日程 | 2019年12月29日(日曜) |
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開催 | 大井競馬場10R |
距離 | ダート2000m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳55kg,4歳以上57kg,牝馬-2kg |
出走数 | 13頭 |
天気 | 晴のち曇(ヤフー天気) |
東京大賞典2019
ダート界の一年を締め括る一戦、G1東京大賞典2019です。2011年から国際G1に格付けされました。毎年、国内ダートのトップホースが揃い、ハイレベルなレースが繰り広げられています。
配当
過去10年の東京大賞典の配当を見ると、3連単数千円~1万円程度の決着が続いています。かなり順当な決着が多いレースです。特に馬連や3連複は少点数で当てないと、的中して損なんてこともありそうです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 340円 | 250円 | 1,400円 |
2017 | 970円 | 690円 | 4,470円 |
2016 | 1,050円 | 590円 | 10,780円 |
2015 | 430円 | 2,920円 | 8,650円 |
2014 | 300円 | 4,310円 | 10,170円 |
2013 | 240円 | 160円 | 560円 |
2012 | 1,040円 | 390円 | 2,940円 |
2011 | 260円 | 1,080円 | 1,780円 |
2010 | 300円 | 1,580円 | 3,950円 |
2009 | 280円 | 4,120円 | 11,310円 |
では過去10年の東京大賞典で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018良 | 1 | 5 | 牡3 | オメガパフューム | 3 | チャンピオンズカップ(G1) 5着(1.0) | 1 |
2 | 13 | 牡5 | ゴールドドリーム | 1 | マイルCS南部杯(G1) 2着-0.2) | 1 | |
3 | 2 | 牡5 | ケイティブレイブ | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 11着(1.4) | 2 | |
2017良 | 1 | 13 | 牡7 | コパノリッキー | 3 | チャンピオンズカップ(G1) 3着(0.1) | 9 |
2 | 3 | セ7 | サウンドトゥルー | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 11着(0.6) | 2 | |
3 | 12 | 牡4 | ケイティブレイブ | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 4着(0.3) | 3 | |
2016重 | 1 | 11 | 牡4 | アポロケンタッキー | 5 | チャンピオンズカップ(G1) 5着(0.4) | 7 |
2 | 8 | 牡6 | アウォーディー | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 14 | セ6 | サウンドトゥルー | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 1着(-0.0) | 6 | |
2015良 | 1 | 5 | セ5 | サウンドトゥルー | 3 | チャンピオンズカップ(G1) 3着(0.3) | 5 |
2 | 13 | 牡6 | ホッコータルマエ | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 5着(0.3) | 2 | |
3 | 4 | 牡9 | ワンダーアキュート | 6 | チャンピオンズカップ(G1) 6着(0.5) | 14 | |
2014重 | 1 | 6 | 牡5 | ホッコータルマエ | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 1着(-0.1) | 2 |
2 | 7 | 牡4 | コパノリッキー | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 12着(1.2) | 1 | |
3 | 13 | 牡6 | サミットストーン | 8 | 浦和記念(G2) 1着(-0.0) | 3 | |
2013良 | 1 | 5 | 牡4 | ホッコータルマエ | 1 | ジャパンカップダート(G1) 3着(0.1) | 1 |
2 | 4 | 牡7 | ワンダーアキュート | 2 | ジャパンカップダート(G1) 2着(0.0) | 6 | |
3 | 6 | 牡6 | ニホンピロアワーズ | 3 | ジャパンカップダート(G1) 5着(0.8) | 5 | |
2012重 | 1 | 8 | 牡4 | ローマンレジェンド | 2 | ジャパンカップダート(G1) 4着(1.0) | 1 |
2 | 4 | 牡3 | ハタノヴァンクール | 3 | ジャパンカップダート(G1) 8着(1.4) | 8 | |
