日程 | 2016年6月26日(日曜日) |
---|---|
開催 | 阪神競馬場 11R |
距離 | 芝2200m |
格付け | GⅠ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | 定量(3歳53kg,4歳以上58kg,牝馬2kg減) |
出走数 | 17頭 |
天気 | 晴れ参考 阪神競馬場 – ヤフー天気 |
今週末は、春のGIを締めくくるグランプリ宝塚記念です。グランプリレースなので、ビッグネームが揃いそうです。(馬券的には凄く悩ましいレースになりそう…。)ゴールドアクターやショウナンパンドラ、ミッキークイーン、サウンズオブアースは回避しましたが、それでも強豪が揃った印象です。
過去10年を見ると、2014年、2015年と2年連続で荒れましたが、傾向的にはあまり荒れないレースです。ただ、「二度あることは三度ある」とも言うので、2016年も波乱決着の可能性は否定できません。過去10年の3連単の配当を見ると、10万馬券超えは2014年と2015年の2回です。
- 2015年 528,510円
- 2014年 251,440円
では今回も過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015良 | 1 | 16 | 牡5 | ラブリーデイ | 6 | 鳴尾記念(G3) 1着(-0.3) |
2 | 6 | 牝5 | デニムアンドルビー | 10 | 天皇賞春(G1) 10着(0.9) | |
3 | 1 | 牝4 | ショウナンパンドラ | 11 | ヴィクトリアマイル(G1) 8着(0.9) | |
2014良 | 1 | 11 | 牡5 | ゴールドシップ | 1 | 天皇賞春(G1) 7着(0.5) |
2 | 5 | セ6 | カレンミロティック | 9 | 鳴尾記念(G3) 4着(0.0) | |
3 | 3 | 牝5 | ヴィルシーナ | 8 | ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-0.1) | |
2013良 | 1 | 10 | 牡4 | ゴールドシップ | 2 | 天皇賞春(G1) 5着(0.9) |
2 | 4 | 牡5 | ダノンバラード | 5 | 鳴尾記念(G3) 3着(0.2) | |
3 | 11 | 牝4 | ジェンティルドンナ | 1 | Dubai Sheema Classic(G1) 2着 | |
2012良 | 1 | 11 | 牡4 | オルフェーヴル | 1 | 天皇賞春(G1) 11着(1.8) |
2 | 7 | 牡5 | ルーラーシップ | 2 | Queen Elizabeth II Cup(G1) 1着 | |
3 | 2 | 牡4 | ショウナンマイティ | 6 | 鳴尾記念(G3) 2着(0.1) | |
2011良 | 1 | 2 | 牡6 | アーネストリー | 6 | 金鯱賞(G2) 3着(0.5) |
2 | 8 | 牝5 | ブエナビスタ | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 2着(0.0) | |
3 | 4 | 牡4 | エイシンフラッシュ | 3 | 天皇賞春(G1) 2着(0.1) | |
2010稍重 | 1 | 17 | 牡4 | ナカヤマフェスタ | 8 | メトロポリタンS(OP) 1着(-0.3) |
2 | 8 | 牝4 | ブエナビスタ | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-0.0) | |
3 | 2 | 牡5 | アーネストリー | 3 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.2) | |
2009良 | 1 | 9 | 牡5 | ドリームジャーニー | 2 | 天皇賞春(G1) 3着(0.3) |
2 | 8 | 牡6 | サクラメガワンダー | 3 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.2) | |
3 | 11 | 牡4 | ディープスカイ | 1 | 安田記念(G1) 2着(0.1) | |
2008重 | 1 | 9 | 牡6 | エイシンデピュティ | 5 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.2) |
2 | 2 | 牡5 | メイショウサムソン | 1 | 天皇賞春(G1) 2着(0.0) | |
3 | 1 | 牡6 | インティライミ | 11 | 金鯱賞(G2) 7着(0.7) | |
