日程 | 2019年10月27日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳56kg,4歳以上58kg,牝馬-2kg |
出走数 | 16頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
天皇賞秋2019
G1天皇賞秋2019です。例年、国内トップレベルのメンバーが集まり、レベルの高いレースが繰り広げられます。過去3着以内に来た馬を見る限り、強い馬しか来ていません。たしかに穴馬の好走もありますが、天皇賞秋以降もG1戦線で活躍する馬ばかりで、穴馬でさえ実力馬という一戦です。
配当
過去10年の天皇賞秋の配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。周期的には、そろそろ波乱決着があっても…という感じですが、どうなるでしょうか。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 1,520円 | 6,420円 | 24,230円 |
2017 | 900円 | 15,290円 | 55,320円 |
2016 | 2,420円 | 7,430円 | 32,400円 |
2015 | 7,340円 | 24,850円 | 109,310円 |
2014 | 3,140円 | 2,850円 | 23,290円 |
2013 | 1,190円 | 1,400円 | 14,310円 |
2012 | 3,250円 | 3,990円 | 39,520円 |
2011 | 7,020円 | 22,790円 | 214,010円 |
2010 | 1,030円 | 1,680円 | 7,480円 |
2009 | 16,490円 | 9,970円 | 102,110円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018良 | 1 | 4 | 牡4 | レイデオロ | 2 | オールカマー(G2) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 9 | 牡4 | サングレーザー | 4 | 札幌記念(G2) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 10 | 牡4 | キセキ | 6 | 毎日王冠(G2) 3着(0.2) | 6 | |
2017不良 | 1 | 7 | 牡5 | キタサンブラック | 1 | 宝塚記念(G1) 9着(1.3) | 1 |
2 | 2 | 牡5 | サトノクラウン | 2 | 宝塚記念(G1) 1着(-0.1) | 3 | |
3 | 8 | 牡4 | レインボーライン | 13 | 宝塚記念(G1) 5着(0.9) | 7 | |
2016良 | 1 | 8 | 牡5 | モーリス | 1 | 札幌記念(G2) 2着(0.3) | 1 |
2 | 12 | 牡4 | リアルスティール | 7 | 安田記念(G1) 11着(1.0) | 2 | |
3 | 14 | 牡5 | ステファノス | 6 | 毎日王冠(G2) 5着(0.8) | 2 | |
2015良 | 1 | 8 | 牡5 | ラブリーデイ | 1 | 京都大賞典(G2) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 14 | 牡4 | ステファノス | 10 | 毎日王冠(G2) 7着(0.5) | 6 | |
3 | 16 | 牡4 | イスラボニータ | 6 | 毎日王冠(G2) 3着(0.2) | 7 | |
2014良 | 1 | 4 | 牡5 | スピルバーグ | 5 | 毎日王冠(G2) 3着(0.1) | 5 |
2 | 1 | 牝5 | ジェンティルドンナ | 2 | 宝塚記念(G1) 9着(1.2) | 3 | |
3 | 15 | 牡3 | イスラボニータ | 1 | セントライト記念(G2) 1着(-0.2) | 1 | |
2013良 | 1 | 7 | 牡4 | ジャスタウェイ | 5 | 毎日王冠(G2) 2着(0.1) | 6 |
2 | 9 | 牝4 | ジェンティルドンナ | 1 | 宝塚記念(G1) 3着(0.6) | 1 | |
3 | 6 | 牡6 | エイシンフラッシュ | 3 | 毎日王冠(G2) 1着(-0.1) | 4 | |
2012良 | 1 | 12 | 牡5 | エイシンフラッシュ | 5 | 毎日王冠(G2) 9着(0.6) | 2 |
2 | 4 | 牡3 | フェノーメノ | 1 | セントライト記念(G2) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 6 | 牡5 | ルーラーシップ | 2 | 宝塚記念(G1) 2着(0.3) | 2 | |
2011良 | 1 | 12 | 牡5 | トーセンジョーダン | 7 | 札幌記念(G2) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 7 | 牡4 | ダークシャドウ | 2 | 毎日王冠(G2) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 8 | 牡4 | ペルーサ | 6 | 天皇賞春(G1) 8着(0.9) | 4 | |
