日程 | 2021年6月6日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳54kg,4歳以上58kg,牝2kg減 |
出走数 | 14頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.5(6日) |
安田記念2021
春のマイルG1安田記念2021です。東京の芝コースで行われる定量戦ながら、波乱決着の多い難解なレース。直近2年こそ順当な決着が続いていますが、以前は下位人気馬の好走が多いレースでした。
配当
過去10年の安田記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは6回あります。3連複は、2017年まで万馬券が続いていました。好配当の馬連も多く、波乱傾向のレースといえそうです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2020 | 650円 | 840円 | 11,240円 |
2019 | 5,670円 | 3,690円 | 43,720円 |
2018 | 7,370円 | 6,560円 | 63,280円 |
2017 | 10,480円 | 43,500円 | 283,000円 |
2016 | 3,230円 | 14,990円 | 153,560円 |
2015 | 1,740円 | 40,690円 | 127,190円 |
2014 | 18,730円 | 91,160円 | 373,470円 |
2013 | 1,470円 | 18,160円 | 62,800円 |
2012 | 8,510円 | 92,530円 | 468,600円 |
2011 | 12,270円 | 44,090円 | 335,600円 |
では過去10年の安田記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2020稍重 | 1 | 11 | 牝4 | グランアレグリア | 3 | 高松宮記念(G1) 2着(0.0) | 2 |
2 | 5 | 牝5 | アーモンドアイ | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-0.7) | 1 | |
3 | 6 | 牡5 | インディチャンプ | 2 | マイラーズカップ(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
2019良 | 1 | 5 | 牡4 | インディチャンプ | 4 | マイラーズカップ(G2) 4着(0.2) | 2 |
2 | 2 | 牝5 | アエロリット | 3 | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.4) | 2 | |
3 | 14 | 牝4 | アーモンドアイ | 1 | Dubai Turf(G1) 1着 | 1 | |
2018良 | 1 | 10 | 牡4 | モズアスコット | 9 | 安土城ステークス(OP) 2着(0.0) | 1 |
2 | 4 | 牝4 | アエロリット | 5 | ヴィクトリアマイル(G1) 4着(0.1) | 3 | |
3 | 1 | 牡4 | スワーヴリチャード | 1 | 大阪杯(G1) 1着(-0.1) | 1 | |
2017良 | 1 | 14 | 牡6 | サトノアラジン | 7 | 京王杯スプリングカップ(G2) 9着(0.4) | 1 |
2 | 16 | 牡7 | ロゴタイプ | 8 | 中山記念(G2) 3着(0.2) | 7 | |
3 | 6 | 牡6 | レッドファルクス | 3 | 京王杯スプリングカップ(G2) 1着(-0.1) | 2 | |
2016良 | 1 | 6 | 牡6 | ロゴタイプ | 8 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.0) | 4 |
2 | 8 | 牡5 | モーリス | 1 | The Champions Mile(G1) 1着 | ||
3 | 10 | 牡7 | フィエロ | 6 | マイラーズカップ(G2) 4着(0.4) | 1 | |
2015良 | 1 | 6 | 牡4 | モーリス | 1 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 13 | 牡6 | ヴァンセンヌ | 3 | 京王杯スプリングカップ(G2) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 12 | 牡6 | クラレント | 12 | マイラーズカップ(G2) 10着(0.6) | 9 | |
2014不良 | 1 | 10 | 牡5 | ジャスタウェイ | 1 | Dubai Duty Free(G1) 1着(-0.1) | |
2 | 12 | 牡6 | グランプリボス | 16 | マイルチャンピオンシップ(G1) 9着(0.7) | 7 | |
3 | 11 | 牡6 | ショウナンマイティ | 10 | 大阪杯(G2) 5着(0.7) | 4 | |
2013良 | 1 | 10 | 牡5 | ロードカナロア | 1 | 高松宮記念(G1) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 2 | 牡5 | ショウナンマイティ | 3 | 大阪杯(G2) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 16 | 牡5 | ダノンシャーク | 12 | マイラーズカップ(G2) 3着(0.1) | 3 | |
