日程 | 2017年3月4日(土曜日) |
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開催 | 阪神競馬場 11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系3歳牝馬 |
斤量 | 馬齢 |
出走数 | 12頭 |
天気 | 晴れ参考 阪神競馬場 – ヤフー天気 |
「チューリップ賞2017」です。例年、桜花賞で好走する馬を輩出しているステップレースです。チューリップ賞の上位馬だけでなく、馬券圏外に負けた馬も桜花賞で馬券圏内に来ることが多いので、チューリップ賞2017の内容にも注目したいですね。
過去10年のチューリップ賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは、2010年と2013年の2回あります。この2回とも上位陣が総崩れする波乱決着でした。ただ、その他の年も3着以内には穴馬の好走が多いので、傾向としては波乱含みのレースだと思います。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 730円 | 10,460円 | 44,410円 |
2015 | 5,780円 | 4,020円 | 30,600円 |
2014 | 480円 | 1,860円 | 3,730円 |
2013 | 5,070円 | 21,920円 | 116,790円 |
2012 | 8,070円 | 2,860円 | 57,290円 |
2011 | 230円 | 1,680円 | 2,930円 |
2010 | 5,980円 | 23,510円 | 186,190円 |
2009 | 2,000円 | 8,990円 | 24,740円 |
2008 | 1,060円 | 960円 | 9,500円 |
2007 | 130円 | 1,140円 | 2,250円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2016良 | 1 | 11 | シンハライト | 2 | 紅梅ステークス(OP) 1着(-0.0) |
2 | 9 | ジュエラー | 1 | シンザン記念(G3) 2着(0.0) | |
3 | 7 | ラベンダーヴァレイ | 10 | 赤松賞(500万) 5着(0.3) | |
2015重 | 1 | 14 | ココロノアイ | 5 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 3着(0.2) |
2 | 1 | アンドリエッテ | 7 | クイーンカップ(G3) 4着(0.1) | |
3 | 15 | レッツゴードンキ | 2 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 2着(0.1) | |
2014良 | 1 | 3 | ハープスター | 1 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 2着(0.0) |
2 | 13 | ヌーヴォレコルト | 4 | こうやまき賞(500万) 1着(-0.1) | |
3 | 12 | リラヴァティ | 6 | フェアリーステークス(G3) 3着(0.1) | |
2013良 | 1 | 7 | クロフネサプライズ | 3 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 2着(0.0) |
2 | 13 | ウインプリメーラ | 7 | エルフィンステークス(OP) 2着(0.1) | |
3 | 6 | アユサン | 5 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 7着(0.6) | |
2012良 | 1 | 12 | ハナズゴール | 4 | 500万(東京芝1400m) 1着(-0.4) |
2 | 14 | エピセアローム | 3 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 8着(0.6) | |
3 | 5 | ジョワドヴィーヴル | 1 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.4) | |
2011良 | 1 | 8 | レーヴディソール | 1 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.1) |
2 | 10 | ライステラス | 2 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 3着(0.3) | |
3 | 5 | メデタシ | 6 | エルフィンステークス(OP) 5着(0.8) | |
2010重 | 1 | 12 | ショウリュウムーン | 9 | 未勝利(京都芝1600m) 1着(-0.3) |
2 | 16 | アパパネ | 1 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.1) | |
3 | 4 | エーシンリターンズ | 8 | エルフィンステークス(OP) 1着(-0.1) | |
2009良 | 1 | 5 | ブエナビスタ | 1 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.4) |