2007稍重 | 1 | 6 | 牡4 | アドマイヤムーン | 3 | Queen Elizabeth II Cup(G1) 3着 |
2 | 17 | 牡4 | メイショウサムソン | 2 | 天皇賞春(G1) 1着(-0.0) | |
3 | 5 | 牡6 | ポップロック | 4 | 目黒記念(G2) 1着(-0.0) | |
2006稍重(京都) | 1 | 8 | 牡4 | ディープインパクト | 1 | 天皇賞春(G1) 1着(-0.6) |
2 | 7 | 牡7 | ナリタセンチュリー | 10 | 天皇賞春(G1) 12着(2.6) | |
3 | 13 | 牡7 | バランスオブゲーム | 9 | 安田記念(G1) 17着(2.8) |
過去10年の宝塚記念では、1番人気は(3-3-2-2)で複勝率80%に及びます。なお馬券圏外になった1番人気は、以下2頭です。
- 2007年8着ウオッカ(前走日本ダービー1着)
- 2015年15着ゴールドシップ(前走天皇賞春1着)
一方、穴馬の好走も目立ちます。2007年と2009年を除く8回で、5番人気以下の伏兵&穴馬が馬券圏内に来ています。
関西馬は、過去10年の宝塚記念3着以内30頭中28頭に及びます。関東馬の2頭は、ともに穴馬でした。
- 2006年3着バランスオブゲーム(9番人気)
- 2010年1着ナカヤマフェスタ(8番人気)
過去10年で見ると、人気(1~3番人気)を集めた関東馬は4頭いますが、4頭とも馬券圏外に沈んでいるので、注意が必要です。
- 2008年12着ロックドゥカンブ(2番人気)
- 2010年8着ジャガーメイル(2番人気)
- 2013年4着フェノーメノ(3番人気)
- 2015年5着ヌーヴォレコルト(3番人気)
前走天皇賞春の馬は、過去10年の宝塚記念3着以内30頭中10頭に及びます。2010年を除く9回で馬券圏内に来ています。ただ、前走天皇賞春1着馬と宝塚記念の相性は、あまりよくありません。
- 2006年1着ディープインパクト
- 2007年1着メイショウサムソン
- 2009年7着マイネルキッツ
- 2010年8着ジャガーメイル
- 2012年9着ビートブラック
- 2013年4着フェノーメノ
- 2015年15着ゴールドシップ
前走天皇賞春1着から宝塚記念で馬券圏内に来たのは、2006年ディープインパクト、2007年メイショウサムソンのみです。2頭ともダービー馬でした。
開催時期が変更になった2012年以降、毎年、前走鳴尾記念の馬が宝塚記念で馬券圏内に来ています。
- 2012年3着ショウナンマイティ(鳴尾記念2着)
- 2013年2着ダノンバラード(鳴尾記念3着)
- 2014年2着カレンミロティック(鳴尾記念4着、3着とクビ差)
- 2015年1着ラブリーデイ(鳴尾記念1着)
馬券予想
国内外のG1で活躍したビッグネームばかりなので、すごく取捨に悩むレースになりそうです。中でも注目は、ドゥラメンテでしょうか。過去、デムーロ騎手が「今まで乗った中で一番強い」というような旨のことを言っていました。
阪神開催8日目で、先週の強い雨と今週頭にも雨があったので、少し時計がかかる馬場になる可能性がありそうですね。タフな馬場の宝塚記念といえば、2008年を思い出します。当時、あるミュージシャンのライブを見に行っていて、開演前に即PATから馬券を買いました。エイシンデピュティとメイショウサムソンの2軸だったものの、当然にインティライミは買えなくてヌカ喜びした記憶があります。
以下、簡単な考察と予想です。
人気薄の関東馬は、穴っぽいですね…。傾向から、前走天皇賞春2016組は、馬券圏外だった馬も十分に狙えるので、無くは無いという印象です。ただ近2年の成績を見ると、ステイヤー(長距離向き)というのは言うまでもありません。具体的な想像ができませんが、何かしら展開や流れが向かないと厳しいかもしれません。
前走大阪杯2016ということを除けば、「買い」の馬だと思います。私見ですが、1800mや2000mを勝ち負け争いでこなしてるので、2200mも問題無いでしょう。近3走を戦ってきた相手を見れば、能力は高いと言わざるを得ません。
後ろから脚を溜めて…という馬でしたが、前走大阪杯2016では、先行して結果を残しました。脚質の幅が広がったのは良さそうですね。また、3年連続父ディープインパクト×母父ミスプロ系の馬が馬券圏内に来ています。
- 2015年2着デニムアンドルビー
- 2014年3着ヴィルシーナ
- 2013年2着ダノンバラード
3頭とも穴馬という感じでしたが、アンビシャスも父ディープインパクト×母父ミスプロ系という血統なので面白そうです。
