日程 | 2022年3月27日(日曜) |
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開催 | 中京競馬場11R |
距離 | 芝1200m |
格付け | G1 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | 定量(牡57kg,牝2kg減) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 7.0(27日) |
高松宮記念2022
短距離G1、高松宮記念2022です。近年のスプリント戦線は少し層が薄い印象で、絶対的王者が不在という年が続いています。2019年~2020年は波乱決着となってるだけに、今年も難解なレースになるかもしれません。
配当
過去10年の高松宮記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。3連複万馬券は5回、馬連万馬券も出ているので、波乱含みのレースといるかもしれません。中京競馬場が改修された2012年以降、大きな波乱が少ない印象でしたが、近年は高配当が出ています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2021 | 1,010円 | 2,200円 | 9,770円 |
2020 | 9,150円 | 22,830円 | 217,720円 |
2019 | 30,530円 | 870,740円 | 4,497,470円 |
2018 | 1,690円 | 15,910円 | 60,450円 |
2017 | 2,150円 | 3,230円 | 23,880円 |
2016 | 890円 | 1,740円 | 6,690円 |
2015 | 7,480円 | 14,000円 | 81,560円 |
2014 | 10,400円 | 7,990円 | 71,040円 |
2013 | 470円 | 11,340円 | 27,200円 |
2012 | 950円 | 1,070円 | 5,930円 |
では過去10年の高松宮記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2021重 | 1 | 14 | 牡6 | ダノンスマッシュ | 2 | 香港スプリント(G1) 1着 | 3 |
2 | 16 | 牝4 | レシステンシア | 1 | 阪急杯(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 9 | 牡6 | インディチャンプ | 3 | 阪急杯(G3) 4着(0.4) | 3 | |
2020重 | 1 | 16 | 牝5 | モズスーパーフレア | 9 | シルクロードステークス(G3) 4着(0.2) | 2 |
2 | 8 | 牝4 | グランアレグリア | 3 | 阪神カップ(G2) 1着(-0.8) | 1 | |
3 | 3 | 牡5 | ダイアトニック | 4 | 阪急杯(G3) 3着(0.0) | 1 | |
2019良 | 1 | 3 | 牡4 | ミスターメロディ | 3 | 阪急杯(G3) 7着(0.5) | 1 |
2 | 4 | 牡6 | セイウンコウセイ | 12 | シルクロードステークス(G3) 15着(1.3) | 5 | |
3 | 7 | 牡6 | ショウナンアンセム | 17 | オーシャンステークス(G3) 5着(1.0) | 13 | |
2018良 | 1 | 9 | 牡5 | ファインニードル | 2 | シルクロードステークス(G3) 1着(-0.3) | 4 |
2 | 8 | 牝6 | レッツゴードンキ | 3 | フェブラリーステークス(G1) 5着(0.7) | 10 | |
3 | 7 | 牝5 | ナックビーナス | 10 | オーシャンステークス(G3) 2着(0.0) | 2 | |
2017稍重 | 1 | 6 | 牡4 | セイウンコウセイ | 5 | シルクロードステークス(G3) 2着(0.0) | 4 |
2 | 3 | 牝5 | レッツゴードンキ | 2 | 京都牝馬ステークス(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 7 | 牡6 | レッドファルクス | 1 | 香港スプリント(G1) 12着 | 3 | |
2016良 | 1 | 4 | 牡5 | ビッグアーサー | 1 | シルクロードステークス(G3) 5着(0.6) | 1 |
2 | 6 | 牡5 | ミッキーアイル | 2 | 阪急杯(G3) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 8 | 牝4 | アルビアーノ | 3 | オーシャンステークス(G3) 5着(0.5) | 1 | |
2015稍重 | 1 | 4 | セ7 | エアロヴェロシティ | 4 | Chairman’s Sprint Prize(G1) 2着 | |
2 | 15 | 牡6 | ハクサンムーン | 6 | オーシャンステークス(G3) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 16 | 牡4 | ミッキーアイル | 3 | 阪急杯(G3) 2着(0.0) | 4 | |
