日程 | 2023年6月4日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳54kg,4歳以上58kg,牝2kg減 |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 8.7(6月4日) |
安田記念2023
春のマイル王決定戦、安田記念2023です。東京の芝コースで行われる定量戦ながら、波乱決着の多いレースです。穴馬の活躍が目立つレースで、難解な傾向のレースだと思います。
配当
過去10年の安田記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは5回あります。近年は、以前のような波乱は少なくなってきていますが、それでも2020年を除くと好配当が続いています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2022 | 1,740円 | 11,810円 | 64,140円 |
2021 | 2,950円 | 8,860円 | 110,420円 |
2020 | 650円 | 840円 | 11,240円 |
2019 | 5,670円 | 3,690円 | 43,720円 |
2018 | 7,370円 | 6,560円 | 63,280円 |
2017 | 10,480円 | 43,500円 | 283,000円 |
2016 | 3,230円 | 14,990円 | 153,560円 |
2015 | 1,740円 | 40,690円 | 127,190円 |
2014 | 18,730円 | 91,160円 | 373,470円 |
2013 | 1,470円 | 18,160円 | 62,800円 |
では過去10年の安田記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2022良 | 1 | 13 | 牝4 | ソングライン | 4 | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.3) | 2 |
2 | 9 | 牡4 | シュネルマイスター | 2 | Dubai Turf(G1) 8着 | 1 | |
3 | 17 | 牡5 | サリオス | 8 | 高松宮記念(G1) 15着(0.6) | 4 | |
2021良 | 1 | 11 | 牡5 | ダノンキングリー | 8 | 天皇賞秋(G1) 12着(2.9) | 3 |
2 | 5 | 牝5 | グランアレグリア | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-0.7) | 1 | |
3 | 13 | 牡3 | シュネルマイスター | 4 | NHKマイルカップ(G1) 1着(-0.0) | 2 | |
2020稍重 | 1 | 11 | 牝4 | グランアレグリア | 3 | 高松宮記念(G1) 2着(0.0) | 2 |
2 | 5 | 牝5 | アーモンドアイ | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-0.7) | 1 | |
3 | 6 | 牡5 | インディチャンプ | 2 | マイラーズカップ(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
2019良 | 1 | 5 | 牡4 | インディチャンプ | 4 | マイラーズカップ(G2) 4着(0.2) | 2 |
2 | 2 | 牝5 | アエロリット | 3 | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.4) | 2 | |
3 | 14 | 牝4 | アーモンドアイ | 1 | Dubai Turf(G1) 1着 | 1 | |
2018良 | 1 | 10 | 牡4 | モズアスコット | 9 | 安土城ステークス(OP) 2着(0.0) | 1 |
2 | 4 | 牝4 | アエロリット | 5 | ヴィクトリアマイル(G1) 4着(0.1) | 3 | |
3 | 1 | 牡4 | スワーヴリチャード | 1 | 大阪杯(G1) 1着(-0.1) | 1 | |
2017良 | 1 | 14 | 牡6 | サトノアラジン | 7 | 京王杯スプリングカップ(G2) 9着(0.4) | 1 |
2 | 16 | 牡7 | ロゴタイプ | 8 | 中山記念(G2) 3着(0.2) | 7 | |
3 | 6 | 牡6 | レッドファルクス | 3 | 京王杯スプリングカップ(G2) 1着(-0.1) | 2 | |
2016良 | 1 | 6 | 牡6 | ロゴタイプ | 8 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.0) | 4 |
2 | 8 | 牡5 | モーリス | 1 | The Champions Mile(G1) 1着 | ||
3 | 10 | 牡7 | フィエロ | 6 | マイラーズカップ(G2) 4着(0.4) | 1 | |
