日程 | 2023年5月14日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | 4歳以上牝馬 |
斤量 | 定量(55kg) |
出走数 | 16頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.2(5月14日) |
ヴィクトリアマイル2023
牝馬限定のマイルG1、ヴィクトリアマイル2023です。毎年、国内トップクラスの牝馬が集まるレースです。過去の優勝馬には、後のG1戦線でも活躍する名牝が名を連ねています。
配当
過去10年のヴィクトリアマイルの配当を見ると、3連単10万馬券は5回あります。特に2015年の3連単2070万馬券は、強烈なインパクトを残しています。流石にこの水準の大波乱は頻繁にあるものでは無いですが、波乱含みのレースといって良いと思います。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2022 | 2,010円 | 8,270円 | 43,780円 |
2021 | 3,620円 | 8,460円 | 28,750円 |
2020 | 750円 | 2,960円 | 7,340円 |
2019 | 3,700円 | 35,490円 | 175,040円 |
2018 | 4,090円 | 8,850円 | 63,640円 |
2017 | 42,710円 | 123,870円 | 918,700円 |
2016 | 3,510円 | 6,090円 | 48,310円 |
2015 | 36,880円 | 2,860,480円 | 20,705,810円 |
2014 | 8,450円 | 50,720円 | 407,940円 |
2013 | 8,030円 | 35,770円 | 193,570円 |
では過去10年のヴィクトリアマイルで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2022良 | 1 | 5 | 牝4 | ソダシ | 4 | フェブラリーステークス(G1) 3着(0.5) | 4 |
2 | 11 | 牝4 | ファインルージュ | 2 | 東京新聞杯(G3) 2着(0.3) | 1 | |
3 | 7 | 牝5 | レシステンシア | 6 | 高松宮記念(G1) 6着(0.3) | 1 | |
2021良 | 1 | 6 | 牝5 | グランアレグリア | 1 | 大阪杯(G1) 4着(0.9) | 2 |
2 | 8 | 牝5 | ランブリングアレー | 10 | 中山牝馬ステークス(G3) 1着(-0.0) | 7 | |
3 | 1 | 牝4 | マジックキャッスル | 5 | 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) | 2 | |
2020良 | 1 | 12 | 牝5 | アーモンドアイ | 1 | 有馬記念(G1) 9着(1.8) | 1 |
2 | 18 | 牝5 | サウンドキアラ | 4 | 阪神牝馬ステークス(G2) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 16 | 牝5 | ノームコア | 5 | 高松宮記念(G1) 15着(1.9) | 8 | |
2019良 | 1 | 4 | 牝4 | ノームコア | 5 | 中山牝馬ステークス(G3) 7着(0.2) | 1 |
2 | 9 | 牝4 | プリモシーン | 4 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.0) | 3 | |
3 | 3 | 牝6 | クロコスミア | 11 | 阪神牝馬ステークス(G2) 5着(0.1) | 6 | |
2018稍重 | 1 | 4 | 牝5 | ジュールポレール | 8 | 阪神牝馬ステークス(G2) 5着(0.2) | 5 |
2 | 16 | 牝4 | リスグラシュー | 1 | 阪神牝馬ステークス(G2) 3着(0.0) | 1 | |
3 | 6 | 牝5 | レッドアヴァンセ | 7 | 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) | 11 | |
2017稍重 | 1 | 5 | 牝4 | アドマイヤリード | 6 | 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.3) | 3 |
2 | 10 | 牝4 | デンコウアンジュ | 11 | 福島牝馬ステークス(G3) 4着(0.4) | 8 | |
3 | 3 | 牝4 | ジュールポレール | 7 | 阪神牝馬ステークス(G2) 3着(0.3) | 4 | |
2016良 | 1 | 13 | 牝7 | ストレイトガール | 7 | 阪神牝馬ステークス(G2) 9着(0.8) | 3 |
2 | 10 | 牝4 | ミッキークイーン | 1 | 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 15 | 牝5 | ショウナンパンドラ | 2 | 大阪杯(G2) 3着(0.2) | 4 | |
