日程 | 2018年5月26日(土曜日) |
---|---|
開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | 芝1200m |
格付け | 新設重賞 |
条件 | サラ系3歳 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
葵ステークス2018
3歳スプリント重賞「葵ステークス2018」です。オープン特別戦として行われてきましたが、今年から例年よりも1週遅くなり、新設重賞として重賞化されました。夏のスプリント戦に向けて、3歳馬の重要なステップレースになりそうです。
コース形態
過去10年の葵ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが6回あります。かなりの波乱決着の多いレースです。ただ今年から重賞化され、出走するメンバーの層も変わると思うので、今後は順当な決着になる可能性もありそうですね。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2017 | 1,370円 | 3,570円 | 17,150円 |
2016 | 4,410円 | 19,300円 | 97,800円 |
2015 | 13,910円 | 77,150円 | 665,300円 |
2014 | 9,200円 | 66,780円 | 440,510円 |
2013 | 30,440円 | 60,420円 | 320,780円 |
2012 | 3,360円 | 80,760円 | 363,350円 |
2011 | 10,720円 | 33,050円 | 175,510円 |
2010 | 1,010円 | 5,830円 | 25,170円 |
2009 | 2,710円 | 14,570円 | 74,020円 |
2008 | 105,490円 | 440,270円 | 1,822,520円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。(2009年以前は、1400m戦で行われています。)
過去10年の1~3着馬の前走データ
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 | 着順 | 馬番 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2017不良 | 1 | 1 | 54 | アリンナ(牝) | 2 | 橘ステークス(OP) 5着(0.4) | 8 |
2 | 8 | 54 | エントリーチケット(牝) | 1 | 橘ステークス(OP) 3着(0.2) | 4 | |
3 | 3 | 56 | ショウナンマッシブ | 6 | 橘ステークス(OP) 8着(0.5) | 5 | |
2016良 | 1 | 2 | 54 | ナックビーナス(牝) | 4 | 雪うさぎ賞(500万) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 5 | 55 | ラズールリッキー(牝) | 6 | 橘ステークス(OP) 4着(0.4) | 8 | |
3 | 3 | 54 | ワンダフルラッシュ(牝) | 10 | マーガレットステークス(OP) 5着(0.8) | 7 | |
2015良 | 1 | 5 | 57 | ジャストドゥイング | 8 | ニュージーランドトロフィー(G2) 9着(0.7) | 15 |
2 | 4 | 54 | フィドゥーシア(牝) | 4 | 500万(阪神芝1200m) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 2 | 56 | マジックシャトル | 10 | ファルコンステークス(G3) 17着(2.2) | 15 | |
2014良 | 1 | 3 | 54 | リアルヴィーナス(牝) | 9 | フィリーズレビュー(G2) 15着(1.0) | 8 |
2 | 8 | 56 | シゲルカガ | 5 | 橘ステークス(OP) 5着(0.5) | 2 | |
3 | 7 | 57 | エルカミーノレアル | 10 | 昇竜ステークス(OP) 7着(0.7) | 11 | |
2013良 | 1 | 3 | 56 | ティーハーフ | 1 | 橘ステークス(OP) 3着(0.0) | 2 |
2 | 1 | 56 | カゼニタツライオン | 14 | 端午ステークス(OP) 16着(3.8) | 16 | |
3 | 11 | 56 | プレイズエターナル | 2 | マーガレットステークス(OP) 9着(0.6) | 6 | |
2012良 | 1 | 11 | 54 | マコトナワラタナ(牝) | 4 | 橘ステークス(OP) 5着(0.3) | 6 |
2 | 14 | 54 | ゴールデンムーン(牝) | 6 | 500万(阪神芝1400m) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 8 | 56 | マイネルアダマス | 14 | 500万(中山芝1600m) 1着(-0.1) | 9 | |
