ヴィクトリアマイル2019過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

ヴィクトリアマイル2019過去10年のデータと予想

日程 2019年5月12日(日曜)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝1600m
格付け G1
条件 サラ系4歳以上牝馬
斤量 定量(55kg)
出走数 18頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

ヴィクトリアマイル2019

牝馬限定のマイルG1、ヴィクトリアマイル2019です。例年、国内トップクラスの牝馬が集まる一戦。過去の優勝馬には、ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネなどの名牝が名を連ねていますが、近年は少し寂しいメンバー構成の年が続いています。

東京競馬場の芝1600mコース

配当

過去10年のヴィクトリアマイルの配当を見ると、3連単10万馬券が4回あります。2015年の3連単2070万馬券は、強烈なインパクトを残します。流石にこの水準の大波乱は暫く無いと思いますが、波乱傾向のレースだけに、今年も高配当の決着には注意したいところですね。データ外ですが、2007年には228万馬券も出ています。

年度 馬連 3連複 3連単
2018 4,090円 8,850円 63,640円
2017 42,710円 123,870円 918,700円
2016 3,510円 6,090円 48,310円
2015 36,880円 2,860,480円 20,705,810円
2014 8,450円 50,720円 407,940円
2013 8,030円 35,770円 193,570円
2012 5,510円 10,790円 75,320円
2011 230円 620円 3,620円
2010 2,490円 29,700円 85,770円
2009 5,310円 19,770円 80,580円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

ヴィクトリアマイル2019 過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走 前走人気
2018稍重 1 4 牝5 ジュールポレール 8 阪神牝馬ステークス(G2) 5着(0.2) 5
2 16 牝4 リスグラシュー 1 阪神牝馬ステークス(G2) 3着(0.0) 1
3 6 牝5 レッドアヴァンセ 7 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) 11
2017稍重 1 5 牝4 アドマイヤリード 6 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.3) 3
2 10 牝4 デンコウアンジュ 11 福島牝馬ステークス(G3) 4着(0.4) 8
3 3 牝4 ジュールポレール 7 阪神牝馬ステークス(G2) 3着(0.3) 4
2016 1 13 牝7 ストレイトガール 7 阪神牝馬ステークス(G2) 9着(0.8) 3
2 10 牝4 ミッキークイーン 1 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) 1
3 15 牝5 ショウナンパンドラ 2 大阪杯(G2) 3着(0.2) 4
2015 1 5 牝6 ストレイトガール 5 高松宮記念(G1) 13着(1.2) 1
2 7 牝6 ケイアイエレガント 12 京都牝馬ステークス(G3) 1着(-0.0) 9
3 18 牝5 ミナレット 18 福島牝馬ステークス(G3) 5着(0.2) 14
2014 1 14 牝5 ヴィルシーナ 11 阪神牝馬ステークス(G2) 11着(0.5) 5
2 4 牝4 メイショウマンボ 3 大阪杯(G2) 7着(2.2) 3
3 1 牝5 ストレイトガール 6 高松宮記念(G1) 3着(0.7) 1
2013 1 11 牝4 ヴィルシーナ 1 大阪杯(G2) 6着(0.8) 4
2 8 牝5 ホエールキャプチャ 12 阪神牝馬ステークス(G2) 14着(1.2) 6
3 1 牝5 マイネイサベル 5 福島牝馬ステークス(G3) 2着(0.0) 3
2012 1 12 牝4 ホエールキャプチャ 4 中山牝馬ステークス(G3) 5着(0.4) 2
2 16 牝4 ドナウブルー 7 中山牝馬ステークス(G3) 11着(1.1) 4
3 1 牝4 マルセリーナ 3 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) 2
2011 2 16 牝4 アパパネ 2 マイラーズカップ(G2) 4着(0.5) 4
2 13 牝5 ブエナビスタ 1 Dubai World Cup(G1) 8着
3 4 牝4 レディアルバローザ 3 中山牝馬ステークス(G3) 1着(-0.4) 10
2010 1 11 牝4 ブエナビスタ 1 Dubai Sheema Classic(G1) 2着
2 2 牝4 ヒカルアマランサス 8 阪神牝馬ステークス(G2) 13着(1.0) 3
3 10 牝6 ニシノブルームーン 11 中山牝馬ステークス(G3) 1着(-0.1) 4
2009 1 6 牝5 ウオッカ 1 Dubai Duty Free(G1) 7着
2 2 牝4 ブラボーデイジー 11 福島牝馬ステークス(G3) 1着(-0.3) 7
3 1 牝6 ショウナンラノビア 7 卯月ステークス(1600万) 1着(-0.2) 10
4~5歳

