日程 | 2019年4月14日(日曜) |
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開催 | 阪神競馬場 11R |
距離 | ダート1800m |
格付け | G3 |
条件 | サラ系4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 雨(ヤフー天気) |
アンタレスステークス2019
ダート重賞、アンタレスステークス2019です。5~6月に行われるG1かしわ記念や帝王賞を前に、例年実力馬たちが集う一戦。過去、ミツバ、アウォーディー、ニホンピロアワーズ、ホッコータルマエなど、アンタレスステークス好走馬が後のG1戦線で活躍しており、今後のダート界を占う一戦ともいえそうです。
配当
過去10年のアンタレスステークスの配当を見ると、1万円台や1万円を切るの決着も多く、大きな波乱が少ないレースといえるかもしれません。ただ例年、中穴が馬券圏内に好走し、3連複は好配当が続いています。伏兵には注意したいところでしょうか。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 1,360円 | 4,420円 | 13,810円 |
2017 | 4,360円 | 38,510円 | 167,220円 |
2016 | 510円 | 4,340円 | 10,620円 |
2015 | 2,860円 | 4,380円 | 36,300円 |
2014 | 3,250円 | 1,490円 | 16,260円 |
2013 | 370円 | 1,110円 | 3,850円 |
2012 | 9,210円 | 20,640円 | 108,650円 |
2011 | 680円 | 720円 | 5,130円 |
2010 | 8,110円 | 14,170円 | 123,670円 |
2009 | 730円 | 12,420円 | 51,740円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2011年以前は、京都競馬場で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018不良 | 1 | 1 | 牡5 | 57 | グレイトパール | 1 | 平安ステークス(G3) 1着(-0.7) | 1 |
2 | 15 | 牡6 | 57 | ミツバ | 3 | 名古屋大賞典(G3) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 13 | 牡5 | 56 | クインズサターン | 5 | マーチステークス(G3) 2着(0.0) | 5 | |
2017良 | 1 | 10 | 牡5 | 56 | モルトベーネ | 3 | 名古屋大賞典(G3) 4着(1.3) | 1 |
2 | 4 | 牡4 | 57 | ロンドンタウン | 6 | マーチステークス(G3) 4着(0.3) | 3 | |
3 | 5 | 牡6 | 56 | ロワジャルダン | 8 | 東海ステークス(G2) 14着(1.3) | 5 | |
2016良 | 1 | 9 | 牡6 | 57 | アウォーディー | 1 | 名古屋大賞典(G3) 1着(-2.4) | 1 |
2 | 16 | 牡5 | 58 | アスカノロマン | 3 | フェブラリーステークス(G1) 3着(0.2) | 7 | |
3 | 2 | 牡4 | 56 | サージェントバッジ | 5 | 総武ステークス(OP) 13着(1.5) | 10 | |
2015良 | 1 | 13 | 牡5 | 57 | クリノスターオー | 6 | チャンピオンズカップ(G1) 8着(0.7) | 7 |
2 | 3 | 牡4 | 57 | アジアエクスプレス | 1 | 名古屋大賞典(G3) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 4 | 牡6 | 57 | ナムラビクター | 2 | 東海ステークス(G2) 11着(1.7) | 2 | |
2014良 | 1 | 10 | 牡5 | 56 | ナムラビクター | 2 | 仁川ステークス(OP) 1着(-0.7) | 1 |
2 | 1 | 牡7 | 56 | トウショウフリーク | 5 | ダイオライト記念(G2) 2着(0.4) | 3 | |
3 | 12 | 牡7 | 58 | ニホンピロアワーズ | 1 | ダイオライト記念(G2) 1着(-0.4) | 2 | |
2013良 | 1 | 10 | 牡4 | 57 | ホッコータルマエ | 1 | 名古屋大賞典(G3) 1着(-0.7) | 1 |
2 | 8 | 牡6 | 59 | ニホンピロアワーズ | 2 | ジャパンカップダート(G1) 1着(-0.6) | 6 | |
3 | 4 | 牡6 | 56 | ハートビートソング | 3 | 東海ステークス(G2) 7着(0.8) | 3 | |
