日程 | 2017年3月19日(日曜日) |
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開催 | 中山競馬場 11R |
距離 | 芝1800m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系3歳 |
斤量 | 馬齢(牡56kg) |
出走数 | 11頭 |
天気 | 晴れ参考 中山競馬場 – ヤフー天気 |
「スプリングステークス2017」です。皐月賞2017に繋がるステップレースです。近年の皐月賞は、前走芝1800m戦を使った馬の好走が目立っており、スプリングステークスの前哨戦としての価値も高くなってきていると感じます。
近年では、リアルスティール&キタサンブラック(2015年)、ロゴタイプ(2013年)、ディープブリランテ(2012年)、オルフェーヴル(2011年)などがスプリングステークスをステップに皐月賞で好走しています。後にG1馬になった馬ばかりというのも注目ですね。
過去10年のスプリングステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは1回だけで、1~3万円程度の決着が多いです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 3,390円 | 1,690円 | 19,380円 |
2015 | 1,090円 | 1,180円 | 10,310円 |
2014 | 850円 | 1,890円 | 10,010円 |
2013 | 1,090円 | 8,760円 | 29,470円 |
2012 | 700円 | 8,980円 | 45,030円 |
2011 | 1,420円 | 6,030円 | 28,270円 |
2010 | 18,090円 | 4,160円 | 64,470円 |
2009 | 3,090円 | 5,410円 | 24,710円 |
2008 | 20,010円 | 17,500円 | 184,520円 |
2007 | 640円 | 2,320円 | 8,250円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2016良 | 1 | 1 | マウントロブソン | 4 | あすなろ賞(500万) 1着(-0.2) |
2 | 4 | マイネルハニー | 5 | フリージア賞(500万) 1着(-0.7) | |
3 | 10 | ロードクエスト | 1 | ホープフルステークス(G2) 2着(0.2) | |
2015良 | 1 | 1 | キタサンブラック | 5 | 500万(東京芝2000m) 1着(-0.5) |
2 | 6 | リアルスティール | 1 | 共同通信杯(G3) 1着(-0.1) | |
3 | 8 | ダノンプラチナ | 2 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 1着(-0.1) | |
2014良 | 1 | 2 | ロサギガンティア | 3 | 500万(東京芝1800m) 1着(-0.2) |
2 | 4 | アジアエクスプレス | 1 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 1着(-0.2) | |
3 | 10 | クラリティシチー | 4 | セントポーリア賞(500万) 2着(0.0) | |
2013良 | 1 | 5 | ロゴタイプ | 1 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 1着(-0.0) |
2 | 2 | タマモベストプレイ | 3 | きさらぎ賞(G3) 1着(-0.0) | |
3 | 15 | マイネルホウオウ | 11 | ジュニアカップ(OP) 1着(-0.1) | |
2012重 | 1 | 14 | グランデッツァ | 3 | ラジオNIKKEI杯(G3) 3着(0.2) |
2 | 9 | ディープブリランテ | 1 | 共同通信杯(G3) 2着(0.3) | |
3 | 4 | ロジメジャー | 10 | セントポーリア賞(500万) 2着(0.0) | |
2011良(阪神) | 1 | 6 | オルフェーヴル | 1 | きさらぎ賞(G3) 3着(0.2) |
2 | 7 | ベルシャザール | 4 | 共同通信杯(G3) 4着(0.3) | |
3 | 15 | ステラロッサ | 8 | アルメリア賞(500万) 2着(0.2) | |
2010良 | 1 | 5 | アリゼオ | 2 | 共同通信杯(G3) 3着(0.0) |
2 | 2 | ゲシュタルト | 10 | こぶし賞(500万) 5着(0.2) | |
3 | 3 | ローズキングダム | 1 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 1着(-0.2) | |
2009良 | 1 | 12 | アンライバルド | 1 | 若駒ステークス(OP) 1着(-0.6) |
