着(0.6) 2
2 13 牡6 57.5 ナイスミーチュー 3 平安ステークス(G3) 2着(0.1) 8
3 11 牡6 58.5 グランドシチー 6 エルムステークス(G3) 5着(0.7) 4
2012 1 2 牡5 54 ナイスミーチュー 2 宮崎ステークス(1600万) 1着(-0.5) 5
2 13 牡7 57 ヤマニンキングリー 3 エルムステークス(G3) 7着(1.5) 7
3 10 牡4 58 グレープブランデー 1 阿蘇ステークス(OP) 1着(-0.3) 2
2011 1 4 牡6 56 ヤマニンキングリー 5 チャレンジカップ(G3) 4着(0.0) 5
2 5 牡6 57 キングスエンブレム 4 東海ステークス(G2) 8着(1.1) 8
3 11 牡5 57.5 フサイチセブン 2 阿蘇ステークス(OP) 1着(-0.1) 2
2010 1 9 牡5 56 キングスエンブレム 1 オークランドRCT(1600万) 1着(-0.3) 3
2 10 牝4 56.5 ラヴェリータ 4 スパーキングレディー(G3) 1着(-0.7) 1
3 2 牡4 52 チョイワルグランパ 9 松戸特別(1000万) 1着(-0.1) 1
2009稍重 1 16 牡3 54 ワンダーアキュート 3 オークランドRCT(1600万) 1着(-0.9) 3
2 11 牡6 56 ダークメッセージ 8 平安ステークス(G3) 7着(1.2) 4
3 1 牡3 55 ゴールデンチケット 4 セントライト記念(G2) 14着(1.6) 6
2008 1 10 牡4 54 マイネルアワグラス 6 オークランドRCT(1600万) 9着(0.6) 2
2 14 牡6 57 ワンダースピード 1 帝王賞(G1) 5着(0.9) 2
3 6 牡5 56 ダークメッセージ 4 みなみ北海道ステークス(OP) 2着(0.4) 3
2007 1 3 牡3 53 ドラゴンファイヤー 1 オークランドRCT(1600万) 1着(-0.2) 1
2 8 牡6 56 ラッキーブレイク 6 阿蘇ステークス(OP) 3着(0.2) 7
3 1 牡5 55 ワンダースピード 5 東海ステークス(G2) 2着(0.1) 11

前走1000万~1600万クラス

過去10年のシリウスステークス3着以内30頭中7頭を占めます。そのうち5頭前走オークランドレーシングクラブトロフィーに出走していました。

人気

過去10年のシリウスステークス3着以内では、1番人気馬の信頼が高い傾向にあります。特に近年は、上位人気馬から2頭以上が馬券圏内に好走しています。

  • 1番人気(4-2-1-2)複勝率約80%
  • 2番人気(1-1-2-6)複勝率約40%
  • 3番人気(2-3-0-5)複勝率約50%

その他、過去10年の3着以内30頭中27頭1~6番人気馬でした。二桁人気馬が3着以内に好走したことは無く、人気薄の好走が少ない傾向にあります。

過去10年のシリウスステークス3着以内では、やや外枠(6~8枠)の好走例が目立ちます。毎年1頭以上が6~8枠から3着以内に好走しています。

馬券予想

過去10年の傾向から「前走オークランドRCT」「1~6番人気」「外枠」に注目です。

シリウスステークス2017は、このクラスでの好走歴のある馬が多数集い、抜けた馬も不在のため、大混戦と言って良いかもしれません。鉄板ローテがあるわけでもないので、過去データの傾向からは、上位人気馬の信頼が高いということ以外に、候補を絞れる要素が無いですね…。

過去のシリウスステークスは、ハンデに関係なく決着していることが多いので、あまりハンデ戦を意識しないでも良いかもしれません。

以下、簡単な考察と予想です。

3着まで…と考えると、難解すぎるので、上位人気馬を信頼して適当に選びました。
◎⑬ピオネロ

前走エルムステークス2017 7着。前にいた馬が上位を占める中で、ピオネロは、やや出負けして後方からの競馬でした。ルメール騎手も最後は必死に追っていなかったので、前走は度外視しても良いと思います。3走前の平安ステークス2017も、やや出負けして後方からの競馬で、仕方ない4着という感じはします。

昨年のシリウスステークス2016は、優勝馬マスクゾロと時計差のない2着。今回、ピオネロは昨年と同斤量の56kg、マスクゾロは昨年からプラス1.5kgの57.5kgと考えると、出遅れず昨年並みの競馬ができれば、逆転の可能性はありそうです。

○⑥マスクゾロ

5走前の桃山ステークス2016から馬が変わったかのような強い競馬。その内容から、昨年のシリウスステークス2016では本命馬にしました。結果、実力馬アポロケンタッキーやピオネロを抑えての優勝で、能力の高さを感じる内容だったと思います。

前走BSN賞2017 2着。2走前が除外となった為、前走は10ヶ月以上の休養明けの一戦。最後ギリギリでトップディーヴォに交わされてしまいましたが、休養明け&ハンデ戦57kgを背負う中、強さを示した格好だと思います。昨年優勝した舞台ですし、再度期待したいですね。

▲⑫ミツバ

前走マーキュリーカップ2017 2着。2着ピオネロとの接戦を制しての優勝でした。今回は、ピオネロとの斤量差が1.5kgに広がるため、評価としてはピオネロの下にしました。しかしダート2000m前後では底を見せておらず、順当な決着なら今回も勝ち負けになるでしょうか。

馬連◎-○▲ 3連複◎-○-▲合計3点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、3着、7着、8着でした。本命◎ピオネロは3着でした。

シリウスステークス2017
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走
1 4 牡6 メイショウスミトモ 11 ラジオ日本賞(OP) 7着(0.3)
2 5 牡5 ドラゴンバローズ 5 オークランドRCT(1600万) 1着(-0.2)
3 13 牡6 ピオネロ 3 エルムステークス(G3) 7着(1.3)

晩に録画を見ました。3連単468,950円の波乱決着。(;´・ω・`p

2着ドラゴンバローズは、好ローテのオークランドRCT勝ち馬。押さえようかどうか迷っていた馬で、いかにも有り得そうな1頭です。…ただそれにしても優勝したメイショウスミトモは、買えないですね。盲点というよりも一瞬で消した馬でした。昨年の武蔵野ステークス2016と今年のマーチステークス2017のときに狙った馬ですが、流石に近走の成績からは狙えず…。流れが向いたのか、状態が良かったのか、最後はキレッキレの追い込み劇でした。

本命ピオネロ。スタート良く、これで負けたら仕方ないと思えるものでした。出負けしなければ、このクラスでは安定していますね。

押さえていたミツバ。向こう正面で、すでに松山ジョッキーが必死に手を動かしていました。レース後のインタビューを見ると、敗因は、苦手な芝スタートズブい面が出てしまったようです。力はあると思うので、今後の巻き返しに期待したいですね。

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