天皇賞春2021過去データと予想 | 深く考えない競馬

天皇賞春2021過去データと予想

日程 2021年5月2日(日曜)
開催 阪神競馬場11R
距離 芝3200m
格付け G1
条件 4歳以上
斤量 定量(牡58kg)
出走数 17頭
天気 雨(ヤフー天気)
クッション値 8.6(2日)

天皇賞春2021

長距離G1天皇賞春2021です。近年は層が薄いメンバー構成になる傾向にあるレースですが、過去の優勝馬を見ると、数々の名馬が名を連ねています。※今年は、京都競馬場の整備工事の影響で阪神競馬場の芝3200mコースで開催されます。他のレースでほぼ使用されない珍しいコースです。

阪神競馬場の芝3200mコース

配当

過去10年の天皇賞春の配当を見ると、3連単10万馬券超えが6回あります。近年は大きな波乱はありませんが、以前は波乱決着が多いレースでした。とはいえ3連複は、直近2年含む過去8回で万馬券が出ているので、波乱含みの一戦といって良いかもしれません。

年度 馬連 3連複 3連単
2020 5,770円 13,500円 55,200円
2019 1,780円 16,410円 49,110円
2018 1,030円 2,060円 11,650円
2017 1,040円 610円 3,780円
2016 20,160円 32,350円 242,730円
2015 6,060円 57,160円 236,300円
2014 2,080円 38,790円 211,180円
2013 3,190円 21,880円 111,830円
2012 61,570円 97,140円 1,452,520円
2011 6,810円 25,530円 189,840円

では過去10年の天皇賞春で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

天皇賞春2021過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走 前走人気
2020 1 14 牡5 フィエールマン 1 有馬記念(G1) 4着(1.1) 6
2 6 牡6 スティッフェリオ 11 日経賞(G2) 3着(0.2) 9
3 5 牡6 ミッキースワロー 4 日経賞(G2) 1着(-0.2) 1
2019 1 10 牡4 フィエールマン 1 アメリカジョッキークラブカップ(G2) 2着(0.0) 1
2 7 牡4 グローリーヴェイズ 6 日経新春杯(G2) 1着(-0.1) 1
3 8 牡7 パフォーマプロミス 8 京都記念(G2) 4着(0.1) 4
2018 1 12 牡5 レインボーライン 2 阪神大賞典(G2) 1着(-0.2) 3
2 11 牡6 シュヴァルグラン 1 大阪杯(G1) 13着(1.5) 4
3 8 牡4 クリンチャー 4 阪神大賞典(G2) 3着(0.4) 1
2017 1 3 牡5 キタサンブラック 1 大阪杯(G1) 1着(-0.1) 1
2 6 牡5 シュヴァルグラン 4 阪神大賞典(G2) 2着(0.2) 2
3 15 牡4 サトノダイヤモンド 2 阪神大賞典(G2) 1着(-0.2) 1
2016 1 1 牡4 キタサンブラック 2 大阪杯(G2) 2着(0.0) 5
2 3 セ8 カレンミロティック 13 阪神大賞典(G2) 6着(1.1) 5
3 8 牡4 シュヴァルグラン 3 阪神大賞典(G2) 1着(-0.4) 1
2015 1 1 牡6 ゴールドシップ 2 阪神大賞典(G2) 1着(-0.2) 1
2 14 牡5 フェイムゲーム 7 ダイヤモンドステークス(G3) 1着(-0.3) 1
3 2 セ7 カレンミロティック 10 阪神大賞典(G2) 4着(0.9) 6
2014 1 7 牡5 フェノーメノ 4 日経賞(G2) 5着(0.5) 2
2 12 牡6 ウインバリアシオン 3 日経賞(G2) 1着(-0.3) 1
3 6 牡6 ホッコーブレーヴ 12 日経賞(G2) 2着(0.3) 10
2013 1 6 牡4 フェノーメノ 2 日経賞(G2) 1着(-0.2) 1
2 1 牡5 トーセンラー 3 京都記念(G2) 1着(-0.2) 6
3 13 セ7 レッドカドー 6 Dubai World Cup(G1) 2着
2012 1 1 牡5 ビートブラック 14 阪神大賞典(G2) 10着(4.0) 6
2 16 牡6 トーセンジョーダン 3 大阪杯(G2) 3着(0.3) 2
3 11 牡4 ウインバリアシオン 2 日経賞(G2) 2着(0.6) 2
2011稍重 2 2 牡4 ヒルノダムール 7 大阪杯(G2) 1着(-0.0) 1
2 15 牡4 エイシンフラッシュ 3 大阪杯(G2) 3着(0.0) 3
3 3 牡6 ナムラクレセント 5 阪神大賞典(G2) 1着(-0.6) 3
1番人気