2014不良 | 1 | 5 | 牡4 | コパノリチャード | 3 | 阪急杯(G3) 1着(-0.7) | 2 |
2 | 17 | 牡6 | スノードラゴン | 8 | オーシャンステークス(G3) 2着(0.2) | 11 | |
3 | 9 | 牝5 | ストレイトガール | 1 | シルクロードステークス(G3) 1着(-0.4) | 2 | |
2013良 | 1 | 11 | 牡5 | ロードカナロア | 1 | 阪急杯(G3) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 12 | 牡6 | ドリームバレンチノ | 2 | シルクロードステークス(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 13 | 牡4 | ハクサンムーン | 10 | オーシャンステークス(G3) 9着(0.9) | 3 | |
2012良 | 1 | 10 | 牝5 | カレンチャン | 2 | オーシャンステークス(G3) 4着(0.2) | 1 |
2 | 17 | 牡6 | サンカルロ | 3 | 阪急杯(G3) 3着(0.3) | 1 | |
3 | 1 | 牡4 | ロードカナロア | 1 | シルクロードステークス(G3) 1着(-0.4) | 1 |
過去10年の高松宮記念3着以内30頭中7頭を占めます。そのうち6頭が前走1~3着か前走1~3番人気でした。2017年、2020年、2021年を除く過去7回で毎年1頭が馬券圏内に好走しています。
過去10年の高松宮記念3着以内30頭中9頭を占めます。そのうち8頭が前走1~2着か前走1番人気でした。2017年~2018年を除く8回で馬券圏内に好走しています。
過去10年の高松宮記念3着以内30頭中8頭を占めます。そのうち7頭が前走1~2着か前走1~2番人気でした。2015年、2021年を除く8回で毎年1頭が馬券圏内に好走しています。
直近6年の高松宮記念3着以内18頭中13頭を占めます。昨年こそ外枠が上位を占める決着となりましたが、近年は2~4枠の好走が目立ちます。
予想
高松宮記念2022は、例年並みのメンバーが揃いました。過去データの傾向からは、前哨戦好走馬のほか、別ローテのG1好走実績馬が上位争いの中心になるでしょうか。実績面からは、レシステンシアの一強という感じですが、レシステンシア以外は何が来てもおかしくないほどの混戦だと思います。近年、波乱が目立つレースですし、穴馬の好走劇もあるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。今週はレースが多すぎるため、ページ時間の関係でいつも以上に深く考えていません。
深く考えず本命評価にしました。気になる点といえば、調教後の馬体重が前走からプラス30kgでしょうか。順当ならあっさり勝ち負けがあっても良さそうですが…。
前走京都牝馬ステークス優勝。過去データの傾向からは、買い難いローテになるでしょうか。前走は、休養明け&馬体重プラス18kgだったことを考えると、一度使った上積みは期待できるかもしれません。渋った馬場は良さそうですし、前走勝ち切った勢いにも期待して、対抗評価にしました。
過去好走例が多い前走シルクロードステークス連対馬。前走は、折り合いに難がありながらも、騎手が上手く導いたという内容でした。気性面は不安ですが、4着に好走したスプリンターズステークスを見る限り、ここで上位争いするポテンシャルはありそうです。
スプリントの前哨戦を使うことなく、ぶっつけ本番でスプリントG1と考えると、流石に買い難いところだと思います。1400m戦さえ使ったことがないので、ペースにも対応できるのか分かりません。今回は、トップレベルの馬を相手に戦って来たポテンシャルに期待して押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、5着、6着、15着でした。本命◎レシステンシアは、6着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 2 | 牡6 | ナランフレグ | 8 | オーシャンステークス(G3) 2着(0.1) | 4 |
2 | 9 | 牝5 | ロータスランド | 5 | 京都牝馬ステークス(G3) 1着(-0.1) | 5 |
3 | 10 | セ7 | キルロード | 17 | オーシャンステークス(G3) 6着(0.4) | 9 |
大波乱(3連単2,784,560円)。近年のスプリント〜マイル路線の混戦(抜けた馬が不在)を感じさせる決着でした。
道中、内目をロスなく捌いた馬が上位争いを演じることになりました。優勝ナランフレグは、内を突く完璧な差し切り勝ちだったと思います。2着は対抗ロータスランド。3着は下位人気キルロードでした。1着と3着ともに好走歴が多いオーシャンステークス出走馬ですが、総流しでもしないとキルロードは手が出せない馬だったと思います。
上位馬を見ると、4着トゥラヴェスーラは前走阪急杯2着、5着メイケイエールは前走シルクロードステークス優勝と前哨戦好走馬が活躍することになりました。
本命レシステンシア。やはり大幅増の馬体重の影響もあったのでしょうか。タフな馬場の中、まさかのハイペースの逃げ…。これでは持たないという感じがしました。