2015良 | 1 | 5 | 牝6 | ストレイトガール | 5 | 高松宮記念(G1) 13着(1.2) | 1 |
2 | 7 | 牝6 | ケイアイエレガント | 12 | 京都牝馬ステークス(G3) 1着(-0.0) | 9 | |
3 | 18 | 牝5 | ミナレット | 18 | 福島牝馬ステークス(G3) 5着(0.2) | 14 | |
2014良 | 1 | 14 | 牝5 | ヴィルシーナ | 11 | 阪神牝馬ステークス(G2) 11着(0.5) | 5 |
2 | 4 | 牝4 | メイショウマンボ | 3 | 大阪杯(G2) 7着(2.2) | 3 | |
3 | 1 | 牝5 | ストレイトガール | 6 | 高松宮記念(G1) 3着(0.7) | 1 | |
2013良 | 1 | 11 | 牝4 | ヴィルシーナ | 1 | 大阪杯(G2) 6着(0.8) | 4 |
2 | 8 | 牝5 | ホエールキャプチャ | 12 | 阪神牝馬ステークス(G2) 14着(1.2) | 6 | |
3 | 1 | 牝5 | マイネイサベル | 5 | 福島牝馬ステークス(G3) 2着(0.0) | 3 |
過去10年のヴィクトリアマイル3着以内30頭中26頭を占めます。4~5歳馬が馬券候補といえそうです。6歳以上の4頭は、ともに穴馬でした。
- 2019年3着クロコスミア(11番人気)6歳
- 2016年1着ストレイトガール(7番人気)7歳
- 2015年1着ストレイトガール(5番人気)6歳
- 2015年2着ケイアイエレガント(12番人気)6歳
過去10年のヴィクトリアマイルでは、上位人気馬が不振傾向にあります。1~3番人気の3頭中2頭以上が馬券に絡んだのは、2016年しかありません。4~11番人気前後の穴馬の好走が多いレースです。
- 1番人気(3-2-0-5)複勝率50%
- 2番人気(0-1-1-8)複勝率20%
- 3番人気(0-1-0-9)複勝率10%
- 4番人気(1-2-0-8)複勝率30%
- 5番人気(2-0-3-6)複勝率50%
過去10年のヴィクトリアマイル3着以内30頭中12頭を占めます。特に阪神牝馬ステークスが芝1600m戦に変更された2016年以降では、3着以内21頭中10頭を占める主要ローテです。
過去10年のヴィクトリアマイル3着以内30頭中7頭を占めます。近年好走例が増えてきています。好走例が多いわけではありませんが、直近2年連続で計3頭が馬券圏内に好走しています。
予想
ヴィクトリアマイル2023は、例年並みの好メンバーが揃いました。過去データの傾向からは、前哨戦好走馬やG1好走実績馬が候補になるでしょうか。過去、穴馬の好走が目立つレースですし、多くの馬にチャンスがありそうです。
以下、簡単な考察と予想です。難解すぎて、全く当たる気がしません。人気3頭決着が無いレースなので、スターズオンアースやソダシが気になりつつ、ナミュールから穴馬を選びました。
前走東京新聞杯2着。珍しいローテですが、前走好位で進めて、好時計で好走している点を評価して本命評価にしました。トップクラスの牝馬相手に大きく崩れていませんし、スムーズに前目の位置を取ることが出来れば、チャンスはありそうです。
前走高松宮記念2着。スプリント戦でこそというタイプですし、ここは穴候補になるでしょうか。速い時計が出る馬場自体は良さそうです。
初G1出走。今まで戦って来た相手と比べると、ここは厳しいでしょうか。好位~中団で進めそうな脚質と上がり33秒台が使えそうな脚に期待して、紐荒れ候補で押えました。
過去好走例が多い前走阪神牝馬ステークス出走馬。前走は見せ場の無い敗戦でしたし、流石に厳しいでしょうか。好走が目立つディープインパクト産駒に期待して、紐荒れ候補として押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、7着、8着、10着、14着でした。本命◎ナミュールは、7着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 6 | 牝5 | ソングライン | 4 | 1351ターフスプリント(G3) 10着 | |
2 | 16 | 牝5 | ソダシ | 3 | マイルチャンピオンシップ(G1) 3着(0.3) | 2 |
3 | 2 | 牝4 | スターズオンアース | 1 | 大阪杯(G1) 2着(0.0) | 1 |
カスリもせず…。珍しく順当な決着でした。
前の2頭ソダシとロータスランドが残る中、伏兵ソングラインと人気のスターズオンアースが突っ込んで来ることになりました。展開面を考えると、この2頭の強さが際立つレースだったと思います。
本命ナミュール。スタート後、ソダシの斜行から挟まれるかたちの不利を受け、後方になってしまいました。前の馬と早めに動いた実力馬が好走したことを考えると、今日の位置取りでは厳しかったと思います。ソダシ騎乗のレーン騎手には、過怠金5万円(被害馬ルージュスティリア、ナムラクレア、ナミュール、クリノプレミアム)が科せられたようです。