2011良 | 1 | 3 | 56 | ロードカナロア | 1 | ドラセナ賞(500万) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 10 | 55 | サクラベル(牝) | 13 | 桜花賞(G1) 16着(1.6) | 15 | |
3 | 13 | 56 | ミヤジエムジェイ | 6 | 橘ステークス(OP) 2着(0.1) | 11 | |
2010良 | 1 | 4 | 54 | ケイアイデイジー(牝) | 3 | 橘ステークス(OP) 2着(0.1) | 8 |
2 | 7 | 54 | カレンチャン(牝) | 2 | フィリーズレビュー(G2) 8着(0.4) | 6 | |
3 | 9 | 55 | ジュエルオブナイル(牝) | 9 | 桜花賞(G1) 18着(2.2) | 18 | |
2009良1400m | 1 | 9 | 56 | エイシンタイガー | 2 | 橘ステークス(OP) 2着(0.1) | 1 |
2 | 2 | 54 | レディルージュ(牝) | 5 | 桜花賞(G1) 7着(0.7) | 14 | |
3 | 15 | 54 | アグネスナチュラル(牝) | 9 | 500万(阪神芝1200m) 1着(-0.2) | 1 | |
2008良1400m | 1 | 10 | 56 | ミリオンウェーブ | 12 | 橘ステークス(OP) 2着(0.2) | 10 |
2 | 2 | 56 | アポロラムセス | 13 | ニュージーランドトロフィー(G2) 10着(0.9) | 14 | |
3 | 8 | 56 | メイショウローラン | 10 | あやめ賞(500万) 1着(-0.1) | 3 |
過去10年の葵ステークス3着以内30頭中11頭を占めます。2015年を除く過去9回で、例年1頭以上が馬券圏内に好走しています。
直近5年の葵ステークスでは、内枠(一桁馬番)の好走例が多く、3着以内15頭中14頭が一桁馬番でした。特に近年は、1~3枠の好走例が目立ちます。
過去10年の葵ステークス3着以内30頭中15頭を占めます。15頭は、前走オープン特別5着以内、前走500万勝ち、前走重賞に分けられます。
- 前走オープン特別5着以内 6頭
- 前走500万勝ち 4頭
- 前走重賞 5頭
過去10年の葵ステークス3着以内では、人気馬が不振傾向にあります。
- 1番人気(2-1-0-7)複勝率30%
- 2番人気(2-1-1-6)複勝率40%
- 3番人気(1-0-0-9)複勝率10%
- 4番人気(2-1-0-7)複勝率30%
- 5番人気(0-2-0-8)複勝率20%
一方で、二桁人気馬の激走が多く、3着以内30頭中9頭を占めます。毎年のように、穴馬が好走するレースといえそうです。
予想
葵ステークス2018は、混戦模様ですね。実績面では、重賞優勝馬アサクサゲンキを筆頭に、3戦3勝のアンフィトリテが抜けている印象ですが、3着までと考えれば、殆ど全頭が馬券候補になりそうです…。仮に人気馬が結果を出しても、紐抜け必死という感じです。近年の傾向から、内枠で中団より前に行けそうな馬を狙おうと思っていますが、どうなるでしょうか。
小倉2歳ステークス2017、京王杯2歳ステークス2017、ファルコンステークス2018と、ちょうど馬券圏内に来た3戦で買い続けている1頭。このメンバーであれば、ここでも上位争いの期待が出来るのではないでしょうか。好位で進めることのできる脚に加えて、好走例の多い内枠ですし、ここは期待の本命です。
3走前の福島2歳ステークス2017が殆ど周ってきただけという印象の楽勝でした。前走桜花賞2018は、相手が強すぎたと考えれば、短い距離では底を見せていないと言えそうです。
好相性の橘ステークス2018で3~4着。外から突っ込んできた2着アルジャーノンの末脚が際立っていて、やや地味な印象の2頭ですが…。過去、前走橘ステークスで負けていた馬の巻き返しが目立つ傾向にありますし、内枠から前目の位置で進めることが出来れば…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、5着、6着、8着でした。本命◎アサクサゲンキは、5着でした。
着順 | 馬番 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 54 | ゴールドクイーン(牝) | 9 | 橘ステークス(OP) 3着(0.1) | 6 |
2 | 1 | 54 | ラブカンプー | 6 | アーリントンカップ(G3) 13着(1.4) | 9 |
2 | 14 | 56 | トゥラヴェスーラ | 2 | 500万(阪神芝1200m) 1着(-0.4) | 2 |
重賞化初年度も波乱決着でした。2着同着で、3連単は138,780円と124,940円でした。(´・ω・`;)
本命アサクサゲンキは、出負けして後方から。馬体重もマイナス12kgと減らしていたので、コンディション的な問題もあったかもしれません。内の先行勢が残る中、それでも外から上がり最速の脚で2着と同時計(クビ+アタマ差)まで詰めてきたのは、能力の高さを感じるものでした。
優勝したゴールドクイーンは、過去、好走例の多い橘ステークスで負けていた馬。来年以降もチェックしたいローテになりそうですね。