2012良 | 1 | 4 | 牡6 | ストロングリターン | 2 | 京王杯スプリングカップ(G2) 4着(0.3) | 2 |
2 | 3 | 牡4 | グランプリボス | 13 | 京王杯スプリングカップ(G2) 7着(0.5) | 5 | |
3 | 8 | 牡5 | コスモセンサー | 15 | マイラーズカップ(G2) 3着(0.4) | 7 | |
2011良 | 1 | 14 | 牡3 | リアルインパクト | 9 | NHKマイルカップ(G1) 3着(0.3) | 4 |
2 | 1 | 牡5 | ストロングリターン | 5 | 京王杯スプリングカップ(G2) 1着(-0.0) | 4 | |
3 | 3 | 牡6 | スマイルジャック | 3 | マイラーズカップ(G2) 6着(0.5) | 5 |
過去10年の安田記念3着以内30頭中2頭を占めます。2頭ともマイルG1で連対経験がありました。7歳以上は、買い難い傾向にありそうです。
- 2017年2着ロゴタイプ(2016安田記念優勝、2012朝日杯FS優勝)
- 2016年3着フィエロ(2015マイルCS2着、2014マイルCS2着)
過去10年の安田記念3着以内30頭中7頭を占めます。そのうち6頭がマイラーズカップで3着以下に敗れていましたが、勝ち馬から1秒以上離されて大敗していた馬もいませんでした。一方、マイラーズカップ優勝馬は凡走が続いています。馬券圏内に好走したのは、昨年のマイラーズカップ優勝馬インディチャンプのみです。
年度 | 性齢 | 馬名 | 安田記念 |
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2020 | 牡5 | インディチャンプ | 3着 |
2019 | 牡4 | ダノンプレミアム | 16着 |
2018 | 牡4 | サングレーザー | 5着 |
2017 | 牡6 | イスラボニータ | 8着 |
2016 | 牡4 | クルーガー | 出走なし |
2015 | 牡5 | レッドアリオン | 8着 |
2014 | 牡5 | ワールドエース | 5着 |
2013 | 牡5 | グランプリボス | 10着 |
2012 | 牡7 | シルポート | 12着 |
2011 | 牡6 | シルポート | 8着 |
過去10年の安田記念3着以内30頭中6頭を占めます。そのうち4頭が京王杯スプリングカップで1~2番人気の支持を集めていました。
予想
安田記念2021は、好メンバーが揃いました。実績的には昨年の優勝馬グランアレグリア一強という感じですが、かなり多くの馬が馬券候補というメンバーだと思います。データ傾向からは、前走マイラーズカップ出走馬や京王杯スプリングカップ出走馬を押さえたいところですが、別ローテの馬3頭での決着もあるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。波乱含みのレースですが、上位人気馬を中心に選びました。波乱がなければ…。
深く考えず本命評価にしました。東京マイルでこの相手なら、あっさり勝ち負けがあっても良さそうです。
前走NHKマイルカップ優勝。例年3歳馬の出走がほぼ無いレースだけに評価と取捨が難しいところですが、前走の勝ち時計だけ見れば、ここでも通用しそうな感じはあります。4kgの斤量差にも期待して…。
過去好走例が多い前走京王杯スプリングカップ出走馬。緩いメンバー構成とはいえ、久々に勝ち切りました。勝利ジョッキーインタビューを見ると、良馬場でスムーズなレース運びが良かったようです。雨の予報と馬場状態は心配な要素かもしれませんが、連対を外していない相性の良い東京コースに期待して押さえました。
前走高松宮記念3着。3戦連続で短い距離を使ってきているので、久々のマイル戦になるのは気になるところでしょうか。過去10年の3着以内では、前走高松宮記念出走馬だったのは、グランアレグリア(2020年)とロードカナロア(2013年)の2頭のみです。抜けた2頭だけと考えると、買い難いローテかもしれません。今回は、国内レースで4着を外していない安定感に期待して押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、4着、14着でした。本命◎グランアレグリアは、2着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 11 | 牡5 | ダノンキングリー | 8 | 天皇賞秋(G1) 12着(2.9) | 3 |
2 | 5 | 牝5 | グランアレグリア | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-0.7) | 1 |
3 | 13 | 牡3 | シュネルマイスター | 4 | NHKマイルカップ(G1) 1着(-0.0) | 2 |
グランアレグリアが2着に敗れる波乱(3連単110,420円)でした。ゴール直前までは、的中を期待してしまうほどの接戦…。ダノンキングリーは買えないです…。
休養明けのダノンキングリーが優勝。中団外からの良い脚で突っ込んで来て、最後の最後で差し切っていました。今まで東京コースで強さを見せてきた馬ですが、近走の成績と長期休養明けを考慮すると、手が出せない馬でした。一度崩れたG1クラスのディープインパクト産が復活するというのは、珍しい感じもします。
2着グランアレグリア。直線で出しどころが無く、スムーズさという意味では、厳しいレースだったかもしれません。押さえていたラウダシオン。最後の直線でグランアレグリアが前に来たタイミングで、急にブレーキをかけるとような感じで失速して、最後は流していました。