取捨に悩む馬です。天皇賞春2016では、「京都の長距離は、渋いサンデー系が買い」ということで、本命にしました。過去の傾向では、宝塚記念と天皇賞春勝ち馬の相性は良くありません。馬券圏内に来た2頭(2006年ディープインパクト、2007年メイショウサムソン)は、ともにダービー馬でした。
2走前の大阪杯2016は、ショウナンパンドラに先着し、2kg差のアンビシャスとはクビ差です。距離も問題なさそうですし、能力が高いのは言うまでもありません。ただデータ的には買い難いという感じです。なので、沢山買う場合は押さえた方が無難だといえそうです。
前走天皇賞春2016で負けた馬を宝塚記念2016で狙うのは、アリだと思います。条件戦から2400m以上を中心に使っている馬なので、距離短縮への対応が鍵になりそうですね。
前走は、内がよく伸びる馬場でした。シュヴァルグランも残り100mぐらいから内を差して急に伸び、3着に入りました。なので、穴馬として狙うなら、外を回ってきたトーホウジャッカルの方を選びたいと思ったりもします。
この馬も父ディープインパクト×母父ミスプロ系です。アンビシャスとは違い、人気薄確実なので穴馬として狙うならラストインパクトの方でしょうか。成績を見ると、内枠でのG1好走が多いので、この枠は良さそうですね。2015年以降勝てていませんが、G1で勝ち馬と差のないレースも多いです。ムラがある成績だけに軸には出来ませんが、人気薄であれば押さえていいかもしれません。
6歳馬になりピークは過ぎたかも…と思ってしまいますが、それでも近走は掲示板を外していません。昨年まで国内G1戦線のトップにいた馬なので、ここで巻き返しがあっても不思議ではないでしょう。
前走鳴尾記念2016のときから、宝塚記念2016に出走するなら買おうと思っていた馬です。2015年以降、勝ったレースが無いので、このメンバー相手に頭から狙うのは厳しいかもしれませんが、何と言っても好ローテの前走鳴尾記念2016組です。コンスタントに使ってきたサトノノブレスに対し、休養明けで挑んだレースでした。目標はここ(宝塚記念2016)という感じのローテが良いと思います。
血統的には、直近3年で3着以内に5頭を輩出しているディープインパクト産です。相性も良いと思うので、ここは押さえたいですね。
ここは言うまでもなく、勝ち負け候補でしょうか。過去、ミルコが「今まで乗った中で一番強い」という旨の発言をするぐらいなので、並の馬ではないでしょう。
前走は「落鉄」で2着に来ているので、「落鉄」が無ければ…と思ってしまいますね。過去の傾向からは、人気の関東馬は買い難いです。…が、データを無視する強さを期待したいところです。
狙ってる1頭です。前走は外を回っての5着ですから、次を意識したい内容だったと思います。難点としては、ジョッキーもスタッフも「良馬場が良い」という旨の発言をしていることでしょうか。菊花賞2014を3:01.0というレコード勝ちするような馬ですから、速い時計の方が適性はありそうです。なので、土曜~日曜当日の馬場状態次第では、押さえたい1頭だと思っています。
G1になると、ワンポンチ足りない印象の馬ですが、前走は宝塚記念と相性のいい鳴尾記念2016を勝ちました。例年外枠の活躍も目立ちますし、3着以内と考えると、ありえそうな実力馬だと思います。前走鳴尾記念2016組はステファノスを選びたいですが、沢山買う場合はサトノノブレスも紐に入れておきたい1頭です。
前走目黒記念2016組の3頭ですが、揃って外枠に入りました。宝塚記念は、2011年を除いて例年外枠の馬が来ています。ただ、過去7~8枠から馬券圏内に来た馬は、ラッキーな穴馬というより名馬という印象です。
- 2015年1着ラブリーデイ(宝塚記念の後、天皇賞秋1着)
- 2013~2014年1着ゴールドシップ(宝塚記念含めてG1を6勝)
- 2013年3着ジェンティルドンナ(G1を7勝)
- 2010年1着ナカヤマフェスタ(宝塚記念の後、凱旋門賞2着)
- 2009年3着ディープスカイ(G1を2勝)
- 2007年2着メイショウサムソン(G1を4勝)
- 2006年3着バランスオブゲーム(重賞7勝)
なので、傾向から押さえるとすれば、マリアライトでしょうか。マリアライトも父ディープインパクト×母父ミスプロという血統です。難点は、やはり前走目黒記念2016組ということです。宝塚記念2016を狙っている馬が使うローテではない気がします。過去、人気馬(3番人気以内)に限ると、ロックドゥカンブ(2008年)やアルナスライン(2008年)が馬券圏外になっています。
ニュースを見る限りは、堀調教師の評価は高そうな馬です。2走前の京都記念2016は強い勝ち方でしたが、ミルコが勝利ジョッキーインタビューで「この馬場走るね。」という旨のことを話していました。京都芝2200mで2:17.7という時計ですから、かなりタフな馬場でした。
