日程 | 2020年3月29日(日曜) |
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開催 | 中京競馬場11R |
距離 | 芝1200m |
格付け | G1 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | 定量(牡57kg,牝2kg減) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
高松宮記念2020
スプリントG1、高松宮記念2020です。近年は層が薄い印象のスプリント戦線。絶対的王者が不在という年が続いています。昨年は、1~2番人気が馬券圏外に飛び、二桁人気馬が2~3着に好走する大波乱決着でした。
配当
過去10年の高松宮記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えが2回あります。3連複万馬券が5回。やや波乱含みのレースといえそうです。中京競馬場が改修された2012年以降では、大きな波乱が少ない印象でしたが、昨年449万馬券の大波乱決着となりました。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 30,530円 | 870,740円 | 4,497,470円 |
2018 | 1,690円 | 15,910円 | 60,450円 |
2017 | 2,150円 | 3,230円 | 23,880円 |
2016 | 890円 | 1,740円 | 6,690円 |
2015 | 7,480円 | 14,000円 | 81,560円 |
2014 | 10,400円 | 7,990円 | 71,040円 |
2013 | 470円 | 11,340円 | 27,200円 |
2012 | 950円 | 1,070円 | 5,930円 |
2011 | 2,370円 | 33,730円 | 129,290円 |
2010 | 2,690円 | 4,230円 | 23,750円 |
では過去10年の高松宮記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2011年は阪神開催、2010年以前は改修前の中京競馬場で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 3 | 牡4 | ミスターメロディ | 3 | 阪急杯(G3) 7着(0.5) | 1 |
2 | 4 | 牡6 | セイウンコウセイ | 12 | シルクロードステークス(G3) 15着(1.3) | 5 | |
3 | 7 | 牡6 | ショウナンアンセム | 17 | オーシャンステークス(G3) 5着(1.0) | 13 | |
2018良 | 1 | 9 | 牡5 | ファインニードル | 2 | シルクロードステークス(G3) 1着(-0.3) | 4 |
2 | 8 | 牝6 | レッツゴードンキ | 3 | フェブラリーステークス(G1) 5着(0.7) | 10 | |
3 | 7 | 牝5 | ナックビーナス | 10 | オーシャンステークス(G3) 2着(0.0) | 2 | |
2017稍重 | 1 | 6 | 牡4 | セイウンコウセイ | 5 | シルクロードステークス(G3) 2着(0.0) | 4 |
2 | 3 | 牝5 | レッツゴードンキ | 2 | 京都牝馬ステークス(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 7 | 牡6 | レッドファルクス | 1 | 香港スプリント(G1) 12着 | 3 | |
2016良 | 1 | 4 | 牡5 | ビッグアーサー | 1 | シルクロードステークス(G3) 5着(0.6) | 1 |
2 | 6 | 牡5 | ミッキーアイル | 2 | 阪急杯(G3) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 8 | 牝4 | アルビアーノ | 3 | オーシャンステークス(G3) 5着(0.5) | 1 | |
2015稍重 | 1 | 4 | セ7 | エアロヴェロシティ | 4 | Chairman’s Sprint Prize(G1) 2着 | |
2 | 15 | 牡6 | ハクサンムーン | 6 | オーシャンステークス(G3) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 16 | 牡4 | ミッキーアイル | 3 | 阪急杯(G3) 2着(0.0) | 4 | |
2014不良 | 1 | 5 | 牡4 | コパノリチャード | 3 | 阪急杯(G3) 1着(-0.7) | 2 |
2 | 17 | 牡6 | スノードラゴン | 8 | オーシャンステークス(G3) 2着(0.2) | 11 | |
3 | 9 | 牝5 | ストレイトガール | 1 | シルクロードステークス(G3) 1着(-0.4) | 2 | |
2013良 | 1 | 11 | 牡5 | ロードカナロア | 1 | 阪急杯(G3) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 12 | 牡6 | ドリームバレンチノ | 2 | シルクロードステークス(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 13 | 牡4 | ハクサンムーン | 10 | オーシャンステークス(G3) 9着(0.9) | 3 | |
2012良 | 1 | 10 | 牝5 | カレンチャン | 2 | オーシャンステークス(G3) 4着(0.2) | 1 |
2 | 17 | 牡6 | サンカルロ | 3 | 阪急杯(G3) 3着(0.3) | 1 | |
3 | 1 | 牡4 | ロードカナロア | 1 | シルクロードステークス(G3) 1着(-0.4) | 1 | |
2011良阪神 | 1 | 4 | 牡8 | キンシャサノキセキ | 3 | オーシャンステークス(G3) 2着(0.1) | 2 |
