安田記念2018過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

安田記念2018過去10年のデータと予想

日程 2018年6月3日(日曜日)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝1600m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳以上
斤量 定量(牡58kg、牝56kg)
出走数 16頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

安田記念2018

上半期のマイル王決定戦、G1「安田記念2018」です。東京コースで行われる定量戦ながら、過去に数々の波乱劇が演じられている難解なレースです。

コース形態

東京競馬場の芝1600mコース

過去10年の安田記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えが8回もあり、毎年のように穴馬の好走劇人気馬の凡走がある波乱含みの一戦です。2016年には、圧倒的1番人気のモーリスが2着に破れ、8番人気ロゴタイプが逃げ切り勝ちしています。傾向から、今年も波乱を想定しておいた方が良さそうですね。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 10,480円 43,500円 283,000円
2016 3,230円 14,990円 153,560円
2015 1,740円 40,690円 127,190円
2014 18,730円 91,160円 373,470円
2013 1,470円 18,160円 62,800円
2012 8,510円 92,530円 468,600円
2011 12,270円 44,090円 335,600円
2010 12,640円 53,850円 348,740円
2009 290円 4,100円 10,000円
2008 3,680円 31,710円 145,690円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。

安田記念2018
年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走 前走人気
2017 1 14 牡6 サトノアラジン 7 京王杯スプリングカップ(G2) 9着(0.4) 1
2 16 牡7 ロゴタイプ 8 中山記念(G2) 3着(0.2) 7
3 6 牡6 レッドファルクス 3 京王杯スプリングカップ(G2) 1着(-0.1) 2
2016 1 6 牡6 ロゴタイプ 8 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.0) 4
2 8 牡5 モーリス 1 The Champions Mile(G1) 1着
3 10 牡7 フィエロ 6 マイラーズカップ(G2) 4着(0.4) 1
2015 1 6 牡4 モーリス 1 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 1着(-0.6) 1
2 13 牡6 ヴァンセンヌ 3 京王杯スプリングカップ(G2) 2着(0.0) 2
3 12 牡6 クラレント 12 マイラーズカップ(G2) 10着(0.6) 9
2014不良 1 10 牡5 ジャスタウェイ 1 Dubai Duty Free(G1) 1着(-0.1)
2 12 牡6 グランプリボス 16 マイルチャンピオンシップ(G1) 9着(0.7) 7
3 11 牡6 ショウナンマイティ 10 大阪杯(G2) 5着(0.7) 4
2013 1 10 牡5 ロードカナロア 1 高松宮記念(G1) 1着(-0.2) 1
2 2 牡5 ショウナンマイティ 3 大阪杯(G2) 2着(0.1) 2
3 16 牡5 ダノンシャーク 12 マイラーズカップ(G2) 3着(0.1) 3
2012 1 4 牡6 ストロングリターン 2 京王杯スプリングカップ(G2) 4着(0.3) 2
2 3 牡4 グランプリボス 13 京王杯スプリングカップ(G2) 7着(0.5) 5
3 8 牡5 コスモセンサー 15 マイラーズカップ(G2) 3着(0.4) 7
2011 1 14 牡3 リアルインパクト 9 NHKマイルカップ(G1) 3着(0.3) 4
2 1 牡5 ストロングリターン 5 京王杯スプリングカップ(G2) 1着(-0.0) 4
3 3 牡6 スマイルジャック 3 マイラーズカップ(G2) 6着(0.5) 5
2010 1 17 牡6 ショウワモダン 8 メイステークス(OP) 1着(-0.3) 6
2 9 牡7 スーパーホーネット 6 マイラーズカップ(G2) 9着(0.8) 2
3 2 牡5 スマイルジャック 5 マイラーズカップ(G2) 5着(0.3) 1
2009 1 3 牝5 ウオッカ 1 ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-1.2) 1
2 6 牡4 ディープスカイ 2 大阪杯(G2) 2着(0.0) 1
3 4 牡4 ファリダット 10 京王杯スプリングカップ(G2) 3着(0.1) 2
2008 1 6 牝4 ウオッカ 2 ヴィクトリアマイル(G1) 2着(0.1) 1
2 16 セ7 アルマダ 5 The Champions Mile(G1) 2着
3 3 牡6 エイシンドーバー 9 マイラーズカップ(G2) 3着(0.1) 3
7歳以上

過去10年の安田記念3着以内30頭中4頭を占めます。4頭ともマイルG1で連対経験がありました。

前走マイラーズカップ

過去10年の安田記念3着以内30頭中8頭を占めます。8頭ともにマイラーズカップで3着以下に敗れていましたが、勝ち馬から1秒以上離されて大敗していた馬もいませんでした。そのほかマイラーズカップ優勝馬は、安田記念での凡走が続いています。

マイラーズカップ優勝馬の安田記念成績
年度 性齢 馬名 安田記念
2017 牡6 イスラボニータ 8着
2016 牡4 クルーガー 出走なし
2015 牡5 レッドアリオン 8着
2014 牡5 ワールドエース 5着
2013 牡5 グランプリボス 10着
2012 牡7 シルポート 12着
2011 牡6 シルポート 8着
2010 牡4 リーチザクラウン 14着
2009 牡6 スーパーホーネット 7着
2008 牡7 カンパニー 8着
前走京王杯スプリングカップ

