日程 | 2022年6月5日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳54kg,4歳以上58kg,牝2kg減 |
出走数 | 18頭 |
天気 | 雨(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.5(6月5日) |
安田記念2022
春のマイルG1、安田記念2022です。東京の芝コースで行われる定量戦ながら、波乱決着の多いレースです。近年は、以前ほど波乱が続いていないものの、穴馬の活躍も多いため難解な傾向のレースだと思います。
配当
過去10年の安田記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは7回あります。順当な決着は2020年のみで、毎年のように好配当の3連複や馬連が出ています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2021 | 2,950円 | 8,860円 | 110,420円 |
2020 | 650円 | 840円 | 11,240円 |
2019 | 5,670円 | 3,690円 | 43,720円 |
2018 | 7,370円 | 6,560円 | 63,280円 |
2017 | 10,480円 | 43,500円 | 283,000円 |
2016 | 3,230円 | 14,990円 | 153,560円 |
2015 | 1,740円 | 40,690円 | 127,190円 |
2014 | 18,730円 | 91,160円 | 373,470円 |
2013 | 1,470円 | 18,160円 | 62,800円 |
2012 | 8,510円 | 92,530円 | 468,600円 |
では過去10年の安田記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2021良 | 1 | 11 | 牡5 | ダノンキングリー | 8 | 天皇賞秋(G1) 12着(2.9) | 3 |
2 | 5 | 牝5 | グランアレグリア | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-0.7) | 1 | |
3 | 13 | 牡3 | シュネルマイスター | 4 | NHKマイルカップ(G1) 1着(-0.0) | 2 | |
2020稍重 | 1 | 11 | 牝4 | グランアレグリア | 3 | 高松宮記念(G1) 2着(0.0) | 2 |
2 | 5 | 牝5 | アーモンドアイ | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-0.7) | 1 | |
3 | 6 | 牡5 | インディチャンプ | 2 | マイラーズカップ(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
2019良 | 1 | 5 | 牡4 | インディチャンプ | 4 | マイラーズカップ(G2) 4着(0.2) | 2 |
2 | 2 | 牝5 | アエロリット | 3 | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.4) | 2 | |
3 | 14 | 牝4 | アーモンドアイ | 1 | Dubai Turf(G1) 1着 | 1 | |
2018良 | 1 | 10 | 牡4 | モズアスコット | 9 | 安土城ステークス(OP) 2着(0.0) | 1 |
2 | 4 | 牝4 | アエロリット | 5 | ヴィクトリアマイル(G1) 4着(0.1) | 3 | |
3 | 1 | 牡4 | スワーヴリチャード | 1 | 大阪杯(G1) 1着(-0.1) | 1 | |
2017良 | 1 | 14 | 牡6 | サトノアラジン | 7 | 京王杯スプリングカップ(G2) 9着(0.4) | 1 |
2 | 16 | 牡7 | ロゴタイプ | 8 | 中山記念(G2) 3着(0.2) | 7 | |
3 | 6 | 牡6 | レッドファルクス | 3 | 京王杯スプリングカップ(G2) 1着(-0.1) | 2 | |
2016良 | 1 | 6 | 牡6 | ロゴタイプ | 8 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.0) | 4 |
2 | 8 | 牡5 | モーリス | 1 | The Champions Mile(G1) 1着 | ||
3 | 10 | 牡7 | フィエロ | 6 | マイラーズカップ(G2) 4着(0.4) | 1 | |
2015良 | 1 | 6 | 牡4 | モーリス | 1 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 13 | 牡6 | ヴァンセンヌ | 3 | 京王杯スプリングカップ(G2) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 12 | 牡6 | クラレント | 12 | マイラーズカップ(G2) 10着(0.6) | 9 | |
2014不良 | 1 | 10 | 牡5 | ジャスタウェイ | 1 | Dubai Duty Free(G1) 1着(-0.1) | |