2 | 8 | 牡5 | サンカルロ | 4 | 阪急杯(G3) 1着(-0.2) | 4 | |
3 | 6 | 牡7 | アーバニティ | 11 | シルクロードステークス(G3) 2着(0.1) | 14 | |
2010良旧 | 1 | 6 | 牡7 | キンシャサノキセキ | 1 | オーシャンステークス(G3) 1着(-0.0) | 2 |
2 | 17 | 牡6 | ビービーガルダン | 6 | 阪急杯(G3) 7着(0.6) | 1 | |
3 | 16 | 牡5 | エーシンフォワード | 3 | 阪急杯(G3) 1着(-0.2) | 2 |
過去10年の高松宮記念3着以内30頭中9頭を占めます。2017年を除く9回で毎年1頭が馬券圏内に好走しています。
過去10年の高松宮記念3着以内30頭中9頭を占めます。2017年~2018年を除く8回で毎年1頭ほどが馬券圏内に好走しています。
過去10年の高松宮記念3着以内30頭中8頭を占めます。2010年と2015年を除く8回で毎年1頭が馬券圏内に好走しています。
中京競馬場改修後、過去8年の高松宮記念3着以内24頭中20頭が単勝20倍未満でした。そのうち単勝10倍未満は18頭を占めます。昨年が例外的な年と考えれば、上位人気馬が結果を残す傾向にありそうです。
年度 | 着順 | 馬名 | オッズ |
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2019 | 1 | ミスターメロディ | 7.8倍 |
2 | セイウンコウセイ | 108.0倍 | |
3 | ショウナンアンセム | 358.9倍 | |
2018 | 1 | ファインニードル | 5.5倍 |
2 | レッツゴードンキ | 6.3倍 | |
3 | ナックビーナス | 41.2倍 | |
2017 | 1 | セイウンコウセイ | 8.7倍 |
2 | レッツゴードンキ | 5.1倍 | |
3 | レッドファルクス | 3.6倍 | |
2016 | 1 | ビッグアーサー | 3.9倍 |
2 | ミッキーアイル | 3.9倍 | |
3 | アルビアーノ | 5.1倍 | |
2015 | 1 | エアロヴェロシティ | 6.5倍 |
2 | ハクサンムーン | 16.8倍 | |
3 | ミッキーアイル | 5.2倍 | |
2014 | 1 | コパノリチャード | 7.7倍 |
2 | スノードラゴン | 19.6倍 | |
3 | ストレイトガール | 2.6倍 | |
2013 | 1 | ロードカナロア | 1.3倍 |
2 | ドリームバレンチノ | 9.4倍 | |
3 | ハクサンムーン | 85.6倍 | |
2012 | 1 | カレンチャン | 3.9倍 |
2 | サンカルロ | 6.5倍 | |
3 | ロードカナロア | 2.4倍 |
直近4年の高松宮記念3着以内12頭中11頭を占めます。近年は、外枠よりも内枠の好走例が多いと言えそうです。
予想
今年の高松宮記念2020は、飛び抜けた馬が不在ということもあり、かなり難解なレースになりそうです。過去傾向からは、オーシャンステークス組、阪急杯組、シルクロードステークス組が上位争いの中心になりそうですが、別ローテの実績馬もスルー出来ないメンバーだと思います。昨年、449万馬券が飛び出したレースですし、今年も穴馬には注意したいところでしょうか。
以下、簡単な考察と予想です。外過ぎない枠の馬を中心に狙いました。
過去好走例が多いオーシャンステークス組。前走は、5ヵ月半の休養明けに加えて、斤量58kgを背負った一戦でした。ダノンスマッシュに突き放された形での3着でしたが、それほど悲観しないでも良いかもしれません。一度使って状態が良くなっていれば、勝ち負けがあっても良さそうです。
過去好走例が多い阪急杯組。他の阪急杯組ステルヴィオとクリノガウディーがマイル実績馬ですし、スプリント戦への対応と考えれば、ダイアトニックが狙い目になるでしょうか。過去10年の3着以内では、高松宮記念が初スプリント戦だった馬は、1400m戦の重賞優勝経験がありました。伏兵扱いになりそうですが、好ローテに期待して押さえても良いかもしれません。
過去好走例が多いシルクロードステークス組。追い込み決着となった前走は、僅差の接戦を制しての優勝でした。同じく後方から追い込んで2~3着に好走した2頭を見る限りは、今回のメンバーの中では格下という印象を受けます。一応好ローテですし、紐荒れに期待して押さえました。
過去好走例が多いオーシャンステークスを完勝。データ傾向から勝ち負けがあっても良さそうです。ただ昨年の高松宮記念4着、スプリンターズステークス3着とG1レースでは、少し足りない印象のレースが続いてるのは気になるところです…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、10着、11着、12着でした。本命◎タワーオブロンドンは、2着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 16 | 牝5 | モズスーパーフレア | 9 | シルクロードステークス(G3) 4着(0.2) | 2 |
2 | 8 | 牝4 | グランアレグリア | 3 | 阪神カップ(G2) 1着(-0.8) | 1 |
3 | 3 | 牡5 | ダイアトニック | 4 | 阪急杯(G3) 3着(0.0) | 1 |
全くかすりもせず…。昨年に続く波乱決着でした。好ローテのシルクロードステークス組と阪急杯組が1着3着とはいえ、これは難しいです。
15番人気クリノガウディーが4着に降着も、流石にこれは難解な決着でした。時計が掛かり、差しが決まる馬場だと思っていましたが、逃げたモズスーパーフレア、その後ろクリノガウディーが残る前残り。どうしてこうなったのかと思ってしまうような展開でした。クリノガウディーが降着なく勝ち負けしていたら、凄い高配当になっていましたね…。
全滅した後続勢の中からは、グランアレグリア一頭だけが凄い脚を使っていました。前走の距離短縮がハマっただけあって、短い距離が合うのかもしれません。これほどの前残りにならなければ、差し切っていたと思います。