血統的には、父Marju(アイルランド産)、母ジョコンダⅡ(アイルランド産)なので、時計の掛かる馬場でこそかもしれません。前日~当日が大雨という予報でもないので、積極的には狙い難いところです。
買い方
土曜の阪神競馬場(追記)
土曜の阪神競馬場の結果を見ると、時計のかかる馬場という認識で間違いなさそうです。
- グリーンステークス2016(1600万、阪神芝2400m)2.28.2
- 京橋特別2016(1000万、阪神芝2000m)2.03.0
この時計を見ると、速い時計の決着は無いと思います。しかし京都記念2016の2:17.7ほど遅くはならないのではないでしょうか。少しオカルト的ですが、上記土曜の2レースとも、1~2着にルメール騎手、川田ジョッキーの2人が来ていました。
本当か嘘か、「馬場の悪い阪神の川田ジョッキーは買い」何ていう話を聞いたことがあります。ルメール騎手も押さえたいので、押さえようと考えていたマリアライトをラブリーデイに変更しようと思います。
血統は深く考えないようにしていますが、タフな馬場であれば、母父トニービンのサトノノブレスや母父Sadler’s Wellsのタッチングスピーチも面白そうです。ジョッキー&スタッフが良馬場を望んでいますが、スペシャルウィーク産(トーホウジャッカル)も走るイメージはあります。血統だけは、走ってみないと分からないですが…。
買い目
◎⑨ドゥラメンテ
○⑧ステファノス
▲⑥ラストインパクト
△⑯マリアライト ⇒ ⑦ラブリーデイ
本当に難しいレースです。1番人気の複勝率が80%というレースですから、ここは素直にミルコ&ドゥラメンテを信じます。人気の関東馬はデータ的に劣勢ですが、データをぶっ壊してくれることを期待します。
○には、ステファノスを押さえました。好走劇の多い前走鳴尾記念2016組です。休養明けをひと叩きしたここで狙ってみたい1頭です。その他、父ディープインパクト×母父ミスプロ系のラストインパクトとマリアライトを押さえました。アンビシャスも同配合ですが、人気薄の2頭を狙ってみます。
馬場次第では、トーホウジャッカルも気になります。好走例の多い前走天皇賞春2016組を押さえていないのは、不安なところです。土曜の馬場次第では、ラストインパクトとマリアライトのどちらかをトーホウジャッカルを変えようと思っています。
馬連 ◎ – ○ 計1点
3連複 ◎ – ○ – ▲△ 計2点
⇒ 3連複4頭ボックス ◎○▲△
合計4点
キタサンブラックやアンビシャスを切ったので、配当的には面白くなりそうです。
やはり過去10年中9回で馬券圏内に来ている前走天皇賞春2016の馬は気になります。キタサンブラックだけでなく、トーホウジャッカル、シュヴァルグランはスルーしにくいですね。沢山買うなら、全部紐に入れてしまいたいところですが…。
結果
馬券的には、2着、4着、5着、7着でした。
本命◎ドゥラメンテは2着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|
1 | 16 | 牝5 | マリアライト | 目黒記念(G2) 2着(0.0) |
2 | 9 | 牡4 | ドゥラメンテ | Dubai Sheema Classic(G1) 2着 |
3 | 3 | 牡4 | キタサンブラック | 天皇賞春(G1) 1着(-0.0) |
晩に録画していたものを見ました。残り150mぐらいまでは、「まさか!?」何ていう夢がありました…。
ラブリーデイもステファノスも思ったほど伸びなかったですね。前日に予想を変更してマリアライトを消すというセンスのないことをしてしまいました。(どちらにしろキタサンブラックを買っていないので、馬券は外れています。)
過去データを振り返ると、今年も前走天皇賞春2016組が来ました。過去10回中9回来ているローテなので、データ通りという感じですが、今年は少し穴を狙いすぎた感はあります。
掲示板の上位陣が後方からの馬だったので、キタサンブラックの強さが際立ちましたね。このタフな馬場で前半59.1秒というペースだったので、最後は垂れると思ってました。その中で、上位に食らいついたので、かなり強い馬なんじゃないかと感じました。
勝ったマリアライトは、データ的には父ディープインパクト×母父ミスプロ系という血統でした。今年で4年連続この配合の馬が来たことになります。マリアライトの勝利を見て、ナカヤマフェスタが勝った2010年を思い出しました。ナカヤマフェスタの年もタフな馬場、穴の関東馬&劣勢のローテ、8枠でした。2~3着に人気の馬が来たのも同じです。
それと、ドゥラメンテの怪我は心配ですね。「ゴールしてから脚がガクッとなった」とテレビ番組で言っていましたが、スローのレース映像を見ると、ゴール前の直線でも一度ガクッとなってるように見えました。(素人目なので、不確かです。)