日程 | 2022年3月6日(日曜) |
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開催 | 中山競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G2 |
条件 | 3歳 |
斤量 | 馬齢(牡56kg) |
出走数 | 11頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.6(5日) |
弥生賞ディープインパクト記念2022
皐月賞トライアル、弥生賞ディープインパクト記念2022です。皐月賞と同コース同距離の重賞ですが、過去10年では、弥生賞をステップに皐月賞を優勝した馬がいません。ただ皐月賞2~3着に好走する馬を多く輩出しているので、本番に向けて重要な一戦であることに違いはないと思います。
配当
過去10年の弥生賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回あります。波乱決着と順当な決着の両極端になることが多く、3連単1万円台以下の決着も目立ちます。傾向が読めないレースといえそうです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2021 | 5,060円 | 810円 | 23,580円 |
2020 | 2,680円 | 740円 | 13,180円 |
2019 | 32,600円 | 38,960円 | 457,370円 |
2018 | 300円 | 500円 | 1,320円 |
2017 | 4,360円 | 9,480円 | 46,720円 |
2016 | 220円 | 190円 | 830円 |
2015 | 3,380円 | 41,050円 | 187,960円 |
2014 | 690円 | 1,470円 | 3,850円 |
2013 | 52,300円 | 34,310円 | 461,810円 |
2012 | 7,830円 | 14,380円 | 126,790円 |
では過去10年の弥生賞ディープインパクト記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2021良 | 1 | 4 | タイトルホルダー | 4 | ホープフルステークス(G1) 4着(0.5) | 7 |
2 | 10 | シュネルマイスター | 2 | ひいらぎ賞(1勝クラス) 1着(-0.5) | 1 | |
3 | 2 | ダノンザキッド | 1 | ホープフルステークス(G1) 1着(-0.2) | 1 | |
2020良 | 1 | 1 | サトノフラッグ | 2 | 1勝クラス(中山芝2000m) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 8 | ワーケア | 1 | ホープフルステークス(G1) 3着(0.5) | 2 | |
3 | 10 | オーソリティ | 3 | ホープフルステークス(G1) 5着(0.8) | 4 | |
2019重 | 1 | 10 | メイショウテンゲン | 8 | きさらぎ賞(G3) 5着(0.8) | 5 |
2 | 5 | シュヴァルツリーゼ | 6 | 新馬戦(東京芝1800m) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 8 | ブレイキングドーン | 4 | ホープフルステークス(G1) 5着(0.6) | 4 | |
2018良 | 1 | 9 | ダノンプレミアム | 1 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 8 | ワグネリアン | 2 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G1) 1着(-0.5) | 1 | |
3 | 3 | ジャンダルム | 4 | ホープフルステークス(G1) 2着(0.2) | 4 | |
2017良 | 1 | 11 | カデナ | 1 | 京都2歳ステークス(G3) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 10 | マイスタイル | 8 | こぶし賞(500万) 1着(-0.1) | 2 | |
3 | 4 | ダンビュライト | 5 | きさらぎ賞(G3) 3着(0.3) | 2 | |
2016良 | 1 | 11 | マカヒキ | 2 | 若駒ステークス(G1) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 10 | リオンディーズ | 1 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 1着(-0.1) | 2 | |
3 | 4 | エアスピネル | 3 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 2着(0.1) | 1 | |
2015稍重 | 1 | 4 | サトノクラウン | 2 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.0) | 4 |
2 | 5 | ブライトエンブレム | 4 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 7着(0.5) | 2 | |
3 | 2 | タガノエスプレッソ | 10 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 6着(0.5) | 7 | |
2014良 | 1 | 10 | トゥザワールド | 1 | 若駒ステークス(OP) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 11 | ワンアンドオンリー | 4 | ラジオNIKKEI杯(G3) 1着(-0.2) | 7 | |
3 | 3 | アデイインザライフ | 2 | 京成杯(G3) 3着(0.3) | 4 | |
2013良 | 1 | 8 | カミノタサハラ | 6 | 500万(東京芝1800m) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 4 | ミヤジタイガ | 10 | 若駒ステークス(OP) 4着(0.5) | 3 | |
3 | 3 | コディーノ | 2 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 2着(0.0) | 1 | |
2012稍重 | 1 | 5 | コスモオオゾラ | 9 | 共同通信杯(G3) 5着(0.6) | 7 |
2 | 2 | トリップ | 3 | ラジオNIKKEI杯(G3) 4着(0.5) | 1 | |
3 | 4 | アーデント | 5 | 京成杯(G3) 4着(0.3) | 4 |
過去10年の弥生賞ディープインパクト記念3着以内30頭中22頭を占めます。そのうち20頭が前走5着以内に好走していました。近年は、ホープフルステークス好走馬の活躍が目立ちます。
過去10年の弥生賞ディープインパクト記念3着以内30頭中28頭を占めます。前走好走馬が上位争いの候補になりそうです。前走6着以下の2頭は、ともに前走朝日杯フューチュリティステークスに出走していました。
過去10年の弥生賞ディープインパクト記念3着以内30頭中13頭を占めます。直近6年連続で馬券圏内に好走しています。
予想
弥生賞ディープインパクト記念2022は、例年以上に層が厚いメンバーになりました。朝日杯FS優勝馬、ホープフルステークス好走馬のほか、多数の重賞実績馬が集まりました。高いレベルの混戦だと思います。馬券候補という意味では、殆ど全頭にチャンスがあると思うので、取捨が難しいレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。スルーしましたが、人気を落としているホープフルステークス出走馬は気になります。あとディアドラの全弟リューベック等、下位人気馬にもチャンスがありそうです。混戦すぎて当たる気がしません。
過去好走例が多い外枠(7~8枠)。前走ジュニアカップは、周って来ただけといっても良さそうなほど、楽に加速して後続を抑えての完勝でした。初重賞出走で力関係は分からないものの、前走の勝ちっぷりと勢いに期待して、本命評価にしました。
前走朝日杯FSに続いて対抗評価にしました。前走を見る限り、距離延長も問題無さそうな印象を受けたので、2000m戦もこなせるのではないでしょうか。過去極端に好走が少ない「6枠」と「7番」は気になるところですが…。
前走京都2歳ステークス優勝。人気薄の未勝利戦優勝馬が勝ち負けして、勝ち時計も平凡だったことから評価が難しいレースだと思っていたのですが、京都2歳ステークス2着馬が共同通信杯3着、3着馬がホープフルステークス4着、4着馬がすみれステークス優勝…と後の出走レースで好成績を残しています。このメンバー相手に勝ち切っていたと考えれば、ここでも上位争いのチャンスがありそうです。
過去好走例が多い外枠(7~8枠)。新馬戦のジオグリフやアサヒ、アイビーステークスのドウデュース…と戦ってきたメンバーを考えれば、無くはないところでしょうか。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、4着、5着でした。本命◎インダストリアは、5着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 10 | アスクビクターモア | 3 | 1勝クラス(中山芝2000m) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 7 | ドウデュース | 1 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 1着(-0.1) | 3 |
3 | 6 | ボーンディスウェイ | 9 | ホープフルステークス(G1) 5着(0.5) | 10 |
惜しいレースでした。ゆったりとした流れの中、好位置で進めた馬の決着。直線に入る前から早めに動いて抜け出した馬が上位争いすることになりました。最後は本命インダストリアや押さえていたジャスティンロックが良い脚で伸びて来ているものの、前を捉えきれず4着と5着でした。3着に粘ったボーンディスウェイは、9番人気のホープフルステークス好走馬。データ傾向からは有り得そうな馬ですが、このメンバーでは買い難かったと思います。