過去10年の天皇賞春では、不振傾向(3-1-0-6)にあります。過去、ゴールドアクター、キズナ、ゴールドシップ、オルフェーヴルなどの1番人気馬も馬券圏外に沈んでいます。ただ直近4年連続で連対しているので、不振傾向が変わりつつあるかもしれません。

前走阪神大賞典

過去10年の天皇賞春3着以内30頭中10頭を占めます。そのうち7頭が阪神大賞典で3着以内に好走していました。残る3頭は、ともにG1レースで3着以内に好走した経験がある馬でした。

  • 2016年2着カレンミロティック(2014宝塚記念2着、2015天皇賞春3着)
  • 2015年3着カレンミロティック(2014宝塚記念2着)
  • 2012年1着ビートブラック(2010菊花賞3着)
前走日経賞

過去10年の天皇賞春3着以内30頭中7頭を占めます。そのうち6頭が日経賞で3着以内に好走していました。

予想

天皇賞春2021は、主要ローテの阪神大賞典と日経賞の上位馬を中心に、ほぼ例年並みのメンバーが揃いました。ただ直近4年こそ1番人気が崩れていませんが、それ以前は1番人気の凡走が多い波乱傾向のレースでした。今年も穴馬の好走があるかもしれません。今年のポイントは、主要ローテの阪神大賞典出走馬の取捨になるでしょうか。かなりタフな馬場で行われたこともあり、前走の疲労が残ってるかどうかは気になるところです。

以下、簡単な考察と予想です。小波乱期待で人気のディープボンドをスルーした予想にしました。追記:予想はそのままにしますが、雨が続くようならアリストテレスよりもディープボンドの方がいいかもしれません。

◎7ユーキャンスマイル

母父ダンスインザダーク。天皇賞春では凡走が多い血統ですが、今年は阪神開催ということもあり、例外があるとすば今年は無くはないところでしょうか。今年のメンバー中、3000m以上のレースで最も安定して走っているのは、ユーキャンスマイルだと思います。前走もG1前哨戦としては十分な内容だったと思うので、上位争いに加わっても…ということで本命評価にしました。

〇2アリストテレス

前走阪神大賞典7着。圧倒的1番人気を裏切ることになりました。敗因は、折り合いと道悪とのことで、今回は前走より条件が良いと思います。コントレイルに食らい付いた菊花賞のパフォーマンスを考えれば、このメンバーなら勝ち負けがあっても…。

▲17オーソリティ

珍しい阪神3200mコースでの開催ということで、イレギュラーなローテの馬を狙おうと思い、オーソリティを押さえました。好走したレースの相手関係を見ると、G1クラスでは少し足りないような印象も受けます。ただ決して底を見せたわけでは無いので、小波乱でもあれば上位食い込みがあっても良いかもしれません。

△1ワールドプレミア

前走日経賞3着。なかなか勝ち切れないタイプですが、昨年の有馬記念やジャパンカップと比べて緩いメンバー構成ですし、今回も上位争いに加わってきても良さそうです。

(無印)12ディープボンド

前走阪神大賞典は、馬が変わったかのような激走で、後続を突き放す圧勝でした。中山の2戦(中山金杯、皐月賞)を除くと、かなり安定した成績を残しているので、今回の条件なら大崩れは無いかもしれません。速い時計になり過ぎると分が悪そうですが、好ローテと前走の勝ちっぷりからあっさり勝ち切りがあっても…。

3連複4頭ボックス◎○▲△合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、7着、10着でした。本命◎ユーキャンスマイルは、7着でした。

天皇賞春2021結果
着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走 前走人気
1 1 牡5 ワールドプレミア 3 日経賞(G2) 3着(0.1) 2
2 12 牡4 ディープボンド 1 阪神大賞典(G2) 1着(-0.9) 3
3 3 牝5 カレンブーケドール 4 日経賞(G2) 2着(0.1) 1

かすりもせず…終わってみれば、データ通り日経賞と阪神大賞典好走馬の決着で、考えすぎたのが失敗という感じでした。

中団より前にいた馬の決着。後方勢の本命ユーキャンスマイルやオーソリティも直線で伸びてきてるものの、今日の馬場と展開は、全く向かなかった印象を受けました。優勝したワールドプレミア。勝ちきれないレースが続いてましたが、ここで鮮やかな勝ちっぷりでした。3着にはカレンブーケドール。スタミナを要する長距離戦の牝馬は買い難い傾向故に、手が出せませんでした。先行して3着は強さを見せたと思います。

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