2015良 | 1 | 6 | 牡4 | モーリス | 1 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 13 | 牡6 | ヴァンセンヌ | 3 | 京王杯スプリングカップ(G2) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 12 | 牡6 | クラレント | 12 | マイラーズカップ(G2) 10着(0.6) | 9 | |
2014不良 | 1 | 10 | 牡5 | ジャスタウェイ | 1 | Dubai Duty Free(G1) 1着(-0.1) | |
2 | 12 | 牡6 | グランプリボス | 16 | マイルチャンピオンシップ(G1) 9着(0.7) | 7 | |
3 | 11 | 牡6 | ショウナンマイティ | 10 | 大阪杯(G2) 5着(0.7) | 4 | |
2013良 | 1 | 10 | 牡5 | ロードカナロア | 1 | 高松宮記念(G1) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 2 | 牡5 | ショウナンマイティ | 3 | 大阪杯(G2) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 16 | 牡5 | ダノンシャーク | 12 | マイラーズカップ(G2) 3着(0.1) | 3 |
過去10年の安田記念3着以内30頭中16頭を占めます。近年は、前走ヴィクトリアマイル出走馬の好走が目立ちます。
過去10年の安田記念3着以内30頭中5頭を占めます。そのうち4頭がマイラーズカップで3着以下に敗れていました。マイラーズカップ優勝馬は凡走が続いています。馬券圏内に好走したのは、インディチャンプ(2020年)のみです。
年度 | 性齢 | 馬名 | 安田記念 |
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2022 | 牡4 | ソウルラッシュ | 13着 |
2021 | 牡5 | ケイデンスコール | 10着 |
2020 | 牡5 | インディチャンプ | 3着 |
2019 | 牡4 | ダノンプレミアム | 16着 |
2018 | 牡4 | サングレーザー | 5着 |
2017 | 牡6 | イスラボニータ | 8着 |
2016 | 牡4 | クルーガー | 出走なし |
2015 | 牡5 | レッドアリオン | 8着 |
2014 | 牡5 | ワールドエース | 5着 |
2013 | 牡5 | グランプリボス | 10着 |
過去10年の安田記念3着以内28頭中25頭を占めます。近年は、前走で人気を集めていた馬の活躍が目立ちます。
予想
安田記念2023は、例年以上の好メンバーが揃いました。高いレベルの混戦だと思います。過去データの傾向からは、前走G1好走馬や前走マイラーズカップ出走馬が上位争いの中心になるでしょうか。ただ候補を絞り切れないほど実力馬が多いため、予想的中ともに難解なレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。過去の波乱傾向を考えると、全く当たる気がしません。
近年好走例が多い前走ヴィクトリアマイル出走馬。前走が狙い目だったという感じもありますが、好ローテと東京マイル実績に期待して本命評価にしました。大外枠は買い難いものの、この条件なら上位争いに加わっても良さそうです。
近年好走例が多い前走マイラーズカップ出走馬。小差4着に好走したマイルチャンピオンシップの相手関係を考えれば、G1で勝ち負けする力はありそうです。昨年の安田記念は、不利の影響が大きく度外視して良い一戦だと思います。
追い込み馬の好走も多いレースですし、適当に人気薄のレッドモンレーヴを押さえました。波乱があれば…。
近年好走例が多い前走マイラーズカップ出走馬。新馬戦でドウデュース、セントライト記念でアスクビクターモア、前走マイラーズカップでシュネルマイスターに僅差2着と強い馬相手に好勝負してきています。波乱傾向のレースですし、ここで伏兵扱いなら…と考えて押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、6着、9着でした。本命◎ソングラインは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 18 | 牝5 | ソングライン | 4 | ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-0.0) | 4 |
2 | 4 | 牡4 | セリフォス | 3 | ドバイターフ(G1) 5着 | 3 |
3 | 14 | 牡5 | シュネルマイスター | 1 | マイラーズカップ(G2) 1着(-0.0) | 1 |
過去データの傾向から伏兵穴馬を狙ったものの、結果、安田記念としては珍しい上位人気決着でした。
優勝は本命ソングライン。昨日から一転、速い時計が出る良馬場の決着も合ったと思います。直線外差し勢が突っ込んで来る展開で、前に行った馬には厳しいレースでした。馬券圏外ですが、クビ差4着のガイアフォースは、馬場の内目を突いて見せ場のある内容でしたし、今後も期待できそうです。