2012稍重 | 1 | 11 | 牡5 | 57 | ゴルトブリッツ | 1 | 仁川ステークス(OP) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 12 | 牡4 | 56 | アイファーソング | 11 | マーチステークス(G3) 11着(0.8) | 9 | |
3 | 7 | 牡4 | 56 | シルクシュナイダー | 3 | マーチステークス(G3) 6着(0.4) | 1 | |
2011重京都 | 1 | 13 | 牡4 | 56 | ゴルトブリッツ | 3 | 門司ステークス(1600万) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 2 | 牡5 | 56 | ワンダーアキュート | 1 | 名古屋大賞典(G3) 2着(0.4) | 2 | |
3 | 11 | 牡4 | 58 | バーディバーディ | 2 | フェブラリーステークス(G1) 3着(0.2) | 4 | |
2010良京都 | 1 | 11 | 牡5 | 56 | ダイシンオレンジ | 4 | 平安ステークス(G3) 2着(0.1) | 1 |
2 | 3 | 牡4 | 56 | ナニハトモアレ | 5 | マーチステークス(G3) 2着(0.4) | 6 | |
3 | 13 | 牡4 | 58 | フサイチセブン | 2 | ダイオライト記念(G2) 1着(-0.5) | 2 | |
2009重京都 | 1 | 4 | 牡4 | 56 | ウォータクティクス | 2 | アルデバランステークス(OP) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 5 | 牡7 | 58 | ワンダースピード | 1 | 名古屋大賞典(G3) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 1 | 牡5 | 56 | ボランタス | 11 | マーチステークス(G3) 5着(0.3) | 8 |
過去10年のアンタレスステークス3着以内30頭中4頭を占めます。そのうちサージェントバッジ(2016年3着)を除く3頭が前走1着馬でした。
過去10年のアンタレスステークス3着以内30頭中25頭を占めます。そのうち19頭が前走5着以内に好走していました。名古屋大賞典組やマーチステークス組の好走が目立ちます。
過去10年のアンタレスステークス3着以内30頭中28頭を占めます。関東馬は劣勢傾向にあります。
予想
好メンバーが揃ったアンタレスステークス2019。重賞実績馬が多く、レベルの高いレースを期待できそうです。実績面からは、強いダート4歳世代のグリムを中心に、昨年のチャンピオンズカップ2着馬ウェスタールンドなどが上位争いを繰り広げることになるでしょうか。ただ2~3着なら…という馬は多いので、予想的中ともに難解なレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。雨の予報が出ています。難解なレースをさらに難しくさせますね。
前走チャンピオンズカップは、離れた後方からの追い込みで2着。コーナーからまくって内の空いているスペースを突きました。イン突きがハマった好騎乗だったと思います。3走前のシリウスステークスも同様の内容で2着。ともにルヴァンスレーヴやオメガパフュームという強い4歳馬が相手だったことを考えれば、ハマればG1クラスでも戦えそうですね。今回も直線で詰まらずに、内を捌けるかがポイントになりそうです。
前走名古屋大賞典は、楽な手応えでの完勝。2着以下とは力の差がありそうな印象でした。前に行って強さを見せるレースが続いていますが、アンタレスステークスは、わりと差し追い込み決着が多い一戦。前に行って押し切れるかどうかは、展開の助けが必要かもしれません。
124万馬券の波乱決着となった前走マーチステークスで2着。評価が難しいところでしょうか。ただ前走は馬体重プラス18kgの上に、トップハンデ57.5kgを背負っての好走。力はありそうですが…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、4着でした。本命◎ウェスタールンドは、4着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 9 | セ5 | 56 | アナザートゥルース | 6 | 名古屋大賞典(G3) 3着(0.6) | 4 |
2 | 4 | 牡4 | 57 | グリム | 2 | 名古屋大賞典(G3) 1着(-0.2) | 1 |
3 | 3 | 牡6 | 56 | ロンドンタウン | 3 | マーチステークス(G3) 2着(0.2) | 11 |
歯がゆい結果でした。
上位陣は、名古屋大賞典組とマーチステークス組。ほぼ近年の傾向に当てはまりますが、関東馬のアナザートゥルースは手が出せませんでした。
本命ウェスタールンドは、早めに動いての追い込みでした。好走した2戦は、直線まで内でじっとして脚を溜めての追い込み。最後伸び切れなかったのは、早めに動いた分でしょうか。それでも能力でねじ伏せてほしかったところですが…。やはり後ろからの馬は、展開に左右されやすいですね。