2 | 7 | サクラミモザ | 7 | 500万(京都ダ1400m) 1着(-0.3) | |
3 | 1 | ルージュバンブー | 8 | 未勝利(京都芝1600m) 1着(-0.2) | |
2008良 | 1 | 10 | エアパスカル | 5 | こぶし賞(500万) 13着(4.5) |
2 | 2 | トールポピー | 1 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.0) | |
3 | 15 | オディール | 2 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 4着(0.3) | |
2007良 | 1 | 11 | ウオッカ | 1 | エルフィンステークス(OP) 1着(-0.5) |
2 | 7 | ダイワスカーレット | 2 | シンザン記念(G3) 2着(0.2) | |
3 | 2 | レインダンス | 5 | 未勝利(小倉芝1800m) 1着(-0.4) |
過去10年のチューリップ賞3着以内30頭中12頭を占めます。鉄板ローテといえますが、阪神ジュベナイルフィリーズで大敗していた馬はいません。
過去10年のチューリップ賞では、計4頭が馬券圏内に来ています。穴馬の好走が多い傾向があります。
- 2013年2着ウインプリメーラ(7番人気)
- 2011年3着メデタシ(6番人気)
- 2010年3着エーシンリターンズ(8番人気)
- 2007年1着ウオッカ(1番人気)
過去10年のチューリップ賞では、外枠(6~8枠)の好走が目立ちます。
馬券予想
過去10年の傾向から「前走阪神ジュベナイルフィリーズ」「前走エルフィンステークス」「外枠」に注目です。
チューリップ賞2017は、ソウルスターリングとリスグラシューの二強という印象です。一方、この2頭を除くと3着以内はかなりの混戦で、ほとんど全頭にチャンスがありそうだと思います。
注目は、やはりソウルスターリングでしょうか。全く底を見せていませんし、好位から競馬ができるので、展開的な注文も必要ないタイプだと思います。桜花賞2017への叩きになると思いますが、ここでは馬券圏内は硬いのではないでしょうか。
以下、簡単な考察と予想です。時間的な都合で、買い目を中心に取り上げます(;´д`)
3戦3勝、前走阪神ジュベナイルフィリーズ2016完勝。特に言うこともなく、ここは勝ち負けを期待したいですね。欧州血統なので、極端に速い時計の決着になった場合は、少し心配なところですが…。
前走阪神ジュベナイルフィリーズ2016 2着。前走は最後の直線で、上がり最速の良い脚でソウルスターリングを詰めてきていたので、差しが決まる展開になれば、今回も面白そうだと思っています。
デビュー2戦目の未勝利戦が衝撃的な強さで、先行した上に上がり最速の脚で圧勝しました。脚質的には、前からも後ろからも進めることが出来そうなのは良いですね。
人気を集めそうですが、二強を除くと当然に上位候補という感じがします。
前走エルフィンステークス2017は、最後方から追走し、逃げたサロニカと2番手追走のアドマイヤローザを差しきれず3着に敗れました。ただ残り200mあたりから脚は、目を見張るものがあり、能力の高さを感じるものでした。
姉にシンハライトとリラヴァティがいますが、2頭ともチューリップ賞で好走しているので、血統的にも面白そうです。
- 2016年1着シンハライト
- 2014年3着リラヴァティ
前走の紅梅ステークス2017は、2着エントリーチケットと僅差ながら、着差以上の強さを感じました。残り200mあたりから加速し、前にいたエントリーチケットと並んでからは持ったまま交わして流していました。
ソウルスターリングとリスグラシューと相手がかなり強そうなので、軸にはできませんが、馬券圏内と考えれば十分にあり得そうです。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、4着、7着でした。
本命◎ソウルスターリングは1着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 10 | ソウルスターリング | 1 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.2) |
2 | 7 | ミスパンテール | 7 | 新馬戦(札幌芝1500m) 1着(-0.2) |
3 | 3 | リスグラシュー | 2 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 2着(0.2) |
順当な結果かあ…と思いきや、ミスパンテール来ないでー(υ´Д`)となりました。
リスグラシューもミリッサもあまり必死に追ってる感じが無かったですね。それに加えて、リスグラシューは最後の直線で思ったほど伸びませんでした。本番は桜花賞2017なので、仕方ないところでしょう。
最後キレッキレの脚を使ったミスパンテールは凄かったですね。前走新馬戦の馬は、過去10年では1頭も来ていないので、流石に押さえることは出来ませんでした。デビュー戦の札幌で上がり34.1秒という脚を使って完勝しましたが、これはソウルスターリングの札幌でのデビュー戦34.2秒を上回る脚だったようです。まさに人気の盲点でした。
しかし今年のクラシックは、四位ジョッキーの勢いと運気が来てますね。牡馬も牝馬も期待したいです。