3 | 2 | 牡6 | ワンダーアキュート | 1 | ジャパンカップダート(G1) 2着(0.6) | 3 | |
2011良 | 1 | 12 | 牡6 | スマートファルコン | 1 | JBCクラシック(G1) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 4 | 牡5 | ワンダーアキュート | 3 | ジャパンカップダート(G1) 2着(0.3) | 5 | |
3 | 11 | 牡5 | テスタマッタ | 4 | ジャパンカップダート(G1) 12着(1.0) | 7 | |
2010良 | 1 | 13 | 牡5 | スマートファルコン | 1 | 浦和記念(G2) 1着(-1.2) | 1 |
2 | 9 | 牡6 | フリオーソ | 2 | JBCクラシック(G1) 2着(1.3) | 1 | |
3 | 10 | 牡3 | バーディバーディ | 5 | ジャパンカップダート(G1) 4着(0.2) | 10 | |
2009良 | 1 | 14 | 牡4 | サクセスブロッケン | 2 | ジャパンカップダート(G1) 4着(0.8) | 4 |
2 | 13 | 牡7 | ヴァーミリアン | 1 | ジャパンカップダート(G1) 8着(1.2) | 2 | |
3 | 3 | 牡4 | ロールオブザダイス | 7 | ベテルギウスステークス(OP) 7着(0.4) | 4 |
過去10年の東京大賞典3着以内30頭中24頭を占めます。近年は、チャンピオンズカップ組が上位を占める傾向にあります。なおチャンピオンズカップ組以外の6頭中5頭が前走連対馬(浦和記念、JBCクラシック、マイルチャンピオンシップ南部杯)でした。
過去10年の東京大賞典3着以内30頭中28頭を占めます。上位争いの候補は、JRA所属馬といっても良さそうです。なお地方所属馬2頭は、ともに前走重賞レース(浦和記念、JBCクラシック)で連対していました。
過去10年の東京大賞典3着以内30頭中24頭を占めます。1番人気馬は、複勝率100%を誇ります。中穴は来ても1頭までという決着が続いています。
予想
今年の東京大賞典2019は、ほぼ例年並みのメンバー構成でしょうか。過去データの傾向から、前走チャンピオンズカップ組のJRA所属馬が上位争いの中心になると思います。ざっと見た感じでは、ゴールドドリーム、オメガパフューム、ケイティブレイブの3頭が抜けてるように見えますが、どうなるでしょうか…。
以下、簡単な考察と予想です。人気3頭で良い気もしますが、好配当狙いでロードゴラッソを押さえました。3連単は、オメガパフュームを除いた組み合わせにしています。
追記修正:△7ロンドンタウンを無印に変更、△13ロードゴラッソを追加しました。
長期休養明けの前走浦和記念を楽勝。斤量差を考えても、2着以下とは能力差が大きい印象を受けました。好走例の少ないローテですが、前走が長期休養明けですし、あまり深く考えないで良いかもしれません。御神本ジョッキーにも期待して、ここは本命です。
2走前のマイルCS南部杯の低調な内容から、前走チャンピオンズカップはスルーしたものの、僅差の2着に好走。未だに衰え知らずという印象を受けました。このメンバーなら、上位争いの中心になるでしょうか。
3走前の帝王賞や昨年の東京大賞典は、速い流れだったこともあり、追い込みが決まるレースになりました。今年は、絶対に逃げたい馬が不在。後ろで脚を溜めて…というタイプなので、展開に左右されそうです。
重賞好走歴のある人気薄と考えると、候補になるでしょうか。前走浦和記念3着は、データ傾向から買い難いですが…。2走前のJBCクラシックは、出負けしたようなスタート。そのまま後方を追走したものの、行きっぷりも悪く、全く良さの無い7着でした。ムラのあるタイプですし、買い難い馬だと思います。あくまでここは、紐荒れに期待して…。
好走例の多いチャンピオンズカップ組。逃げ先行脚質と考えれば、今年のメンバー構成なら押さえても良いかもしれません。ただ実績面から2000m戦は、やや長そうな印象を受けます。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、5着、7着でした。本命◎ケイティブレイブは、7着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 9 | 牡4 | オメガパフューム | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 6着(0.7) | 4 |
2 | 10 | セ7 | ノンコノユメ | 5 | 勝島王冠(大井ダ1800m) 2着(0.4) | 2 |
3 | 5 | 牡4 | モジアナフレイバー | 4 | 勝島王冠(大井ダ1800m) 1着(-0.4) | 1 |
夜中に録画を見ました。JRAの上位人気馬が飛ぶ波乱決着でした。地方所属馬が2頭以上馬券に絡むのは、過去初めてではないでしょうか…。
先団グループが総崩れ。先団グループを見るかたちで、中団で進めていたオメガパフュームの差し切り勝ちでした。2~3着には、大井所属のノンコノユメとモジアナフレイバーが突っ込んで来て、粘っていた1番人気ゴールドドリームを交わす決着となりました。前が緩い流れになる予想だったので、真逆に近いレースになってしまったと思います。ケイティブレイブやゴールドドリームには、厳しい流れだったかもしれません。