2010稍重 | 1 | 2 | 牝4 | ブエナビスタ | 1 | 宝塚記念(G1) 2着(0.1) | 1 |
2 | 7 | 牡3 | ペルーサ | 4 | 毎日王冠(G2) 5着(0.5) | 1 | |
3 | 12 | 牡5 | アーネストリー | 2 | 札幌記念(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
2009良 | 1 | 3 | 牡8 | カンパニー | 5 | 毎日王冠(G2) 1着(-0.2) | 4 |
2 | 2 | 牡5 | スクリーンヒーロー | 7 | 宝塚記念(G1) 5着(0.5) | 6 | |
3 | 7 | 牝5 | ウオッカ | 1 | 毎日王冠(G2) 2着(0.2) | 1 |
過去10年の天皇賞秋3着以内30頭中18頭を占めます。東京芝2000mは、スタート直後にコーナーがあり、外枠は外をまわされる展開になりやすい為だと思われます。ただ近年は、2~3着に外枠(7~8枠)の馬が好走する傾向にあります。
過去10年の天皇賞秋3着以内30頭中28頭を占めます。6歳以上で3着以内に好走した2頭は、以前にも3着以内に好走したことがあるリピーターでした。さらにカンパニーは、引退直前の8歳にG1を2連勝した大器晩成型でした。
- エイシンフラッシュ(2012年1着、2013年3着)
- カンパニー(2009年1着、2007年3着)
過去10年の天皇賞秋3着以内30頭中12頭を占めます。毎日王冠で勝ち馬から1秒以上離されて負けていた馬はいませんでした。上位に好走していた馬のほか、差し追い込みが届かなかった馬の好走例が多いです。
過去10年の天皇賞秋3着以内30頭中11頭を占めます。前走毎日王冠組と前走G1レース(宝塚記念、安田記念、天皇賞春)組以外のローテの馬は計8頭いますが、そのうちモーリス(2016年1着)を除く7頭が前走重賞レースで優勝していました。
予想
好メンバーが揃った天皇賞秋2019。実績面では、アーモンドアイの一強でしょうか。ただ過去10年の3着以内では、安田記念組が1頭(リアルスティール)のみです。心配な要素といえるかもしれません。
上位争いは混戦模様という印象ですが、G1レース好走実績があるのに人気を落とす馬が例年穴をあける傾向の一戦。伏兵の実績馬が面白そうです。
以下、簡単な考察と予想です。サートゥルナーリアとダノンプレミアムが気になりつつ、小波乱を期待してスルーしました。仮にあと1頭押さえるなら、サートゥルナーリアを入れておきたいところですが…。
勝ち負け候補といっても良さそうな一頭。例年通りなら内枠は狙い目です。過去10年で安田記念組の優勝が無いものの、この馬には関係のないデータかもしれません。内で包まれて不発や極端な前残りにでもならない限り、大崩れは考えにくいと思います。
過去好走例の多い宝塚記念組。人気を落とすG1実績馬と考えると、穴馬候補といえそうです。2歳時から東京コースで強いレースを見せていた馬なので、狙い目の舞台といえるかもしれません。昨年は出負けと不利もあって、後方からの競馬となってしまいました。最後はノーステッキで流しており、力負けでは無かったはずなので、今年は上位争いを期待したいです。
過去好走例の多い毎日王冠組。3ケイアイノーテックか5アエロリットか13ランフォザローゼスか…と考えると、アエロリットが候補になるでしょうか。2000m戦は未知数ですが、人気を落とすG1実績馬と考えると、紐荒れ期待なら押さえも良さそうです。
前走札幌記念4着は、データ傾向から買い難いところでしょうか。ただ前走は両前脚を落鉄していたそうで、度外視して良いレースだと思います。落鉄した状態で、ブラストワンピース、サングレーザー、フィエールマンと小差だったと考えれば、ここでも上位争いの候補といえるかもしれません。東京コースの相性は良いので、外枠の不利さえ克服できれば…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、5着、7着でした。本命◎アーモンドアイは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 2 | 牝4 | アーモンドアイ | 1 | 安田記念(G1) 3着(0.0) | 1 |
2 | 9 | 牡4 | ダノンプレミアム | 3 | 安田記念(G1) 16着(2.0) | 2 |
3 | 5 | 牝5 | アエロリット | 6 | 毎日王冠(G2) 2着(0.2) | 2 |
速すぎないペースながら、最後はレコードと0.1秒差の決着。アーモンドアイ一頭が格上という印象の走りを見せての楽勝でした。
3着に好ローテの毎日王冠組のアエロリット。馬場状態も悪くなく、アエロリットにとっては絶好の舞台だったかもしれません。最後は垂れそうなところをもう一度伸びていましたし、能力の高さを感じる3着だったと思います。
2着ダノンプレミアム。紐荒れの小波乱狙いだったので仕方ないところですが、押さえることが出来ず…。前走安田記念は不利があって、最後は流していました。度外視して良いレースだったのかもしれません。リスグラシューやワグネリアンを相手に強いレースをしてきた馬ですし、力を出し切ることができれば、G1レースでも強さを見せますね。ただ今回は、アーモンドアイが強すぎました。