2 | 7 | レッドスパーダ | 8 | 500万(東京芝1600m) 1着(-0.0) | |
3 | 2 | フィフスペトル | 2 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 2着(0.0) | |
2008良 | 1 | 3 | スマイルジャック | 6 | きさらぎ賞(G3) 2着(0.1) |
2 | 11 | フローテーション | 11 | すみれステークス(OP) 7着(0.9) | |
3 | 10 | ショウナンアルバ | 1 | 共同通信杯(G3) 1着(-0.1) | |
2007良 | 1 | 1 | フライングアップル | 1 | 共同通信杯(G3) 3着(0.1) |
2 | 11 | マイネルシーガル | 3 | ジュニアカップ(OP) 1着(-0.0) | |
3 | 6 | エーシンピーシー | 6 | セントポーリア賞(500万) 1着(-0.2) |
過去10年のスプリングステークスでは、1番人気(4-3-3-0)が結果を残しており、複勝率は100%となっています。
過去10年のスプリングステークス3着以内30頭中27頭を占めます。
過去10年のスプリングステークス3着以内30頭中16頭を占めます。特に、前走共同通信杯と前走朝日杯フューチュリティステークスの好走例が目立ちます。
過去10年のスプリングステークス3着以内の30頭中10頭を占めます。そのうち、2010年2着ゲシュタルト&2009年2着レッドスパーダを除く8頭が前走芝1800~2000mのレースに出走していました。
馬券予想
過去10年の傾向から「1番人気」「前走3着以内」「前走重賞」「前走500万(芝1800~2000m)」に注目です。
スプリングステークス2017は、重賞好走歴のある馬のほか、前走500万勝ちの馬など、少頭数ながら骨っぽいメンバーが揃いそうです。中でも注目は、サトノアレスでしょうか。実績的には一強という感じですが、3着以内と考えると、半数以上の馬にチャンスがありそうだと思います。
以下、簡単な考察と予想です。時間的な都合で、買い目を中心に取り上げます(;´д`)
前走朝日杯フューチュリティステークス2016優勝。サトノアレスとモンドキャンノの2頭が抜けてるような内容でした。距離が200m長くなり1800m戦となる今回は、父キンシャサノキセキ&母父サクラバクシンオーのモンドキャンノよりはサトノアレスが狙い目でしょうか。
前々走百日草特別2016(500万)3着。優勝したアドマイヤミヤビと0.1秒差の僅差なら、ここでも十分上位争いの1頭でしょう。その後、アドマイヤミヤビはクイーンカップ2017を優勝しています。2着のカデナには、最後ギリギリで差されてしまいましたが、カデナ相手に好勝負している点もアウトライアーズの能力の高さを表しているように思います。その後、カデナも弥生賞2017を優勝しています。
今回、休養明けになりますが、中山コースは2戦2勝の相性が良いので、上位争いを期待したいですね。
勝ち切れない馬ですが、未だ掲示板を外していない安定感は良いですね。前走共同通信杯2017は2~5着まで混戦でした。先行からロス無く馬場の内を進めて、何とか粘ったという競馬でした。
ただ戦っててきた相手を見ると、ソウルスターリング、スワーヴリチャード、サトノアレス、トラスト…など、かなり強い相手ばかりで、その中で好走し続けてるのはポテンシャルの高さを感じさせます。人気すると買いにくいタイプだと思いますが、中穴なら押さえておいても…。
前走フリージア賞2017(500万)優勝。戦ってきた相手を見る限りは、中穴評価ぐらいにしたいところですが、何より鞍上が魅力です。最近メインレースでの勢いが凄いことになっているミルコが騎乗するだけに、また今回も勝ち切ってしまうのではないかと思ってしまいます。
2着に敗れた2走前の黄菊賞2016も大逃げをしたタガノアシュラを差し切れなかっただけで、全く底を見せていない成績も魅力です。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、4着、5着、6着でした。
本命◎サトノアレスは4着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 10 | ウインブライト | 5 | 若竹賞(500万) 1着(-0.3) |
2 | 8 | アウトライアーズ | 2 | ひいらぎ賞(500万) 1着(-0.2) |
3 | 7 | プラチナヴォイス | 6 | きさらぎ賞(G3) 4着(0.5) |
カスリもせず(´・ω・`)
極々平均ペースで流れたようで、ロス無く進めた馬がそのまま優勢という結果に見えました。勝ち負けしたウインブライト&アウトライアーズと4~5着サトノアレス&トリコロールブルーの差は、最終コーナーでの位置取りの差という感じで、最後後ろから大外をまわしたサトノアレス&トリコロールブルーは、伸び切れずという決着となりました。
近年のスプリングステークスは、皐月賞に直結しやすい傾向にありますが、今年の結果を見る限りは、どうだろうな…と少し懐疑的な印象を持っています。