過去10年のヴィクトリアマイル3着以内30頭中25頭を占めます。6歳以上の5頭は、ともに穴馬でした。

  • 2016年1着ストレイトガール(7番人気)7歳
  • 2015年1着ストレイトガール(5番人気)6歳
  • 2015年2着ケイアイエレガント(12番人気)6歳
  • 2010年3着ニシノブルームーン(11番人気)6歳
  • 2009年3着ショウナンラノビア(7番人気)6歳
人気

過去10年のヴィクトリアマイルでは、2~3番人気が不振傾向にあります。

  • 1番人気(3-3-0-4)複勝率60%
  • 2番人気(1-0-1-8)複勝率20%
  • 3番人気(0-1-2-7)複勝率30%

一方、穴馬の好走例が多く、3着以内30頭中16頭をが6番人気以下の馬でした。そのうち7頭が二桁人気馬だったことを考えると、穴馬の好走が目立つレースと言えそうです。

前走阪神牝馬ステークス

過去10年のヴィクトリアマイル3着以内30頭中11頭を占めます。特に阪神牝馬ステークスが芝1600m戦に変更された2016年以降では、3着以内9頭中7頭を占める相性の良いローテとなっています。

予想

混戦模様のヴィクトリアマイル2019。G1馬4頭(アエロリット、ソウルスターリング、ラッキーライラック、レッツゴードンキ)集まりましたが、鉄板クラスの馬は不在で、ほぼ全馬にチャンスがありそうなメンバー。難解なレースだと思います。

近年のデータ傾向から、阪神牝馬ステークス組が上位争いの候補だと思いますが、過去、度々波乱決着となっている一戦。人気が予想される馬は、前走崩れていますし、ノーマークの穴馬の激走も十分にありそうですね。

以下、簡単な考察と予想です。速い時計の決着に対応できそうな馬を中心に選びました。波乱含みのレースながら上位人気4頭。どうなるでしょうか。

◎9プリモシーン

後ろ過ぎない位置で進めて、かつ速い時計の決着に対応できそうなタイプ。前走ダービー卿CTも昨年の関屋記念も1分31秒台の時計の決着で好走しており、今の馬場は合うかもしれません。ダービー卿CT組はイレギュラーなローテですが、ここは今の高速馬場適性に期待して本命です。

○2レッドオルガ

好走例の多い阪神牝馬ステークス組。前走は、前残り決着の中、後方から外々を周っての追い込みでした。前が粘ったため、仕方ない敗戦だと思います。東京マイルは相性が良いですし、差しが決まれば…。

▲6ラッキーライラック

3歳牝馬クラシックでは、アーモンドアイに次ぐ評価でした。ジェンティルドンナに負けていたヴィルシーナのように、アーモンドアイがいない今回は、一発あって良いかもしれません。前走阪神牝馬ステークスは、不利があっての8着。着順は気にしないでも良いと思います。あとはオルフェーブル産(父ステイゴールド)ですし、速い時計の決着に対応できるかがポイントになりそうです。

△11アエロリット

海外帰り初戦。様子見の方が良いとは思いますが…。東京マイルの重賞で好走例の目立つクロフネ産の牝馬。昨年の安田記念は、1:31.3という速い時計で2着に好走していますし、馬場適性はありそうです。

3連複4頭ボックス◎○▲△ 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、4着、5着、11着でした。本命◎プリモシーンは、2着でした。

ヴィクトリアマイル2019 結果
着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走 前走人気
1 4 牝4 ノームコア 5 中山牝馬ステークス(G3) 7着(0.2) 1
2 9 牝4 プリモシーン 4 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.0) 3
3 3 牝6 クロコスミア 11 阪神牝馬S(G2) 5着(0.1) 6

晩に録画を見ました。1~3番人気が圏外になる波乱決着(3連単175,040円)でした。

勝ち時計1:30.5のレコード決着。速すぎる時計ですね。まるで100m短い札幌の芝1500mの時計に近いです。流石に馬体へのダメージが心配なところですが…。

道中で外を通ってきた馬には厳しいレース。後ろ過ぎない位置で直線上手く捌いて来た馬が上位争いしました。速い時計はどうだろう…と思っていたノームコアやクロコスミア、ラッキーライラック、ミエノサクシードあたりが好走。全く読めないレースでした。特にノームコアは、2000m戦以上で強さを見せていただけに、マイルの速い時計の決着に対応できるとは思えず、完全にスルーしていました。

週中に注目馬として取り上げた対抗レッドオルガは、これから伸びるというところで進路が無くなって失速…。スムーズだったら…という印象で、これは不完全燃焼だったと思います。

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