過去10年の安田記念3着以内30頭中7頭を占めます。そのうち5頭京王杯スプリングカップで1~2番人気の支持を集めていました。

過去5年の安田記念3着以内では、真ん中より外(5~8枠)の好走例が多く、3着以内15頭中12頭を占めます。

予想

今年の安田記念2018は、スワーヴリチャードペルシアンナイトサングレーザーなど、実力馬が揃いました。重賞実績馬も多く、高いレベルでの大混戦だと思います。確かに3着以内と考えれば、殆ど全頭が候補といえるメンバーです。過去、波乱決着が続いているので、実績面で抜けた人気馬が崩れることになるのでしょうか。本当、馬券の取捨が難しいですね。

【追記】予想を変更しました。(⑯ウインガニオンと③ダッシングブレイズを△から無印にしました。⑧キャンベルジュニアと⑪リアルスティールの本命と対抗を逆にしました。それに伴い、買い目も変更しました。)

以下、簡単な考察と予想です。波乱想定も当然ながら当たる気がしません。速い時計に対応できそうな6歳以上の馬を中心に…。
◎⑪リアルスティール

一昨年の安田記念2016は、前半掛かりっぱなしで直線全く伸び11着に大敗しています。全くレースになっていなかったので、度外視しても良いかと思います。前に馬を置ける外過ぎない枠に入れば、実績面でも無視できない1頭ではないでしょうか。間隔をあけた方が好走するタイプですし、人気を落とす今回は、オッズ的な魅力がありそうです。

○⑧キャンベルジュニア

やや出負けした前走京王杯スプリングカップ2018は、中団からの差しで優勝馬とアタマ差の2着。道中、外々をまわる展開だったことを考えれば、強さを感じる内容だったと思います。前走を見る限りは、速い時計にも対応できそうです。2走前のダービー卿チャレンジトロフィー2018のようにインコースから先団グループで進めることができれば…。

▲⑨レッドファルクス

昨年の安田記念2017は、直線に入ったところで前が詰まり、外に出すタイミングを失っていました。それでも最後は優勝馬と僅差の3着まで詰めてきており、スムーズに進めることが出来れば、マイル戦でも一発がありそうな内容でした。今回は、スローの可能性が高く流れが向かない可能性があるものの、人気自体は落ち着きそうなので、オッズ的な魅力はありそうです。

△⑬ブラックムーン

レッドファルクス同様、直線一気というタイプだけに、流れに大きく左右されそうです。ただ速い時計の決着となった場合に、人気薄の中では面白そうな1頭でもあります。昨年の米子ステークス2017(阪神芝1600m)は、阪神芝1600mレコード(1:31.9)で完勝。今の高速馬場なら、軽視するわけにも…。

(無印)⑯ウインガニオン

暖かい時期になると走るタイプで、真夏のマイル重賞が狙い目かもしれません。流石にここでは格下という印象も、今回は楽に逃げることが出来そうなメンバー構成。先週や先々週のように、後ろ過ぎると届かない馬場状態が続いているようなら、前で粘りこみがあっても…。

(無印)③ダッシングブレイズ

ここでは格下という印象。ただ後ろ過ぎない位置で進めることが出来そうな脚質に加え、東京コースで大きく崩れていないのは魅力ですね。

3連複◎○▲△4頭ボックス 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、9着、11着、15着、16着でした。本命◎リアルスティールは、15着でした。

安田記念2018
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走 前走人気
1 10 牡4 モズアスコット 9 安土城ステークス(OP) 2着(0.0) 1
2 4 牝4 アエロリット 5 ヴィクトリアマイル(G1) 4着(0.1) 3
3 1 牡4 スワーヴリチャード 1 大阪杯(G1) 1着(-0.1) 1

カスリもせず。(´・ω・`;) 深く考えないがモットーのはずが考えすぎているのかもしれません…。

昨日の鳴尾記念2018に続いて、ルメール騎手とデムーロ騎手が馬券に。大一番では強い2人です。マイラーズカップ敗退組は、たしかに狙い目ではあるものの、連闘では完全にスルーでした。連闘から国内G1で3着に好走したのは、過去だいぶ遡っても無かったように記憶しています。それほどイレギュラーなローテだったと思います。さらに上位6頭近年劣勢傾向にある4歳馬が独占。データ傾向からも、今年はイレギュラーな決着でした。

想定通りの超高速決着(1:31.3)。2012年優勝ストロングリターンと同時計のレコードでした。最後、外をぶん回した追い込み馬には厳しいレースで、内ラチから4~5頭ぐらいを通った馬が来ている印象でした。その中で、出遅れから外を回して4着に突っ込んできたサトノアレスは強かったですね。スムーズなら、3着以上はあったかもしれません。

本命リアルスティールは、残り400mあたりで既に手応え無さそうな感じで…。マイルが合わないのか、海外帰り初戦が悪かったのか…不確かですが、最後は流してゴール。残念過ぎる内容でした。

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