2 | 12 | 牡6 | グランプリボス | 16 | マイルチャンピオンシップ(G1) 9着(0.7) | 7 | |
3 | 11 | 牡6 | ショウナンマイティ | 10 | 大阪杯(G2) 5着(0.7) | 4 | |
2013良 | 1 | 10 | 牡5 | ロードカナロア | 1 | 高松宮記念(G1) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 2 | 牡5 | ショウナンマイティ | 3 | 大阪杯(G2) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 16 | 牡5 | ダノンシャーク | 12 | マイラーズカップ(G2) 3着(0.1) | 3 | |
2012良 | 1 | 4 | 牡6 | ストロングリターン | 2 | 京王杯スプリングカップ(G2) 4着(0.3) | 2 |
2 | 3 | 牡4 | グランプリボス | 13 | 京王杯スプリングカップ(G2) 7着(0.5) | 5 | |
3 | 8 | 牡5 | コスモセンサー | 15 | マイラーズカップ(G2) 3着(0.4) | 7 |
過去10年の安田記念3着以内30頭中13頭を占めます。近年は、前走ヴィクトリアマイル出走馬の好走が目立ちます。
過去10年の安田記念3着以内30頭中6頭を占めます。そのうち5頭がマイラーズカップで3着以下に敗れていました。一方、マイラーズカップ優勝馬は凡走が続いています。馬券圏内に好走したのは、2020年のマイラーズカップ優勝馬インディチャンプのみです。
年度 | 性齢 | 馬名 | 安田記念 |
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2021 | 牡5 | ケイデンスコール | 10着 |
2020 | 牡5 | インディチャンプ | 3着 |
2019 | 牡4 | ダノンプレミアム | 16着 |
2018 | 牡4 | サングレーザー | 5着 |
2017 | 牡6 | イスラボニータ | 8着 |
2016 | 牡4 | クルーガー | 出走なし |
2015 | 牡5 | レッドアリオン | 8着 |
2014 | 牡5 | ワールドエース | 5着 |
2013 | 牡5 | グランプリボス | 10着 |
2012 | 牡7 | シルポート | 12着 |
過去10年の安田記念3着以内30頭中21頭を占めます。直近4年連続で前走1~3番人気の支持を集めていた馬で決着しています。
予想
安田記念2022は、好メンバーが揃いました。実力馬が揃ったこともあり、高いレベルの混戦だと思います。データ傾向からは、前走G1好走馬や前走マイラーズカップ出走馬が上位争いの中心になりそうですが、他に候補を絞れる要素も少ないため、取捨選択が難しいレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。過去データの傾向から、前走1~3番人気の馬を選びました。
近年好走例が多い前走ヴィクトリアマイル出走馬。速い時計の実績もありますし、例年速い時計の決着になりやすいレースですし、条件は良いと思います。勝ち切れないレースが続いていますが、馬券圏内期待と考えれば、チャンスはありそうです。
前走ドバイターフ8着。海外帰り初戦を考慮して評価を下げました。昨年の上位メンバー(グランアレグリア、インディチャンプ、ダノンキングリー等)相手に3着と考えれば、今年は勝ち負けがあっても良さそうです。
斤量差に期待して押さえました。3歳馬の出走も好走も少ないレースということもあり、評価が難しいところでしょうか。前走NHKマイルカップは、馬場の外を突っ込んで来た馬が上位3頭を占めるレースでしたが、最内を突いて小差4着に残しています。馬券圏外だったとはいえ、力は示したと思います。
好メンバー相手に3着に好走した昨年のマイルチャンピオンシップの実績に期待して押さえました。ただ、速すぎる時計の決着になると分が悪そうです。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、4着、5着、6着でした。本命◎ファインルージュは、5着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 13 | 牝4 | ソングライン | 4 | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.3) | 2 |
2 | 9 | 牡4 | シュネルマイスター | 2 | Dubai Turf(G1) 8着 | 1 |
3 | 17 | 牡5 | サリオス | 8 | 高松宮記念(G1) 15着(0.6) | 4 |
先週、土曜に続いて、外差し馬場という感じでした。最後は、印を付けた馬が抜け出す中、スルーしたソングラインや穴馬サリオスが突っ込んで来ることになりました。
大混戦の上位小差の争いを制したのは、ソングライン。ソングラインは前走2人気馬だったこともあり、データ傾向から気になっていた馬ですが、サリオスの方は殆ど考えずにスルーしていました。馬体重マイナス22kgで、かなり買い難い馬だったと思います。
内目の本命ファインルージュや押さえダノンザキッドは、外差し決着では分が悪かったでしょうか。ただ2頭ともに見せ場はあったと思います。